スマホでVRが楽しめる!おすすめVRゴーグルとアプリを紹介
スマートフォンを使って、映像の中に入り込んだ臨場感を味わうことができるVR映像を楽しむことができます。ただし、VRを楽しむためにはアイテムを準備する必要があるので詳しく解説します。また、おすすめのVRゴーグルやアプリなども併せて紹介します。
この記事の目次
VRとは「Virtual Reality」の略で、限りなく実体験に近い体験が得られます。実はVRはスマホを使って気軽に楽しむことが可能です。
しかし、VR映像を楽しむためには何を準備すればよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。VR専用のゴーグルを購入したものの、自分に合わなければ使いづらいと感じてしまうかもしれません。
ここではVRの映像を楽しむためのポイントや、スマホ専用のゴーグルのほか、おすすめのアプリなどを紹介します。
スマホを使ったVR映像では何ができるのか
スマホを使ってVR映像を見ると、まるで映像の中の臨場感を味わえたり、架空の世界に入り込んだような感覚で本格的なゲームを楽しむことができます。
また、VR専用のゴーグルには様々な種類がありますが、製品によっては状態が良くないものもあります。ここではVR専用のゴーグルの購入の際、失敗しないためにどのような点に注意すればよいのか、併せて見ていきましょう。
映像の中に入ったような臨場感が味わえる
VRのイメージとして「高価なパソコンやデバイスを取りそろえる必要がある」というイメージを持っている人もいるかもしれません。
しかし、最近ではハイスペックな機材を揃えなくても、スマホを利用して専用のゴーグルにセットすれば、VR映像を十分に楽しむことが可能になりました。
また、これまでのコンテンツは平面上のものしか見れなかったのに対し、VRでは実在の場所や架空の世界を360度見渡すことができるほか、移動したり触れ合ったりといった体験も可能です。
スマホVRで本格的な体験型ゲームもできる
スマホを使ってVRゲームをすると、まるでゲームの世界に入り込んでしまったかのような、迫力ある疑似体験ができることでしょう。
例えば、お化け屋敷で怪物に追われたり、自分の手でモンスターと戦ったりなど、架空空間の世界に自分が入り込んだ感覚でゲームを楽しめます。また、アイドルやヒーローなど、登場人物と同じ目線で一緒にストーリーを進める「ロールプレイングゲーム」なども人気です。
このように最近のスマホVRは、PCや家庭用ゲームと比較しても負けないような、高品質なグラフィックや臨場感のあるサウンドを楽しめるようになりました。
スマホでVRを楽しむための準備
スマホでVR体験を始めるには、いくつかのアイテムを用意する必要があります。まずは基本となるアイテムについて見ていきましょう。さらに、準備が整ったらVRを楽しむための手順方法について詳しく解説していきます。
スマホVRを楽しむための基本アイテム
スマホでVRを楽しむためには、次の物が必要です。
スマホはもちろん、VR専用ゴーグルはスマホをセットし、レンズを通して画面を見るために必要です。次にアプリストアなどで検索し、気になるVRアプリをダウンロードすれば完了です。
この他、ゲームなどのコンテンツによっては専用のコントローラーを用意する必要があるので、アプリの説明を確認しましょう。
スマホでVRを楽しむ手順
必要なアイテムが揃ったら、早速準備に取り掛かりましょう。手順方法については、次の通りです。
まず、気になる人気VRアプリを公式ストアからダウンロードしてみましょう。アプリには様々なジャンルがありますが、無料で楽しめるものも多くあります。
また、VRスマホをプレイする際、スマホの画面は「1眼モード」に設定されているため、アプリ上で画面が2分割される「2眼モード」に切り替える必要があります。最後にスマホをVRゴーグルにセットしたら、お好みのアプリを楽しみましょう。
快適にVRを楽しむためのポイント
スマホを利用して快適にVRを楽しむためには、使用するスマホがVRに対応しているのか、事前にチェックしておく必要があります。このほかWiFi環境やVRゴーグルのメリットについて解説します。
VRに対応可能なスマホのスペックをチェック
VR動画をスマホで楽しむためには、ジャイロセンサーが搭載されており、一定以上のCPU性能と画面サイズであることが要件となります。
ジャイロセンサーとは回転や向きの変化を検知するセンサーのことをいいますが、この機能が無ければVRを利用することができません。
確認方法として、たとえばスマホでユーチューブなどから「VR動画」を再生し、画面右下に「ゴーグルマーク」が表示されれば、ジャイロセンサーが搭載されているということになります。
