NEC WiMAX2+ toolの便利な機能と操作性・対応機種について
WiMAXの設定や接続の切り替えをもっと簡単にできたら便利ですよね。WiMAXのルーター自体も持ち運びは可能ですが、普段よく使うスマホで操作できたら便利だと思いませんか?そこで今回は、対象のWiMAXルーターをリモートでコントロールできるアプリ「NEC WiMAX2+ tool」についてご紹介します。
この記事の目次
WiFiのルーターの中でも特に人気が高いのが、安さや通信速度の速さが売りのWiMAXです。数あるWiFiルーター会社の中でも随一の安さを誇り、月間容量制限もなしとなっているのでヘビーユーザーにも重宝されています。そんなWiMAXのルーターですが、より便利に利用できるようになる「NEC WiMAX2+ tool」というアプリがリリースされていることをご存知でしょうか。今回はこの便利なアプリNEC WiMAX2+ toolについてご紹介します。
NEC WiMAX2+ toolとは?
出典:Google Play
NEC WiMAX2+ toolは、WiMAXのWXシリーズなどで使用できる専用のアプリのことです。NECの無線LANルーターに対応する、スマートフォン向けの操作アプリで、iPhoneやandroidのアプリストアから無料でダウンロードすることができ、2018年2月現在でWX04、WX03、WX02、WX01、NAD11の5機種に対応しています。
WiMAX自体がそもそも携帯できるため、スマホアプリは必要ないと考える方がいるかもしれません。しかし、WiMAXルーターとスマホの使用頻度を考えてみてください。WiFiの設定以外で使用しないWiMAXと比べ、スマホはさまざまな用途で使用します。端末に触れている時間も圧倒的にスマホの方が長いはずです。WiMAXの設定をするためだけにカバンから端末を取り出すより、使用頻度の高いスマホですべてを済ませることができたら楽だと思いませんか?そんな不便を解消するのがNEC WiMAX2+ toolなのです。
NEC WiMAX2+ toolの便利な機能と操作性
ではNEC WiMAX2+ toolにはどんな機能があるのでしょうか?ここからはNEC WiMAX2+ toolの便利な機能をご紹介します。
NEC WiMAX2+ toolでできることは主に以下の通りです。
- ルーターを起動せずとも通信量やファームウェアの最新状況が確認できる
- リモートでルーターのモードやWiFi周波数などを切り替えられる
- 使いやすいアプリ画面
- タイマーなどの便利な機能
機器によって一部対象外の機能もあります。
ルーターを起動せずとも通信量やファームウェアの最新状況が確認できる
アプリを起動すると、現在接続状態になっているルーターの状況が表示され、電波状況や使用している周波数帯、LAN側の情報やバッテリーの残量などをチェックすることができます。
また、ファームウェアバージョンの確認や更新もこのアプリから行えるため、セキュリティ面でも安心と言えるでしょう。
リモートでルーターのモードやWiFi周波数などを切り替えられる
ルーターが手元になくても最新状況をすぐに確認できたり、リモート操作でスリープ状態にしたり起動したりすることができます。
メニュー画面から休止状態というアイコンをタップすれば、ルーターをスリープ状態に即時切り替えることができます。アプリやルーター側の設定でリモート起動機能をオンにしておけば、スリープ状態から起動させるのもわざわざルーター本体を操作せずに行えるようになります。
周波数帯の変更や省電力モードへの切り替え、再起動などルーター操作に関わるあらゆることがアプリ1つで可能になるので、非常に便利です。
切り替えられるモード・機能一覧
- 休止状態
- 無線LAN帯域
- 通信モード
- ワンタイムHS+A(一時的にハイスピードプラスエリアモードに切り替える)
- リモート起動(休止状態から起動する)
iOSユーザーはリモート設定の際に注意
iOSの場合は、「AtermらくらくQRスタート for iOS」アプリでの接続設定が必要となります。App Storeからインストールしておきましょう。また、iPad/iPod Touchの場合はBluetoothを使ってルーターをペアリングすることも可能です。(iPhoneは非対応)
これをうっかり忘れていると、いくら設定しても満足にリモート操作できないという事態になってしまうので注意しておきましょう。
iPhoneでもまれに設定してもリモート操作に対応しないこともありますが、本来であればiPhoneでももちろん問題なくリモート操作を設定することができます。どうしても反応しない場合は、iPhoneを再起動したり他の機能をオン・オフさせてみるなどの操作を試してみてください。
