ワイヤレス充電器おすすめ7選【2022年版】|置くだけ簡単充電!Qi規格の人気製品を紹介

この記事では、置くだけでスマホが充電できるワイヤレス充電器の中でもとくにおすすめ製品について解説します。また、ワイヤレス充電器を使用する上で知っておきたい国際規格Qiについても解説していますから、合わせて確認しておきましょう。
この記事の目次
ワイヤレス充電器は、スマホを置くだけで充電できるとても便利なものです。しかし、よくわからずに選んでしまっては、使いにくかったり充電がうまくいかなかったりします。
そのためにも、まずはワイヤレス充電器の特徴を知ることが大切です。本記事では、購入する前に知っておきたいポイントや製品ごとの特徴、使用上の注意点について解説します。
手持ちのスマホや使用シーンを考えながら、自分に合ったワイヤレス充電器がどれか確認していきましょう。
ワイヤレス充電器の特徴
ワイヤレス充電器は置くだけで充電できる手軽さがメリットです。それ以外のメリットやワイヤレス充電器を選ぶうえで重要な国際規格のQiについても解説します。
ワイヤレス充電器とは?
ワイヤレス充電器とは、スマホを充電器に置くだけで充電できるものです。従来の充電方式と違ってアダプター付きのコードが必要ありません。コネクタやケーブル部分に負担がない、あるいは少ない点もメリットです。
ケーブルでの充電は、スマホとの抜き差しを繰り返すと、コネクタやケーブル部分を破損させてしまう恐れがあります。
しかし、置くだけで充電できるワイヤレス充電器の場合、そういった問題点も解消できます。手軽に利用でき、部品破損のリスクが少ないのがワイヤレス充電器の特長です。
国際規格のQi(チー)とは?
国際規格のQi(チー)とは規格の名称であり、ワイヤレス充電器の共通規格です。Qiに対応していればメーカーを問わず利用できます。
世界で最も有名なワイヤレス充電規格です。現在ではiPhoneやAndroid、Appleイヤホンの「AirPods」第二世代など使える幅が広がっています。
ただし製品によって充電速度に違いがあるので、スマホに対応した充電速度のQi充電器を選びましょう。
ワイヤレス充電器を購入する前の確認ポイント
ワイヤレス充電器を購入する前に、次のポイントを確認するようにしましょう。
コイル数が多い方が充電しやすい
ワイヤレス充電器には送電するためのコイルが入っています。このコイルに電気が流れると磁束というものが発生し、空気中に放出されます。
放出された磁束にスマホの中の充電用コイルが反応し、電力に変換されると充電可能です。したがって、充電用コイルが反応する位置に磁束を放出させなければなりません。
ワイヤレス充電器とスマホ、それぞれのコイル位置がずれていると、充電が上手くいかないのです。コイル数が多いほどポジショニングが楽になり、充電しやすくなります。
ワット数はどれくらいか
ワットとは実際に消費する電気エネルギーのことで、ワット数が大きいほど速く充電が完了します。Qiの充電器は、5W・7.5W・10W・15Wの4種類が多いです。
iPhoneだと7.5W、Galaxyなら10W、最新の機種だと15Wにも対応しています。自分の持っているスマホがどのワット数に対応しているかも確認しましょう。
充電器とスマホでワット数が違うときの注意点
ワイヤレス充電器とスマホで対応ワット数が違う場合、ワット数が小さい方の速度で充電されます。
ワット数の高い充電器の方が値段も高いため、手持ちのスマホに合ったワット数のものを購入した方がよいです。ワット数の記載がない場合、「電流(A)×電圧(V)」(掛け算)で計算すれば求めらます。
また、ACアダプタが別売りのワイヤレス充電器を購入する場合、ACアダプタのワット数も確認しましょう。
もちろん、ACアダプタが同封されたワイヤレス充電器の方が確実でおすすめです。手持ちのスマホに対応したワット数のワイヤレス充電器を買うようにしましょう。
ワット数が大きい充電器を使用するときの注意点
ワイヤレス充電器は熱がこもりやすく、ワット数が大きいほどその傾向にあります。
高温になるとセンサーが反応して充電が止まってしまい、止まっては再開を繰り返して、速く充電できません。
ワット数が大きいワイヤレス充電器を使用するときは、熱がこもっていないか確認してできる限り涼しい場所を選びましょう。
