スマホ決済・電子マネーおすすめ6選|選び方・使い方・特徴徹底比較
スマホで使える電子マネーが今や百花繚乱状態です。Suicaに楽天Edy、PayPayにLINE Pay、どれがよいのかわからない人に向けて、スマホ向け電子マネーの特徴徹底比較から、選び方や使い方、注意点などについてまとめました。
バーコード決済型の電子マネーサービスのメリットはどこにあるのか、今までのタッチ型の電子マネーサービスとは何が違うのか、自分は何を使えばいいのか、よくわかっていない人も多いでしょう。
そこで今回は、数あるスマホ決済・電子マネーサービスの中からおすすめの6つを選んでそれぞれの特徴を紹介しつつ、電子マネーサービスの選び方について紹介します。
これからスマホで電子マネーを使ってみたいという人、新しいサービスに乗り換えたいという人はぜひ参考にしてください。
スマホ決済・電子マネーおすすめ6選
数あるスマホ決済・電子マネーサービスの中から、スマホ決済可能なものでおすすめをいくつか紹介します。
まだスマホ決済・電子マネーサービスを使ったことがない、色々使っているけど何がよいのかわからないという人は、最初に次章の「スマホ決済・電子マネーの選び方」をお読みください。
- PayPay(ペイペイ)
- Suica(スイカ)
- 楽天Edy(らくてんエディ)
- nanaco(ナナコ)
- LINE Pay(ラインペイ)
- メルペイ
「〇〇ペイ」のメインストリーム?PayPay(ペイペイ)
出典:PayPay
ここからはスマホ決済・電子マネーサービスの中でも「〇〇ペイ」系のおすすめ3つを紹介します。
Paypayはソフトバンクとヤフーの合弁企業であるPayPay株式会社が運営しています。
2018年末以降、お笑い芸人の宮川大輔さんを起用したテレビCMが大量に流されており、話題を集めた「100億円還元キャンペーン」の効果も相まって「〇〇ペイ」を象徴する存在となっています。
【PayPayの特徴1】還元率が高い!
還元率とは、自分が使った分に対していくら戻ってくるかという割合のことですが、PayPayはベースの還元率が1.5%となっています。
〇〇ペイは生き残りをかけて競争が激化しており、あの手この手を使って還元率の高さを競っています。
しかし、その還元率の多くは「対象のクレジットカードでチャージをすると」や「対象の店舗で買い物をすると」などの条件がつく上、期間限定のキャンペーンであることが多いです。
条件は満たせるとは限りませんし、キャンペーンはいずれ終わってしまいます。そのため、〇〇ペイの還元率を比較する際は、ベースの還元率を見ることがとても大事だといえます。
PayPayで最も高い還元率を受けられるのは「Yahoo!JAPANカードで事前にPayPay残高にチャージをして、PayPayの利用時にPayPay残高払いをする」というパターンです。
事前チャージの段階で1%の還元を受けられるので、実質合計2.5%の還元になります。
さらに、Yahoo!JAPANカードの側には1%分のTポイントも付与される、というおまけつきです。
【PayPayの特徴2】キャンペーンが多彩
最も象徴的なのは100億円還元キャンペーンですが、これは2回に渡って行われた結果、PayPayの存在と名前を広く世間に知らしめることに成功しました。
キャンペーンは約2カ月ほどで終了するものが多いですが、1つが終わるとまた新しいキャンペーンが始まり、常にキャンペーンが行われている状態です。
最大で10%や20%還元になることも珍しくないので、比較的金額の大きい買い物は還元上限も見極めつつ、お得なキャンペーンの時期に買うのがおすすめといえます。
首都圏では最強!Suica(スイカ)
SuicaはJR東日本が運営しています。
【Suicaの特徴1】電車・バスに乗れて買い物もできる
Suicaは、私鉄各社が参加して株式会社パスモが運営している「PASMO」と相互利用が可能なので、PASMOの営業圏内であればほとんどの電車、バスなどの公共交通機関に乗れます。
タクシーも東京都内であれば日本交通などSuica決済に対応している会社が多いため、タクシー利用にも困ることもないでしょう。
駅の中にあるお店(エキナカ)はほとんどすべてで使えますし、コンビニも大手3社で使えます。他にもスーパー、外食、家電量販店など、使えるお店は非常に幅が広いです。
首都圏であれば、Suicaのアプリである「モバイルSuica」を入れたスマホ1台持って出れば、現金を一切持たなくても困ることはあまりないでしょう。
Suicaの使える店舗等(一例) | |
---|---|