次に、VRに対応しているスマホのスペックについてまとめましたので、参考にしてみて下さい。
iPhoneの場合
- iPhone 5s以降のモデルであれば安定したVRが楽しめます
Androidの場合
- OS:AndroidOS4.4~6.0以上
- CPU:Snapdragon800 相当以上(1CPUあたり2GHz以上のクアッドコア)
- メモリ:2GB以上
このほか、画面が小さければ没入感が薄れてしまうため、大きさが最低でも「5インチ以上」のスマホがおすすめです。
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スマホVRはWiFi環境で楽しむ
スマホでVR動画をリアルに体感できることは魅力の一つです。
しかし、実際にスマホでVR動画を見る場合、画質自体のリアル感が減ってしまいます。またVR動画では、たくさんのデータ通信量が必要なことから、重くなってしまうことは否定できません。
そのため、スマホでVRを十分に楽しむためには、事前にWiFi環境を準備しておくのがおすすめです。特に、4G回線ではすぐに速度制限になってしまうことが多いので注意が必要です。
VRゴーグルは臨場感を楽しむ重要なアイテム
VRゴーグルがあれば臨場感を十分に楽しむことができますが、実はVRゴーグルがなくても、平行法などの立体視を習得している人は360度の映像を楽しむことが可能です。
この平行法を習得するには「目の焦点が合っていない」という状態を利用して、まずは同じ2枚の写真を重ねてみましょう。左目で左側の画像、右目で右側の画像を見て頭の中で合成すると、徐々に立体的な画像が見えてきます。
ただし、VR映像の醍醐味でもあります、自分が映像の一部に入り込むような臨場感や没入感を得ることは難しいかもしれません。そのため本格的な映像を楽しむのであれば、VRゴーグルを利用するのがおすすめです。
VRゴーグルを選ぶ時のポイント
VRゴーグルには様々な種類がありますが、全てのものが自分に合うとは限りません。まず注意したいのはVRゴーグルが、使用するスマホに対応しているかです。
また、レンズに関しては品質の良いものを選んだ方が、よりリアルな臨場感を味わえます。
このほか、VRゴーグルを選ぶ際のポイントがいくつかありますので、どのような点に注意すれば良いのか詳しく解説します。
レンズの品質が良いもの
VR映像を十分に満喫するには、ゴーグルに搭載されているレンズを通して画面を見るため、品質の良いものを選ぶことが重要となります。
もちろん高品質のレンズであるほど画質が良く、よりリアルな臨場感を味わえることでしょう。反対に低品質のレンズは画質が粗いことから、満足のいくVR動画を楽しめないかもしれません。
そのため、レンズを選ぶときのポイントとして、価格の安い物よりも品質の良いレンズを選ぶのがおすすめです。また、レンズのクオリティーを高めるためにレンズは大きめのものが良く、最低でも4cmのレンズ、またはそれ以上のサイズでも構いません。
この他、レンズは球面で屈折率が変わることから、両面が球面タイプものを選んだほうが見やすくなるので知っておくと便利です。
ピント調節機能がある
メガネを使用している人はVRゴーグルの種類によって、メガネを付けたまま装着できるタイプとできないものがあるので、購入するときはチェックしましょう。
さらに購入する際のポイントとして、メガネ用クッションの有無や、使用するメガネのサイズに合うかなどを確認するのがおすすめです。
もちろん、視力が悪い人でも裸眼でVRゴーグルを着用できるものもありますが、近視や遠視など人によって視力は異なります。ピンボケなどで画面が見づらくなることを防ぐためにも、焦点距離調節機能や瞳孔間距離の調節機能が付いているものを選びましょう。
また、左右の視力が全く違うという方も多いのではないでしょうか。このような場合は、左右のレンズをそれぞれ調節可能なVRゴーグルを選ぶとよいでしょう。
視野角が広くとれる
視野角とは、VRゴーグルを装着した際、首を動かさなくても見ることができる「視界の範囲」の角度のことを言います。
この視野角は、重視したいポイントの一つで、FOV数値によって表記されることもあります。このFOVとはField of Viewの略で、日本語では「視野」を意味します。
また、視野角は、最低でも水平方向100度以上あれば快適ですが、広ければ広いほどリアルなVR空間を楽しむことができます。ただし、あまりにリアリティの高い映像だと、酔ってしまうことも否定できません。
当然、視野角が広くなると同時に見える範囲は広がりますが、角度が広くなるにつれ、それに比例して画素数も少なくなり解像度が下がる原因にもつながります。
