Wi-Fiの長期レンタルおすすめ5選|メリット・デメリット・選び方のポイント

長期出張や入院などでWi-Fiが必要なときは長期のWi-Fiレンタルがおすすめです。ここではWi-Fiレンタルのメリット・デメリットやサービスの選び方、おすすめのWi-Fiサービス、Wi-Fiレンタル利用の流れなどを解説しています。
この記事の目次
仕事でもプライベートでもスマホやパソコンは欠かせないアイテムです。それに伴いWi-Fiの必要性も高まっており、最近は自宅にWi-Fi環境が整っている人は多いでしょう。
しかし、長期出張や海外旅行などで一時的に外でもWi-Fiに繋ぎたいこともあるのではないでしょうか。一定期間だけの使用であればレンタルという選択肢もあります。
ここではWi-Fiを長期でレンタルすることのメリットとデメリット、レンタルサービスの選び方、おすすめのレンタルサービス、Wi-Fiレンタルサービスの利用の流れなどを解説します。
▼SIMチェンジではおすすめのポケットWiFi/WiMAXを比較しご紹介しています。ぜひご一読ください。
Wi-Fiを長期でレンタルするメリット・デメリット
一時的にWi-Fiを使いたい人は契約するよりもレンタルした方がメリットは大きいでしょう。ただ、気をつける点もあります。
ここからはWi-Fiをレンタルすることのメリットとデメリットを説明します。
メリット
- 契約期間の縛りがない
- 初期費用を抑えられる
- 長期レンタルの場合、短期のレンタルより1日あたりの料金がお得
プロバイダでポケットWi-Fiを契約した場合、一般的に2~3年の契約期間の縛りがあり、契約期間中に解約すると違約金が発生します。
レンタルであれば、あらかじめ決めた期間のみの料金になるので無駄な出費を抑えることができます。登録料、手数料、端末代などの初期費用がかからないところも魅力的です。
また、会社により異なりますがレンタル期間の延長も1日単位できます。Wi-Fiのレンタルは、長期のレンタルプランの方が1日あたりの価格が安くなります。
デメリット
- 購入する方が結果的に安くなる場合がある
- 長期レンタルの割引を適用しても1ヶ月あたりの料金は通常の契約よりもレンタルの方が割高
- 高速通信できる1日のデータ容量に制限がある場合もある
Wi-Fiレンタルは初期費用がかからず契約期間の縛りがないので、ある一定期間だけ使用したい人はレンタルがおすすめです。
データ容量については「無制限」と謳っている場合であっても、1日10GBのように制限を設けていることがあります。
「通信量上限に関する注意事項」など制限に関する記載があるので、事前に確認しておきましょう。
長期のWi-Fiレンタルサービスの選び方
Wi-Fiのレンタルサービス会社は数多くあります。1ヶ月以上の長期でWi-Fiをレンタルする際は「レンタル料金」「データ容量」「海外での使用の可否」等を確認し、自分に合ったものを選びましょう。
レンタル料金がいくらかかるか
レンタル料金にそこまで差がないとしても、長期間レンタルすると割引が適用されたり、それ以外にも独自の特典を用意している会社もあります。
また、補償やモバイルバッテリーなどのオプションも付加する予定の人は、オプション料金も確認するようにしましょう。
十分なデータ容量があるか
Wi-Fiをレンタルする際はデータ容量の確認をしましょう。使用目的によって、必要なデータ容量は変わってきます。
【スマホデータ通信量の目安】
利用内容 | 使用通信量 | 5GBあたりの利用可能数 | 20GBあたりの利用可能数 |
---|---|---|---|
web閲覧 | 0.2MB | 約27,000回 | 約108,000回 |
メール(300文字程度のテキストメール) | 0.005MB | 約100万通 | 約400万通 |
メール(500万画素程度の写真添付) | 3MB | 約1,666通 | 約6,666通 |
地図検索 | 0.7MB | 約7,160回表示 | 約28,640回表示 |
動画閲覧(YouTubeの閲覧/自動選択画質時) | 約0.45GB/h | 約10時間 | 約40時間 |
【パソコンデータ通信量の目安】
