【スマホ入門】初心者にもわかりやすい操作方法・端末・おすすめ教本を紹介!
初めてスマホを使う場合、どんな端末を選んだらよいか迷ってしまいますよね。スマホの操作方法や初心者に最適な端末、おすすめの教本を紹介します。また、端末選びのコツや、スマホの選び方も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
10代~20代でも約9割近く、そしてシニア層も6割以上がスマホを日常的にスマホを使っています。
「塾の帰りが遅いし、安全のためにも子供にそろそろスマホを持たせよう」というお母さん、「子供も巣立ったし、なにかあったときにすぐ連絡を取れるスマホを持とう」と決心するシニア世代の方もいるでしょう。
この記事では初めてのスマホを選ぶコツや、初心者向けのおすすめの端末、スマホのことを知りたい場合に読んでおくと便利な教本などを紹介します。
スマホの操作方法
まずは、スマホの基本操作について説明します。
スマホは基本的に、指で画面を軽くトンッと叩く「タッチ操作」で使用します。画面上に表示されたボタンや、項目を選択するときによく使います。
他にもタッチ操作の使い道は多岐にわたるため、覚えておくととても便利でしょう。
Android
Android(アンドロイド)とは、Googleが開発したアンドロイドという基本ソフトを搭載したスマホのことです。
基本的には、パソコンと同じような役割を果たします。メールの送受信や動画の閲覧はもちろん、インターネットやゲームも楽しめます。
電源の入れ方
- 電源キーを約1秒長押しする
- 電源が入るとスマホ機種のメーカーのロゴが表示され、スマホを使う準備が自動で始まる
- 10秒ほど待つとロック画面が表示され、スマホを操作可能になる
電源ボタンの位置は機種によって異なりますが、スマホの側面にある機種がほとんどです。
スマホは電源が入ってからシステムが開始するまでに時間がかかるため、すぐ動かそうとせず、しばらく待ってから操作を始めましょう。
ホーム画面の説明
電源がオンになると、ホーム画面が表示されます。
スマホに搭載されている機能やアプリと呼ばれる使える機能を増やすアプリケーションソフトが表示されます。
つまりホーム画面は、Android スマートフォン操作の起点となる画面のことです。
iPhone
iPhoneは、Apple社が開発・制作・販売をしているスマホのことです。
Androidとそれほど大きな違いはなく、同様にメールの送受信や動画の閲覧、インターネットやゲームを楽しめます。
セキュリティが頻繁に修正され、AppStoreの厳しい審査を通過しないとアプリが使えないようになっているため、安全性が高いのも特徴です。
電源ボタンの位置はAndroidと同様、側面に設置されており、電源の入れ方は以下の手順で進めていきます。
- 電源キーを長押しする
- 電源が入るとAppleのロゴマークが表示され、スマホを使う準備が自動で始まる
- 10秒ほど待つとロック画面が表示され、スマホを操作可能になる
さらに、iPhoneの文字入力方法が知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
初めてのスマホの選び方
店頭にスマホを買いに行っても、ずらっと並んでいる端末をみてどれが自分に合っているのか迷ってしまいます。ここでは初めてスマホを持つ場合の、選ぶポイントをみていきましょう。
操作がかんたんな端末を選ぶ
操作が簡単なスマホを選ぶという方法があります。
シンプルな画面なら大きくメニュー表示されるため、すぐに電話をかけたり、写真や動画などのカメラ機能を簡単に起動させたりできます。操作が簡単であれば、初心者の方でも迷うことなく使える可能性が高いです。
スマホの操作に自信がない方は、操作がかんたんな端末を選ぶといいでしょう。
予算で選ぶ
スマホは、機種によって値段が異なります。そのため、自分の予算内に収まる機種を選ぶのもよいでしょう。
ほとんどのスマホは、1万円台から4万円台で購入できるものが多いです。
最新機種や、スマホの記憶しておける容量が大きいものほど値段が上がります。つまり、自分が本当に必要な機能だけを搭載させることで費用を抑えることも十分に可能です。
端末のサイズで選ぶ
スマホの機種によって、端末のサイズは異なります。
大きいものを選べば、写真や動画をより大画面で見ることが可能です。逆に小さいものを選ぶと、コンパクトで持ち運びがしやすくなります。
自分の用途に合わせてサイズを選ぶといいでしょう。
おサイフケータイ機能搭載端末を選ぶ
おサイフケータイ機能とは、ケータイをかざすだけで支払いが完了するサービスのことです。
がさばりがちな小銭やポイントカードなどを持ち歩かずに、ケータイだけで完結できます。
