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WiMAXの速度が遅くなる原因とその対処方法を解説

WiMAXはよく固定の光回線と比較されますが、その仕組みは全く違いますから通信速度が遅くなった時の原因もさまざまです。そんな不具合が突然起きても、できるだけ慌てず、早めに手際よく改善する対処法を、症状・原因ごとに紹介します。

WiMAXは、まさに「持ち運べるインターネット回線」です。Wi-Fiを使ってスマホ・タブレットだけでなくPCや携帯ゲーム機も簡単にネットに接続できますが、何らかの原因で急に通信速度が遅くなることもあります。

ここではWiMAXで起こる、急な通信速度低下の症状からその原因を考え、対処法を紹介します。現状と比較しながら、効率よく改善するための参考にしてください。

WiMAXの速度を測ってみよう

なんとなく「ネットが遅くなった」と感じても、実は気のせいということもあります。ここではWiMAXの通信速度を客観的に知るために必要なことを考えてみます。

WiMAXの標準的な速度

WiMAXに限らず、ネットの通信速度にはこちらからネットに向かってデータを送る「上り(アップロード)速度」とネットからデータを受ける「下り(ダウンロード)速度」があります。

そのうち「通信速度が気になる」と言えば動画やアプリのダウンロードの際の「下り速度」であることが多く、そのためWiMAXでも通信速度表記もと下り速度が示されています。

WiMAXの通信速度は、回線の性能だけでなく通信を仲介する端末「モバイルWi-Fiルーター」の性能にも大きく影響されます。

通信速度Speed Wi-Fi NEXT W06Speed Wi-Fi NEXT W05
発売月2019年1月2018年1月
通信速度下り最大1.237Gbps下り最大0.758Gbps

現在WiMAXの通信速度は下り最大1Gbpsとされていますが、その性能をより引き出したいなら最新型の「W06」です。とはいえどちらも通常画質の動画再生などには問題ない通信速度を満たしていますから、特別な使い方をしない限り大きな違いはあまり感じないでしょう。

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WiMAXの速度を測れるサイト

通信速度はよく「最大」〇〇bpsと記載されます。こう示す手法はベストエフォート方式とよばれ、通信速度を「回線の理論上の最大値」で表しています。実際には使う場所や時間帯、環境状況によって通信速度にはかなりの違いが現れるため、全てのユーザーに対してたとえ平均であっても通信速度を保証できないためです。

そのため、隣の家であっても通信速度は全く違うこともあり得ます。となれば、せめて今の通信速度がどれくらいか数値で表せれば、通信事業者に尋ねることも、昨日に比べて速いかどうかを判断することもできます。

そんな時は、通信速度を感覚だけでなく「speedtest.net」などのスピード測定サイトで数値を確認しておくと便利です。speedtest.netは見た目もわかりやすく、サイトにアクセスして画面中央の「BEGIN TEST」ボタンをクリックするだけで利用できる人気の測定サイトです。

ただ、それとは別に一般的な体感の状態を下り速度と比較すると、下の表のようになります。

通信速度体感の状況
30Mbps以上写真など大きなデータの送受信・複数台の同時利用・オンラインゲームを楽しめる
5Mbps以上ネットを閲覧する・高画質(HD)動画を楽しめる
2〜5Mbpsある程度データ量の多いサイトでもさほど時間がかからない・通常の動画を楽しめる
1〜2Mbps通常のサイトは見られるが、動画は途中で止まったり立ち上がりに時間がかかる場合がある
1Mbps以下写真・動画が貼り付けられているサイトを開くのに時間がかかる 動画がよく止まる

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使い方によって体感する遅さは変わりますが、一つの基準として覚えておくと良いでしょう。