また就寝時など、長時間充電できる場合は、ワット数の小さいワイヤレス充電器を使うのも手です。その場合、5Wの充電速度でも問題ありません。
使用シーンも考慮したうえで、自分に合ったワイヤレス充電器を選びましょう。


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スマホの急速充電は入力電流を確認
スマホの急速充電の利用を検討している方は、ワイヤレス充電器の入力電流も確認しておきましょう。入力電流とは、電源プラグから充電器に入る電気電流のことです。
また、充電器からスマホに送る電流を出力電流とよいます。実際に充電速度を上げるためには、出力電流の大きさも重要です。
ただし、ワイヤレス充電器はケーブル充電器よりも送電効率が悪い欠点があります。そのため、電力ロスをカバーするための大きな入力電流が必要になるのです。
また、手持ちのスマホが対応しているより大きいワット数のワイヤレス充電器を使っても、より速く充電できるわけではありません。
したがって、ワイヤレス充電器を買うときは、出力電流だけでなく、入力電流の数値も確認し、急速充電したい場合でも、あくまで手持ちのスマホの上限に合ったワイヤレス充電器を使用しましょう。
Qi対応のおすすめワイヤレス充電器7選
おすすめのワイヤレス充電器はどれも国際規格のQi対応です。AndroidとiPhoneどちらにも対応しているものや高速充電可能なものをはじめ、製品ごとのよい点について解説します。
Anker PowerWave 7.5
Anker PowerWave 7.5は互換性の高い2コイルのワイヤレス充電器です。最新のiPhoneからSamsung製スマホ主要モデルにまで対応しています。
横置きや縦置きができるため、動画視聴やメッセージ確認したいときなど用途に合わせた使い方も可能です。ACアダプターは別売ですから、そちらも購入しておきましょう。
スマホケースをつけたままでも充電できますから手間も省けます。
Anker PowerWave 7.5のACアダプターは別売です。合わせて購入しておきましょう。正規販売店からの注文に限り18ヶ月保証がつきます。注文番号が保証書の代わりなので大切に保管しましょう。
入力電流と出力電流は、次の通りです。
- 入力:5V*2A / 9V*2A / 12V*1.5A
- 出力:5W / 7.5W / 10W
動画視聴やメッセージ確認など、用途に合わせて置き方を変えたい方は、Anker PowerWave 7.5がおすすめです。
Brickspower
Brickspowerは、ケーブルが不要の完全ワイヤレスなモバイルバッテリーです。充電するときに入力端子が必要なく、有線イヤホンを使用できるため充電しながら音楽も楽しめます。
超粘着性ナノサクション技術を採用しており、写真撮影や電話の際にもスマホとワイヤレス充電器を密着させたままで充電可能です。
超粘着性ナノサクション技術を採用しており、無数にあるナノレベルの小さな吸盤がしっかりとスマホを固定しているため落ちる心配もありません。
Brickspowerには温度制御保護、過熱または回路誤作動防止機能もついています。スマホのバッテリー寿命を縮めてしまうリスクを減らしてくれるのもメリットです。
入力電流と出力電流は、次の通りです。
- 入力:5V*2.1A
- 出力:5W
完全にケーブルレスで持ち運びしたい人は、Brickspowerを選びましょう。
NANAMI Qi ワイヤレス急速充電器
NANAMI Qi ワイヤレス急速充電器は、QC3.0/2.0出力アダプターに接続すると急速な充電が可能です。
従来の5W充電アダプターより、充電時間が最大で30分短縮されます。Qi受信機を内蔵しているほとんどの機種に対応しているのもメリットです。
また、縦でも横でも持ちやすくて見やすいデザイン設計にされています。スマホトレイと底面に滑り止めゴムが付いており、安定性を実現しつつスマホを傷つけない作りです。
充電の状態はLEDライトから判断できます。 充電が開始されると青いランプが10秒間光り、終わると青いランプが5秒間光る設計です。
充電中に光ったり点滅したりしないので明りを気にせず安心して寝れます。コイル数は2つです。18ヶ月の製品保証がついており、注文番号が保証書の代わりなので大切に保管しましょう。
