パソコンがスマホを認識しないときの対処法は?Android・iPhone別に接続方法を解説
パソコンがスマホを認識しないと困っている人に向けて、対処方法をまとめました。スマホ側からできる対処方法、パソコン側からできる対処方法について解説しています。また、Android、iPhone別の接続方法についても紹介します。
この記事の目次
スマホをパソコンに接続しても認識されず、データが送れなくて困ったという経験がある人は多いのではないでしょうか?
パソコンがスマホを認識しない原因はいろいろあるので、対処方法も様々あります。
本記事では、データが送れなくて困っているという人向けに、認識しないときの対処方法をまとめて解説します。
【スマホ】パソコンがAndroidを認識しないときの対処法
パソコンがAndroidを認識しないときのスマホ側の対処法をまとめてみました。
ロックを解除する
GalaxyやXperiaなどのAndroid端末を利用している場合は、端末にロックをかけている人もいるでしょう。
ロックしているとパソコンにスマホを接続してもパソコン側は認識できません。
そのため、ロックをかけている人はロックを解除してから、接続を試みてください。
USB接続設定を変更する
Androidには様々な接続方法があります。しかし、USBで繋がれた機器に対してどの方法で接続するかの設定を間違えると、パソコンがAndroidを認識できなくなる可能性が高くなります。
接続方法
- ファイル転送モード(MTP)
- 写真転送モード(PTP)
- MIDI接続モード
- USBデザリングモード
それぞれの用途に適したモードを選択するようにしましょう。
USB接続モードの設定は、パソコンとAndroidをUSBで接続した際にAndroid端末に表示される画面で変更できます。
接続した際に表示される通知をタップすると「USBの使用」や「USB接続の用途」といった画面が表示されるので、その画面から接続設定の変更が可能です。
MTP設定に変更する
スマホの接続設定は、ファイル転送モード(MTP)と写真転送モード(PTP)に分けられます。
- ファイル転送モード(MTP):データのやりとり
- 写真転送モード(PTP):写真のやりとり
パソコンがMTPに対応していない場合はPTPに切り替えることで、接続の認識が可能になる場合があります。
USBデバックモードをオンにする
USBデバッグモードとは、アプリケーション開発者向けのモードです。
MTPやPTPモードでの通信ができなくても、USBデバッグモードではファイルの送受信ができます。
ただし、アプリケーション開発者向けのオプションとして用意されているモードなので、初期状態では非表示です。
まずはアプリケーション開発モードに切り替えましょう。
アプリケーション開発モードに切り替えする方法
- 「設定」をタップする
- 「システム」をタップする
- 「端末情報」をタップする
- 「ソフトウェア情報」をタップする
- 「ビルド番号」を7回程度タップする
- 「これでデベロッパーになりました!」と表示される
これで、アプリケーション開発モードの切り替えの完了です。
USBマウント設定を「しない」にする
Androidのバージョンやスマホの機種によりますが、スマホをパソコンに接続した際に「USBマウントをしますか?する/しない」というウィンドウが表示されることがあります。
パソコンがスマホを認識していない場合は、「しない」を選択すると認識することがあります。
【パソコン】パソコンがAndroidを認識しないときの対処法
パソコン側の操作で対策する方法も説明していきます。
Android側で対策しようとしたけれど認識しなかったという人は、ぜひ試してみてください。
USBドライバをインストールする
パソコンがUSB接続でAndroidを認識するには、USBドライバが必要です。
パソコン側のUSBドライバの破損、パソコンに認識されていないなどが原因で、USBドライバが正常に作動していない場合があります。
USBドライバを再度インストールして、接続が認識されるかどうかを確認しましょう。
USBドライバのインストールに必要なファイルは、利用しているPCメーカーの公式ホームページに掲載されているので確認してみてください。
USBドライバをインストールする際には、必ずパソコンとandroidの接続を外して行うようにしてください。
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セキュリティソフトの設定を確認する
インストールしているセキュリティソフトが原因で、USB接続に必要なファイルがブロックされる場合があります。
