iPhoneのモバイルバッテリーの便利な使い方|失敗しない選び方とは
生活の必須アイテムのiPhoneですが充電切れで困る場面もあると思います。そのような場合、モバイルバッテリーが1台あれば安心です。それ以外にもモバイルバッテリーは意外なシーンで役に立ちます。検討している人はぜひ参考にして下さい。
この記事の目次
iPhoneを使用していて、大事なシーンで充電切れという経験をした人は多いのではないでしょうか。いざというときはモバイルバッテリーがあれば安心です。
モバイルバッテリーは、スマホの充電以外にも利用できます。外出先や旅行先で、iPhoneのバッテリー残量が少なくなったら使用するというケースがほとんどかと思います。
実はそれ以外にも、モバイルバッテリーは意外な場面で活躍します。
この記事ではモバイルバッテリーの選びのポイントやおすすめの商品を紹介します。
モバイルバッテリーがあるとこういうときに便利
モバイルバッテリーは外出時にスマホの充電がなくなったときに使用するのが一般的ですが、モバイルバッテリーは地震や台風などの災害時に活躍します。
災害時に停電があった場合、スマホのバッテリーが切れで連絡ができなくなったり、情報収集ができなくなるということが考えられます。そのような状況で、電源確保という重要な役割を果たします。
災害が起こった場合を想定した場合、大容量のモバイルバッテリーがあると安心です。地域や場所によって停電が長引く場合、復旧までの予測は不可能です。
最低でも20,000mAh以上の容量のものであれば、3日程度はスマートフォンの充電を繰り返しても問題ありません。
スマートフォンの他にもUSBで給電ができるものを併用するなら、30,000〜50,000mAhのモバイルバッテリーがあるとよいでしょう。
大容量のモバイルバッテリーは、重量が重たくなるので持ち歩きには不向きですが、家庭内の非常用電源と考えると、超大容量のものがあると安心です。
モバイルバッテリーの種類
モバイルバッテリーは充電タイプと乾電池タイプがあります。
また、充電方法はケーブルとワイヤレスがあります。それぞれ特徴があるので、用途に合わせたものを選びましょう。
充電タイプと乾電池タイプ
一般的に使用されているのは、充電タイプです。モバイルバッテリーに内蔵されているリチウムイオン電池やリチウムポリマー電池に、電源から充電して使用します。
乾電池タイプは、充電ケースに乾電池をセットして使用します。
災害時は電源が使用できない場合、乾電池式のモバイルバッテリーが活躍します。備えとして、乾電池と一緒に常備しておけば安心です。
ケーブルタイプ
ケーブルタイプは効率よく充電ができるので、ワイヤレスより速く充電できます。
ケーブル内蔵のモバイルバッテリーは、ケーブルが絡まりやすい点を考慮しているので扱いやすいです。
難点はケーブルが断線した場合、モバイルバッテリーを買い替えが必要になることです。
ワイヤレスタイプ
iPhone 8以降は無接点充電規格の「Qi」が搭載されているので、 iPhoneを置くだけでワイヤレス充電ができます。
ワイヤレスはiPhoneとバッテリーを接触させて充電するので、発熱しやすい状態になりやすいですが、iPhoneは安全策から受け入れる電力に制限を設けているので、ケーブルタイプより充電速度が遅くなります。
モバイルバッテリーの選び方のポイント
モバイルバッテリーで重要なのはバッテリー容量です。そして、充電の速さに大きく関係するのが、出力を示す電力「W」(ワット)です。
ここではモバイルバッテリーの選び方のポイントを説明します。
どのくらいおトクなの?
