mineo 500MBプランのコスパはいいのか?
mineo(マイネオ) 500MBプランのコストパフォーマンスを検証してみます。500MBプランは他のプランに比べどれくらい契約する値打ちがあるのか紹介します。
この記事の目次
mineoには500MBのプランがあります。このプランはあまりデータ通信を使わない人向けに設定されたプランなのですが、コストパフォーマンスはいいかどうか検証してみましょう。これからmineoを契約する人は、料金だけでなくコストパフォーマンスも考えてプランを選んでみてください。
mineoの500MBを含めたプラン内容とは?
mineoのプランには6段階の料金設定があります。下は500MBからあり、上は30GBの大容量プランまで取り扱いがあります。まずはそれぞれのプランを見てみましょう。
データ通信はAプランとDプランが同じ料金
mineoのデータ通信専用SIMの場合、Aプラン・Dプランは料金が同じです。AプランにはSMS付帯料が含まれていますが、DプランはSMS付帯料は別料金となっています。また、Sプランはもっとも新しくできたプランとなり、全体的に若干割高な料金設定になっています。
Aプラン・DプランのデータSIMは500MBが770円(税込)、Sプランの500MBは869円(税込)。DプランとSプランはSMSを付けるとさらに料金が上がりますが、果たしてコスパはどうなのでしょうか。次章で詳しく調べてみましょう。
▼mineoの料金プランについては以下記事でより詳しく解説しています。
mineoのGBごとのコスパを調べてみよう
mineoのデータ通信プランのコストパフォーマンスを調べてみましょう。まずは料金をGBで割って、100MBごとの料金を算出してみます。
※ここでは分かりやすようすべて税抜き、かつ、Aプランの料金で計算しています。
- 500MB……100MBの単価は700円÷5=140円
- 3GB……900円÷3=1GBあたり300円。300÷10=30円
- 6GB……1,580円÷6=1GBあたり約263円。263÷10=約26円
- 10GB……2,520円÷10=1GBあたり252円。252÷10=約25円
- 20GB……3,980円÷20=1GBあたり199円。199÷10=約19円
- 30GB……5,900円÷30=1GBあたり約196円。196÷10=約19円
この結果をみると、100MB単位となった場合は500MBプランのコスパはもっとも悪くなります。コスパは悪いものの、金額面だけを見れば500MBが700円と安く、たとえ2.5GB増えたとしても3GBのプランより200円お得になるのは、普段ほとんどスマホを使わないような人にはうれしい点でしょう。
500MB→3GBにするために増える「200円」という金額をどう捉えるかは人によって異なりますが、単純に金額面だけで見ればたった700円で使えるので安いことに変わりありません。
mineoには、ユーザー同士でパケットをシェアする「フリータンク」や、役立った情報などに対して1回10MBが贈り合える「チップ」といった独自のサービスがあります。500MBで契約していても、これらのサービスをうまく使うことで自分が使えるデータ容量を増やすことが可能。このようなことも総合的に見たうえで500MBという容量について検討すると良いでしょう。
mineo500MBプランとほかの格安SIMのプランを比較
ここでは、mineoの500MBプランと、ほかの格安SIMとのプランを比較してみましょう。比較する格安SIMはどのプランも高速通信が利用でき、かつ、1GB以下のプランをピックアップしました。それぞれの特長もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
LINEモバイル
LINEモバイルの「LINEフリープラン」は、データSIMであれば1GBが550円(税込)というワンコイン価格で利用できます。LINEモバイルのプラン表は以下のとおり。
LINEモバイルの月額料金
SIMタイプ | データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
データSIM(SMS付き) | 500MB | 660円 |
3GB | 1,078円 | |
6GB | 1,870円 | |
12GB | 2,970円 | |
音声通話SIM | 500MB | 1,210円 |
3GB | 1,628円 | |
6GB | 2,420円 | |
12GB | 3,520円 |
同条件でmineoと比較すると、mineoは770円(税込)で500MBとなるのでLINEモバイルに軍配が上がります。ただしmineoにはフリータンクやギフトなどの機能があり、一概に甲乙つけられるものではありません。また、LINEモバイルにはau回線がないため、au回線が良い人ならばmineoはおすすめできる格安SIMのひとつです。
DTI SIM
DTI SIMはLINEモバイル同様、一番低い容量が1GBとなっているサービスですが、データプランならば1GBが660円(税込)という低価格で利用できます。
mineoの倍の容量となる1GBを使うことができ、月額料金もmineoよりお得になっています。なお、DTI SIMはdocomo回線を使用しているため、au回線やSoftBank回線を使用したい人はmineoがおすすめです。
イオンモバイル
イオンモバイルは、データプランだと1GB528円(税込)~、音声プランだと500MB1,243円(税込)~の利用となっています。イオンモバイルもLINEモバイル同様ワンコイン価格となっています。
データプランであればmineoの倍の容量となる1GBを使うことができ、音声プランの500MBを比べてみてもイオンモバイルのほうがお得。イオンモバイルはau回線とdocomo回線の2つを展開しています。
mineoの500MBプランには独自のメリットがある
mineoの500MBプランはコスパが良いとは言えないものの、mineo独自のユーザーサービスは見逃せません。mineoには、mineoにしかない独自のユーザーサービスがあり、例えばユーザー向けのコミュニティサイト「マイネ王」もそのひとつ。余ったパケットをあげたりもらったりできる独自の機能「フリータンク」も非常に便利なサービスです。
コスパだけで見るとほかの格安SIMに軍配が上がりますが、mineoは格安SIMの中でも珍しい、au・docomo・SoftBankのすべての回線に対応しているサービスでもあります。ぜひ総合的に判断してmineoの500MBプランを検討してみてくださいね。