入力電流と出力電流は、次の通りです。
- 入力:5.0V 2.0A / 9.0V 1.8A
- 出力:記載なし(備考:電力転換効率:85%)
NANAMI Qi ワイヤレス急速充電器は、寝転がりながらでも急速充電しながらスマホを使いたい人におすすめです。
NANAMI Qi ワイヤレス急速充電器を使用時の注意点
シャープ Aqous、Xperia xz2、xz2 premium、xz3の充電を行う場合には、横置きか逆置きにして行いましょう。
他にも、充電中に振動してしまうと充電スピードが遅くなったり、充電できなくなったりするため注意が必要です。バイブレーション機能をオフにしたりおやすみ機能をオンにして対策しましょう。
NANAMI Qi ワイヤレス急速充電器をUSBに差し込むと、充電器本体の充電が優先されてスマホへの充電ができません。スマホを充電させたいときは充電器をUSBに差し込まないようにしましょう。
NANAMI製品はnanamihomeのみが正規販売店です。購入の際は出品者を確認しましょう。
エレコム Qi 充電器EC-QS02BK
エレコム Qi 充電器EC-QS02BKはでQi充電用コイルを上下に調整できます。スマホを縦置きにしても横置きにしても、コイル位置に合わせて最適な充電ができるワイヤレス充電器です。
各端末のコイル位置を記憶するのに便利な位置決めシールも付属しています。アジャスターが取り外し可能のため、ホームボタンなどがある端末の操作も簡単です。
スマホ接地面にはラバー素材を採用しています。スマホ本体へのキズやバイブレーションによるスマホの滑り落ちを防げるのがメリットです。
素材にもよりますが、3mm以下の厚さのケースをつけたまま充電できます。外した方がよいケースについては、「ワイヤレス充電器を使用するときの注意点」以降の文章を参考にしてください。
入力電流と出力電流は、次の通りです。
- 入力:5V/2A
- 出力:5W
エレコム Qi 充電器EC-QS02BKは、置き位置をあまり気にせず充電したい方におすすめです。
ワイヤレス充電器 ELEGIANT
ワイヤレス充電器 ELEGIANTは、折りたたみ式の2コイルワイヤレス充電器です。0°〜90°の範囲で角度を調整できます。
メッセージチェックしつつ、充電したいときは角度をつけて、鞄に入れる時は折りたたむ、といった使い分けができて便利です。折りたためばコンパクトに収まりますから、スペースを節約できます。
充電速度も速く、QC 2.0または3.0アダプタを使用をすれば最大10Wでの充電も可能です。他に、iphone対応の7.5w、普通の5wなど3つの充電モードに対応しています。
充電器本体の底側にはシリコンが貼ってあり、スマホが落下してしまう心配もありません。
素材にもよりますが、8mm未満のスマホケースならつけたままでも充電可能です。外した方がよいケースについては、「ワイヤレス充電器を使用するときの注意点」以降の文章を参考にしてください。
充電開始時にはブリージングライトが1分間光りますが、充電中や充電完了時には光りません。そのため就寝時の利用にも使えます。
入力電流と出力電流は、次の通りです。
- 入力:5V*2A / 9V*1.67A
- 出力:5W / 7.5W / 10W
ワイヤレス充電器を頻繁に持ち運びたい人は、ワイヤレス充電器 ELEGIANTを選ぶとよいです。
Bestand [3in1] Airpods充電スタンド
Bestand [3in1] Airpods充電スタンドは、スマホ・Airpods・Apple Watchの3種類を同時に充電できる2コイルのワイヤレス充電器です。
また、スマホ充電部分にはQiワイヤレス充電レシーバーも充電できます。
ワイヤレス充電レシーバー(ワイヤレスチャージャー)とは、ワイヤレス充電に対応していないスマホでもワイヤレス充電可能にするものです。
Bestand [3in1] Airpods充電スタンド本体は、アルミニウム合金で作られているため耐久性と頑丈さに優れています。底部分には滑り止めのシリコンパッドも備えられているため、ズレ落ちる心配もありません。