タクシー | 日本交通、国際自動車とその系列各社、共同無線組合の東京無線タクシー、チェッカーキャブ |
コンビニ | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート |
スーパー | イトーヨーカドー、イオン、サミット |
外食 | マクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、吉野家、デニーズ、ロイヤルホスト |
家電量販店 | ヨドバシカメラ、ビックカメラ |
【Suicaの特徴2】ポイントがたまりにくい
Suicaのスタートは2001年で、電子マネーとしては最古参の部類に入ります。元々はICカード乗車券で電車に乗るためのツールだったので「ポイントを貯める」という概念がなく、後発の電子マネーがさまざまなポイント制度を整備していく中、Suicaのポイント制度は非常に脆弱なものでした。
このポイント制度にテコ入れをすべく、2019年10月から「JRE POINT」という制度を新たに立ち上げたところです。
しかし、Suicaの使えるお店に対して、JRE POINTが貯まる・使えるお店がまだまだ圧倒的に少ないのが現状です。
しかも、今までモバイルSuicaを使っていた人でもJRE POINTを貯めるには改めてJRE POINTのサイトで登録を行う必要があり、自動的にポイントが貯まっていくわけではありません。一部では「最強の電子マネー」とも言われるSuicaですが、ポイント重視派にとってはこの点がネックになりそうです。
どのくらいおトクなの?
をもとに算出
プランをみつけよう
全国で幅広く使える!楽天Edy(らくてんエディ)
出典:楽天Edy
楽天Edyは「楽天市場」などを運営する楽天株式会社の子会社、楽天Edy株式会社が運営しています。
【楽天Edyの特徴1】全国で幅広く使える
楽天Edyは特定の会社やサービスの利用者にメリットが偏ることがない、というのが最大のメリットでしょう。
使えるお店はコンビニ大手3社を始めとして、その他には北海道のコンビニチェーン店であるセイコーマート、和歌山県を中心に関西・東海地方に出店するスーパーのオークワなど、地域に密着したお店が多数含まれている点は楽天Edyならではです。
楽天Edyの使える店舗等(一例) | |
---|---|
コンビニ | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、セイコーマート |
スーパー | イトーヨーカドー、サミット、オークワ |
外食 | マクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、吉野家、デニーズ、ロイヤルホスト |
家電量販店 | ヨドバシカメラ、ビックカメラ |
【楽天Edyの特徴2】楽天スーパーポイントが貯まる、使える
楽天スーパーポイントとは、楽天グループのサ―ビスの利用で原則として利用金額の1%分が貯まるというポイントサービスのことです。
楽天Edyの利用では、利用金額200円ごとに1ポイントが貯まります。
貯まった楽天スーパーポイントは、1ポイント1円換算で楽天Edyにチャージできます。楽天市場や楽天モバイルといった、楽天グル―プのサービスをよく利用する人に楽天Edyはおすすめです。
また、スマホ版の楽天Edyに限り、楽天スーパーポイント以外にも各社のポイントで貯めることもできます。楽天スーパーポイント以外のポイントを集めている人は、切り替えて貯めると効率的です。
楽天スーパーポイント以外で貯められるポイント | ANAマイレージクラブ、Ponta、auポイント、Tポイント、ヨドバシゴールドポイント、ヤマダポイント、エポスポイント、ビックポイント、ドットマネー、マツモトキヨシ現金ポイント、エディオンポイント |
全国のセブンイレブンで使える!nanaco(ナナコ)
nanacoは株式会社セブン&アイ・ホールディングス傘下の株式会社セブン・カードサービスが運営する電子マネーサービスです。
nanacoのような流通系の電子マネーサービスは「その系列のお店をよく使うかどうか」によって使い勝手が変わってきます。
つまりセブンイレブンやイトーヨーカドーをよく使う人にとってはよりメリットを感じやすいですが、ほとんど使わない、家や会社の周りにお店がない、という人はメリットを感じにくいです。
それにも関わらずあえてnanacoをおすすめに挙げているのは、今やコンビニは日本人の日常生活に密着した存在であり、その最大手がセブンイレブンだからです。
【nanacoの特徴1】nanacoポイントが貯まりやすい