をもとに算出
プランをみつけよう
容量は充電の回数・出力は充電の速さを確認する
モバイルバッテリー容量は、どれだけの充電が行えるのかを示す単位を「mAh」(ミリアンペア・アワー)で表します。
この値が大きいほど容量の大きなバッテリーとなり、値が大きいほど、iPhoneを充電できる回数が多くなります。
スマホのバッテリーの大容量化に対応するため、容量は4,000mAh以上のものを選ぶとよいです。
実際には、バッテリー容量のうち約6割から7割が実際に充電に使うことができる容量です。
たとえば、容量が10,000mAhならば6,000~7,000mAhぐらいで、5,000mAhならば3,000~3,500mAhぐらいが実際に利用できる容量です。
以前は、USBポートの電圧が5Vで固定されていたので、電流の大きさ「A」(アンペア)を確認すればよかったのですが、最近では出力の電圧「V」(ボルト)の高いものが増えています。
「電圧」×「電流」=電力「W」を確認したほうが充電性能がわかりやすいです。
ポート数は2つ以上のものがおすすめ
2つ以上のポートを搭載したモデルなら、スマホやタブレット、モバイルバッテリーなどを同時に充電できます。
1つの機器の充電が終わるのを待ってつなぎ変えたり、充電器を挿すために他のコンセントを抜く必要もありません。
急速充電ができる
急速充電のモバイルバッテリーを使用すると、約1時間半でフル充電が可能です。充電時間が短くなるので、スマホをいつも使っている人は「急速充電」は便利です。
高速の充電が行える「USB PD(USB Power Delivery)」対応のモバイルバッテリーも増えています。
Apple純正のiPhone用モバイルバッテリーは販売していない
Apple純正のiPhone用モバイルバッテリーはありませんが、Appleのオンラインストアでは、モバイルバッテリーなど充電グッズが販売されています。
ワイヤレスで充電できるApple限定品もあります。
おすすめのモバイルバッテリー5選
大容量、ワイヤレス、コンパクトサイズでたっぷり充電できるおすすめのモバイルバッテリーを紹介します。
災害用におすすめ PowerCore II 20000
サイズ | 約170 x 62 x 22mm |
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重量 | 約369g |
参考価格 | 5,092円 |
20,000mAhの超大容量で、PowerIQ 2.0搭載しているので、接続機器を自動で検知し最適な電流を流すモバイルバッテリーです。ポートは2つあります。
持ち歩くには重いので、災害用に家に備えておくのもよいでしょう。数日間コンセントなしでスマートフォンの充電ができます。
▼SIMチェンジでは、その他にも大容量モバイルバッテリーのおすすめをご紹介させていただいております。ぜひこちらも併せてご一読ください。
持ち運びにおすすめ PowerCore 10000 Redux
サイズ | 約106x 52 x 25mm |
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重量 | 約186g |
参考価格 | 3,055円 |
10,000mAh搭載のモバイルバッテリーです。 USB-C独自技術のPowerIQとVoltageBoostにより、ほとんどのUSB機器に対し、最適なスピードで充電が可能です。
最新のスマートフォンとほぼ同じ重さで、 ほとんどのスマートフォンに約2回、タブレットに1回以上の充電可能です。低電流モードも搭載し、Bluetoothイヤホンなどの充電も可能です。
ワイヤレスを使用したい人におすすめ BLUEDOT モバイルバッテリー BMB-Qi10
サイズ | 約14.4 x 6.9 x 1.7 cm |
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重量 | 240g |
参考価格 | 2,019円 |
10,000mAhのバッテリーを搭載しています。スマートフォンは、2回から4回の充電が可能です。LED4灯によるバッテリー残量表示機能を搭載しています。
ワイヤレス充電「Qi」規格に対応し、無線充電なのでQi対応のスマートフォンなどに充電するときは置くだけで検知します。もちろんケーブルは必要ありません。
コンパクトサイズがほしい人におすすめ Anker PowerCore+ mini
サイズ | 約9.5 x 2.3 x 2.3 cm |
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重量 | 約81.6 g |
参考価格 | 1,799円 |
