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iPhoneの電源が切れない原因と対処法|フリーズして画面が動かない!強制的に再起動する方法

更新日:2021.03.05

iPhoneの電源が切れない現象が起きたとき、どのように対処すればよいのでしょうか。この記事では電源が切れない原因と対処法を中心に解説しながら、それでも改善しなかった場合の修理費用についても解説していきます。万一電源が切れなくなったときは対処法を試してみましょう。

iPhoneの電源が切れない状態は、様々なことが原因で起きる現象です。では、どのようなことが原因なのでしょうか。

この記事ではiPhoneの電源が切れないときに何が原因で起きている可能性が高いのか、そして解決するための対処法について詳しく解説していきます。

また、対処法をすべて試しても戻らない場合は、最終的に修理をしましょう。修理費用や修理にかかる日数もあわせて徹底解説していきます。

iPhoneの電源が切れないときの原因・対処法

iPhoneの電源が切れない状況は様々ですが、主な状況について原因と対処法を説明していきます。該当する状況を参考に対処しましょう。

iPhoneが急なフリーズを起こしている

iPhoneがフリーズを起こす原因は、アプリの動作容量が大きくて端末の処理能力が追いつけない状態であったり、ソフトウェアの不具合で起きることが多いです。

フリーズ状態では電源ボタンを押しても意味がないため、電源を切って再起動させることが難しくなります。このようなフリーズ状態に陥ったときの対処法を説明します。

強制的に再起動させる

強制的に再起動する方法は、フリーズ状態以外の電源切れない状況でも試せる対処法です。しかし、再起動前に編集していたものなどは保存されていない可能性があります。

また、iPhoneの機種によって強制的に再起動する手順が異なります。各手順について詳しく解説します。

【iPhone8以降の機種】

  1. 音量「上」を軽く押す
  2. 音量「下」を軽く押す
  3. アップルマークが表示されるまでサイドボタンを長押し

【iPhone7/iPhone7Plus】

「音量”下”のボタン」と「スリープボタン」をアップルマークが表示されるまで長押しすることで、再起動が可能です。

【iPhone6sより前の機種】

「ホームボタン」と「スリープボタン」をアップルマークが表示されるまで長押しすることで、再起動が可能です。

強制的に再起動することはiPhoneに負担をかけてしまうため、度々フリーズなどを起こす場合は早めに修理店などで見てもらうことをおすすめします。

Siriが起動してしまい電源が落とせない

iPhone 12シリーズなどのホームボタンがない端末では、サイドボタンを長押ししてもSiriが起動するだけで電源が落とせません。

電源を切るためには左側の音量ボタン(上下どちらでも可)・右側のサイドボタンを同時押しすることで電源を切ることができます。

画面のぐるぐるマークが回ったままで動かない

iPhoneの画面でぐるぐるマークが回っている状態から動かなくなる現象があります。画面が真っ暗な状態であれば水濡れや落下による故障が考えられます。

そのほかにシステムバグやアップデートの失敗でも起き、ホームボタンが効かなくなるため再起動することは難しいです。

前述した「強制的に再起動する」方法でも対処できますが、それ以外の対処法についても紹介します。

バッテリー切れを待つ

フリーズやマークがぐるぐる回っている状態でも、バッテリーは消耗し続けます。強制的に再起動することへの抵抗や時間的に余裕があるときは、バッテリー切れまで待つのもよいでしょう。