nanacoは、200円の利用ごとに1nanacoポイントが貯まります。nanacoポイントは1nanacoポイント=1円換算で使えます。
もちろん他の電子マネーでもポイントがつくものは多いですが、nanacoはセブンイレブンでの買い物の際にポイントが2倍になったり、5倍になったりすることがあります。セブンイレブンを日常的に利用している場合、Suicaや楽天Edyを使うよりnanacoを利用するほうがポイントが貯まりやすいということです。
そして貯まったnanacoポイントは、セブンイレブンでの買い物でサッと使うことができます。このポイントの貯めやすさと使いやすさがnanaco最大のメリットでしょう。
なお、nanacoポイントはANAのマイルに交換できますが、500nanacoポイント→250マイルと比較的交換レートが高い点も魅力です。
利用者同士での送金や割り勘に便利なLINE Pay(ラインペイ)
出典:LINE Pay
LINE Payは言うまでもなく、メッセージアプリの「LINE」を手掛けているLINE株式会社の子会社、LINE Pay株式会社が運営しています。
LINE Payの機能はLINEに内包されており、有効化すれば約30秒程度ですぐに使えるようになります。
スマホユーザーの多くがLINEを使っていると思いますので、改めてダウンロードする必要がないという点で他の〇〇ペイに比べると有利です。
【LINE Payの特徴1】LINEユーザー間での送金や割り勘がスムーズ
LINE Payの送金は、LINEのメッセージ画面やLINEアプリの「ウォレット」から送ることができます。
送られた相手はLINE Payに登録した上で銀行口座を登録するなどして本人確認まで済ませている必要はありますが、LINEを使っている相手であれば新たにアプリをダウンロードしてもらう必要はありませんので、送金がスムーズにいきます。
LINE Payは現金化もスムーズで、登録している銀行口座を経由して出金でき、LINEウォレット画面に表示させたQRコードをセブン銀行のATMに読み取らせることでも出金できます。
割り勘機能はLINE Pay独自の機能です。割り勘をしたいメンバー全員がLINE Payを使っている場合、割り勘が非常にスムーズにいくのでとても便利です。
LINE Pay 割り勘の使い方
- 幹事がLINEウォレットからLINE Payを開き、「割り勘」を選択
- 割り勘用のグループを作りQRコードを表示する
- 割り勘グループができたら幹事はLINE Payを使って全額をお店に支払い
- お店への支払いが終了したら、割り勘グループのメンバーに割り勘金額のリクエスト
- 幹事以外のメンバーはグループのQRコードを読み取る
- 幹事への支払い方法として「現金」と「LINE Pay」の2つが表示
- LINE Payを使っていない場合は「現金」を選択し、表示された金額の現金を幹事に支払う
- LINE Payを使っていれば「LINE Pay」をタップし、割り勘グループに参加
- 幹事からリクエストされた金額をLINE Payで支払って終了
【LINE Payの特徴2】加盟店の数が〇〇ペイの中では最も多い
LINE Payは2019年7月24日の時点で加盟店が171万カ所であると発表しています。これは公表されている〇〇ペイの加盟店の数の中では最も多いものとなっています。
地方などへ旅行に行っても、かなり小さな個人経営のお店でもLINE Payは使えるところが多い印象です。せっかく便利なツールでも使えるお店に出会わなければどうしようもありませんので、加盟店の多さというのは評価すべきでしょう。
メルカリ利用者は持っておきたいメルペイ
出典:メルペイ
メルペイはフリマアプリの「メルカリ」を手掛ける株式会社メルカリの子会社、株式会社メルペイが運営しています。メルペイはメルカリに内包されていますので、メルカリをインストールすればメルペイも使えるようになります。
【メルペイの特徴1】メルカリの売上金をメルペイ残高として使うことができる
メルカリは言うまでもなくフリマアプリで、さまざまな商品を出品して販売できます。メルペイに「お支払い用銀行口座」を登録するか、「アプリで簡単本人確認」をすると、メルカリの売上金がそのままメルペイ残高に自動チャージされます。
メルカリを日常的に使っている人は、ぜひメルペイも使えるようにしておきましょう。「メルカリで不要品を売る」→「その売り上げをメルペイに入れておいて新しいものを買う」という流れを作り、メルペイへの現金チャージをしなくても買い物に困らないようになると非常に便利です。
