WiFiルーターを購入するときの選び方やおすすめ機種を紹介

Wi-Fiルーターを購入する際には、いくつかのポイントがあります。自分に合ったネット環境を整えるには、Wi-Fiルーター購入時のポイントを把握しておかなければなりません。おすすめ機種も参考にしながら、選び方のコツを知っていきましょう。
この記事の目次
WiFiルーターは複数の種類と機種があり、購入時の選択肢は多いです。そのため、どれを選ぶべきなのかで悩む人は多く、どのようなポイントを見るべきなのかと困る人は少なくありません。
自分に合ったWiFiルーターを購入するには、選び方のポイントを知ることが大切です。上手な選び方から種類別のおすすめ機種まで知り、自分に合ったWiFiルーターを購入しましょう。
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WiFiルーターを選ぶときのポイント
WiFiルーターを購入する際には、次の4つのポイントを考慮することが大切です。
- 用途に合う種類を選ぶ
- 使用する人数で選ぶ
- 最新の通信規格に対応している
- 快適な通信ができる機能がついている
それぞれのポイントを把握して、何を重要視すべきかを考えていきましょう。
用途に合う種類を選ぶ
WiFiルーターは大きく持ち運びが可能なモバイルルーターと、自宅据え置き型のホームルーターの2つがあります。
まずは、どのような用途で利用したいかを考えていくことがおすすめです。
完全に自宅のみで、外出先での利用は考えていないならば、ホームルーターがおすすめでしょう。対して外出先でもネットを利用したい場合は、持ち運びができるモバイルルーターが向いています。
モバイルルーターは外出先だけではなく自宅でも利用できるため、据え置き型の代替品として使用することも可能です。
しかし、ホームルーターに比べると通信速度や安定性が下がることは多いため、完全自宅用とするならホームルーターの購入を検討したほうがよいでしょう。
使用する人数で選ぶ
WiFiルーターは無線を飛ばして端末に接続するため、有線接続とは違って1台で複数台との同時接続が可能です。
最大同時接続台数はルーターによって上限が異なるため、何人で利用するかを考えて、性能を選ぶとよいでしょう。
また、少人数で使用する場合でも、一度に接続している台数が多くなりそうなら、複数台接続可能なものを選ぶことがおすすめです。
最大同時接続台数は余裕を持って考えることが大切であり、上限ぎりぎりの数まで接続すると、どうしても通信速度や安定性は下がってしまいます。
これは1つの回線を複数台で分け合っているからであり、接続台数が増えるほど、端末1つあたりが使える電波の量が制限されるとイメージするとよいでしょう。
同時接続台数が多いものは、WiFiルーターの出力がハイパワーであることも多いため、実際に使用する端末数よりもやや多い数を選ぶことで、複数台接続しても快適に使いやすくなります。
最新の通信規格に対応している
通信機器には通信規格と呼ばれるものがあり、これは接続する機器すべてで揃えることが大切です。
現在の主流となっており、快適に利用できるのは「11ac」に対応しているものです。
11acに対応していないルーターだと、どうしても通信速度は下がってしまうため、すでに旧式のWiFiルーターを持っている場合は、新しい通信規格に対応したものに買い替えるとよいでしょう。
また、通信規格はWiFiルーターだけではなく、接続する機器や端末のものも確認しなければなりません。
電波を出力するWiFiルーターの通信規格が最新でも、それを受ける端末の規格が古いと、通信速度の最大値は古いほうに合わせられてしまいます。
快適な通信速度を確保するには、使用している機器全体で通信規格を最新にしておく必要があることは、覚えておきましょう。
快適な通信ができる機能がついている
通信の快適性を向上するための付加機能がついたWiFiルーターもおすすめであり、「干渉波自動回避機能」や「ビームフォーミング」などの機能がついていないかチェックしておきましょう。
これらの機能がついていると、周辺機器からの電波干渉を回避できたり、電波のキャッチや出力のパワーを高めたりできます。
他にもワンタッチで簡単設定ができるものや、アンテナが複数付いたものなどは使いやすいため、便利な機能がついているかどうかも、選ぶ際のポイントとなります。
持ち歩きにおすすめのモバイル型WiFiルーター
外出先での利用をメインに考えているなら、持ち歩きが可能なモバイルルーターがおすすめです。
- Speed WiFi NEXT W06
- Speed WiFi NEXT W05
- Pocket WiFi 801HW
- Pocket WiFi 603HW