一度セキュリティソフトの起動をオフに設定してから、再接続をしてAndroidが認識されるかどうかを試してみてください。
専用のソフトをインストールする
各Android端末メーカーが提供しているソフトをインストールすることで対策できる可能性があります。
Xperiaなら「Xperia Companion」をダウンロード、Galaxyなら「Smart Switch」をダウンロードしてください。
Macの場合は専用アプリが必要
Macからandroidにデータを転送したい場合は、「Android File Transfer」を使うことで、Androidとmacを繋げることが可能です。
- ファイル転送アプリ「Android File Transfer」をダウンロードして起動する
- スマホの画面ロックを解除する
- スマホとパソコンをUSBケーブルで接続する
- スマホの通知の「このデバイスをUSBで充電中」をタップする
- 「USBの使用」の下で「ファイル転送/Android Auto」を選択する
- パソコンでAndroid File Transferのウィンドウが開いたらファイルをドラッグする
- 転送を終えるとUSBケーブルを取り外す
USBメモリとして認識されているかも
スマホとパソコンを繋げたときに「自動再生」ウィンドウが開くことがあります。
この表示がでたときは、USBメモリとして認識されてしまっているかもしれません。
USBメモリーとして認識されている場合は、Androidと認識させなければなりません。
Androidと認識させるためには、Windowsタスクバーの通知領域にある「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」のアイコンを右クリックしてください。
Macの場合はFinderから端末を右クリックして「○○を取り外す」を選択してください。
その後は、USBケーブルを抜いてパソコンとandroidの接続を解除します。解除した後は、パソコンを再起動しましょう。
そして、Android端末の「USBデバックモード」をONに切り替えれば完了です。
【スマホ】パソコンがiPhoneを認識しないときの対処法
iPhoneユーザーの人のためにも、パソコンがiPhoneを認識しないときのiPhone側の対処方法について説明します。
ロックを解除してUSB接続を許可する
ロックされている状態だと、USBケーブルを接続しても認識されません。
ロックを解除して、ホーム画面を表示させてUSB接続をしましょう。
iOSを最新バージョンにアップデートする
iOSがアップデートされていないことが原因で認識されないこともあります。
最新バージョンにアップデートされているかを今一度確認してみましょう。
ストレージの空き容量を増やす
iPhoneのストレージ容量の空きが少ないのも、iPhoneを認識しない原因です。
iPhoneに入っているアプリや音楽、画像などを削除して、空き容量を増やすことで対処してみてください。
ファイルを削除したくないという人は、パソコンなどにデータを移行することをおすすめします。
パソコンと繋がらない状態なら「icoud」か「Google Deive」などのオンラインストレージにデータを移行しましょう。
空き容量ができたら、再度接続を試みてみましょう。
【パソコン】パソコンがiPhoneを認識しないときの対処法
パソコン側からできるiPhoneを認識しないときの対処法を解説していきます。
バックグラウンドで起動しているアプリを終了する
Macで動作しているアプリのなかでは、正面で動いているアプリとバックグラウンドで動いているアプリがあります。
バックグラウンドアプリが干渉することで、パソコンが正常に動かないことがあるので注意しましょう。
バックグラウンドアプリは「アクティビティモニタ」から終了できます。
アプリケーションフォルダの「その他から」も起動可能です。
開いて表示されたなかで、使用していないアプリを選んで終了してください。
iTunesを最新バージョンにアップデートする
iTunesを最新バージョンにアップデートすることで、iPhoneを認識してくれる場合があります。
MacでiTunesを最新バージョンにアップデートする方法
- MacでApp Storeを開く
- App Storeのウィンドウ上部で「アップデート」をクリックする
- iTunesのアップデートが提供されている場合は「インストール」をクリックする
WindowsでMicrosoftからiTunesをダウンロードした場合は、新しいバージョンがリリースされた時点で自動的にアップデートされます。
AppleのWebサイトから、iTunesをダウンロードした場合は、
