WiFiなしでデータ通信の節約方法|データ消費を抑えて快適に使おう

スマホはWi-Fiなしでも通信できますが、データ容量を消費するため使いすぎると速度制限がかかります。そのため、制限なしで快適に使い続けるには、データ消費を節約することが大切です。通信量を節約する方法を知り、Wi-Fiなしでスマホを使いましょう。
この記事の目次
ネットに接続するにはWiFiを利用することが多いですが、スマホの場合はWiFiなしでも通信が可能です。これはスマホの場合、契約しているキャリアの回線電波を使用しているからです。
しかし、WiFiなしで通信を行っていると、データ容量を消費し、使いすぎると速度制限にかかります。スマホを快適に利用し続けるためにも、WiFiなしで通信量を節約する方法を知っていきましょう。
WiFiなしの場合はキャリアの回線で通信を行う
そもそもWiFiなしでの通信とはどのような状態を指すのかですが、単純にWiFi回線には接続せずにネットワークを利用することを指します。
スマホは契約しているキャリア回線の電波を利用できるため、WiFiの電波を掴まなくてもネット接続が可能です。
WiFi通信とはルーターを使った無線LAN通信であり、これを使用せずにキャリアの3Gや4G、LTEといった回線を使用する場合はWiFiなしの通信と考えましょう。
もちろん、ルーターでも4GやLTEの回線を使えるものはあるため、単純にルーターを使用しないネット接続がWiFiなしの通信ともいえます。
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WiFiなしの通信のデメリット
スマホはキャリア回線の電波を利用できるため、WiFiなしでもネット接続が可能です。しかし、WiFiなしで使えても、利用方法や用途によっては制限が出てしまうこともあります。
- アップデートができない
- 端末のバックアップができない
- 大きいデータのアプリのダウンロードができない
- 通信量を気にしながら使わなければならない
- iPhoneの初期設定ができない
WiFi接続なしで利用すると、これらの点がデメリットとなります。
アップデートができない
スマホは定期的に新しいバージョンが発表され、快適に使い続けるには更新を行う必要があります。OSの更新作業はスムーズな通信が必要で、かつ大容量のデータ通信を行うため、WiFiに接続しなければなりません。
WiFi環境なしだと最新バージョンへのアップデートができないため、古いバージョンで使い続けることになります。
アップデートをしなくてもスマホの利用はできますが、新機能が使えなかったり、発生しているバグが修正されなかったするといった不具合があります。
また、最新バージョンにしか対応していないアプリもあり、これが利用できない点でも困ってしまうことが多いでしょう。
端末のバックアップができない
iPhoneは端末内にあるデータをクラウド上にバックアップできますが、これを行えるのはWiFi接続時のみです。
つまり、WiFiなしで利用しているとデータのバックアップができず、端末本体のみでデータを保管することになります。
データがクラウド上に保管されていないと、万が一端末が故障した際にすべてのデータが消えてしまいます。
また、機種変更をする際のデータの移動にも手間がかかり、様々なシーンで不便を感じることがあるかもしれません。
大きいデータのアプリのダウンロードができない
キャリア回線を使用したモバイル通信でも、アプリのダウンロードはできます。しかし、データ容量があまりにも大きいとダウンロード自体ができません。
大容量のアプリはWiFiを使用しなければダウンロードできないことが多いため、アプリを自由にダウンロードして使いたい人は少し注意してください。
また、アプリの容量によってはダウンロードできますが、ダウンロード時には当然通信量が発生します。そのため、ダウンロードを続けているとデータ容量を圧迫してしまい、速度制限にかかってしまうこともあります。
WiFiに接続していると大容量のアプリもスムーズにダウンロードできるだけではなく、データ容量を消費しないという点がメリットとなります。
通信量を気にしながら使わなければならない
使い放題のプランでスマホを契約していない場合は、WiFiなしで利用しているなら通信量に配慮して通信を行わなければなりません。
通信量を考慮せずに使っていると、すぐに速度制限がかかってしまい、翌月まで通信速度は大幅に低下します。
契約しているキャリアによって制限時の最大速度は異なりますが、最大128kbps程度まで低下することも多いです。
これはネットの閲覧ですら遅く感じることがある通信速度であり、快適な利用を続けるには速度制限にかからないよう工夫して使うしかありません。
iPhoneの初期設定ができない
iPhoneは購入時の初期設定をWiFi接続で行います。そのため、WiFi環境がないと初期設定ができず、利用までに時間がかかってしまいます。
iTunesに接続して設定を行う方法もありますが、この際にはパソコンが必要である上に、パソコン自体がネットに繋がっていなければなりません。
つまり、どちらにしてもWiFi環境が必要となります。
フリーWiFiを利用したり、購入時に店舗のWiFiを使ってそのまま設定をしたりすることも可能ですが、自宅などの落ち着いた場所でゆっくり設定ができないのはデメリットです。
iPhoneの初期設定について知りたい方はこちらをご覧ください。
WiFiなしで通信容量を節約する方法
WiFi環境を持っていない場合は、速度制限にかからないために通信量を節約した使い方を考えることが大切です。WiFiなしでも、次の方法で通信量の節約はできます。
- WiFiスポットの利用
- ブラウザを変更する
- 動画視聴は低画質で観る
- 契約の容量を変更する
これらの方法を試し、通信量を節約して速度制限にかからないようにスマホを利用しましょう。
WiFiスポットの利用