おサイフケータイ機能を使うことで、ポイントやマイルが貯まるため、とてもお得で便利な機能です。
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子供にもたせるならキッズ向けケータイ
子供にもたせるなら、キッズ向けケータイがおすすめです。
お子様が不適切なサイトを閲覧できないようフィルターを付けたり、使用時間制限機能が搭載されていたりします。
また、GPS機能や防犯ブザー機能が搭載されたものも多いため、万が一のトラブルから見を守ることも可能です。
スマホデビューにおすすめのスマホ
初めてスマホを持つ方にも使いやすいスマホを、6つ紹介していきます。
ここでは、子供やシニア世代でも簡単に扱えそうなおすすめ端末がたくさんあるので、参考にしてみてください。
操作がかんたんな「TONE e21」
出典:TONE MOBILE
TONE e21は、ボタン1つで親向け、子供向け、シニア向けの画面に変更できます。
使う方に合わせて操作画面が変えられるので、はじめてのスマホでも安心して使用できます。
また、契約時の情報などからAIがおすすめの設定を自動で案内してくれるため、電源を入れるだけですぐに自分のスマホとして利用可能です。
本体サイズ | 約162.4×77×8.85mm |
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ディスプレイサイズ | 6.53インチFHD+(2340×1080) |
重量 | 185g |
端末料金 | 21,780円(税込) |
カメラ(画素数) | 4800万画素 |
防水防塵 | なし |
お財布機能 | なし |
低価格で利用できる「かんたんスマホ2」
出典:Y!mobile
かんたんスマホは、端末料金が安いスマホです。
他のスマホだと、端末料金に14,000~40,000円(税込)程かかりますが、「かんたんスマホ2」は10,080円(税込)で購入できます。
低価格だからといって機能に問題があるわけではありません。
困ったときには、「サポート」ボタンを押すだけでスマホが自己解決するなどの便利な機能が搭載されているため、安心して利用できます。
本体サイズ | 約W71×H159×D8.9mm |
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ディスプレイサイズ | 約5.6インチ |
重量 | 約151g |
端末料金 | 10,080円(税込) |
カメラ(画素数) | 約1,300万画素 |
防水防塵 | 防水IPX5/8、防塵IP6X |
お財布機能 | なし |
さらに詳しくシニア向けのかんたんスマホについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
端末のサイズが大きい「OPPO Reno3 A」
出典:OPPO
OPPO Reno3 Aは、端末のディスプレイサイズが6.44インチと大きく高画質なため、大画面で写真や動画を楽しめます。
また超広角+4,800万画素とカメラの性能が良いため、きれいな写真や映像が撮影できます。
本体サイズ | 約160.9mm(H) × 約74.1mm(W) × 約8.2(D) mm |
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ディスプレイサイズ | 6.44インチ FHD+ 2400 × 1080 |
重量 | 約175g |
端末料金 | 14,800円(税込)※プロバイダによって異なる |
カメラ(画素数) | 4,800万画素 |
防水防塵 | 防水IPX8 、防塵IP6X |
おサイフ機能 | あり |
さらに6インチ以上の大画面スマホを知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
おサイフケータイ機能搭載の「AQUOS sense3」
出典:SHARP
AQUOS sense3には、おサイフケータイ機能が搭載されています。お財布や小銭を持たずに、携帯一つで支払いが可能です。
電力抑制を徹底的に追求しているため、充電なしで長時間の利用できます。
明るいディスプレイを採用しているので、写真や動画はもちろん、Webサイト、SNSなどの細かな表示まではっきりと見れます。
本体サイズ | 約147(H)×約70(W)×約8.9(D)mm |
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ディスプレイサイズ | 約5.5インチ |
重量 | 約167g |
端末料金 | 25,300円(税込)~ |
カメラ(画素数) | 約1,200万画素 |
防水防塵 | 防水IPX5/8 、防塵IP6X |
おサイフ機能 | あり |
