ワンセグなしのスマホでテレビを見る方法|おすすめの動画配信サービスを紹介

ワンセグ機能が搭載されているスマートフォンはかなり減ってきましたよね。しかしスマホでテレビが見られないと困るという人も多いのではないでしょうか。この記事はおすすめのワンセグなしスマホでテレビ番組を楽しむ方法を解説します。
この記事の目次
最近はワンセグ付きのスマホは少なくなりましたが、実はワンセグ機能が付いていないスマホでもテレビを視聴する方法があります。
「ワンセグ機能付きのスマホを検討している」「ワンセグ機能が付いていないけど、スマホでテレビを視聴したい」というような悩みをお持ちの方は参考にしてみて下さい。
海外メーカーはほとんどがワンセグ非対応
そもそも携帯電話端末でテレビ番組を受信できるしくみは日本独特のものです。ワンセグ付きスマホのほとんどは国内メーカー製で、HUAWEIやASUS、Appleなど海外メーカー製のほとんどは非対応となっています。
ただ、シャープ製「AQUOS」シリーズにはワンセグ非対応端末もあり、国内メーカー製だからといってすべてがワンセグ付きとは限りません。非対応かどうかは、仕様などからよく確認しましょう。
ワンセグなしのスマホでテレビ番組を視聴する方法
このような「ワンセグ非搭載のスマホ」でも、実はテレビ番組を見る方法はあります。ここでは3つの方法を解説します。
外付けのモバイルチューナーを利用する
最も手軽にできる方法がこの「外付けモバイルチューナー」です。製品によってワンセグだけでなくフルセグにも対応していることもありますが、接続すれば使い心地は搭載のスマホとほとんど変わりません。
この場合、スマホはただの「ディスプレイ」ですから、リアルタイムにテレビ放送を視聴できるのはもちろん、録画できるものもあります。
接続端子はmicroUSBやUSB-A、Type-C、Lightningなど端末に合ったものが同梱されており、それらを使って端末に直接接続して利用するものがほとんどです。
このメリットとしてはネットを経由しないためデータ容量を消費しないことが挙げられます。
しかし、やはりチューナーなのでテレビの電波によっては視聴しづらい、できない可能性があることには注意しましょう。中には、受信しやすい窓際など違う場所に移動しなくてはならない場合もあります。
オンデマンドサービスを利用する
他には、見逃したテレビ番組などを一定期間自由に視聴できるオンデマンドサービスを利用するという方法があります。TVer(ティーヴァー)はその代表ですが、それ以上のコンテンツを視聴できるものもあります。
AmazonプライムビデオやHulu、Netflixといった動画配信サービスでは、テレビ番組が配信されることもありますが、むしろ契約して視聴できる映画やドラマ、オリジナルコンテンツの方が魅力的です。
人気のコンテンツを視聴するには有料会員に登録するのが通常ですが、金額は月額500円〜2,000円ほどと様々です。
テレビ番組をリアルタイムで視聴することはほぼできませんが、「期間内ならいつでも見られる」ことから、こちらの方が使いやすいサービスだと感じる人も多いのではないでしょうか。


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レコーダーと連携する
少し特殊なパターンがこの「レコーダーと連携する」方法です。レコーダーとは、自宅でテレビ番組を録画する「ハードディスクレコーダー」のことで、テレビ番組をハードディスクに動画として保存する機器です。
最近は「Wi-Fi対応」としているレコーダーが多く、専用アプリを経由してWi-Fiを使って動画データをダウンロードしたり視聴できるようになっています。
スマホにダウンロードすれば外出先でも自由に視聴できます。ただし、これには「あらかじめダウンロードしなくてはならない」「端末にダウンロードできるメモリが必要」といった条件がつきます。
この方法はテレビが視聴したいというより、普段見たい番組をレコーダーに録画していて見る時間がないというユーザーに向いているといえます。
