スマホ決済アプリ6社を比較|ポイント還元率・手数料で1番お得なのは?
今回はスマホ決済アプリ6社について比較していきます。消費増税に関するポイント還元など、キャッシュレス決済に注目が集まっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
2019年10月の消費増税によって、キャッシュレス決済の5%ポイント還元が行われています。そのため、便利というだけではなく、実用的にキャッシュレス決済を使用している人が増加中です。
そこで今回は、現在提供されているスマホ決済アプリ6社にについて比較してみますので、参考にしてください。
スマホ決済アプリ6社を比較
現在、提供されているスマホ決済アプリ6社について比較していきます。それぞれサービスの特長があり、メリットとデメリットが複雑に絡み合っているため、しっかりと比較して自分に最適のサービスを選択できるようにしましょう。
PayPay
出典:PayPay
テレビCMでもおなじみのPayPayは、大手携帯キャリアのソフトバンクとヤフーが設立した企業によって展開されているスマホ決済アプリです。最近では大胆なキャッシュバックキャンペーンで話題となりました。
サービスが提供されたのは2018年からですが、現在では900万人以上のユーザーを獲得しています。PayPayの特長の1つが、「PayPay残高とYahoo!JAPANカード支払いに設定すると常時1.5%の高いキャッシバック還元を受けられる」ということです。
常時というのがポイントで、アプリ単体での常時1.5%還元はかなり強力な還元率ですので、自分のスマホ決済アプリに導入する価値は高いといえるでしょう。PayPayを利用するメリットはそれだけではありません。
PayPayのメリット
- 使用できる店舗の数が多いので使いやすい
- キャッシュバックの還元率がアップするキャンペーンが頻繁に実施される
- Yahoo!JAPANカードでの支払い設定でTポイント1%を二重取りできる
店舗数が多く利用しやすいことに加えて、還元率アップのキャンペーンが頻繁に実施されるのはユーザーにとっては嬉しいポイントです。
PayPayのデメリット
- オンラインショップでは利用できない場合が多い
- Yahoo!JAPANカード以外での支払い設定では1.5%還元が受けられない
- キャンペーンの適用条件や仕組みなどが複雑でわかりづらい
スマホ決済が普及していくにつれて改善されていくと思いますが、現状としてオンラインショップで使用できないケースが多くなっています。また、1.5%還元を受けるためにはYahoo!JAPANカードの登録が必要不可欠です。
そのため、紐づけられるサービスを利用していない場合は、多少不便さや不満を感じやすいかもしれません。
楽天ペイ
出典:楽天ペイ
楽天市場をはじめ、さまざまなサービスを提供している「楽天」によって運営されているスマホ決済サービスが「楽天ペイ」。現在、日本国内においてQRコード決済利用者の数が最も多いのが、この楽天ペイです。
特長の1つが、「スマホを使ったクレジットカード決済ができる」ということ。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、チャージ形式ではないので残高を気にする必要もなく、サインや暗証番号も必要なし。そのため、誰にでも使いやすく、決済完了までのスピードが速いというわけです。
還元率の高さも特長で、2019年12月2日まで全店舗を対象にした支払額の5%が楽天スーパーポイントとして還元されるキャンペーンが実施されています。さらに、決済に紐づけるクレジットカードを楽天カードに設定することで還元率が1%アップされます。
そのため、日頃から楽天が提供しているサービスを使っているというユーザーにはメリットが多いといえるでしょう。
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メルペイ
出典:メルペイ
大人気のフリマアプリ「メルカリ」に装備されているスマホ決済サービスが「メルペイ」です。
メルカリの「メルペイ」を利用することで、メルカリで発生した売上金や自分で銀行口座からチャージしたお金をメルカリでの買い物はもちろん、実店舗での買い物の決済にも利用できます。また、iPhoneの場合のみ、Suicaへのチャージなどに使用することもできます。
大きな特長として、「iDサービスと連携できるので使用できる店舗の数が多い」ということが挙げられます。現在、iD支払いの加盟しているのは全国で170万ヶ所以上。
これは、他のスマホ決済アプリと比較してもかなり多いといえます。それだけ使用しやすいスマホ決済アプリであるといえるでしょう。
デメリットは、メルカリユーザーでないと初期登録するまでに手間がかかり面倒だということです。また、ポイント還元が常設されていないので、ポイントの二重取り・三重取りがしたいという方には向いていないでしょう。
au Pay
出典:au Pay
大手携帯キャリアのauで有名なKDDIグループによって提供されているスマホ決済アプリ「au Pay」。かつてはauユーザーのみが利用できるサービスでしたが、現在ではauユーザー以外も利用でき、サービス開始は後発的だったにもかかわらず、加盟店舗数は約100万ヶ所となっています。
au Payの特長は支払額に応じてau WALLETポイントが還元されるということです。通常会員なら0.5%、auスマートプレミアムの会員なら1.5%のポイントが還元される仕組みになっています。
ただし、auスマートプレミアムに加入できるのはauユーザーのみ。それに加えて、au Payのチャージ機能などもauユーザーにしか使用は許されていないのが現状なので、auユーザー以外にはお得さや使いやすさを感じにくいサービスかもしれません。