1年間の無料保証もついているため安心です。Bestand [3in1] Airpods充電スタンドは、AirpodsやApple Watchも利用している方におすすめのワイヤレス充電器です。
LUMENAワイヤレス充電器 15W
LUMENAワイヤレス充電器 15Wは、最大15W出力の速さで充電できる充電速度に特化したワイヤレス充電器です。
カラーはインディピンクとシックブラックの2種類から選べます。シンプルでデザイン性にも優れた製品です。脚の取り付け方を変えれば3つの置き方に変えられます。
両側の脚を取って直置きをはじめ、片脚だけつけてスマホ画面を見やすくしたり、両脚をつけてコード類が邪魔にならないよう下に流したりなども可能です。
過電圧、過電流、過充電を防止する機能も搭載されています。入力電流と出力電流は、次の通りです。
- 入力:5V~12V*2.0A
- 出力:5W / 7.5W / 10W / 15W
LUMENAワイヤレス充電器 15Wは、デザインにこだわりつつ利便性も重視したい方におすすめです。
LUMENAワイヤレス充電器 15Wを使用時の注意点
スマホが振動して位置がずれてしまうと、充電が止まってしまう場合があるため気をつけましょう。事前にバイブレーション機能をオフする、おやすみ機能をオンにするといった対策を取りましょう。
Qi未対応スマホでもワイヤレス充電器を使用する方法
Qi未対応スマホでもワイヤレス充電器を使用したいときは、ワイヤレスチャージャーを利用しましょう。ワイヤレスチャージャーのアダプターとスマホを接続すれば、Qiを利用したワイヤレス充電ができます。
使用を考えている方は、自分が使いやすい長さの接続ケーブルも合わせて選ぶとよいです。Qiに未対応のスマホでもワイヤレス充電が簡単にできます。
ワイヤレス充電器を使用するときの注意点
ワイヤレス充電器の使用には、ケーブル使用とは違った注意点があります。
知らないとうまく充電できない、充電器やスマホが過熱してしまうといった不具合が出るため、事前に把握しておきましょう。
場合によってケースは外しておく
充電するとき、厚みのあるケースや金属製、磁気を帯びたケースを使用している場合はケースを外してから利用しましょう。
スマホリングも金属製のものがほとんどなので、利用している方は外してから充電した方がよいです。
上記のケースをつけたままだと、上手く充電できなかったり電力ロスが大きくなる恐れがあります。金属部分が異常に発熱した場合には危険なうえ、思うような充電ができません。
本体と充電器の間に何も置かない
本体と充電器の間にものを置くと、充電が止まってしまう恐れがあるので注意しましょう。
また、金属製や磁器を帯びる飾り、クレジットカードなどは取り外したり抜いたりしてから充電するようにしましょう。
とくにクレジットカードを入れたまま充電してしまうと、カードが破損してしまう恐れがあります。安全に充電を行うためにも、本体と充電器の間には何も置かないようにしましょう。
Wireless Power Consortiumの認証のものを選ぶ
Wireless Power ConsortiumとはQi規格を定めた団体です。ここの認証を受けているワイヤレス充電器は安全性が高く安心できます。
認証を受けるには異物検出機能がある、熱がこもりすぎたときには自動電源オフ機能が働く、などといった安全対策が取られていなければなりません。
異物検出機能や自動電源オフ機能はとても大切な機能です。ワイヤレス充電器とスマホの間に異物が入っているのに気づけない、熱がこもりすぎてスマホやワイヤレス充電器の寿命が縮まる、といった事態を防げます。
ワイヤレス充電器を安全に使用するためにも、Wireless Power Consortiumの認証を受けた製品を選びましょう。
特徴を理解してワイヤレス充電器を購入しよう
Qi規格のワイヤレス充電器は、互換性が高く使い勝手がよい特長があります。iPhoneでもAndroidでも充電できますから、友人や家族との共有充電器に便利です。
Qi規格のワイヤレス充電器を見るポイントは、「コイル数の多さ」「ワット数がスマホに対応したものか」「入力電流の大きさ」の3つです。書かれてある分だけでも事前に確認しておきましょう。
あとは製品の特徴や使用用途に合わせて、自分にあったワイヤレス充電器を購入しましょう。