スマホのカメラ機能を徹底比較!広角機能や手振れ補正搭載のおすすめ10台を紹介
デジタルカメラにも劣らない高性能なカメラを搭載しているスマホが次々と開発されています。画素数の高いカメラやAIカメラ、暗いシーンに強いカメラなどスマホの製造会社により強みや特徴が異なります。そんなカメラ機能に特化したスマホの一例を比較し、わかりやすく紹介しています。
この記事の目次
デジタルカメラにも劣らない高性能なカメラを搭載しているスマホが次々と開発され、昨今ではスマホひとつで綺麗な写真を残せる時代になってきています。
スマホを選ぶ際のポイントとして、カメラの機能を重視する人も少なくありません。画素数の高いカメラやAIカメラ、暗いシーンに強いカメラなど種類は様々で、スマホの製造会社により強みや特徴が異なります。
この記事ではスマホカメラの持つ性能をはじめ、実際の使用用途によって変わるおすすめの選び方やスマホを紹介します。
スマホカメラの性能種類を把握しよう
スマホカメラには、手振れ補正機能やズーム機能をはじめ、それぞれの撮りたい写真を撮るために、あまり知られていない様々な性能も多く備わっています。
まずはどのような種類があるかを把握して、使用用途に合わせて自分に必要な機能を見極めましょう。
スマホカメラの性能の種類
スマホカメラの持つ性能の種類は、景色の写真を美しく残すための画素数や、被写体に合わせて自動でシーンを判別してくれるAI機能など、写真を撮るシーンに合わせて様々です。
画素数
スマホカメラの画素数は、数値が高いほどより細やかで綺麗な写真を撮影できます。
写真をプリントして使用する場合、目安として900万画素でA4サイズの高画質写真をプリントできます。
目安として1,200万画素以上のカメラだと確実に高画質で印刷できるため、写真の使用用途に合わせてスマホを選べます。
ただし、数値が高くなるほど写真の容量は増大するため、メモリ残量の確認やmicroSDカードの準備が必要になる場合もあります。
手振れ補正
手振れはシャッターを切る際の振動がスマホに伝わることで起こります。手振れ補正機能が付いていれば、ピントがずれた場合でも、手振れが伝わる方向とは逆側から補正処理をしてくれます。
手振れ補正機能には、デジタル処理をすることで補正を行う「デジタル式」と、レンズ内の補正ユニットを使用して補正を行う「光学式」の2種類があります。
光学式の方がより補正効果が高いため、確実に手振れを抑えたい場合は光学式の手振れ補正機能を搭載しているスマホを選びましょう。
AIカメラ機能
スマホに搭載されたAIチップが撮影時に作動し、被写体や場面によって最適な撮影モードに自動で設定します。
たとえば、夕景での撮影では、より美しい景色を演出するために赤みを調節したり、人物を撮影するポートレート撮影では顔の明るさなどを自動で調節してくれます。
手軽に様々な写真を撮影できるので、カメラ初心者にもおすすめの機能です。
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自撮り機能が充実している
代表的な自撮り機能では、手のひらを検知することで数秒後に自動的にシャッターを切ってくれる「ハンドシャッター」や、被写体の笑顔を検出するとシャッターを切る「スマイルシャッター」があります。
ボタンを押さなくても電源+音量マイナスボタンなどで撮影ができたり、自動で肌のトーンを調節してくれる美肌効果を搭載しているスマホもあります。
「自撮り」で撮影する際にも重要な機能なので、普段からSNSなどで写真を投稿することが多い人はこういう機能も選ぶときの参考にしてみるとよいでしょう。
ズーム性能も重要
ズーム機能は「デジタルズーム」と「光化学ズーム」の2種類に分けられます。
デジタルズームとは、レンズ自体は動かさずに画像の倍率を部分的に上げることでズーム効果を再現することを指します。
画像の一部を拡大しているため画像が荒くなってしまうことがありますが、カメラ内に物理的なズーム機構がないため、レンズが出っ張ることがなくスマホデザインがすっきりします。
光学ズームとは、レンズ内に搭載されたズーム機構を使用して物理的にフォーカスすることを指します。
レンズを動かす必要があり、必然的にレンズのサイズが大きくなりレンズ部分が突起するため、デジタルズームに比べると多少デザイン性に劣る場合があります。
しかしながら、画質の劣化が起こらずしっかりと高画質を保ちながらズームができるため、ズーム機能を頻繁に利用したい場合は光学ズームを搭載したスマホがおすすめです。