これらは最新機種であり、モバイル型でありながら最大速度が速い点が大きな特徴です。
Speed WiFi NEXT W06
最大速度が速く、通信環境も安定している点が、Speed WiFi NEXT W06の特徴です。
下り最大速度 | 上り最大速度 | 通信規格 | 連続待ち受け時間 | その他の機能 |
---|---|---|---|---|
1.2Gbp | 75Mbps | 11ac/11n/11a/11n/11g/11b | 約800時間 |
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高性能ハイモードアンテナを搭載したことで電波の受信が、TXビームフォーミングを搭載したことで電波の送信力が高まっています。
下りの最大速度1.2GbpsはUSB接続した場合の速度ですが、WiFi接続でも867Mbpsが最大速度となっているため、十分高速といえるでしょう。
Speed WiFi NEXT W05
すでに別のWiFiルーターを使用していて、それから乗り換えるならSpeed WiFi NEXT W05がおすすめです。
Speed WiFi NEXT W05ではWiFiお引越し機能が搭載されており、これによって旧機種の設定をそのまま引き継ぎ、すぐに端末に接続できます。
下り最大速度 | 上り最大速度 | 通信規格 | 連続待ち受け時間 | その他の機能 |
---|---|---|---|---|
758Mbps | 112.5Mbps | 11a/b/g/n/ac | 850時間 | WiFiお引越し機能搭載 |
また、基本的なスペックも高く、上りの最大速度は速い点も魅力です。上りの速度はアップロード速度に影響するため、SNSなどで動画や画像を投稿することが多い人に向いています。
Pocket WiFi 801HW
複数の周波数帯域を1つにまとめてより強いパワーで通信を行う、「キャリアアグリゲーション」機能を搭載していることが、Pocket WiFi 801HWの特徴です。
この機能によって、下りの最大速度は972Mbpsと高速になっています。
下り最大速度 | 上り最大速度 | 通信規格 | 連続待ち受け時間 | その他の機能 |
---|---|---|---|---|
972Mbps | 37.5Mbps | 11a/b/g/n/ac | 約900時間 |
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また、同時接続台数も16台と多く、モバイルルーターでありながら大人数での利用も可能です。
Pocket WiFi 603HW
同じくPocket WiFiシリーズの「Pocket WiFi 603HW」は、キャリアアグリゲーションを搭載しているため、快適な速度で通信しやすいです。
下り最大速度 | 上り最大速度 | 通信規格 | 連続待ち受け時間 | その他の機能 |
---|---|---|---|---|
612Mbps | 37.5Mbps | 11a/b/g/n/ac | 約850時間 |
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また、電源を入れて5秒で起動するスピードの速さも特徴であり、外出先ですぐに使いたい人に向いています。
自宅で使うのにおすすめの据え置き型WiFiルーター
自宅据え置きのホームルーターなら、次の4つがおすすめです。
- BUFFALO WiFi 無線LAN ルーター WHR-1166DHP4
- NEC AtermWG2600HP3
- TP-Link WiFi 無線LAN ルーター
- エレコム 無線LANルーター親機
それぞれの特徴の違いを知り、どれが自分に合っているかを見極めましょう。
BUFFALO WiFi 無線LAN ルーター WHR-1166DHP4
最新の11acの通信規格に対応している、BUFFALO WiFi 無線LAN ルーター WHR-1166DHP4は、最大接続台数が9台と比較的多いです。
ビームフォーミング機能も搭載しているため、電波の出力も高く、家中どこでも接続しやすいでしょう。
スマホで簡単に初期設定ができる点も魅力であり、WiFiルーターを初めて購入する人にもおすすめです。
NEC AtermWG2600HP3
最大1733Mbpsの通信速度を誇るNEC AtermWG2600HP3は、最新規格の11acに対応しています。
ワイドレンジアンテナが搭載されているため、幅広く電波をキャッチでき、建物内でも安定した通信が楽しめます。
4ストリームに対応していることで大容量通信も快適に行え、動画の視聴やオンラインゲームなどもスムーズに動作するでしょう。
TP-Link WiFi 無線LAN ルーター