利用内容 | 使用通信量 | 5GBあたりの利用可能数 | 20GBあたりの利用可能数 |
---|---|---|---|
web閲覧 | 0.4MB | 約12,000回 | 約46,948回 |
メール(300文字程度のテキストメール) | 0.005MB | 約100万通 | 約400万通 |
メール(500万画素程度の写真添付) | 3MB | 約1,666通 | 約6,666通 |
地図検索 | 1.2MB | 約4,165回 | 約16,660回 |
動画閲覧(YouTubeの閲覧/PCできれいに見える画質時) | 約0.7GB/h | 約5時間程度 | 約20時間程度 |
利用可能なデータ容量は月や1日あたりで決まっています。データ容量を気にせずに利用したい人は無制限のプランを選ぶとよいでしょう。
海外でWi-Fi接続が可能か
海外出張や海外旅行先でWi-Fiを利用したい人は海外Wi-Fiレンタルを選びましょう。
多くの会社が複数の国で利用できるレンタルサービスを提供していますが、世界すべての国をカバーしているわけではありません。事前に公式サイトで確認しておきましょう。
渡航先が複数の国であるならば、周遊プランなどがあるサービスを選ぶと費用が安く済むケースがあります。
海外からでも十分なサポートを受けられるか
渡航先でWi-Fiがつながらなくなったり、不具合が発生する可能性もゼロではありません。Wi-Fiレンタルを海外で利用する人は、サポート体制についても確認しておきましょう。
海外では時差の影響があるので、24時間体制のサポートがあるところがおすすめです。また、電話以外にもLINEやSkypeでも対応しているところもあります。
国内向けおすすめ長期Wi-Fiレンタル
国内向けのWi-Fiレンタルサービスを順に紹介していきます。
Fuji Wifi
FUJI Wifiの一番の特徴は「デポコミコース」です。「デポコミコース」とは、申し込み時にデポジット料金5,000円を支払うと、解約まで月額料金が500円割引されるサービスです。
12ヶ月利用するとデポジットの5,000円が返金され、月々の割引も継続されます。「デポコミコース」の割引を利用するとなんと「980円~/月」という安さでレンタル可能です。
また、Fuji Wifiには「ルータープラン」「SIMプラン」の2つの料金プランがあります。「ルータープラン」はルーター本体をレンタルするもので、「SIMプラン」はSIMカードをレンタルするものです。
Wi-Fi接続できる端末を持っている場合は「SIMプラン」を選ぶと料金が安く済みます。
【ルータープラン月額料金】
プラン名 | 通常料金 | デポコミコース料金 |
---|---|---|
100ギガプラン | 4,400円 | 3,900円 |
50ギガプラン | 3,400円 | 2,900円 |
30ギガプラン | 3,100円 | 2,600円 |
【SIMプラン月額料金】
プラン名 | 通常料金 | デポコミコース料金 |
---|---|---|
100ギガプラン | 3,900円 | 3,400円 |
50ギガプラン | 2,900円 | 2,400円 |
30ギガプラン | 2,600円 | 2,100円 |
20ギガプラン | 2,100円 | 1,600円 |
12ギガプラン | 1,780円 | 1,280円 |
10ギガプラン | 1,480円 | 980円 |
WiFiレンタルどっとこむ
Wifiレンタルどっとこむのサービスの特徴は「1日単位でレンタルが可能」「法人向けのレンタルも対応」などです。
突発的に必要になったときや1週間未満の短期間だけ必要なときでも、1日単位でのレンタル可能です。
最近は新しい生活様式を取り入れ、テレワークを実施する企業も増えています。法人向けであれば100台以上の大口レンタルにも対応しているので、会社でレンタルを検討している人にもおすすめです。
機種名 | 利用可能データ量 | 短期1日料金 | 30泊31日料金 |
---|---|---|---|
SoftBank T6 | 無制限 | 450円 | 6,750円 |
WiMAX W06 | 無制限 | 550円 | 7,700円 |