バッテリーが切れたあとは、充電してから再度電源を入れてみてください。

バッテリー交換をする

バッテリーはおよそ1年半~2年の平均寿命とされており、毎日使用するものですので次第に劣化していきます。

充電してもぐるぐるマークが消えないといった現象が起きた場合には、バッテリーが劣化している可能性が高いでしょう。

バッテリー交換はAppleや街の修理店で交換できます。

リンゴループを起こして動かない

iPhoneでおなじみのリンゴのマークですが、不具合により「リンゴループ」と呼ばれる現象が起きるときがあります。

これはiPhoneを起動してロック画面が表示されても、リンゴマークが表示されて点滅し、またロック画面に戻ってという同じことを繰り返す症状のことです。

主にiPhoneの容量不足、バッテリーの劣化や基盤やソフトフェアの不具合、画面の破損などあらゆることが原因の1つとして挙げられています。

「強制的に再起動する」、「バッテリー交換」の方法でも対処できることもありますが、リンゴループではほかにも試せる対処法があるため詳しく解説します。

セーフモードを利用する

セーフモードとは、iOSの基本的な機能のみでiPhoneが起動している状態のことです。しかし、あくまで基本的な機能のみであり、アプリやソフトウェアの不具合が直るわけではありません。

逆をいえば、セーフモードを起動したということは、アプリやソフトウェアに問題があったということです。

セーフモードにするとこれまでダウンロードしたアプリは消えている状態で、初期化されているようなものです。そのため、セーフモードは試す前に、アプリのデータはバックアップをとっておくことをおすすめします。

【セーフモードにする手順】

  1. 電源を切る
  2. 音量「+」を押しながら電源を押す
  3. アップルマークが出たあとホーム画面が出るまで音量「+」を長押し

セーフモードを終了する場合は、スリープボタン(電源ボタン)を長押しすればOKです。

リカバリーモードを利用する

リカバリーモードとは、iOSを最新状態にすることで不具合を解決する方法です。

  1. iTunesを起動
  2. 電源を切る
  3. ホームボタンを10秒ほど長押し(iPhone7以降は音量「下」を長押し)
  4. PCにiPhone接続
  5. 「iTunesへ接続」と表示されるまで待つ
  6. 復元と更新をタップ

この方法でリンゴループが終わるから確認してみましょう。

iTunesを利用する

iPhoneとiTunesが認識しているなら、iTunesと同期をすれば電源がつくこともあります。

たとえばアップデート中にうまくいかずにリンゴループに陥った場合、iTunesに繋いでiOSをアップデートするとリンゴループから復帰できます。

【iTunesとの同期の仕方】

  1. iTunesを起動
  2. USBケーブルでPCと接続
  3. iTunes画面でデバイスアイコンをクリック
  4. 「設定」から同期とクリック
  5. 「適用」をクリック

上記の手順のあと、Wi-Fiを使って同期の設定ができます。

  1. iTunesを起動してデバイス選択
  2. 「概要」をクリック
  3. 「Wi-Fi経由でこの[デバイス]と同期」を選択
  4. 適用をクリック

iTunesを利用してもだめな場合は、先ほどのリカバリーモードを利用しましょう。

フリーズはしていないけど電源が切れない

電源が切れない状態は、フリーズしていることだけではありません。フリーズしていなくても電源が切れないこともあるため、そのようなときにも試せる対処法を解説します。

設定アプリから電源を切る

設定アプリから電源を切る方法は、iOS11からできるようになりました。

  1. 「設定」アプリを起動
  2. 「一般」を選択
  3. 「システム終了」を選択
  4. 「スライドで電源オフ」が表示される

アクセシビリティで電源を切る

iPhoneのサイドボタンや音量ボタンが壊れて電源が切れない場合、電源を切る役割を担う「アクセシビリティ」を利用して電源が切れます。

【アクセシビリティの設定手順】

  1. 「設定」アプリを起動
  2. 「アクセシビリティ」を選択
  3. 「タッチ」から「AssistiveTouch」の順に選択
  4. 「AssistiveTouch」をオン

