飛行機でWiFiを使う方法|持ち込みのモバイルWiFiは使える?無料アプリの利用手順
飛行機内でWi-Fiが使えると便利です。ANA・JAL・LCCの国内線と国際線でWi-Fiが使えるのか、飛行機内で使える無料Wi-Fiアプリの紹介、自分が持っているモバイルWi-Fiは使えるのかどうかも調べてみました。
この記事の目次
今やWiFiは街中のカフェや駅などあらゆる場所で利用することができます。また、飛行機の中にもWiFi環境は整備されています。
今回は、航空各社のWiFi環境の有無や飛行機でWiFiが使えるその仕組み、さらには飛行機でWiFiを使う際に必要なアプリなどについて解説します。旅行や出張などで飛行機を頻繁に利用する人はぜひ参考にしてみてください。
飛行機でWi-fiは使える?【ANA・JAL・LCCの国内線と国際線まとめ】
ANA、JALの大手航空会社の飛行機ではWiFiは国際線、国内線いずれも利用できますが、LCC各社はほとんど利用できないのが現状です。
航空会社 | Wi-Fi利用 |
---|---|
ANA国際線 | ○ |
ANA国内線 | ○ |
JAL国際線 | ○ |
JAL国内線 | ○ |
ピーチ | × |
ジェットスター | × |
バニラエア | × |
春秋航空 | × |
エアアジア | ○ |
ANA国際線
ANA国際線では、有料でWiFiサービスが利用できます。搭乗する機種によって利用時の条件が異なります。
利用できるのは、離陸してから約10分後〜着陸する約10分前までです。ちなみに、ファーストクラスは無料でWiFiが利用できます。
ANA国内線
ANA国内線の場合、「ANA WiFi Service」を利用することでWiFiの利用ができます。料金は無料となっており、離陸してから約5分後〜着陸する約5分前まで利用可能です。
JAL国際線
JAL国際線は、WiFiサービスの対象便であれば有料でWiFiが使えます。データ容量の制限はありません。
料金
- 1時間プラン:$10.15
- 3時間プラン:$14.40
- 24時間使えるフライトプラン:$18.80
JAL国内線
JAL国内線は、WiFiサービスの対象便であれば無料でWiFiを使うことができます。
LCC国際線
ここからは、LCC国際線のWiFi環境について解説します。
ピーチ
残念ながらピーチでは、WiFiは利用できません。
ジェットスター
ジェットスターもWiFiの利用はできません。ただし、機内モードに設定した状態であれば、スマートフォンなどの端末は使えます。
機内モードはインターネットに接続されていない状態なので、メールや情報検索、電話などは行えません。
バニラエア
バニラエアも残念ながら機内でWiFiは利用できません。
春秋航空
春秋航空は中国国内の路線に限りWiFiが利用できますが、日本の路線に関してはWiFiは利用できません。
エアアジア
エアアジアは、LCCの中では珍しく機内WiFiが有料で利用ができます。
料金は、WhatsApp、WeChat、LINE、KakaoTalk、Viber限定のChats Plan(5MB)で9リンギット 、Internet Plan(15MB)で18リンギット、Internet Plan(50MB)で48リンギットです。
なぜ飛行機でWi-fiが使えるの?仕組みは?
飛行機の中でWiFiが利用できるのは、地上から衛星を経由して電波を各航空機に飛ばしているためです。つまり人工衛星経由で利用できるというわけです。
ちなみに、JALの場合はスカパーJSAT株式会社と契約してスカパーの衛星を通じて機内に電波を送っています。
飛行機は非常に速いスピードで飛んでいますが電波を自動的に捕捉するアンテナがあるので、飛んでいる位置に関係なく電波を受信できます。また、受信した電波は機内に設置されているアクセスポイントと呼ばれるルーターのような機器を通して乗客の端末に行き届かせているそうです。
衛星を利用する方法以外にも、地上から航空機に向けて電波を送る仕組みもあります。ただし、これは主に地続きの大陸を飛ぶ航空機に対して行えるもので、海の上を飛ぶこともある日本の航空機の場合、利用は難しいとされています。
飛行機で使える無料Wi-fiアプリの使い方【ANA編】
飛行機でWiFiを使用する際に必要となるアプリの使い方について解説します。まずは、ANAの航空機でWiFiを使用する場合についてです。
ANAの航空機でW-Fiを使用する場合、アプリのダウンロードが必要となります。アプリがないとインターネット接続はできないので注意してください。
ANAアプリでWiFiに接続する手順
- 搭乗したら端末を機内モードに設定する
- 離陸したらWiFiの設定画面から「ANA-WiFi-Service」を選択
- アプリを起動させる
- Apple製品の場合トップページ右下の「もっと見る」を選択、Android製品の場合左上のバーガーメニューをタップする
- 「国内線 機内WiFi」を選択
- 「接続」を選択
- ポータルサイトの「インターネット接続はこちら」を選択
- メールアドレスを入力
- 「利用規約に同意する」を選択
- 「接続」を選択
- 「新しいブラウザ画面を開く」を選択
- 「新しいブラウザ画面を開く」を選択して接続完了
接続自体は難しくないので、ぜひ試してみてください。
飛行機で使える無料Wi-fiアプリの使い方【JAL編】
JALの場合もアプリのダウンロードは必須です。アプリを事前にダウンロードしてアカウントの登録まで済ませておけば、「スカイカメラ」を利用することができます。
スカイカメラは「搭乗記録スタンプ帳」や写真などが、フライト情報と一緒に記録することができる機能のことです。
JALアプリでWiFiに接続する手順
- 搭乗したら端末を機内モードに設定する
- 離陸したらWiFiの設定画面から「gogoinflight」を選択
- アプリを起動させる
- Apple製品の場合JALアプリのトップページ右上にあるバーガーメニューを、Android製品の場合左上のバーガーメニューをタップする
- 「国内線 機内WiFiサービス」を選択
- 「機内WiFiに接続する」を選択択
- JALのWebサイトが出てくるので「無料インターネット接続」を選択
- 「新しいアカウントを作成」もしくは「ログイン」を選択
- セキュリティー承認(半角英数字で5桁の文字・数字を入力する)
- 「インターネット接続」を選択してインターネット接続完了
基本的な流れはANAアプリもJALアプリも似たようなものになっています。
個人の持ち込みモバイルWi-fi(ポケットWi-fi)は使えない?
「わざわざ航空会社のWiFiを使わなくても、自分でWiFiを持ち込めばいいのでは?」と思う人もいるかもしれません。しかし、自身が所有するモバイルWiFiなどを航空機の中で使用することはできません。
これは、モバイルWiFiなどの端末が航空法という法律によって航空機の運航に支障をきたす可能性のある機器に指定されているためです。また、使用すると端末自体が熱くなり、さらに気圧の影響でバッテリーが膨張し爆発する恐れもあるので絶対に使用しないでください。
モバイルWiFiは機内への持ち込みに限り可能です。ただし、航空機が動き出したら電源を切らなければいけないため使用はできません。
まとめ
飛行機内でのWiFiについて航空各社のWiFiの有無、ANA、JALでのWiFiの利用方法などについて解説しました。航空会社の中でも大手はWiFiが利用できますが、LCCなど安さが特徴の会社は、WiFiが利用できないのが一般的です。
そのため、機内でも仕事をしたい人や動画視聴を楽しみたい人などはWiFi利用が可能な航空会社を選ぶようにしましょう。また、ANAやJALはWiFiの利用にアプリが必要となるので、事前にアプリをダウンロードしておくと便利です。