そのためVRゴーグルを選ぶ際、鮮明な画像を維持するためには、視野角が110~120度のものを選ぶのがおすすめです。
自分のスマホに対応しているか
スマホのVRゴーグルは、大きく分けてiPhoneまたはAndroid対応しているものがほとんどです。
しかし、せっかくVRゴーグルを購入したとしても、自分が持っているスマホに対応していなければ利用することができません。
VRゴーグルに対応できるスマホのサイズや種類は決まっていますので、使用するスマホが対応しているか、購入前にチェックしておきましょう。
装着感の良いゴーグルを選ぶ
ゲームや映画を楽しむ場合、人によっては長時間VRゴーグルを装着することになるかもしれません。
そのためスマホの重量を考慮し、なるべく軽量で長時間装着しても首や頭が疲れないものを選ぶのが理想的です。もしも可能であれば、購入前に実際に装着して自分に合っているか確認することをおすすめします。
ただし、オンラインショップから購入した場合、装着することができません。その際の目安としてゴーグルの重量が700g以上のものは首に負担がかかるので、購入するときにチェックしましょう。
また、自分に合わないゴーグルは、装着時に隙間から光が入ってしまうことで、没入感が削がれてしまいます。そのため、隙間が生じないフィット感も重要です。
ヘッドホン一体型か
ベーシックタイプのVRゴーグルは、イヤフォンやヘッドホン機能が付いていないため、音を楽しむためには別途購入しなければなりません。
しかもVRゴーグルは、単純に動画を楽しむだけのものも多いことから、音をスピーカーから直接出すか、イヤホンやヘッドホンを用意する必要があるため、手間がかかってしまいます。
しかし、最近ではヘッドホン付きスマホ用VRゴーグルも販売されているので、面倒だと感じる人や、すぐにVRゴーグルを楽しみたい方にはおすすめです。
ただ、音質が悪いとVR体験を十分に楽しむことができない可能性があるので、できれば性能の良いヘッドホンが内蔵されているものを選びましょう。
スマホVRゴーグルおすすめ4選
スマホ専用のVRゴーグルには、たくさんの種類があることから、どれを選べば良いのか迷ってしまう人も多いかもしれません。
ここでは、ゴーグル選びに失敗しないためにも、おすすすめの商品について紹介しますので、参考にして下さい。
Canbor VRゴーグル
参考価格:5,000円~
iPhoneでもAndroidでも利用できる、万能型で使いやすいVRゴーグルです。ブルーライトカット機能レンズが採用されているため、視力を守ってくれる他、目の疲れを軽減してくれるというメリットがあります。
しかも、視野角度が120度と広いことから、自分がその場に居るような感覚を味わうことができるでしょう。また対応機種は幅広く、4.0~6.3インチのスマホなら使用が可能です。
このほか、ピントを調整することもできるため、視力が悪い方でも臨場感あふれる映像を楽しめるでしょう。
SAMONIC 3D VRゴーグル
参考価格:2,193円~
SAMONICは販売されている様々なVRゴーグルの中でも、人気上昇中のメーカーの一つです。
その特徴として、ブルーライトをカットしてくれる機能が付いているため、目の疲れや眩しさ・眼精疲労が緩和されるというメリットがあります。
そのほか、Bluetoothコントローラや3.5ミリ端子耳栓型イヤホンが付属しています。さらに4.0~6.0インチのスマホ対応に加え、瞳孔・焦点距離の調節機能付なので、視力が悪い方でもストレスなく映像を楽しめることでしょう。
Gooice 3D VRゴーグル
参考価格:2,990円~
Gooiceは、VRゴーグルを専門に取り扱っている中国ブランドの一つです。
4.7~6.2インチのスマホ対応および、Bluetoothコントローラが付属しています。
Gooice 3D VRゴーグルの特徴として近視800度、遠視400度まで適用されています。この近視度数800度とは、裸眼視力で0.03まで対応が可能で、遠視400度とは裸眼視力0.08まで対応していることを表しています。
また、視野角は120度で、かつ側面に焦点距離調節ダイヤルが付属していることから、各個人に合わせて一番見やすい状態に合わせることが可能です。
VeeR VRゴーグル
ブルーライトカット機能に加え、目に優しい「光学レンズ」が採用されていることから、目の痛みの軽減のほか、眩しさ防止および、眼精疲労を緩和できるのが特徴です。
ゴーグル上部には物理ボタンが設置されているほか、4.7~6.3インチサイズに対応しているため、大きめのスマホにもおすすめです。さらに焦点距離調整ダイヤル付きなので、最適なピントに合わせることが可能です。