カメラ性能が高い人気のスマホ10選
カメラの性能が高いことで人気のスマホのおすすめを紹介します。
各スマホカメラの比較表
機種名 | 手振れ補正 | 広角 | AI機能 | 画素数 |
---|---|---|---|---|
Galaxy S20 | 〇 | 超広角+広角 | 〇 | 超広角*1400万画素 |
iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Max | 〇 | 超広角+広角 | 〇 | 超広角*1200万画素 |
HUAWEI P30 Pro | 〇 | 超広角+広角 | 〇 | 広角*4000万画素超広角*2000万画素 |
SONY Xperia 8 | 〇 | 広角 | 〇 | 広角*1200万画素望遠*800万画素 |
Google Pixel 4 | 〇 | 広角 | 〇 | 広角*1220万画素 |
サムスン Galaxy S10+ | 〇 | 超広角+広角 | 〇 | 超広角*1600万画素 |
AQUOS R5G | 〇 | 超広角+広角 | 〇 | 超広角*4800万画素 |
Xperia 5 | 〇 | 超広角 | 〇 | 超広角*1220万画素 |
オッポ(OPPO) Reno 10x Zoom | 〇 | 超広角+広角 | 〇 | 超広角*800万画素 |
LG G8X ThinQ | 〇 | 超広角+広角 | 〇 | 超広角*1200万画素 |
Galaxy S20
広角レンズに加えて、景色を大きく切り取って撮影できる超広角レンズ、光学3倍ズームの望遠レンズのトリプルカメラが搭載されています。
シャッターボタンを一度押すだけで様々なパターンの写真や動画をAIが自動加工してくれる「シングルテイク」という機能があり、どんな瞬間もベストショットとして切り取ることができます。
また、ズームに特化した望遠レンズでは最大30倍のデジタルズームと3倍のハイブリッド光学ズームを搭載しており、「スペースズーム」と名付けられています。
iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Max
iPhoneシリーズでは史上初、ダイナミックな景色を撮れるようになった超広角レンズと、暗い場面でも綺麗に写真を残せるナイトモードを搭載しています。
ナイトモードでは、ボタンひとつで切り替えができるので難しい設定は必要ありません。また、写真を撮影する前に撮影画面が明るくなって写真の仕上がりを確認できます。
たとえば、iPhoneしか使わないなど王道のスマホが使いたいけどカメラ機能も欲しいという人におすすめです。
HUAWEI P30 Pro
約4,000万画素の広角レンズに加えて2,000万画素の超広角レンズを搭載しています。旅行の際の美しい景色を残すのに適した、デジタルカメラにも劣らない写真を撮ることができます。
さらに「ToF(タイム・オブ・フライト)カメラ」という、被写体からの光の反射時間を計算しそこから距離を測ることで、ポートレート撮影の際のピンボケをより正確に表現できるカメラを搭載しています。
ただし、スマホ独自規格のNMカード対応となるためmicroSDは使用不可となります。
ソニー(SONY) Xperia 8
光学2倍ズームや電子式手振れ補正などを搭載しています。高い解像度を維持したまま手振れを軽減してくれるため、少し遠くの被写体も綺麗に撮れます。
ただし、内側のレンズが中央部分にあるため、スマホ本体を横にして撮影する場合は手でカメラが隠れてしまい、インカメラでは少し撮影しづらいかもしれませんが、自撮りに適した機能はたくさん搭載されています。
美肌効果や目の大きさ、輪郭などを調節する機能があらかじめ備わっており、仕上がりを確認してからシャッターを切れます。高画質で自然な加工感を演出できます。
グーグル(Google) Pixel 4
夜景モードでは、フラッシュをたかずにシャッターを押すだけで暗い場所でも被写体の細部まで撮影することができます。1600万画素を誇る望遠レンズを使用し、夜空などの撮影にも優れています。
他のスマホと比べサイズ感が少し大きく、ポケットに入れても少しはみ出てしまうところが難点ですが、それ以外はほかのスマホに追随を許しません。
スマイルシャッターを搭載しており、カメラを向けるだけで被写体の笑顔を認識し、最高の瞬間を自動でとらえてくれます。
また「よく撮影する人」機能では、被写体になることが多い相手が自動で認識され撮影を行うため、家族や大切な友人たちなどのベストショットを残せます。