LINE Pay
出典:LINE Pay
スマホユーザーなら誰もが知っているチャットツールアプリ「LINE」によって提供されているスマホ決済サービスが「LINE Pay」です。LINE Payの特長として挙げられるのが、「使用できるシーンが非常に多い」ということでしょう。
QRコード決済やオンライン決済のように決済方法が選択できることはもちろん、LINE Payユーザー間による送金サービスや割り勘サービスも利用可能。さらに、JCB加盟店舗で使用できるカード機能や公共料金の支払いにまで対応しており、幅広いサービス内容となっています。
それに加え、LINEを利用しているユーザーなら誰でも簡単に始められるのも大きな特長。手始めにスマホ決済を利用したいと考えているのであれば、LINE Payがおすすめでしょう。
利用特典としてはLINEポイントが還元されるようになっており、毎月LINE Payを利用した金額によって0.5%~2%まで還元率が変動するようになっています。ただし、2%還元を受けるためには月間10万円の決済をLINE Payで行う必要があるので、ハードルが高いと感じるユーザーが多いかもしれません。
d払い
大手携帯キャリアのドコモが提供しているスマホ決済サービスが「d払い」です。ドコモユーザー以外でも利用可能ですが、特典内容や初期登録などを鑑みればドコモユーザー向けのスマホ決済サービスといえるでしょう。
クレジットカードによる決済のほか、ドコモの携帯料金と合算して支払うことも可能です。dポイントによる還元を受けられ、実店舗で0.5%、オンライン決済では1%という還元率となっています。
スマホ決済アプリの選び方
スマホ決済アプリは特徴から選択するのも良いですが、それぞれのアプリの傾向から選択するというのも1つの手段といえるでしょう。
特典や還元率で選ぶ
スマホ決済サービスを利用するとどんな特典を受けられるのかは、ユーザーにとって気になるところでしょう。
各スマホ決済アプリの特典や還元率
スマホ決済 サービス | 還元率 | 2%還元対象店舗 での決済 | 5%還元対象店舗 での決済 | 特典 |
---|---|---|---|---|
PayPay | 1.5%(常時) | 3.5% | 10% | PayPayボーナス |
楽天ペイ | 0%~5% (店舗により変動) | 5% | 5% | 楽天スーパーポイント |
メルペイ | なし | 2% | 5% | メルカリポイント |
au Pay | 通常:0.5% 有料会員:1.5% | 通常:2.5% 有料会員:3.5% | 通常:5.5% 有料会員:6.5% | au WALLET ポイント |
LINE Pay | 0.5%~2% | 2.5%~4% | 5.5%~7% | LINEポイント |
d払い | 0.5%~1% | 2.5%~3% | 5.5%~6% | dポイント |
還元率だけで見れば、常に1.5%の還元を受けることができるPayPayが一歩抜き出ているといえるかもしれません。また、auスマートプレミアム会員なら、au Payの還元率が高くお得に感じられるでしょう。
各社頻繁にキャンペーンを実施しているので、うまく利用すればかなりお得なポイント還元を受けられます。
支払いに掛かる手数料で選ぶ
支払い方法によっては、銀行からの振替手数料やクレジット決済の手数料などが発生します。スマホ決済サービスを頻繁に利用するなら、手数料によって金額に大きな差が出てくるかもしれません。
各社の支払い手数料
スマホ決済 サービス | 手数料 | 備考 |
---|---|---|
PayPay | 無料 | 3年間は無料の予定 |
楽天ペイ | 3.24%~3.74% | JCB、Diners Club、Discoverは3.74% それ以外は3.24% |
メルペイ | 無料 | - |
au Pay | 無料 | - |
LINE Pay | 無料 | 3年間は無料の予定 |
d払い | 無料 | - |
クレジットカードを連携が必要なサービスについては、手数料が発生します。ですが、通常のクレジットカード決済の場合の手数料と比較すると最大でも4%を切る形になりますので、それはそれでお得であるといえるでしょう。
そのほか、独自のポイントサービスを支払いに使用する場合は各社支払い手数料は発生しません。
支払い方法で選ぶ
チャージが必要な場合やクレジットカードが必要な場合など、ユーザーの性格や状況によって選びましょう。
各サービスの支払い方法
スマホ決済 サービス | チャージ残高 | 連携クレジットカード | 銀行口座振替 | 携帯料金に合算 |
---|---|---|---|---|
PayPay | ○ | ○ ※Yahoo!JAPANカードのみ | × | × |
楽天ペイ | ○ ※楽天銀行、楽天銀行ユーザー、ラクマの売上金のみ | ○ | × | × |
メルペイ | ○ | × | ○ | × |
au Pay | ○ | × | × | ○ |
LINE Pay | ○ | ○ ※限られた場合のみ | × | × |
d払い | × | ○ | ○ ※ドコモ口座所有者のみ | ○ |
このように、各社のサービスによって利用できる支払い方法には違いがあります。そのため、自分が利用しやすい、もしくは利用できるサービスを選択するようにしましょう。
また、支払い方法によっては還元率に違いが出ることもありますので、確認することが大切です。
自分に合ったスマホ決済サービスを選びましょう!
今回は、スマホ決済アプリ6社について比較してきました。各社で特長やメリット、支払い方法などが異なるので、自分が使用するのに最適なスマホ決済サービスを選択することが大切です。
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