USBポートが搭載しているため、プリンタなどからデータ共有が可能な点が、TP-Link WiFi 無線LAN ルーターの特徴です。
最新規格の11acに対応していることはもちろん、高性能なCPUが搭載されているため、大容量通信にも最適です。
方熱効率のよい構造になっているため、本体が熱くなる心配がなく、つけっぱなしでも劣化しづらい点も魅力といえます。
エレコム 無線LANルーター親機
最大接続台数が24台と多い点が、エレコム 無線LANルーター親機の特徴であり、大人数での利用に適しています。
最新規格の11acに対応しており、ビームフォーミング機能も搭載しているため、快適に接続しやすいです。
また、らくらく引っ越し機能も搭載しているため、別のルーターからの引き継ぎ設定が簡単に行え、買い替えの1台としても最適でしょう。
WiFiルーターをお得に購入する方法
少しでも安くWiFiルーターを購入するには、次の2つの方法がおすすめです。
- ネットで契約して購入する
- 安い時期に購入する
同じ機種でも、工夫次第で安く購入できることはあります。これら2つのポイントを頭に入れ、お得にWiFiルーターを購入しましょう。
ネットで契約して購入する
WiFiを利用するには、回線業者やプロバイダとの契約が必要ですが、これをネットから行うことで、安価でWiFiルーターが購入できる場合があります。
同じ業者でも申し込み方法によって得られる特典が違うことは多く、もっともお得になりやすいのはネット申し込みです。
WiFi利用の月額料金が割引になったり、キャッシュバックを受けられたりと、その他のキャンペーンが付随することもあるため、特におすすめの方法です。
また、プロバイダによっては端末代金を無料で提供することもあるため、このサービスを使うとよりコストを削減してWiFiが利用できるでしょう。
安い時期に購入する
時期によってWiFiルーターは割引して売り出されることもあるため、タイミングを見極めることで通常より安く購入できます。
安くなりやすいのは、イベントごとのセール時はもちろん、メーカーの決算期や夏と冬のボーナスが支給される2回のタイミングです。
メーカーの決算期間近では、少しでも業績を上げようとして割引をつけ、販売促進を図ることも少なくありません。
ボーナスが支給されるタイミングは、財布の紐が緩みやすいという理由から売り出しをかけることも多いでしょう。
タイミング次第では最新機種でも割引が適用されることがあるため、安く買いたいなら購入時期の見極めは重要です。
WiFiルーターの購入に関するQ&A
いざWiFiルーターを購入しようと考えたときには、次の2つの点が疑問としてあがりやすいです。
- レンタルと購入のどちらがよいか
- 試すことはできるのか
これら2つの疑問点を解消して、自分に合った選択肢でWiFiルーターを手に入れましょう。
レンタルと購入のどちらがよいか
WiFiルーターは購入だけではなく、レンタルによる利用も可能です。
レンタルがよいか購入がよいかは、どれくらいの期間利用するかによって異なります。
レンタルは基本的には短期間の利用におすすめであり、旅行や出張などの際には便利です。業者によっては1日単位で貸し出してくれることもあるため、これを利用してもよいでしょう。
対して購入の場合は、年単位で利用することを前提に考えることが大切です。
短期間だけ利用して使わなくなってしまうと、購入費用が高くつき、損をすることも少なくありません。
レンタルと購入では初期費用は購入のほうが高くなりますが、継続して利用するとどこかの時点でレンタルと購入の金銭負担が逆転します。
この時点まで利用するなら購入が、それ以前に利用をやめるならレンタルがおすすめといえるでしょう。
試すことはできるのか
UQ WiMAXなら、「Try WiMAX」というサービスを使って、WiFiルーターの無料お試しが可能です。
お試し期間は15日であり、モバイルルーターとホームルーターのどちらでも選択できます。
お試し期間終了までに返送が必要ですが、この際の送料もUQ WiMAXが負担してくれるため、コストをかけずに利用できます。
ただし、返却期限は出荷から15日後までに届くように発送しなければなりません。
そのため、実際に利用できるのは15日よりも短いため、素早く試して利用するかどうか決める必要があります。
使いやすいと思えるWiFiルーターを購入しよう
WiFiルーターを購入するなら、スペックや付随する機能をチェックすることが大切です。
人によって求める機能や品質は異なるため、一概にどれが一番よいと決まっているわけではありません。
おすすめの機種は人によって違うため、自分にとって使いやすいと思えるものを選び、最適なWiFiルーターを購入しましょう。