さらにおサイフケータイ対応スマホについて知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
子供にもたせるならキッズケータイ SH-03M
出典:ドコモ
子どもが帰宅すると保護者のスマートフォンにSMSで届く「おかえり通知」や、画面がアクリル素材のため割れにくなっています。
子どもの生活に役立つ機能をたくさん搭載しており、お子様の成長にも役立ちます。
本体サイズ | 約101(H) × 約54(W) × 約12.2(D)mm |
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ディスプレイサイズ | 約3.4インチ Quarter HD/TFT |
重量 | 約94g |
端末料金 | 14,256円(税込) |
カメラ(画素数) | なし |
防水防塵 | 防水IPX5/8 、防塵IP6X |
おサイフ機能 | なし |
おすすめのスマホ入門書
スマホの機能や使い方を、わかりやすく解説している入門書もたくさん発売されています。ここでは、図解が多く読みやすいものを紹介します。
NHK趣味どきっ こんどこそスマホ
初心者向けでスマホの操作方法から図解されているのが、「NHK趣味どきっ こんどこそスマホ」です。
タッチ操作の方法まで写真入りで解説しているので、「いまさら聞けない」と思っていたさまざまなことを自分で調べられます。
基本操作以外にも、カメラの使い方や情報の調べかた、アプリやSNSのことまで記載されています。
できるゼロからはじめるAndroidスマートフォン超入門 改訂3版
Androidは価格帯が安いので手に取りやすいのですが、機能制限が少なく、用途が少し複雑かもしれません。
そんなとき頼りになるのが、Android向けユーザーのために発売された「できるゼロからはじめるAndroidスマートフォン超入門 改訂3版」です。
初めての方にわかりやすいように、基本的な説明も丁寧に解説してあり、初心者から少し慣れてきたくらいのAndroidユーザーにおすすめです。
スマホで困ったときに開く本2020
本を全ページ読むつもりはないけれど、操作がわからないときやトラブルのときに対応方法を調べたいと考えているのなら「スマホで困ったときに開く本2020」がよいでしょう。
スマホ決済やLINEについてわからないことなども、Q&Aを読めば困ったことがすぐに解決できるようになっています。また、iPhoneとAndroidの両方に対応しています。
最初にやっておく初期設定
スマホを手に入れたら、最初にやっておくのが初期設定です。便利に使うためにやっておくとよいことを紹介します。
アカウントの作成
スマホを購入したら起動直後に行うのがアカウントの作成です。電源を入れると、初期設定画面が出てきます。これはiPhoneでもAndroidでも同様です。
言語設定やWi-Fi設定などを設定する画面の他に、アカウント登録画面が現れます。iPhoneならAppleID、AndroidならGoogleアカウントを持っているならログインし、持っていない場合にはここで登録します。
アカウントはAppleやGoogleが提供している各種サービスを利用するために必要な、ログインシステムです。
また、アカウントおよびパスワードは、忘れないように気をつけましょう。
たとえば、Googleアカウント名は、xxxxx@gmail.comのように、Gmailアドレスと兼用になります。
データやアドレス帳の移行
もしもガラケーからスマホに乗り換えるのならば、それまでガラケー内に保存してきたデータやアドレス帳を新しいスマホの端末に移行する必要があります。
この場合端末によって移行方法が異なります。携帯会社がデータ移行サービスを提供していることがあるので、確認してみましょう。
移行方法の一例は以下の通りです。
- microSDカードにアドレス帳のバックアップをとっておき、スマホに差し込み移行する
- Googleアカウント、Apple IDのバックアップを利用する
iPhoneのバックアップについてはこちらをご一読ください。
便利に使うための設定
購入したばかりのスマホは、いわば無防備な赤ん坊と同じです。セキュリティ対策を取らなければ危ないので、画面ロックのパスワード設定を行いましょう。
スマホを落としたときに、必要な情報が外部に流れ出ないようにする必要があります。
また、Wi-Fi環境がある場合は接続設定を行います。利用するネットワークを選んで、パスワードを入れるだけでインターネットが利用可能です。
後で設定することもできますが、自宅などで初期設定をしているのならば、早めに設定しておきましょう。
他にスリープ時間の設定や、ホーム画面の設定、文字の大きさと言った表示調整をしておくとよいです。