- iTunesを開く
- iTunesウインドウ上部にあるメニューバーから「ヘルプ」→「更新プログラムを確認」を順にクリックする
- iTunesのアップデートが提供されている場合は「インストール」をクリックする
以上でアップデートが完了します。
【Windows】Apple Mobile Device USB Driverをインストールする
「Apple Mobile Device USB Driver」が不具合を起こしているかもしれません。
この場合はApple Mobile Device USB Driverを再インストールすることで、不具合が解消されることがあります。
【Windows】AMDSを再起動する
AMDSはWindowsに搭載されています。
このAMDSを再起動することで、iPhoneを認識してくれる可能性があります。
AMDSが正常に機能していない場合は「Apple Mobile Deviceサービスが開始していないため、このデバイスが使用できません」というエラーメッセージが表示されていることがあります。
AMDSの再起動方法
- iTunesを終了する
- iPhone、iPadまたはiPodの接続を外す
- 「Windowsキー」と「Rキー」を同時押しして「ファイル名を指定して実行」コマンドにアクセスする
- 「services.msc」と入力して「OK」をクリックすると、サービスコンソールが開く
- 「Apple Mobile Device Service」を右クリックする
- ショートカットメニューの「プロパティ」をクリックする
- 「スタートアップの種類」を「自動」に設定する
- 「停止」をクリックしてサービスを停止する
- サービスが停止したら「開始」をクリックしてサービスを開始する
- 「OK」をクリックする
- コンピューターを再起動する
- iTunesを起動してデバイスを接続する
【Windows】Lockdownフォルダをリセットする
iPhoneに「このコンピューターを信頼しますか?」の警告が何度も出てパソコンとiPhoneが繋がらず認識しない場合は、「Lockdown」フォルダをリセットする方法を試してみてください。
Windowsの場合
- パソコンからiPhoneを外す
- Windowsの検索ボックスに「%ProgramData%」と入力する
- ProgramDataの内容が表示されたら「apple」をダブルクリックする
- 「Lockdown」を右クリックして「削除」を選択して、リセット終了する
- 再起動してiPhoneを認識しているかを確認する
再起動すると「Lockdown」フォルダが新しく作られるので、iPhoneとパソコンを繋ぐデバイスとして認識されます。
macの場合
- パソコンからiPhoneを外してiTunesを終了する
- Finderから「移動」して、「フォルダへ移動」を選択する
- 「/var/db/lockdown」と入力し、リターンキーを押す
- Finderのウィンドウにファイルがいくつか表示されたら「編集」、「すべてを選択」を選択する
- 「ファイル」から「ゴミ箱に入れる」を選択して完了する
- 再起動してiPhoneを認識するかを確認する
macの場合は、フォルダ自体を削除せずにLockdownフォルダの中身を削除するのがポイントです。
それでも認識されない場合
これまで説明したもので認識しない場合は、次の方法を試してみてください。
スマホ・パソコンを再起動する
スマホやパソコンで何か不具合がある場合は、再起動することで解消されることがあります。
別のUSBケーブルで試してみる
ケーブル自体が断線してしまったり、端子の部分が故障していたりすることが原因になっているかもしれません。
そのため、別のケーブルを利用すれば認識する可能性があります。
また、純正ではないケーブルを使っているのも原因かもしれません。
純正のケーブルに取り替えることで認識される可能性があります。
USBケーブルを挿すポートを変える
USBケーブルを一度パソコンから抜いて、別のUSBポートに差し替えてみましょう。
単純にUSBポートの接触が悪くて認識されなかったことが原因かもしれません。
もしかすると、USBポート内にほこりなどがたまっていて、正常な接続を阻害していることもあります。
パソコンだけでなく、端末の接続部分にほこりがたまって接続不良が起きているかもしれません。
自分ができそうな対処法から試してみてみましょう!
今回はスマホをパソコンに接続しても認識されない原因と対処法について解説してきました。
簡単に試せる方法もあるので、自分がやりやすい方法から対処してみてください。