ワンセグなしのスマホにおすすめのチューナー
実際に外付けで地上デジタル放送を受信できるチューナー2つを詳しく紹介します。
商品名 | インターフェース | 受信放送 |
---|---|---|
ピクセラ Lightningコネクタ接続デジタルTVチューナーXit Stick XIT-STK200 | Lightningコネクタ | 地上デジタル放送 |
MyGica® WiFI ISDB-Tモバイルデジタルテレビ受信機 | 無線 | 地上デジタル放送 |
ピクセラ Lightningコネクタ接続デジタルTVチューナーXit Stick XIT-STK200
このチューナーは、Lightning端子であることからわかる通りiPhone・iPadなどのiOS端末に対応しています。端子に接続するだけで誰にもかんたんにテレビ番組が視聴できます。
サイズは幅47.8mm、高さ31mm、厚み9.1mmとコンパクトで、重さ15gと軽いのでバッグの再度にいつでも視聴できるよう備えておくことができます。端末から給電できるので充電ケーブルも不要です。
もちろん、利用する場面によって接続しなおせばiPhoneでもiPadでもすぐに視聴できます。しかもワンタップで番組を録画する機能も搭載しており、いつでも必要な分だけ動画を端末に保存することも可能です。
MyGica® WiFI ISDB-Tモバイルデジタルテレビ受信機
このチューナーはアプリ経由でスマホとワイヤレス接続するので、スマホのタイプを選ばずテレビ番組を見ることができます。EPG内蔵なので、番組表からいつでも見たいテレビ番組をチェックできる機能もあります。
テレビを受信するアンテナは、コンパクトなロッドアンテナ、大きめのスタンドアンテナ、家庭のアンテナケーブルを使うアダプタの3種類から一番受信しやすいものを選ぶことができます。
ワンセグなしスマホにおすすめの動画配信サービス
ワンセグなしスマホにおすすめの、テレビ番組を見ることができる定額制動画配信サービスを4つ紹介します。
サービス名 | 月額料金 | 対応OS | 配信内容 |
---|---|---|---|
TVer | 無料 | iOS/Android | ドラマ、バラエティ |
paravi | 1,017円(税込) | iOS/Android | ドラマ、バラエティ |
Hulu | 1,026円(税込) | iOS/Android | ドラマ、映画、アニメ |
FOD | 976円(税込) | iOS/Android | ドラマ、バラエティ |
Paravi
「Paravi」はTBSやテレビ東京などのメディア6社が共同で立ち上げた動画配信サービスです。
Praviの特徴として、視聴可能な国内番組の多様さが挙げられます。
Praviベーシック会員であれば最新番組の見逃し配信が見られるだけでなく、70年代から今まで放送されていた数々の人気ドラマ作品やバラエティ番組を視聴できます。登録後2週間は無料体験期間があります。
Hulu
Huluなら、日本テレビ系のドラマやバラエティなどテレビ番組の見逃し配信だけでなく、人気の海外ドラマや映画も多数視聴できます。
とくに国内・海外ドラマやオーディション番組などHuluオリジナルコンテンツには定評があり、これらすべてのコンテンツを初めての登録なら数週間無料で、その後は月額1,026円(税込)で視聴可能です。
さらに都度課金方式で、劇場公開から間もない最新映画や海外ドラマの最新エピソードも楽しめます。店舗より便利でリーズナブルで視聴できる端末や場所を選ばない、まさに次世代の映像サービスといえます。
FOD
FODではフジテレビで放送された最新番組は無料で、月額料金976円(税込)のプレミアムに登録すれば45,000本以上の作品がすべて見放題で視聴できるサービスです。
国内のドラマをはじめアニメやFOD独占配信コンテンツや海外ドラマ、バラエティなど幅広いジャンルを配信しており、それぞれ最新番組だけでなく以前の番組も楽しめます。
また、他のサービスでは配信されていないFODオリジナルのコンテンツも多数配信されています。
TVer