詳しい接続方法やその他の注意点などはルーターの説明書などに記載されているので、利用前に説明書をまず読みこむことも大切です。
使いやすいアプリ画面
ボタンを押すだけで切り替えができるデザイン
出典:Google Play
アプリ画面はシンプルで、各機能の状態や切り替えが戸惑うことなくできるように設計されているので、リモコン感覚で使うことができます。
機能面では他に無線LAN帯域の切替や、好きなタイミングでルーターの情報を取得できる更新ボタンもあり、ワンタップで操作が行えるのも便利です。
逆に通信を一時休止したい場合は、休止状態ボタンをタップしましょう。無線LANルーターのバッテリーが節約できます。
休止状態から復旧する際も、NEC WiMAX2+ toolアプリのリモート起動ボタンから操作可能です。あらゆる操作は画面上のリモート起動ボタンをタップするだけで、複雑な操作は一切ありません。
パッと見て詳細な情報が把握できる
出典:Google Play
情報表示画面では、より詳細なルーターの状態が把握できます。例えばWAN側IP情報には現在接続中のIPアドレスが表示されます。ファームウェアのバージョンも分かるので、ルーターが最新状態か否かの判別に役立ちます。バージョンが最新でない時は、アプリを再起動することでファームウェアの更新が行えます。
さらに情報画面では通信量が把握可能なので、使い過ぎを防いだり通信モードを切り替える際の参考になります。再起動ボタンではルーターを通信接続し直せるため、通信速度が落ちたと感じたり情報更新が反映されない場合に使いましょう。
通信が再接続したかどうかは、WAN側通信確認ボタンをタップすると判明します。
複数の設定切り替えが一画面で可能
出典:Google Play
設定画面では、各項目の状態を記録して保存できます。省電力モードの設定やモバイル用設定画面の表示、管理者パスワードの変更もできます。
複数の設定の切り替えができるので、あれこれと設定を試したい時にも最適です。
タイマーなどの便利な機能
WX02、WX03では切り忘れ防止タイマー機能も表示され、ルーターのつけっぱなしを防げるので安心です。5GHz帯の有効/無効設定(WX03は利用できません)は、アプリ側でルーターが機能に対応するか判断し、設定可能であれば項目が表示されます。
NEC WiMAX2+ toolの対応機種
NEC WiMAX2+ toolが対応している機種は2018年2月現在で以下の通りとなっています。
Android | iPhone | |
---|---|---|
対応バージョン | Android 4.0/4.1/4.2/4.3/4.4/5.0/5.1/6.0/7.0/7.1 | iOS 8.0 以降 |
接続確認機種 | スマートフォン・タブレット端末 -au SCV33 LGV31 SOV31 SOL26 SOL25 SOL24 SHL24 SCL24 LGL24 SOL23 SCL23 LGL23 KYL22 SHT22 SHL22 SCL22 LGL22 HTL22 SHT21 SCL21 KYY21 HTL21 HTC21 FJL21 CAL21 ISW11HT | iPhone、iPad、iPod touch |
対応機種 | WX04 WX03 WX02 WX01 NAD11 | WX04 WX03 WX02 WX01 NAD11 |
iOS端末であれば、OSのバージョンをiOS8.0以降にすれば問題なく利用できそうです。Android端末の方はau端末のみとなるため、自分の端末が対応しているかどうか、よく確認してからアプリをダウンロードすることをおすすめします。
NEC WiMAX2+ toolでWiMAXをもっと便利に使おう
アプリで使える機能はルーター次第ですが、アプリ側で判別して使える機能だけが表示されますので初心者にも簡単に使うことができます。外出している時でも、操作のたびにわざわざカバンを探ってルーターを取り出さずに済むなど、家の中だけでなく幅広いシーンで活用することができるので、WiMAXのルーターを利用している人にとって「NEC WiMAX2+ tool」はとても便利なアプリと言えるでしょう。無料のアプリなので特に費用がかかることもなく、機種さえ対応していれば利用できるというのも嬉しいポイントです。
WiMAXの申し込みを検討している場合は、「NEC WiMAX2+ tool」に対応した機種で契約するとより便利に利用できるでしょう。自分に合ったWiMAXの機種などは下記からも見つけることができるので、ぜひ活用してみてくださいね。