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キャリア別SIMロック解除の方法と条件|解除できないときの対処法も紹介

更新日:2021.04.14

古い端末の場合、SIMロックが解除できない可能性があります。そのため、他社へ乗り換える場合はSIMロック解除の対象端末であることを確認しておくことが大切です。この記事では、SIMロックが解除できないときの対処法などについて解説していきます。

これまではキャリアごとにSIMロックがかかっており、他社に乗り換える際は新たな端末を購入しなければなりませんでした。しかし、現在は総務省の指示によってSIMロック解除が義務化されました。

これにともない、2015年5月以降に国内で販売される端末についてはSIMロック解除対象端末となっています。

しかし、古い端末のまま他社に乗り換える場合、SIMロック解除対象端末でないとスムーズに手続きできないので注意が必要です。

この記事では、SIMロックの解除方法やSIMロック解除対象端末の確認方法などについて紹介していきます。

これからSIMロックが解除できない端末で他社への乗り換えを検討している人は、この記事を読んでスムーズな乗り換えを目指しましょう。

キャリア別SIMロックの解除方法と条件

総務省によってSIMロックの解除が義務化されましたが、SIMロックの解除方法や条件はキャリアごとに異なります。

自身が所持する端末のキャリアを確認し、SIMロックの解除方法や条件を押さえておきましょう。

ドコモの場合

ドコモの場合、SIMロックを解除する方法は2種類です。

  • ドコモオンライン
  • ドコモショップ

ドコモオンラインを通じて手続きした場合は無料ですが、ドコモショップでは1台につき3,300円(税込)の事務手数料が必要です。

また、端末が発売された時期によって手続き方法が異なります。

2015年5月以降に発売された機種

2015年5月以降に発売された機種の場合のSIMロック解除の受付条件です。

  • ネットワーク利用制限やおまかせロックといった各種制限がかかっていないこと
  • 端末の購入日から100日経過していること

2011年4月~2015年4月に発売された機種

2011年4月~2015年4月に発売された機種の場合、2015年5月以降に発売された機種のような受付条件は設けられていません。

ただし、SIMロック解除の手続きはオンラインではできず、ドコモショップだけに限られています。

中古で購入した機種

各種モバイルショップやオークションサイトなどで購入した中古機種の場合、SIMロック解除の受付条件は次の通りです。

  • ネットワーク利用制限やおまかせロックといった各種制限がかかっていないこと
  • 中古で購入した機種がドコモで分割購入した日から100日経過していること

ドコモのSIMロック解除についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

auの場合

auの場合、SIMロックを解除する方法は2種類です。

  • My au
  • auショップ

My auを通じて手続きした場合は無料ですが、auショップでは1台につき3,300円(税込)の事務手数料が必要です。

また、中古端末の場合の手続きはauショップでの受付に限定されています。

SIMロック解除対象機種の条件

au端末の場合のSIMロック解除の受付条件です。

  • 2015年4月23日以降に発売されたSIMロック解除機能対応の機種であること
  • ネットワーク利用制限中でないこと
  • 端末の購入日から101日目以降であること

ただし、端末を一括購入している場合は100日以内でも手続きできます。

auのSIMロック解除についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

ソフトバンクの場合

ソフトバンクの場合、SIMロックを解除する方法は契約の有無や端末の購入方法によって異なります。

ソフトバンクでSIMロック解除する場合の手続き方法は2種類です。

  • MySoftbank
  • ソフトバンクショップ

MySoftbankを通じて手続きした場合は無料ですが、ソフトバンクショップでは1台につき3,300円(税込)の事務手数料が必要です。

ソフトバンクとの契約がある

ソフトバンクとの契約がある場合、端末の購入方法によって手続きできるタイミングが異なります。

  • 分割払い:端末の購入から101日目以降
  • 一括払い:即日

ソフトバンクとの契約がない

ソフトバンクとの契約がない場合、契約がある場合と同じく端末の購入方法によって手続きできるタイミングが異なります。

  • 分割払い:端末の購入から101日目以降
  • 一括払い:即日

端末の購入日や購入方法が不明な場合は、最寄りのソフトバンクショップで確認できます。

ソフトバンクのSIMロック解除についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

SIMロックの解除ができないケース

2015年5月以降に国内で販売される端末についてはSIMロック解除対象端末となっているため、上記で紹介したような方法でSIMロックは解除できます。

しかし、場合によってはSIMロックが解除できないケースもあります。SIMロックの解除ができないケース別にSIMロック非対応機種を紹介します。

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古いiPhoneを使用している場合

古いiPhoneを使用している場合、SIMロックは解除できません。SIMロック解除に対応している機種と対応していない機種をまとめました。

SIMロック解除対応機種SIMロック非対応機種
  • iPhone 6s
  • iPhone 6s Plus
  • iPhone SE
  • iPhone 7
  • iPhone 7 Plus
  • iPhone 8
  • iPhone 8 Plus
  • iPhone X
  • iPhone5c
  • iPhone5s
  • iPhone5