【メルペイの特徴2】1つのアプリでタッチ型決済とバーコード決済の両方を使える(iOSのみ)
メルペイには「iD」というドコモが運営するサービスがついてきます。iDはメルペイよりもかなり先行して始まっているサービスなので、使える場所が非常に多いです。
メルペイは他の〇〇ペイと同じく、自分のスマホに表示させたバーコードをお店のレジで読み取ってもらう、あるいはお店のレジに用意されているバーコードをスマホで読み取って決済をするバーコード型です。iDはSuicaやnanacoのようにレジに設置された読み取り機にスマホをかざすことによって決済をするタッチ型です。
どちらが便利かは一概には言えず、両者共に一長一短がありますが、メルペイは1つのアプリで2種類の決済方法を手にすることができます。
スマホ決済・電子マネーの選び方
スマホ・電子マネーの選び方を結論から先にいうと「使う時の利便性」と「還元率」の2つを軸に考えるようにしてください。どちらを優先するかによって、選ぶべき電子マネーは変わってきます。
スマホ決済・電子マネーには「タッチ式」と「バーコード式」がある
タッチ式とは、駅の改札口や店舗のレジに設置されている読み取り機にスマホをかざすタイプです。
バーコード式さらに2つに分かれ、スマホの画面に表示されたバーコードやQRコードを店舗のレジのバーコードリーダーで読み取るタイプと、店舗に用意されているQRコードをスマホで読み取るタイプがあります。いわゆる「〇〇ペイ」と呼ばれるタイプのものです。
簡単なのはタッチ式
タッチ式はレジでスマホを出して、読み取り機にかざして「ピッ」とするだけで決済が完了します。
しかし、バーコード式はいずれのタイプにしても必ずスマホの操作を伴います。
店舗のレジでバーコードを読み取るタイプ
- スマホのロックを解除
- アプリを立ち上げる
- バーコードを表示させる
- レジで店員に見せる
急いでいる時にこれは意外にもどかしく、面倒くさいですし、後ろに人が並んでいる中でプレッシャーを感じつつスマホ操作をするのは、妙な緊張感を強いられることもあります。
店舗に用意されているバーコードを読み取るタイプ
- スマホのロックを解除
- アプリを立ち上げる
- カメラを立ち上げる
- QRコードを読み取る
こちらも普段から使い慣れている人はスムーズにできると思いますが、「たまに使う」程度だと意外にやり方を忘れていたり、もたついてしまったりするものです。
「現金の電子マネー化」には「前払い式」(プリペイド型)と「後払い式」(ポストペイ型)がある
「現金の電子マネー化」というのはちょっとわかりにくいかもしれませんが、要するに「電子マネーの中に先にお金を入れておくのか」「電子マネーとして使った分を後から支払うのか」ということです。
「電子マネーの中に先にお金を入れておく」を「前払い式」といい、「プリペイド型」などと呼ばれることもあります。これはATMやレジなどにスマホをかざす、バーコードを読み取る、などして現金を事前にチャージしておくものです。
銀行口座を登録しておいて、そこからチャージすることができるものやクレジットカードからチャージできるものもあります。また、前払い式の中には「オートチャージ機能」といって、残高が一定額より少なくなると紐づけてあるクレジットカードから自動的にチャージができるものもあります。
「電子マネーとして使った分を後から支払う」を「後払い式」といい、「ポストペイ型」とも呼ばれます。これはアプリとクレジットカードが紐づいており、使った分がクレジットカード利用代金として後から請求されます。
支払い方法 | 種類 | |
---|---|---|
タッチ式 | 前払い式 | Suica 楽天Edy nanaco WAON |
前払い式と後払い式の併用 | iD QUICPay | |
バーコード式 | 前払い式 | LINE Pay メルペイ |
前払い式と後払い式の併用 | PayPay 楽天ペイ |
使い過ぎないのは前払い式、便利なのは後払い式
スマホで使える電子マネーサービスのほとんどが、「現金の電子マネー化」には前払いと後払いの両方が使えます。両方使える場合は好きな方法で使えますが、クレジットカードを登録する後払い式の場合は使い過ぎに注意が必要です。
特にタッチ式のサービスの場合は簡単に決済ができてしまいますので、ついついコンビニなどで使い過ぎてしまう恐れがあります。
使い過ぎが怖い場合は「クレジットカードはあえて紐づけない」「現金チャージか銀行口座からのチャージしかしない」と決めて使うのがよいでしょう。
