MVNOで通話料を安く押さえられるプランを大特集!

MVNOは通信量は安いけど、通話料はどうなの?という不安がある人も多いはず。しかしそこは格安スマホ。通話料半額またはそれ以下になるという様々なサービスが各社から出されています。MVNOで通話も安くしたい人のために、音声通話プランやIP電話サービスをまとめてみました。
この記事の目次
スマホの料金の節約のため、格安SIMに乗り換える人がいま急上昇中。MVNOに乗り換えることで月々の通信費用は大幅に節約できるでしょう。しかし、MVNOは通話料が高いというイメージから電話をよく使うという方は乗り換えに不安を感じるかもしれません。

でもそこは格安スマホ。通常で21.6円/30秒の料金が、半額またはそれ以下になるという様々なサービスやかけ放題プランが各社から出されています。MVNOで通話料も安くしたい人のために、かけ放題プランやIP電話サービスをまとめてみました。
通話の種類
通話の種類は大きく分けて3種類あります。
通常の音声通話
大手キャリアなどが採用している方式で、通常の電話回線をそのまま使用した通話方式です。音質は最も良いですが、料金は最も高くなっています。
プレフィックス
プレフィックスとはあまり聞いたことがない単語ですが、どのようなものなのでしょうか?プレフィックスとは通常の電話回線の間に中継点を介する通話方式です。通常の電話番号の前に特定の番号を付けたり、専用のアプリを使って電話をかけることで通話料が安くなります。音声品質は通常の音声通話並みで料金が約半額程度なのが特徴です。多くのMVNOで採用されている通話方式になります。
IP電話
IP電話を使えば、音声付ではなくデータ用SIMを購入しても電話することが可能。今まで使っていた090・080の番号は引き継げませんが、050から始まる番号が付与される場合もあります。
インターネット回線を利用したものなので、音声品質は低いですが通常料金よりも安くなるという利点があります。格安SIMでは、このIP電話をうまく活用することが重要です。
IP電話はデータ通信容量を使用することになるので、データ通信無制限プランと組み合わせて使うのも良いかもしれません。
かけ放題プランがあるおすすめMVNO
MVNOでもかけ放題プランを提供している会社が多くあります。その中で今回は、おすすめの5社を紹介します。節約もしたいけど090・080番号を使いたいという方はチェックしましょう。