スマホを安心して使うためのポイント
各キャリアにはそれぞれ、いざというときに相談できる窓口があります。また、それ以外にもスマホを安心して使うためにできることも紹介します。
スマホ初心者向けのサポートを利用する
簡単そうにみえるスマホでも、いざ使ってみるとわからないこともあります。質問やトラブルがあったときに頼れるうに、電話やメールによるサポートを各キャリアごとに行っています。
ドコモのサポートを利用する
ドコモが提供しているサービスに、「あんしん遠隔サポート」があります。月額440円(税込)で加入しておくと、電話やLINEでスマホに関する相談ができるようになります。
初期の設定や基本的な操作方法に関する関する質問だけではなく、「アプリを使いこなしたいけれど、どうしたらよいのか」などの質問にも返答が可能です。
「あんしん遠隔サポート」は事前申し込みが必要です。
auのサポートを利用する
auのスマホスタートサポートは、購入日から3ヶ月間サポートが受けられます。
このサポートは、申し込みなども必要なく無料で受けられ、スマホスタートサポート専用窓口が24時間対応してくれます。
そのため夜中に困ったことがあっても相談が可能です。
また、画面を共有しながら遠隔でサポートもできるので、気軽に問い合わせができます。
4ヶ月目以降も有料(加入月のみ3,300円(税込)、以降月額418円(税込))でサポートを受けられます。
ソフトバンクのサポートを利用する
ソフトバンクでは、一部の店舗ではありますがスマホ教室を無料で開催しています。操作方法やアプリの使いかたなどをアドバイザーに直接質問できるので、興味があればお近くの店舗に聞いてみてください。
また、ケータイなんでもサポートを有料(初月無料、以降月額550円(税込))で行っています。マンツーマン、遠隔、出張でのサービスが可能です。
スマホのみに限らず、PCやタブレットといったデジタル機器に対応しているので、スマホ以外の使いかたも教えてくれます。
携帯会社提供のサービスへ加入する
各携帯会社ごとにセキュリティサービスや、子供向けのサービスといったオプションを提供しています。
「あんしんフィルター」のように無料のものもあれば、「i-フィルター」や「ウイルスバスター モバイル」といった有料のものもあります。
検討しているものがあれば携帯会社にどのようなサービスがあり、無料なのか有料なのか確認しておきましょう。
子供にはペアレンタルコントロールを利用する
子供に持たせる場合、スマホ本体の設定でペアレンタルコントロールができます。これらの機能を利用して年齢制限や、課金の制限も可能です。
【Androidで年齢とアプリ購入制限をする場合】
- Playストアから左上のメニュー(三本線)を選択
- 【設定】画面の【保護者による使用制限】をONにする
- 年齢制限がかかる
- 【購入時には認証を必要とする】をONにする
- アプリ購入時にパスワードが必要になる
【iPhoneで年齢とアプリ購入制限をする場合】
- 【設定】画面から【一般】を選択
- 【機能制限】で「インストール」「Appの削除」「App内課金」を設定する
- アプリ購入制限がかかる
- 【機能制限】から【コンテンツの許可】を選択
- 「4+」から「すべてのAppを許可」の選択肢から設定
- 年齢制限がかかる
iPhoneの場合、ペアレンタルコントロールが可能な機能「スクリーンタイム」を設定、Androidの場合は「ファミリーリンク」をダウンロードすることもできます。
子供にはフィルタリング機能を利用する
子供がインターネット上の有害な情報にアクセスすることを防ぐため、2018年に「青少年インターネット環境整備法」が改正されました。
この改正によって、18歳未満の青少年がスマホを契約する際、携帯電話事業者はフィルタリングの説明・提供が義務付けられました(※)。フィルタリングを解除する・利用しない場合は保護者の申し出が必要となります。
サービスによってはオプション料金がかかるため、現状、フィルタリングを利用していないご家庭も多いです。
しかし、フィルタリング機能、機能制限、GPS機能といった子供の見守りに便利なアプリがたくさんあるので、積極的に利用しましょう。
フィルタリングサービスの比較はこちらをご一読ください。
参考:総務省
初めてのスマホは安全でシンプルなものを選ぼう
「子供の活動を見守りたい」「複雑な操作は苦手だからシンプルにしたい」など、使用目的を明確にするスマホが選びやすくなります。
そうすることで、ペアレンタルコントロール機能やGPS機能、シンプルさなど初めてのスマホに必要不可欠なものがみえてきます。
初めてのスマホを選ぶときは、操作性も重視するとよいでしょう。
とくに子供は有害サイトやアプリ課金などしてしまう可能性もあります。親がしっかりと見守りましょう。