小型のモバイルバッテリーの中で、最大容量の3,350mAhバッテリーセルを使用しています。ほとんどのスマートフォンに1回以上の充電が可能です。
独自技術のPowerIQテクノロジーで、接続された機器を自動的に検知しフルスピード充電が可能です。コンパクトでスティックタイプなので、バッグの中でも場所をとりません。
1Aアダプタ(別売り)と付属のMicro USBケーブルを使えば、約3~4時間でフル充電ができます。
スリムタイプがほしい人におすすめ エレコム モバイルバッテリー DE-M04L-3200
サイズ | 約W24×D24×H101mm |
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重量 | 72g |
参考価格 | 2,127円 |
スリムな設計でバッグに入れたり、ポケットにも入ります。持ち運びに便利なコンパクトタイプのスマートフォン用モバイルバッテリーです。※iPhone 11 / iPhone 11 Pro / iPhone 11 Pro Max対応
USBポートに搭載した高性能ICが接続機器を自動で見分け、最適な出力で最速に充電できる「おまかせ充電」に対応しています。
出力1.8A以上のACアダプタ使用すれば、モバイルバッテリー本体を約2時間で充電でき、チャージ時間を大幅に短縮することができ、バッテリー容量3200mAhでスマートフォンを約1回充電できます。
モバイルバッテリーはPSEマーク表示が必須に
電気用品は、経済産業省が管理している電気用品安全法(PSE)という法律によって規制されていて、2019年2月1日からモバイルバッテリーはPSEの規制対象となり、PSEマークの表示が義務づけられました。
生活家電の照明、テレビ、エアコンに加え、スマートフォンやモバイルバッテリーなど電気を動力として動いているものは、「電気用品」として区別されます。
PSEマークとは
PSEマークは、電気用品安全法によって電気用品が国の基準を満たしていることを示すマークです。メーカーが基準に沿った安全確認を行い、申請することで表示できます。
PSEマークは、PSEの文字を〇で囲んだ「丸型PSE」とひし形で囲んだ「ひし形PSE」の2つがあります。モバイルバッテリーは、丸型PSEで「特定電気用品以外の電気用品」に分類されます。
丸型PSEは、冷蔵庫、掃除機、電子レンジなどの一般的な家庭で使っているものが多いです。
ひし形PSEは、政府で認定された検査機関による検査を通過し認定を受けたもので、特定電気用品に分類されます。特定電気用品とは、高危険度が予測され、厳重に審査される電気製品です。
PCやスマホの電源のACアダプターやコンセントを分配する電源タップ、コンセントプラグなどについています。100Vや200Vのコンセントに直接つなげる危険度の高いものが対象となっています。
PSEマークのないものは個人間でも売買禁止
2019年2月、経済産業省は過熱して火を噴き、火災につながる事故が多発するモバイルバッテリーを電気用品安全法の規制対象にし、PSEマークのない製品の製造、販売、輸入を禁止しました。
また、PSEマークのないモバイルバッテリーをフリマやネットオークションに出品することは禁止されています。個人でも売買を行った場合、罰金や懲罰を受けることになるので絶対やめましょう。
非純正リチウムイオンバッテリーの事故に注意
国内で正規販売されているモバイルバッテリーはすべて「PSEマーク」はついています。その前に販売されていたPSEマークのないモバイルバッテリーは純正のバッテリーなら買い替えの必要はないでしょう。
事故の多くは、純正バッテリーではなく非純正バッテリー発生した火災事故です。非純正バッテリーの事故は初回充電時や購入後1年未満に多く発生しています。
モバイルバッテリーは、電気用品安全法の規制対象となり、対象以前よりは減少はしているようですが事故が全く起らなくなったわけではありません。
事故を未然に防ぐには、PSEマークのついた良品を選ぶことが重要です。
使用目的に合ったモバイルバッテリーをみつけよう
モバイルバッテリーは、いろいろな種類があります。毎日、持ち歩きたいならコンパクトサイズのものを選べば軽くて場所もとりません。
スマホが2台持ちの人やタブレットも充電したいなら、ポート数が複数あるものを選べば同時に充電できます。
モバイルバッテリーは使用する用途によって選びましょう。また、事故にあわないためには、純正バッテリーを購入しましょう。
粗悪な商品も安価で販売されていますが、メーカー保証とは品質保証も含まれています。適正な価格で信用できるメーカーのモバイルバッテリーを購入して安全に使用しましょう。
SIMチェンジでは、他にも様々なおすすめのモバイルバッテリーをご紹介させていただいております。こちらで、もっと使用目的に合ったモバイルバッテリーが見つかるかもしれません!ぜひご一読ください。