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ワイモバイル
ワイモバイルはMVNOではなく、MNOという自社の回線を持っている通信会社です。
ワイモバイルにはデータ通信容量が異なるスマホプランS・M・Lがあります。それぞれ基本プランの中に10分以内の国内通話が無料になるサービスが元々付いていますが、さらにこのスマホプランS・M・Lに付けられる「スーパーだれとでも定額」オプションがあり、通話時間や回数の制限ない完全な通話定額が月額1,080円で利用できます。
- スマホプランS
- 月額2,138円(13カ月目以降3,218円)
- データ容量3GB(2年間)、10分以内の国内通話無料通話のセットプラン。回数は無制限。
- スマホプランM
- 月額3,218円(13カ月目以降4,298円)
- データ容量9GB(2年間)、10分以内の国内通話無料通話のセットプラン。回数は無制限。
- スマホプランL
- 月額5,378円(13カ月目以降6,458円)
- データ容量21GB(2年間)、10分以内の国内通話無料通話のセットプラン。回数は無制限。
- 「スーパーだれとでも定額」
- 月額1,080円。
- だれとでも何回でも何度でも通話無料。
2019年10月1日よりY!mobile(ワイモバイル)の料金プランが新しくなります。
定期(2年)契約のあるプランは新規受付を終了し、契約期間の縛りがないスマホベーシックプランがメインに。
また、新しい容量のプランRが登場します。
変更対象プラン | プラン名 | 高速データ通信容量 | 変更前の料金 (2019年9月30日まで) | 変更後の料金 (2019年10月1日~) | 契約期間・違約金 |
---|---|---|---|---|---|
スマートフォン・SIM向け | スマホベーシックプランS | 4GB(3GB+1GB) | 5,480円 | 2,680円 | なし |
スマホベーシックプランM | 12GB(9GB+3GB) | 6,480円 | 3,680円 | なし | |
【新プラン】 スマホベーシックプランR | 17GB(14GB+3GB) | - | 4,680円 | なし | |
スマホベーシックプランL(新規受付停止) | 21GB(14GB+7GB) | 8,480円 | 5,680円 | なし | |
ケータイ向け | ケータイベーシックプランSS | - | 2,434円 | 934円 | なし |
タブレット向け | データベーシックプランS | 1GB | 3,980円 | 1,980円 | なし |
データベーシックプランL | 7GB | 5,696円 | 3,696円 | なし | |
Pocket WiFi向け | Pocket WiFiプラン2(ベーシック) | 7GB | 5,696円 | 3,696円 | なし |
料金はいずれも税抜です。 スマホベーシックプランの通信容量は2年間のデータ増量オプション無料キャンペーンを適応しています。 |
2019年9月30日までのスマホベーシックプランSの5,480円、2年縛りのあるスマホプランSの2,980円と比べると、データ通信容量はそのままで利用しやすくおトクになっています。
IIJmio(みおふぉん)
人気の高い格安SIMであるIIJmio で、独自のかけ放題オプションがあります。家族間の通話がよりお得になるかけ放題オプションです。誰とでも3分かけ放題のオプションは同一契約者名義間だと10分のかけ放題に、同様に誰とでも10分のかけ放題は家族間では30分のかけ放題になります。
また、「みおふぉんダイヤル」アプリを使うと誰にかけても通話料がで通常の半額である10.8円/30秒になります。家族間でよく電話をするという方はこのIIJmioのサービスはぜひ活用したいですね。
- 10分かけ放題
- 月額648円で家族との10分の通話が無料で、家族以外は3分まで無料。回数制限なし。
- 30分かけ放題
- 月額896円で家族との通話が30分無料で、家族以外は10分まで無料。回数制限なし。
OCN モバイル ONE
OCNモバイルONEでは、3つのかけ放題オプションがあります。「10分かけ放題」は10分以内の国内通話が誰にかけても無料、「トップ3かけ放題」は国内通話料上位3番号への通話が何分でも無料になります。また、2つを組み合わせた「かけ放題ダブル」もあります。
OCN モバイル ONEにも「OCNでんわ」というアプリがあり、これを使用して電話をかけると通常の半額である10.8円/30秒になります。
- 10分かけ放題
- 月額918円で、10分以内の国内通話が何度かけても無料。
- トップ3かけ放題
- 月額918円で、その月の国内通話料上位3番号の通話料が無料。
- かけ放題ダブル
- 月額1,404円で、10分以内の国内通話が何度かけても無料。
- 上記を適用した残りの国内通話料上位3番号の通話料が何分でも無料
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルは通常の時間制限のあるかけ放題以外にも、1カ月に無料で通話できる時間がパックになったかけ放題オプションが用意されています。「通話パック60」では、1カ月に60分間分の通話料が無料になり、「通話パック90」も同様に1カ月に90分間分の通話料が無料になります。
BIGLOBEモバイルにも「BIGLOBEでんわ」というアプリがあり、これを使用して電話をかけると通常の半額である10.8円/30秒になります。
- 「通話パック60」
- 1,080円分(60分の通話量)がパックになったオプション
- 月額648円
- 「通話パック90」
- 1,620円分(90分の通話量)がパックになったオプション
- 月額896円
- 「3分かけ放題」
- 3分以内の国内通話が何度でも無料
- 月額648円
- 「10分かけ放題」
- 10分以内の国内通話が何度でも無料
- 月額896円
mineo
mineoは、docomo、au、SoftBankのすべての回線に対応したマルチキャリアです。au回線やSoftBank回線に対応しているMVNOは少ないので、これらの回線を使いたい方は検討してみてください。
かけ放題オプションは時間制限のものと通話量がパックになった定額オプションがあります。
mineoにも「mineoでんわ」というアプリがあり、これを使用して電話をかけると通常の半額である10.8円/30秒になります。
- 「10分かけ放題」
- 月額918円で10分以内の通話が誰とでも何回でも無料。
- 「通話定額30」
- 月額907円で1ヶ月最大30分の通話が無料。
- 「通話定額60」
- 月額1,814円で1ヶ月最大60分の通話が無料。
IP電話のあるおすすめMVNO
安く通話するならやっぱりIP電話。優れたIP電話のサービスがあるMVNOをご紹介します。
イオンモバイル
イオンモバイルでは、通常のかけ放題オプションのほかにIP電話でのかけ放題オプションが用意されています。「050かけ放題」は時間制限や回数制限のない完全なかけ放題オプションです。
- 「イオンでんわ10分かけ放題」
- 月額918円
- 10分以内の通話が何度でも無料
- 「050かけ放題」
- 月額1,620円
- 国内通話が何分でも何度かけても無料
TONEモバイル(トーンモバイル)
基本プランが1つだけで、基本プランにIP電話が組み込まれているTONEモバイル(トーンモバイル)では、2種類のかけ放題オプションが用意されています。通常の番号でのかけ放題オプションと10分以内の国内通話が無料になるIP電話でのかけ放題オプションです。
- 「TONE電話かけ放題 オプション」
- 月額540円でIP電話アプリから発信する10分以内の国内通話が回数無制限でかけ放題。
- 「090電話かけ放題オプション」
- 月額810円で090音声オプションを利用した5分以内の国内通話が回数無制限でかけ放題。
OCN モバイル ONE
出典:OCN モバイル ONE
OCN モバイル ONEのサービスである「050plus」のIP電話もチェックしておきましょう。月額基本料が324円かかりますが、固定電話へ8.64円/3分・携帯電話へ17.28円/1分という格安のサービス。また、「050plus」同士の通話料は無料になります。家族や友人の多くがユーザーであれば、このサービスに加入しておいたほうがいいかもしれませんね。
どのMVNOでも安くなる通話サービス
OCNの050サービスは、OCNのSIMに申し込んでいない人も使えます。同じようにどのMVNOでも利用できるサービスを他社も提供しています。しかもIP電話ではないので、090・080のまま電話料金が安くなるという場合も。チェックしてみましょう。
IP-Phone SMART
楽天系のサービスである「IP-Phone SMART」は、その名の通りIP電話のサービスです。料金は30秒8.64円/30秒で、対応する海外への国際通話もできます。
出典:IP-Phone SMART
OCN モバイル ONEの「050plus」と同じでどのMVNOでも使えるIP電話アプリ。「050plus」と違い、だれでも基本料無料となっているので、気楽に使ってみることができます。
楽天でんわ
楽天でんわアプリを使うだけで、半額の10.8円/30秒になります。IP電話とは違い、楽天の回線を使って接続されるサービスなので、番号は090・080のそのままでOK。
どの格安SIMであってもこのアプリを使うことができるので、楽天モバイル
ではなくて他のSIMが気になっている場合も、ぜひチェックしておきたいサービスです。
MVNOでも賢く通話料を安くしよう!
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