「TVer(ティーバー)」は民放テレビ局が連携し運営している、約300番組を視聴可能な動画配信サービスです。
番組の放送終了から約7日間見放題で、いつも見ている番組を登録して検索しやすくするマイリスト機能や、音が出せない環境では字幕表示に切り替える(一部番組に限る)こともできます。
全国ネットの番組だけでなく関東や関西などのご当地番組も視聴可能利用ですが料金は完全無料です。
【キャリア別おすすめ】ワンセグなしのスマホ
ここではキャリア別におすすめのワンセグ非対応スマホを紹介します。
ドコモ Galaxy A41
ドコモで2020年6月25日に発売されました。
ディスプレイ | 約6.1インチ有機EL フルHD+ |
---|---|
バッテリー容量 | 3500mAh |
防水・防塵 | あり |
よく聞かれる「有機EL」は、1画素ごとに明るさを調整できるなど発色が良いとされており、構造がシンプルなので通常の液晶ディスプレイより薄く、軽くできるというメリットがあります。
しかも6.1インチと大画面でフルHD+と高精細で、バッテリー容量も大きめの防水・防塵機能搭載で、軽めの重量160gと場所を選ばずどこでも美しい映像を楽しめます。
普段使いとしてもはや必須といえるカメラは、アウトカメラとして4800万画素・800万画素とToFカメラのトリプルカメラで、インカメラも2500万画素と高性能で自撮りも精細に撮影できます。
それでいて価格は一括37,224円(税込)、36回払で1,034円(税込)とリーズナブルです。必要十分な動画視聴性能をしっかり押さえた、ミドルスペックのスマホといえます。
au Xperia 8 SOV42
auからはソニーモバイルコミュニケーションズのXperia 8 SOV42を紹介します。
ディスプレイ | 約6.0インチ |
---|---|
バッテリー容量 | 2760mAh |
防水・防塵 | あり |
ディスプレイは独自の21:9と縦に長いのでネットやSNSでも一度に表示される情報量が多いのでスクロールする手間を大幅に削減できます。
側面にあるサイドセンスバーを使えば、ユーザーの使いたいアプリや設定を予測して表示してくれます。通勤・通学の電車の中でも大画面を片手でかんたんに操作できます。
メインカメラは1200万画素と800万画素のデュアルカメラを搭載し、料理や人物、夜景など13種類のシーンと4つのコンディションの組み合わせを自動で判断し、最適な設定を選んでくれます。
また最近見かけなくなった3.5mmオーディオジャックを搭載しており、付属のヘッドセットでいつでも気軽に音楽を楽しめるのもうれしい特徴です。
ソフトバンク AQUOS sense3 Plus
ソフトバンクからは、ワンセグ搭載機種の多いAQUOSシリーズから非搭載スマホ「AQUOS sense3 Plus」を紹介します。
ディスプレイ | 約6.0インチ フルHD+ |
---|---|
バッテリー容量 | 4000mAh |
防水・防塵 | あり |
ディスプレイは比較的小さいながらフルHD+仕様です。動画視聴に便利なステレオスピーカーを搭載しており、立体音響技術を採用しているので映画も大迫力で楽しめます。
しかも、低消費電力ディスプレイで大容量バッテリーを搭載しているので1日中パワフルに使うことができます。
メインカメラとして1220万画素と1310万画素のツインカメラを、サブでも800万画素と性能は高く、動画もフルHDで撮影できるのも、普段使いにはうれしいメリットです。
価格は一括で44,640円(税込)で、48回払いなら月額930円(税込)とコストパフォーマンスは高いといえます。
ワンセグなしのスマホでもテレビを視聴しよう
スマホにワンセグ機能が付いていなくても、スマホでテレビを視聴する方法はあります。
外付けチューナーや動画配信サービスの利用によりテレビ番組を簡単に視聴することができるのでおすすめですよ。
しかし、動画配信サービスには有料のものもあります。その際は料金だけでなくコンテンツの多さや好みのものがあるかどうかにも注意してじっくり選びましょう。