ほとんどのサービスが前払いと後払いの両方が使えますが、中には片方しか使えないものもあります。
たとえばメルペイは、クレジットカードを紐づけられる「iD払い」を選択しないかぎり(iOSのみ)、銀行口座を登録した上でのチャージ、もしくはメルカリの売上金のチャージの利用、つまり前払いの利用しかできません。
逆に楽天ペイは、「『楽天カードの登録』→『楽天キャッシュにチャージ』」という方法をとらない限り、クレジットカードでの後払いしか利用できません。
つまり「Androidを使っていて、なおかつクレジットカードを登録して使いたい」という人はメルペイは使えません。
また、「クレジットカードを持っていないから前払い式で使いたい」という人は楽天ペイは使えません。
「ポイントバック」や「キャッシュバック」でお得に電子マネーサービスを使う
電子マネーサービスを選ぶ際に、利便性の他に基準となるのが「還元率」です。還元率とは、その電子マネーサービスの利用によって現金やポイントなどが戻ってくる率のことです。
決済方法によって還元率が異なったり、キャンペーンの実施で還元率が高くなったりすることがあります。また、サービスによってはキャンペーンを頻繁にやるところもあるので、少しでもお得に電子マネーサービスを利用したければ還元率の高いサービスを選ぶのがコツです。
よく行くお店が決まっている場合
流通系の企業の中には、電子マネーサービスを手掛けているところがいくつかあります。株式会社セブン・カードサービスの「nanaco」、イオンリテール株式会社が手掛ける「WAON」などがその代表です。
もしもあなたが日常的に買い物をしているのがイトーヨーカドーやセブンイレブンならnanacoを、イオンやミニストップならWAONを使うのがおすすめです。これらのお店では自社系のサービスが最も優遇されるからです。
使えば使うほどポイントが貯まっていき、そのポイントは日々の買い物できちんと消費できます。これは流通企業系電子マネーサービスの大きなメリットといえるでしょう。
よく使うサービスや会社が決まっている場合
主にソフトバンク系のサービスと楽天系のサービスを指します。どちらも相互にポイントがついたり、還元率が高くなったりします。
「ソフトバンクやワイモバイルのスマホを使っている」「家のインターネット回線にソフトバンク光を引いている」「メインのクレジットカードにYahoo!JAPANカードを使っている」というような場合は、PayPayを使うと何かとお得になります。
あるいは「楽天市場でよく買い物をする」「スマホは楽天モバイルを使っている」「メインのクレジットカードは楽天カードを使っている」というような人は楽天Edyや楽天ペイを使うとお得になります。
前払い式にクレジットカードでチャージをすると2つのポイントが貯まる
前払い式の電子マネーサービスの中には、クレジットカードを使ったチャージができるものがあります(その都度のチャージ、オートチャージの両方を含む)。この場合、クレジットカードが利用金額に応じてポイントやマイルが貯まるものであれば、「クレジットカードへのポイント」と、その電子マネーを使った場合「電子マネーのポイント」の両方を受け取ることができます。
たとえば、楽天カードでの楽天Edyへチャージ、楽天Edyの利用のどちらもすると200円あたり1ポイントが、楽天スーパーポイントとして加算されます。
ポイントにこだわる人は、店頭で使えるTポイントカードやPontaカードなどを使うとポイントの三重取りができる場合もあります。
スマホ決済・電子マネーは自分のライフスタイルとよく相談して使おう
日本は若年層や現金派、高齢層はクレジットカード派が多いとされており、スマホ決済も含めた電子マネーの普及率は低いのが現状です。
しかし、キャッシュレス化は世界の潮流で政府も積極的に進めているので、今後はスマホ決済・電子マネーがさらにお得に、便利に使える社会にシフトしていくものと思われます。
どのサービスも利用自体は無料ですし、さまざまな還元が受けられたりポイントがついたりということを考えると、むしろ現金決済よりもお得で、損をすることはありません。
そのため、少しでも興味を持ったら色々なサービスを試しに使ってみることをおすすめします。
使っていくうちに自分に合ったものが見えてくるはずなので、メインで使うサービスはその時点で決めても遅くはありません。
使う時期や使う場所によって1番お得に使えるサービスをその都度選ぶ、というのも悪くないでしょう。
▼おサイフケータイ(Felica)対応にしているおすすめスマホはこちらの記事で解説しています。スマホ決済を利用したい方はご一読ください。