SoftBank E5383 | 50GB | 1,800円 | 6,000円 |
SoftBank 501HW | 30GB | 1,700円 | 5,600円 |
SoftBank 801ZT | 10GB | 1,500円 | 4,500円 |
上記以外にレンタル可能な機種もたくさんあります。
海外向けおすすめ長期Wi-Fiレンタル
海外向けのおすすめWi-Fiレンタルサービスを紹介します。
Global WiFi
出典:グローバルWiFi
GLOBAL WiFiのプランは通信速度(3G or 4G)と使用容量(300MB/600MB/1.1GB/無制限)を細かく選択できます。使用目的によって適したプランを選べるのが魅力です。
データ容量を気にせず使える無制限プランは対象の国が、ヨーロッパやアメリカなど91ヶ国あります。
受取と返却の方法は「空港」「宅配便」などがありますが、ハワイ・韓国・台湾は現地での受取・返却が可能です。
また、サポート体制も充実しており、24時間対応、LINEやSkypeでも問い合わせが可能です。
国名/地域等 | 4G | 3G | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
通常:300MB | 大容量:600MB | 超大容量:1.1GB | 無制限 | 通常:300MB | 大容量:600MB | |
アメリカ | 1,170円 | 1,470円 | 1,670円 | 2,370円 | – | – |
カナダ | 1,170円 | 1,470円 | 1,670円 | 2,370円 | 870円 | 970円 |
ハワイ/グアム | 1,170円 | 1,470円 | 1,670円 | 2,370円 | – | – |
韓国 | 870円 | 1,170円 | 1,370円 | 2,070円 | ||
ヨーロッパ | 1,470円 | 1,670円 | 1,870円 | 2,570円 | 1,170円 | 1,270円 |
※早割が適用される場合は上記の通常価格から200円引き
※「ヨーロッパ」の一部の国は上記の料金と異なります。
イモトのWi-Fi
出典:イモトのWiFi
イモトのWiFiは海外用ポケットWi-Fiルーターのレンタルサービスです。世界200か国以上の国と地域でインターネットを使用できます。
初期設定が不要なので機器に詳しくない人でも安心して使用できます。
イモトのWiFiは会員登録をすると利用回数が増えるごとに特典がグレードアップします。早割があり、早期の予約で下記料金表の通常価格から最大20%オフになってお得です。
サポート体制も整っており、電話は9:00~20:00、メールは24時間対応しています。
国名/地域等 | 4G | 3G | ||
---|---|---|---|---|
アメリカ/カナダ | 大容量 | 1,580円/日 | 大容量 | 980円/日 |
ギガ | 1,880円/日 | ギガ | 1,280円/日 | |
無制限 | 2,380円/日 | 無制限 | – | |
30日 | 28,000円/30日 | 30日 | 19,200円/30日 | |
ハワイ/グアム | 大容量 | 1,580円/日 | 大容量 | 980円/日 |
ギガ | 1,880円/日 | ギガ | 1,280円/日(ハワイのみ) | |
無制限 | 2,380円/日 | 無制限 | – | |
30日 | 28,000円/30日 | 30日 | 19,200円/30日 | |
韓国 | 大容量 | 680円/日 | 大容量 | – |
ギガ | 1,580円/日 | ギガ | – | |
無制限 | 2,080円/日 | 無制限 | – | |
30日 | 14,200円/30日 | 30日 | – | |
ヨーロッパ | 大容量 | 1,580円/日 | 大容量 | 980円/日 |
ギガ | 1,880円/日 | ギガ | – | |
無制限 | 2,380円/日 | 無制限 | – | |
30日 | 28,000円/30日 | 30日 | 19,200円/30日 |
※大容量=500MB/日、ギガ=1GB/日、無制限=使い放題、30日=500MB/日
Wi-Ho!