続いて、アクセシビリティを使って電源を切る手順です。

  1. 画面をタップして「その他」をタップ
  2. 再起動アイコンが出たらタップ
  3. 「再起動」を選択

iPhoneでバックアップを取る方法は、以下の記事で解説していますので、読みながら試してくださいね。

それでも直らない場合は修理へ

対処法をすべて試しても不具合から戻らない場合は、修理に出しましょう。料金や修理依頼の出し方など解説していきます。

Appleへ修理の出し方

自分自身でAppleストアやAppleの正規サービスプロバイダに持ち込む方法とApple指定の配送業者が引き取る方法があります。

【修理依頼する手順】

  1. 公式HPの「修理サービスを申し込む」を選択
  2. 該当するトピックを選択
  3. 希望するオプションを選択

また、修理依頼出す前の確認事項および事前準備は次の通りです。

修理依頼をする方法依頼する前の確認事項
持ち込み

データやiOSのバックアップをしているか
AppleIDとパスワードの確認
店舗に予約必要か確認(Appleストアへの来店はGenius Barの予約が必要)
iPhoneを購入したときのレシートの準備
アクセサリにも不具合があれば準備
本人確認書類の準備(免許証・パスポートなど)

配送業者が引き取り

AppleWatchのペアリングを解除しているか
データやiOSのバックアップをしているか
iMessageをオフにしているか
アクティベーションロックが無効化されているか
iPhoneの初期化をしているか
SIM、ケースや画面保護フィルムはすべて外されているか

修理費用に関しては、主に画面破損による画面修理とバッテリー交換、そのほかの修理の3点で分けられます。

料金はiPhoneの機種によって異なります。

機種名画面修理バッテリー交換そのほか
iPhone 12 Max39,380円(税込)8,140円(税込)71,280円(税込)
iPhone 12 Pro33,440円(税込)8,140円(税込)65,780円(税込)
iPhone 1233,440円(税込)8,140円(税込)52,580円(税込)
iPhone 12 mini27,280円(税込)8,140円(税込)47,080円(税込)
iPhone 11 ProMax39,380円(税込)8,140円(税込)71,280円(税込)
iPhone 11 Pro33,440円(税込)8,140円(税込)65,780円(税込)
iPhone 1123,980円(税込)8,140円(税込)47,080円(税込)
iPhone XS Max39,380円(税込)8,140円(税込)71,280円(税込)
iPhone XS33,440円(税込)8,140円(税込)65,780円(税込)
iPhone X33,440円(税込)8,140円(税込)65,780円(税込)
iPhone XR23,980円(税込)8,140円(税込)47,080円(税込)
iPhone 8 Plus20,240円(税込)5,940円(税込)47,080円(税込)
iPhone 818,040円(税込)5,940円(税込)40,040円(税込)
iPhone 7 Plus20,240円(税込)5,940円(税込)40,040円(税込)
iPhone 718,040円(税込)5,940円(税込)36,080円(税込)
iPhone 6s Plus20,240円(税込)5,940円(税込)39,380円(税込)
iPhone 6s18,040円(税込)5,940円(税込)35,970円(税込)
iPhone 6 Plus18,040円(税込)5,940円(税込)39,380円(税込)
iPhone 615,950円(税込)5,940円(税込)35,970円(税込)
iPhone SE(第2世代)15,950円(税込)5,940円(税込)33,440円(税込)
iPhone SE15,950円(税込)5,940円(税込)33,440円(税込)
iPhone 5s15,950円(税込)5,940円(税込)33,440円(税込)
iPhone 5c15,950円(税込)5,940円(税込)33,440円(税込)

なお、Apple製品限定保証またはApple Care+ for iPhoneの保証対象であればバッテリー交換の料金はかかりません。

AppleCare+に加入している場合、損傷は2回までサービスで受けられます。また画面修理は3,700円(税込)、そのほかの修理は12,900円(税込)で受けられます。