WiMAXの速度が遅くなる原因

ここからはより具体的に、WiMAXの速度が遅くなる原因を挙げていきます。今使っている状況に照らし合わせ、順に確認してみましょう。

古いWiMAXを使っている

2015年3月から9月にかけて、WiMAX回線で使うモバイル電波は旧WiMAXから新しい「WiMAX2+」用に切り替えられました。

そのため、旧WiMAX回線の通信速度はそれまでの約3分の1に下がっています。もし2015年以前からWiMAXを使っているなら、これが原因かもしれません。

省電力モードで端末を使用している

WiMAXを使う上でネックになる「バッテリーの持ち時間」は省電力モードを利用すれば長くなります。しかし、特にその必要がないのに省電力モードのままで使うと、速度はかなり抑えられてしまいます。

普段の利用で、一時的にバッテリー残量が心細くなった時に省電力モードに切り替えることはよくあります。うっかり元に戻すのを忘れないように注意しましょう。

通信制限がかかっている

モバイル回線自体に原因がある場合もあります。WiMAXはモバイル回線を使うため、スマホや携帯電話と同じように通信量には制限が設けられ、オーバーすると通信制限がかかります。急に極端に遅くなったら通信制限の可能性を考えましょう。

WiMAXのプランは大きく分けると通信量が無制限の「ギガ放題」と7GBまでなど一定量と定められている「ライトプラン」の2つがあり、それぞれかかる通信制限の性質は異なります。

7GB以上使用した

ライトプランではで定められた月間のデータ使用量7GBを超えると、通信制限がかかります。中にはデータ量が7GBでないものもありますから、契約内容を確認し、公式ホームページの会員サイトなどで現在の使用量を確認しましょう。

3日間で10GB以上使用した

データ量使い放題のギガ放題でも通信制限がかかる場合があります。1カ月あたりのデータ量に制限はないものの、あまりに大量の送受信を行われるのを防ぐため「3日間のデータ使用量が10GBを超えた場合」に速度制限がかかるようになっています。

電波が届きにくい場所で使用している

WiMAXは無線のモバイル回線を使います。使える場所がいくら広いとはいってももちろん電波の届かない場所はありますし、届いたとしても電波が受信しにくいところもあります。

またモバイルWi-Fiルーターから発信されるWi-Fi電波に原因がある場合もあります。Wi-Fi電波のうち2.4GHz帯は家電でもよく使われるため、同時に使うと電波干渉を起こしつながりにくくなることがあります。

通信障害がおきている

あまり頻繁に起こるわけではありませんが、台風などの災害や事故などによってモバイル回線ネットワークに不具合が起こり、通信できなくなる場合もあります。このような通信障害は通信事業者の問題ですから、こちらでできること特になく、復旧を待つしかありません。

モバイルWi-Fiルーターに問題がある

WiMAXでの通信はモバイルWi-Fiルーターを経由します。このルーターに不具合があれば通信速度が遅くなる可能性があります。中にはルーターがフリーズして通信ができない状態であっても、それに気づかないこともあります。

接続機器側に問題がある

通信ネットワークの末端である、接続機器も原因になり得ます。この場合の接続機器とは、モバイルWi-FiルーターからWi-Fiを通じて接続するスマホやタブレット・PCなどのことで、このうち1つでも不具合があれば他の機器での通信も遅くなってしまうことがあります。

WiMAXの速度が遅いときの対処法

ここでは、遅くなったWiMAXの通信速度を改善するにはどのようにすれば良いか、原因ごとの対処法を解説します。

速度制限が解除されるまで待つ

速度制限がかかっている場合は解除されるまで待つしかありませんが、解除されるまでの時間は速度制限の種類によって異なります。

ライトプランでの通信制限は、もともと月間のデータ使用量を超えたことが原因ですから、月額料金の翌月分の起算日、つまり翌月1日にならなければ解除されません。時期によってはかなり長くなりますから、その時はこれからの利用も含め、使い方を見直す必要があるかもしれません。

一方ギガ放題タイプの「3日間で10GB以上使った」時の通信制限期間は、翌日18時から翌々日2時までのネットワークの混雑時間帯です。場合によっては最長で翌々日6時ごろまで継続する可能性がありますが、いずれにしても、速度制限が解除されるまでは「待つ」しかありません。