出典:NEXT mobile
Wi-Ho!は世界200か国以上の国でインターネットを使用できます。
また、ポケットWi-Fiは契約でもレンタルでも支払い方法は「クレジットカード払いのみ」としている会社が多い中、Wi-Hoの特徴は支払い方法が豊富に用意されています。
クレジットカード払いだけでなく、Amazon Payや楽天ペイ、コンビニ後払いなどの支払い方法に対応しています。
さらに総額3,000円以上の契約で送料が無料になります。
国名/地域等 | 300MB/日 | 500MB/日 | 1GB/日 | 無制限/日 |
---|---|---|---|---|
アメリカ/ハワイ | 750円 | 1,050円 | 1,250円 | 1,850円 |
カナダ | 850円 | 1,150円 | 1,350円 | 1,950円 |
グアム | 980円 | 1,280円 | 1,480円 | 2,080円 |
韓国 | 750円 | 1,050円 | 1,250円 | 1,750円 |
イギリス/ドイツ/スペイン/フランス | 850円 | 1,150円 | 1,350円 | 1,950円 |
イタリア | 970円 | 1,270円 | 1,470円 | 2,070円 |
レンタルWi-Fiを利用する流れ
Wi-Fiレンタルするサービスを決めたら申し込みをしましょう。レンタルWi-Fiを利用するまでの「申し込み→受け取り→返却」までの流れを解説します。
Webからレンタルの申し込み
スマホやパソコンなどWebから申し込みます。利用する回線やデータ容量、レンタル期間などを選択して申し込みましょう。
レンタルの申し込みの注意点
料金は、レンタル料以外の料金が発生する場合があります。たとえば、ルーターの受け取りや返却時の送料やオプションなどです。
充電器をレンタルするとオプション料金が別途必要になります。充電器などのオプションは長期だとレンタルするより買った方が安くなる場合があります。
また、破損してしまった場合に備えて補償制度に加入する人もいるでしょう。しかし、こちらも長期の場合費用が重くのしかかってくる可能性があります。
オプションの利用については費用対効果を考えて利用するようにしましょう。
端末受け取り~初期設定
申し込みが完了したら次は本体の受け取りです。受け取り方法はレンタルサービスによって異なります。
宅配や空港での受け取り、コンビニ受け取りなどがあるので希望の受け取り方法を選択しましょう。
端末を受け取った後に初期設定を行います。
サービスによって詳細は異なりますが、端末のディスプレイ等にSSID(Wi-Fi名)とPassword(パスワード)が表示されるのでスマホの設定画面から入力し、WiFiの接続が確認出来れば以降はルーターを経由したインターネットの利用が可能になります。
初期設定は海外で使う場合、データローミング・モバイルデータ通信をオフにする必要があります。
この設定をしておかないと大量のパケット通信が発生し、携帯会社から高額請求をされる恐れがあるので気をつけましょう。
レンタルの期日までに返却
宅配や空港などいくつか返却方法がありますが、各会社によって対応している方法は異なります。返却にかかる料金は自身の負担となる場合が多いです。
期日までに返却できなかった場合、自動延長となり追加料金を含めて請求がきます。期日までに忘れずに返却するようにしましょう。
長期のWi-Fiレンタルを使いこなそう
出張や長期の旅行で、一定期間外でWi-Fiが必要な場合はWi-Fiのレンタルサービスがおすすめです。会社によって違いはありますが、1日単位でレンタルでき、事務手数料も不要です。
レンタルサービスを選ぶ際は「レンタル料金」「データ容量」を確認し自分に合ったサービスを選びましょう。海外で使用する予定の人は「海外での使用可否」も確認しましょう。
また、会社によってサポート体制も様々です。特に海外で使用する場合はサポート体制が充実しているかも考慮して選ぶとよいでしょう。