auの白ロムにSIMカードを入れ替えて使用する方法|他社のスマホを使う際の注意点

現在使用中のau SIMカードを入れ替えるだけで、最新のスマートフォンを使うことができます。本記事では、auのSIMカードのうち、どのカードが使えるのか、ドコモやソフトバンクに乗り換えるにはどうすればよいのかを紹介します。また「白ロム」関してわかりやすくシンプルに解説します。
この記事の目次
SIMカードを入れ替えて新しいスマートフォンを使いたい場合、ただ外して入れ替えれば使えるというものでもありません。au側と受け入れ側のスマホの両方で手続きをします。
手続きをクリアすればSIMカードを入れ替えるだけで、最新のスマートフォンを使えます。
auの白ロムにSIMカードを入れ替えて使う場合
白ロムに持っているSIMカードを差し入れて使う方法を紹介します。
白ロムとは
SIMカードを抜いた状態の携帯電話端末のことを「白ロム」と呼びます。電話番号が書き込まれていない携帯電話のことです。
白ロムではない、現在販売されている携帯電話は、電話番号やメールアドレスなどの情報がSIMカードと呼ばれるカードに記録されています。
ICロッククリアが必要
auの白ロムは4G LTE対応以外、原則的に全て「ICロッククリア」をしないとSIMカードを差しても利用できません。
「ICロック」とは、発信、送信、アドレス帳、おサイフケータイなどが利用できない状態を指します。
ICロッククリアの方法
「ICロッククリア」を行うには、auショップに来店してICロッククリアの手続きをする必要があります。この際、別途事務手数料が発生します。
事務手数料については、最寄のauショップで確認しましょう。


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au端末に他社のSIMカードを入れ替えて使用できる?
auで扱っているスマートフォンに、ドコモやソフトバンクなど他社のSIMカードを入れ替えて使う方法を紹介します。
使用するためにはSIMロックの解除が必要になる
auで発売しているスマートフォンに他社のSIMカードを入れ替えて使う場合は、「SIMロック解除」が必要です。SIMロックの解除手続き方法は2つあります。
- Web:パソコンやスマートフォンからMy auにログインして解除
- au取扱店:auショップやauスクエアで解除
WebでSIMロックを解除する方法
- 手元にあるau携帯電話がSIMロック解除を可能かどうかを確認します。※1
- パソコンまたはスマートフォンを立ち上げます。
- My auへのログインします。(My auの受付時間は9時~21時半)
※1:au回線契約を伴わない携帯電話のSIMロック解除には、IMEI情報が必要となります。
店舗でSIMロックを解除する方法
店舗でSIMロック解除をする方法は「購入時」と「購入後」2種類あり、前提によって異なります。
- au携帯電話の「購入時」でのSIMロック解除申し込みは、au取扱店で申し込み
- 「購入後」のSIMロック解除申し込みは、auショップまたはauスクエアのみで受け付け
SIMロック解除申込に必要なもの
SIMロック解除の申込に必要なものは以下の3点です。
- SIMロックを解除するau携帯電話
- 本人確認書類
- 手数料(購入時以外は3,000円が必要)
SIMロック解除対象機種の条件
以下の条件がSIMロック解除対象機種になります。
- 2015年4月23日以降に発売された、SIMロック解除機能対応の機種であること
- ネットワーク利用制限中のau携帯電話でないこと
- 機種購入から101日目以降であること。ただし、一括購入など割賦残債がない場合や、割賦代金をクレジットカード決済の場合は除く。
使用に関する動作の保証はない
auでは他社のSIMカードを挿入して利用した場合の動作内容等を一切保証していません。
また、利用できるサービス、機能、コンテンツの利用などに制限がかかる場合があるので、その点を理解した上で挿入しましょう。
利用料金はSIMカードの提供事業者が定めるものになる
au携帯電話に他社のSIMカードを挿入する場合、利用料金はSIMカードの提供事業者が定める料金がかかります。
利用料金の詳細については、auではなく利用される電気通信サービスの提供事業者に直接問い合わせましょう。
auのSIMカードを別の端末に入れ替えるには
auのSIMカードを別の端末に入れ替える「端末の変更」の概要と注意点を解説します。
auでの手続き方法
SIMカード自体はauのものなので、形状やタイプが同じであれば手続きする必要はありません。しかし、それ以外の場合はすべてSIMカードの変更手続きが必要です。
標準SIM | microSIM | nanoSIM(Android) | nanoSIM(〜iPhone7) | nanoSIM(iPhone8〜) | |
---|---|---|---|---|---|
標準SIM | ○ | 手続要 | 手続要 | 手続要 | 手続要 |
microSIM | 手続要 | ○ | 手続要 | 手続要 | 手続要 |
nanoSIM(Android) | 手続要 | 手続要 | ○ | 手続要 | 手続要 |
nanoSIM(〜iPhone7) | 手続要 | 手続要 | 手続要 | ○ | 手続要 |
nanoSIM(iPhone8〜) | 手続要 | 手続要 | 手続要 | 手続要 | ○ |
これから使う端末とauのSIMカード、本人確認書類を用意し、auショップで手続きできます。手数料は2,000円かかります。
SIMカードを入れ替えるだけで使える?