近年は高性能の機種が続々と登場しているため、古い端末を使用している場合は他社への乗り換えを機に新たな機種に変更するのも手段の1つです。

古いAndroidを使用している場合

Androidの古い機種を使用している場合はSIMロックの解除ができません。

2015年5月以降に発売された機種は全てSIMロック解除に対応しているものの、キャリアによっては2015年5月以前に販売された一部の機種は非対応です。

加入時の契約者と手続きを行う人が異なる場合

加入時の契約者とSIMロック解除の手続き者が異なる場合、オンラインではSIMロックが解除できません。

SIMロックの解除は、原則として加入時の契約者でなければ手続きできないことになっています。

たとえば、加入時は未成年で親名義で契約し、その後自身に名義を変更した場合はSIMロック解除の手続きができません。

このような場合はオンラインでの手続きはできないため、各キャリアのショップでの手続きが必要です。

SIMロック解除対応端末かどうかを確認する方法

古い端末だとSIMロックの解除ができないケースがあります。

SIMロックを解除して他社への乗り換えを検討している場合は、自身が所持する端末がSIMロック解除対応であることを確認しておくことが大切です。SIMロック解除対応端末かどうかを確認する方法はキャリアによって異なります。

ドコモ
  • 公式ホームページ
  • 端末ごとに掲載
au
  • 公式ホームページ
  • メーカー別に掲載
  • 実装周波数帯も確認できる
ソフトバンク
  • 公式ホームページ
  • 端末ごとに掲載

ドコモの場合

ドコモの場合、公式ホームページ上でSIMロック解除対応端末かどうか確認できます。スマートフォンをはじめ、次のような端末のSIMロック解除対応状況が掲載されています。

  • ドコモ スマートフォン
  • ドコモ タブレット
  • ドコモ ケータイ
  • ドコモ らくらくホン
  • ドコモ キッズ・ジュニア
  • データ通信製品

auの場合

auの場合、公式ホームページ上でSIMロック解除対応端末かどうか確認できます。メーカー別のSIMロック解除対応端末だけでなく、実装周波数帯も掲載されています。

  • Apple
  • auブランドモデル
  • HUAWEI
  • HTC
  • KYOCERA
  • LG Electronics
  • SAMSUNG
  • SHARP
  • Sony Mobile Communications
  • au Design project

ソフトバンクの場合

ソフトバンクの場合、公式ホームページ上でSIMロック解除対応端末かどうか確認できます。スマートフォンをはじめ、40機種以上におよぶ端末のSIMロック解除対応状況が掲載されています。

  • iPhone・iPad
  • Google Pixel
  • 4G スマートフォン
  • ケータイ
  • タブレット
  • モバイルデータ通信
  • その他のモバイルシアターなど

SIMロックの解除ができない端末を使用する方法はある?

自身が所持する端末がSIMロックの解除ができない場合、現在の端末のまま他社に乗り換えできないと諦めてはいけません。

SIMロックの解除ができない端末でも、次のような方法を試せば使用できる可能性が高まります。

端末と同じ回線の格安SIMを選ぶ

SIMロックの解除ができない端末の場合、端末と同じ回線の格安SIMに乗り換えれば使用できます。

格安SIMは大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているため、同じ回線の格安SIMであればSIMロックを解除せずに端末を使い続けられます。

格安SIMによって使用できる回線が異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。

ドコモ回線を使用できる格安SIM

他の回線に比べてドコモ回線が使用できる格安SIMは多いため、ドコモ回線の端末を使用している場合は選択肢が豊富です。

ドコモ回線が使える格安SIMをまとめた記事はこちらです。

au回線を使用できる格安SIM

mineoの場合、余ったデータ容量をユーザー同士でシェアできるサービスを展開しています。

そのため、月間のデータ容量が少なくなった際にも他のユーザーからデータ容量をわけてもらえるので安心です。

au回線の格安SIMに乗り換える場合の注意点

SIMロックの解除ができない端末でau回線の格安SIMに乗り換える場合、VoLTEの対応の有無を確認しておく必要があります。

なぜなら、VoLTEに対応している端末の場合はSIMロックの解除が必要だからです。

VoLTEとは、4G LTEを活用した最新の音声通信サービスのことです。

通話中の音声がよりクリアに聞こえ、人口カバー率99%超の800MHzプラチナバンドをベースにしていることが特徴です。

au回線が使える格安SIMをまとめた記事はこちらです。

ソフトバンク回線を使用できる格安SIM

大手キャリアと比べると、格安SIMの通信速度は遅い傾向にあります。

しかし、ソフトバンク回線の格安SIMの場合は他の回線に比べて通信速度に対する満足度が高い傾向にあります。

ソフトバンク回線が使える格安SIMをまとめた記事はこちらです。

端末を買い替える

自身が所持する端末が、SIMロックの解除に対応していない古い機種で使い勝手が悪いケースもあります。

このような場合、格安SIMへの乗り換えをきっかけに新たな端末を購入するのも手段の1つです。

端末を買い替える場合、今後乗り換える可能性も考慮して次のような端末を選ぶとよいでしょう。

  • 格安SIMと端末のセット購入
  • SIMフリー端末

多くの格安SIMでは、端末とのセット購入でキャッシュバックや各種割引きといった様々なキャンペーンを実施しています。

そのため、最新機種を選んだ場合でもお得に購入できるケースがほとんどです。

また、端末とセット購入しない場合でもSIMフリー端末を購入しておくと、将来的に他社への乗り換えを検討する際にも乗り換えやすくなります。

SIMロックの解除で安く契約できる格安SIMを選択しよう

OSに関わらず、最新機種の発売日には各ショップに購入希望者が殺到しています。

最新機種で高性能のスマホライフを求める人は多いものの、古い端末でも使い勝手がよければ長く使い続けたいと考える人も多いことでしょう。

しかし、古い機種などは他社への乗り換えがスムーズでない可能性があるため、乗り換えをきっかけに新たな端末を購入するのも選択肢の1つです。

古い機種を使い続ける場合はここで紹介した方法でSIMロックを解除し、スムーズに乗り換えましょう。

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