また、VeeR VRゴーグルの口コミとして「見た目のデザインがお洒落」「画質が良い」「長時間付けても目が疲れない」「装着時のフィット感が良い」などの声がありました。
スマホで楽しむおすすめVRアプリ5選
VRゴーグルを使うことによって、さまざまなVRアプリを楽しむことができます。しかし、初めて利用する人は何から選べば良いのか迷ってしまう人もいるかもしれません。ここではVRを初めて使う人でも、安心して楽しめるおすすめなVRアプリについて詳しく紹介します。
Google Spotlight Stories
360度の視点変更ができる映画アプリで、映像に入り込んで自分の好きなようにストーリーを追うことができですが、1度見ただけでは全貌を知ることが難しいかもしれません。
そのため、たとえば1回目は主人公目線、2回目は脇役・3回目は風景を中心に見るなど、視点を変えれば何度でも楽しむことができることでしょう。
また、VR専用ゴーグルを利用すれば、映画館や4DXシネマ以上の臨場感が味わえます。ただしアプリの性質上、さまざまな場所に目を向けることになりますので、周りの環境に注意して楽しんで下さい。
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- VRゴーグル:要・不要どちらにも対応
Google Arts & Culture
世界中の美術館や世界遺産などを鑑賞できるアプリで、大ボリュームのアート鑑賞が楽しめます。ストリートビューとVR機能を活用すれば、まるで現地を訪れているかのように、自由なアートを体感できることでしょう。
また美術館を訪れた際、人混みで遠目でしか見れない作品でも、Google Arts & Cultureなら拡大して作品を鑑賞することが可能です。アートに興味がある方は、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
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- VRゴーグル:要・不要どちらにも対応
フィッシングストライク
フィッシングストライクは、世界中の釣りスポットを観光しながら、約700種以上の魚を釣り上げるゲームです。
しかも、釣り上げた魚をアクアリウムに投入し、VRモードを使うとオリジナルの水族館を存分に楽しめることでしょう。
また、レベルが上がるごとに魚に与えるダメージが増え、レアな魚が釣れるような仕組みとなっているため、釣りの専門知識はまったく必要ありません。
ただし、ゲームが進むにつれ「課金しなければ遊びづらい」と言った口コミもありますので注意が必要です。
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- VRゴーグル:要・不要どちらにも対応
Expeditions
学習および教育向けのアプリで、歴史や科学・芸術および自然界をテーマに様々な検索ツアーをVR、またはARで体験することができます。
このExpeditionsを利用すれば、校外学習でエベレストやルーブル美術館など900以上のVR体験が可能です。
またARモードにすると通常では経験することができない、例えば竜巻やハチの巣などを目の前にリアルな体験を味わえることでしょう。
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- VRゴーグル:要・不要どちらにも対応
YouTube
既に多くの人がダウンロードして日々楽しんでいるYouTubeが、最新のアップデートでVR表示ができるようになりました。
さらにお気に入りの動画をVR体験することが可能なほか、VR初体験の人でも気軽に楽しめるのが特徴です。
もちろん、会員登録する必要がなく、無料でたくさんの動画を見ることができることから、VR動画も多数アップロードされています。
特にどのアプリから始めたらいいのかわからないVR初心者の方は、まずはこのYouTubeから試してみてはいかがでしょうか。
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- VRゴーグル:要
スマホで気軽にVR映像を楽しもう
これまでVR映像をリアルに体感するためには、ハイスペックなPCや機材をそろえる必要がありましたが、最近ではスマホでもVR映像を楽しむことが出来るようになりました。
VRゴーグルには様々な種類のものがありますが、リアルな臨場感を楽しむためには、安価な製品よりも、視野角が広くピント調節ができるほか、かつレンズの品質が良いものがおすすめです。
お好みのVRゴーグルが見つかったら、早速アプリを取り込んでVR映像の世界を楽しんでみましょう。