Apple Care+ for iPhoneに申し込む

iPhoneの修理はiCrackedがおすすめ


出典:iCraked

iPhoneの修理でおすすめできるのが「iCracked」です。ここはカリフォルニア・シリコンバレー創業の世界最大級スマホ・タブレット修理事業者です。

Appleの修理との違いは、Appleは事前に予約をして宅配もしくは持ち込みによる修理依頼方法で、修理自体も1週間~10日ほどかかります。

一方iCrackedは、予約していなくても即日の修理が可能で、修理や交換は30分~1時間程度とスピーディーな対応のため、急いで直したい人にはとても魅力的です。

またAppleの修理依頼前にはバックアップが必須ですが、iCrackedはデータ預かりによりデータ移行も楽です。

【iCrackedの修理できる箇所】

  • ディスプレイ
  • バッテリー
  • ホームボタン
  • バックカメラ
  • フロントカメラ
  • ドックコネクター
  • スピーカー
  • 水没(準備中)

【修理の流れ】

  1. 修理箇所、料金説明などを説明・受付
  2. iPhoneの動作確認
  3. 見積り
  4. 修理
  5. 修理後の動作確認
  6. 精算

料金については次の通りです。

機種名ディスプレイ/US普及モデルディスプレイ/標準モデルバッテリー交換そのほか
iPhone SE(第2世代)10,780円(税込)17,380円(税込)準備中9,680円(税込)
iPhone 11 PRO MAX48,180円(税込)準備中準備中
iPhone 11 PRO39,380円(税込)準備中準備中
iPhone 1121,780円(税込)準備中準備中
iPhone X20,680円(税込)29,480円(税込)7,480円(税込)10,780円(税込)
iPhone XR20,680円(税込)7,480円(税込)10,780円(税込)
iPhone 8 Plus11,880円(税込)18,480円(税込)5,280円(税込)10,780円(税込)
iPhone 810,780円(税込)17,380円(税込)5,280円(税込)9,680円(税込)
iPhone 7 Plus10,780円(税込)17,380円(税込)5,280円(税込)9,680円(税込)
iPhone 79,680円(税込)16,280円(税込)5,280円(税込)8,580円(税込)
iPhone 6s Plus8,580円(税込)16,280円(税込)5,280円(税込)7,480円(税込)
iPhone 6s8,580円(税込)15,180円(税込)5,280円(税込)7,480円(税込)
iPhone 6 Plus8,580円(税込)15,180円(税込)5,280円(税込)7,480円(税込)
iPhone 67,480円(税込)14,080円(税込)4,180円(税込)6,380円(税込)

ディスプレイ修理の「US普及モデル」とは、「標準モデル」より低品質のもので、iCrackedの基準は満たしているものの低価格で修理できるディスプレイです。

「標準モデル」は、iPhoneの純正に近い品質をしています。これまでと同じ操作性を求めるなら標準モデル、低品質でも低価格を求めるならUS普及モデルをおすすめします。

また、iPhone SEより前の機種はディスプレイ修理がほかと異なります。

機種名ディスプレイ修理バッテリー交換そのほか
iPhone SE7,480円(税込)4,180円(税込)6,380円(税込)
iPhone 5s7,480円(税込)4,180円(税込)6,380円(税込)
iPhone 5c7,480円(税込)4,180円(税込)6,380円(税込)
iPhone 57,480円(税込)4,180円(税込)6,380円(税込)

なお、上記の料金内容はiCrackedの渋谷店のものです。店舗によって料金が異なる場合があるため、事前に自身の持っていく店舗の料金を確認しておくと安心です。

iCrackedでiPhoneを修理する

対処法をしてもだめなら修理に出そう

iPhoneが電源が切れないのは、ソフトウェアの不具合やアプリの動作容量が大きかったり、バッテリーの劣化や故障などが原因として考えられます。

どのようにiPhoneがおかしくなっているのか、状態によっても試せる対処法は異なります。

フリーズしている、ぐるぐるマークが出ている、リンゴループなど、iPhoneの不具合の状況は様々です。まずは「強制的に再起動する」から対応してみるとよいでしょう

しかし強制的な再起動は端末に負担をかける作業のため、繰り返し不具合が起こる場合や対処法でも直らない場合は、早めにAppleやiCrackedなどに修理依頼を出すことをおすすめします。

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