飲食店や商業施設など、様々な場所にあるフリーのWiFiスポットを利用することで、モバイル通信のデータ消費は抑えられます。
フリーWiFiのサービスは様々な場所で提供されているため、外出先でスマホを使う際には積極的に利用することがおすすめです。
フリーWiFiを使うことでスマホの初期設定やデータのバックアップなどもできます。ただし、フリーWiFiは誰でも接続できてしまうため、個人で利用するWiFiよりはセキュリティ性能が下がります。
データの抜き取りといった被害が起きることもあるため、利用する回線は信頼できるものを選んでください。
また、フリーWiFiを使用する際には、個人情報やクレジットカード情報など、重要な情報は入力しないようにしましょう。
ブラウザを変更する
スマホに初期導入されているブラウザよりも、別のブラウザを使ったほうがネット利用時の通信量は節約しやすいです。
例えばGoogle Chromeなら、設定によってデータの消費量を最大半分程度まで節約できます。データセーバー機能をオンにすると、通信速度が下がることもありますが、通信量の節約は可能です。
ドルフィンブラウザはネットに表示される広告を、非表示にして利用できます。広告が表示されるだけでも通信量は発生するため、余計なところでデータ通信を行いたくない人におすすめです。
ネットの閲覧自体はそれほど通信量を必要としないものの、長く使っているとデータ消費は増えてしまいます。
ブラウザの変更で通信量は抑えられるため、ネットサーフィン利用が多い人はよりデータ消費を減らせるブラウザを使用するとよいでしょう。
動画視聴は低速で観る
動画の視聴はデータ容量を消費しやすいですが、低画質で視聴することで通信量の発生を抑えられます。同じ動画を視聴する場合でも、画質の違いによって発生する通信量は大きく異なります。
低画質で低速通信を選択することで、動画の視聴によるデータ消費は抑えられ、速度制限にもかかりにくくなるでしょう。
ただし、低画質でも動画の視聴自体がデータ消費が多いため、より通信量を節約したいなら、利用自体を控えることが大切です。
契約の容量を変更する
スマホは料金プランによって月間で使えるデータ容量が異なるため、速度制限を避けるには大容量プランに変更することも1つの方法です。
WiFiなしでネットを利用すると、どうしてもデータ容量が多くかかりますが、月々に使えるプランを拡大しておくと通信量を気にせずに利用できます。
ただし、大きい容量プランで契約すると、もちろん月額料金は高くなります。
コストを抑えながら快適に利用し続けるには、速度制限がかかった際に追加でデータ容量を購入するという方法もあります。
大容量プランでデータ容量を余らせてしまうともったいないため、余裕を持ちながらも容量いっぱいまで利用できるプランを選びましょう。
1GBでできること
データ容量のコントロールをするには、使用用途に応じたデータの消費量を知っておくことが大切です。
用途 | 利用可能な範囲 |
---|---|
LINE | 12,000回程度のメッセージのやり取り |
YouTube |
|
音楽 | 1曲4MB換算で250曲のダウンロード |
メール | 2,000通程度の送受信 |
ゲーム | 1時間で10MB通信程度なら100時間 |
用途ごとにどれくらい使えるのかを知り、契約する料金プランの選定に役立ててください。
LINEの消費容量
SNSアプリのLINEは、1GBで12,000回程度のメッセージのやり取りができます。LINEはメッセージのやり取りだけならデータの消費量は少ないため、1GBでも十分長く使えます。
ただし、画像や動画などの送受信を行うと、データ容量を消費しやすくなるので気をつけましょう。画像などデータ容量の多いものを中心に送受信を行うと、1GBで利用できる回数はさらに減ってしまいます。
YouTubeの視聴
動画視聴サイトのYouTubeは、視聴する動画の画質によって1GBで使える時間は異なります。中程度から標準画質の場合は、85~90分程度で1GBを消費します。
低画質で視聴する場合は、120~180分程度視聴できるため、データ消費を抑えて長く使いたい場合におすすめです。
音楽の消費容量
音楽をダウンロードする場合は、そのデータの容量による違いが多いです。1曲3~4分程度の曲なら4MB程度が多く、これなら1GBで250曲のダウンロードが可能です。
音楽データの容量自体が大きい場合は、1GBでも同じ曲数ダウンロードできるとは限らないため、注意しましょう。
また、ダウンロード形式のサービスだとデータ容量の消費はダウンロード時のみですが、ネットに接続しながら利用するストリーミングのサービスは、使用している間中、通信量が発生することは覚えておきましょう。
メールの送受信
メールの送受信もLINEと同じで、メッセージのやり取りだけならそれほど通信量を必要としません。そのため、1GBなら2,000通程度のやり取りが可能です。
しかし、画像や動画など、データ容量の多いものを添付して送受信を行うと、利用可能な回数が減ってしまうことは理解しておきましょう。
ゲームで使う容量
ゲームアプリで使用するデータ容量は、ゲームごとに異なります。そのため、容量の軽いゲームなら長く利用できますが、容量の重たいゲームだと1GBでプレイできる時間は少なくなります。
「ポケモンGO」を例にあげると、このゲームは1時間で大体10MB程度の通信を行います。そのため、1GBでプレイできるのは、約100時間となります。
WiFiなしで通信を行う節約方法を試してみよう
スマホはWiFiなしでも通信できますが、データ容量を使いすぎると速度制限がかかるため、利用方法は工夫する必要があります。
WiFi接続なしでも、使い方次第で通信量の節約はできます。上手に使ってデータ消費を抑え、月額料金の安いプランでも快適にスマホを利用しましょう。
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