サムスン(Samsung) Galaxy S10+
背面・前面合わせて5つのレンズを搭載し、シーンに合った適切なカメラモードをAIに選んでもらうことで、どんなシーンでも鮮明な写真を撮影することができます。
バッテリー持ちが他機種と比べると悪いことや、ディスプレイ画面内蔵の指紋認証が使いにくいという声もあります。
しかしながらカメラ性能は高く評価されており、インカメラにも「デュアルピクセルセンサー」を搭載することで暗い場所での自撮りでも明るくピントの合った写真を撮影でき、正確で鮮やかなショットを残せます。
AQUOS R5G
8Kの解像度を誇る高画質動画の撮影が可能な4眼カメラを搭載おり、4つのカメラはシーンに合わせてAIで自動判別し適切なモードでの撮影を行えます。
ナイトモード機能がないので暗い場所での撮影をしっかりと色鮮やかに行えませんが、現実に近い暗さを表現できるカメラになっているため、その瞬間が伝わりやすい写真を撮ることができます。
被写体を自動判別しフォーカスする「追いかけてズーム」機能があり、スポーツなど動きのある撮影に最適です。望遠カメラで表情までしっかり写してくれます。
また、動画を撮影するだけで約15秒のショートムービーをAIが自動で編集・作成してくれる機能があり、手軽に思い出を振り返ることができます。写真はもちろんのこと、動画撮影に長けた1台です。
Xperia 5
Xperia 1で搭載された世界初の「瞳AF機能」が搭載されています。
人の動きに合わせて正確かつ高速でフォーカスを当てることができるため、白熱するスポーツの撮影や無邪気に遊びまわる子どもの思い出を残せます。
また、超広角レンズは「画質優先」と「歪み補正優先」が選択できます。たとえばビル群を超広角レンズで撮影した際に、歪みの補正よりも高画質での撮影を優先させることができたり、不自然な歪みを自動で補正してくれます。
動画撮影には、ソニーの映画撮影用カメラの開発チームが監修した「Cinema Pro」というアプリを搭載しています。質感・色表現を細かく設定でき、まるで映画のような動画を気軽に撮影できます。
オッポ(OPPO) Reno 10x Zoom
機種名にも「Zoom」と記載している通り、ズーム機能に特化したスマホです。
5倍にもなる光学ズームに加えて、高画質を維持したまま10倍にまでズームが可能なハイブリッドズームを搭載しています。旅先の壮大な景色や遠くの被写体も綺麗に残せます。
カメラ内のイメージセンサーの部分に入ってくる光を垂直に曲げレンズ全面に行き渡らせる「ペリスコープレンズ」を搭載しているため、光にムラのない綺麗な写真を撮ることができます。
また、「ウルトラナイトモード2.0」では、露出オーバーで不自然な写真にならないようにAIが自動で露光調節を行ったり、シャッタースピードをコントロールして手振れを防ぎます。
暗いシーンも高画質で鮮明な写真が撮影可能です。
LG G8X ThinQ
スマホ本体がしっかりとした作りで、ポケットに入れると厚さが気になるのが難点ですが、カメラ性能としてのスペックはかなり優秀です。
超広角レンズで撮影を行うと周囲が球形に歪んでしまい、写真としては多少の違和感が残ることが多くありますが、このスマホは「歪み補正機能」を搭載しています。
被写体に合わせて数値を変更し段階的にコントロールすることができるため、自分好みに設定したダイナミックな写真を残せます。
また、写真を撮る際に「マニュアルフォーカス」のボタンが表示され、これを押すことでピントを自分で調節できます。
被写体になかなかピントが合わなくてポイントをずらしながら何度もフォーカスを合わせるといった事態を防ぎ、手軽に撮影できます。
▼ほかにもSIMチェンジではカメラ性能が高いおすすめスマホを多数紹介しています。ぜひご一読ください。
カメラ機能や使いやすさも含めてお気に入りの1台を選ぼう
スマホカメラの機能は数を上げるとキリがないほど様々です。ズーム機能に特化したものや、ナイトモードが進化しているものなど、自分がどのような写真を撮りたいかによって選び方も変わってきます。
とはいえ、最近はほとんどのスマホで高画質の写真を撮ることができるようになっているため、どれを選んでも一定の画質は備わっています。
より画質にこだわって選びたいのでなければ、使いやすさや慣れているメーカーを選ぶ方がよいかもしれません。
また、カメラを撮る際には手に持ったときのフィット感なども人によって変わってくるので、気になるスマホがあれば、店頭で一度使用してみるとよいでしょう。