ハイスピードプラスエリアモードを利用する

ハイスピードプラスエリアモードとは、WiMAX2+回線とauの4G LTE回線の両方を使い、屋内や地下など電波の弱い場所でもつながりやすい高速通信です。別途月額1,005円が必要ですが、プロバイダによっては3年契約プランに加入すると無料になる場合もあります。

ただ、もともとギガ放題で契約していても、ハイスピードプラスエリアモードで使えるデータ量は7GBまでとされており、これを超えると通信制限がかかります。

WiMAXの置き場所を変えてみる

WiMAXで使うモバイル回線の電波は、周波数が高く直進性が高いため経路上にある障害物に非常に弱いという特徴があります。ビルに囲まれた場所は特に電波を受信しにくく微妙で、少し位置を変えただけで状況が改善することも少なくありません。

具体的には、例えば室内の奥まった部屋なら窓際に移動する、窓がない部屋は部屋を変える、ビルの1階ならより高いフロアに移動するなどです。

WiMAXの再起動をしてみる

モバイルWi-Fiルーターに限らず、スマホや携帯電話などでも原因のわからない不具合がみられる時の機器の「再起動」は、手軽にできてしかも効果を得やすい改善方法です。特にルーターはスマホと同じように「電源を入れっぱなし」にしたまま使いますから、一旦リセットする機会自体がないので非常に効果的です。

再起動は一度電源を落として、内部のキャッシュメモリなどをクリアにします。原則として保存されていないデータは失われますから、重要なデータを取り扱っている途中ならきちんと保存してから再起動しましょう。

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WiMAX2+に変更する

もし今使っているのが旧WiMAXなら、WiMAX2+に契約し直せば通信速度の改善が期待できます。

2015年3月まで主流だった旧WiMAXはそれまで下り最大40Mbpsでしたが、その後半年間で約3分の1の下り最大13.3Mbpsまで抑えられました。現在の主流であるWiMAX2+を補強するためです。

WiMAX2+の通信速度は下り最大440Mbpsと格段に上がっています。中には旧WiMAXからWiMAX2+へ無料で機種変更できるプロバイダもありますし、契約期限が近いなら一度解約して新たに契約し直せば新規契約特典も手に入ります。いずれにしても変更するメリットは大きいといえます。

クレードル等を使用する

WiMAXは受信するのも無線のモバイル回線、送信するのも無線のWi-Fi電波です。無線電波は障害物や他からの電波干渉などに影響され通信品質がなかなか安定しないという欠点があります。

一部のモバイルWi-Fiルーターにはオプションとして「クレードル」がラインアップされているものがあります。クレードルは単に充電するための置台としても使えますが、「Wi-Fi電波を使わずに有線で接続を仲介する」機能も持っています。安定した有線接続なら通信速度が改善する可能性があります。

電波の周波数を変えてみる

モバイルWi-Fiルーターから接続機器の間でうまく通信できていないなら、このWi-Fi電波の周波数を変えると通信が改善するかもしれません。Wi-Fi電波には2.4GHz帯と5GHz帯の2つの帯域が自由に変更できるようになっているのです。

2.4GHz帯と5GHz帯を比べると、2.4GHz帯は比較的障害物に強く遠くまで届きますが、5GHz帯より通信速度が遅いという特徴があります。たとえ木造一戸建てであっても、1階リビングから2階の奥まった部屋まで電波が届かないことは十分あり得ます。

WiMAXが遅いときは色々試してみよう

WiMAXでの通信する速度が「遅いな」と感じたら、試せる方法はたくさんあります。使い方や今の症状によってある程度原因を絞り込むと、有効な方法を効率的に試せるようになります。

モバイルWi-Fiルーターの再起動・初期化や、省電力モードになっていないか、設置場所を変えるといったことはすぐにできる簡単な方法ですが、それでも改善しない場合は通信制限や通信障害情報を検索したり、それでもダメなら契約回線自体を確認するといったように徐々に手間のかかる方法へと移れば時間を節約できます。

ただ何より、現状を把握し、考えられる原因に効果的に対処することが大切です。速度が遅いなと感じても慌てることなく、落ち着いて1つずつ試してみましょう。

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