SIMカードがauなので、利用できる端末はauSIMに対応した端末かSIMフリー端末だけです。SIMカードの形状とタイプが端末に対応していればセットはできますが、端末によっては追加設定が必要です。
iPhoneは入れ替えるだけで使える
iPhoneに搭載されているOS「iOS」のは、セットされたSIMカードのキャリア情報を自動的に識別し設定してくれる機能があります。そのためSIMカードは入れ替えてしばらくすると通信が利用できるようになります。
しかし、auSIMで使える「xxxx@ezweb.ne.jp」または「xxxx@au.com」のドメインのキャリアメールを利用するには、プロファイルを自動的に設定する必要があります。
AndroidはAPN設定が必要
一方のAndroid端末は、SIMカードをセットするだけで使えるわけではなく、APN(アクセス・ポイント・ネーム)設定が必要です。設定手順は次の通りです。
- 設定>ネットワークとインターネット>モバイルネットワーク の順にタップ
- 「アクセスポイント」をタップし、次画面の右上にある「+」をタップしてAPN設定画面を表示させる
APN設定に必要な項目は、SIMカードと一緒に通信会社から届くパンフレットや取扱説明書に記載されています。示された手順通りに入力後、設定を保存し、作成したAPNを選択すれば利用できるようになります。
端末を選ぶときの注意点
機種変更する理由はさまざまですが、新しい端末を選ぶとき必ず押さえておかなくてはならないポイントがあります。使い方が大幅に変わる中でとくに見落としがちな「バッテリー性能」の見方を紹介します。
SIMロックとSIMカードのサイズ・au対応かどうか
auショップで買うのとは違い、新しい端末が持っているauSIMで使えるかどうかは基本的ですが最も重要なポイントです。まずはSIMカードサイズをチェックしましょう。
SIMロックについては、auのSIMロックなら利用できますが、ドコモ・ソフトバンク・格安SIMで買った端末であればSIMロックを解除が必要です。「SIMフリー」と記載があれば、当然問題はありません。
端末を中古で買う場合は、SIMカードのサイズやauネットワークに対応しているかなど、確認が必要だが商品説明に明記されていない場合もあります。スタッフに尋ねるなどして必ず確認しましょう。
自分の使い方でバッテリーが保つかどうか
端末の体積のかなりの部分を占めるのがバッテリーだといわれます。画面が大きければバッテリーもそれに従って大容量であることが多いのですが、これまでより小さな画面の端末に変更する場合は注意が必要です。
一般に、ディスプレイが大きいほど利用の際のバッテリー消費は激しく、それに応じて容量の大きなバッテリーを搭載しています。しかし、旧タイプの端末になるほどバッテリー容量は小さくなる傾向があります。
また、搭載しているCPUによっても消費電力は変わります。旧タイプで画面の小さな端末に変更する場合はバッテリーの保ち時間は念入りに確認しましょう。
端末を中古で買うなら、その端末の明確なバッテリーの保ち時間はわからないのが通常です。こんなときは、一定期間のバッテリー消耗を保証してくれるようなショップで買うという選択肢もあります。
どうしてもバッテリー容量が小さい端末に変更するなら、モバイルバッテリーとケーブルを常に携帯することでカバーすることも可能です。
機種変更すると、使い方をどう変えなくてはならないか、バッテリーの持ち時間以外にもなくなってしまう機能やアプリが使えるかどうかなど細かい点について具体的に確認しておくのがおすすめです。
入れ替え設定にはWiFi環境が必要
端末によってはSIMカードを入れ替えた後、モバイル回線を使えるように設定しなくてはなりません。その設定にはインターネット環境が必要なので、入れ替えはWiFiが利用できる環境で行いましょう。
また、入れ替え後、必要に応じてアプリのダウンロードやバックアップから復旧することもあります。いずれもなかなかの大容量通信になるので、できるだけ高速のWiFi通信を利用するようにしましょう。
auでSIMカードを入れ替える時は事前に手順を確認しよう
SIMカードを入れ替えて、別のスマートフォンで使用することは可能です。ただし、新しく用意したスマートフォンに、SIMカードを差せばいいというわけではありません。
使用時はSIMカードが入れ替え可能なカードか確認しましょう。入れ替え可能なSIMカードは、LTE NET for DATA契約(4G LTE契約)のSIMカードです。
また、使えるスマートフォンはauネットワークへ対応した端末だけです。
ドコモやソフトバンクなど他社へ乗り換える場合は、番号ポータビリティ(MNP)を利用します。MNP予約番号を取得する必要があります。
使用手順や注意点なども確認した上で使用するようにしましょう。