iPhoneのテザリングの設定方法とキャリアごとの契約|接続できないときの対処法

iPhoneのテザリング、BluetoothとWifiの2種類とUSBでの接続方法、大手キャリアごとの契約料金を紹介します。また、キャリアだけでなく格安SIMでの料金形態と、テザリングがうまくいかなかったときの対処法も紹介します。
この記事の目次
iPhoneのテザリングは、基本的には「Bluetooth」と「WiFi」の2種類ですが、専用ケーブルがあれば、「USB」でも接続可能です。
ここでは、iPhoneのテザリング方法「Bluetoothでの接続」「WiFiでの接続」と「USBケーブルを使った接続」から、大手キャリアごとに異なる使用条件や料金、接続がうまくいかないときの対処法を紹介します。
iPhoneのテザリングはBluetoothとWiFiの2種類
iPhoneのテザリング方法は、BluetoothとWiFiの2種類があります。
どちらも無線で接続するものですが、それぞれのメリットとデメリットもあります。詳しく比較して紹介していきます。
テザリングの使用方法についてはこちらもご覧ください。
BluetoothとWiFiのテザリングの違い
「Bluetooth」と「WiFi」のテザリング方法の違いについて説明します。
それぞれのメリット・デメリットから、使う容量や時間によって使い分けるようにしましょう。
Bluetoothでテザリングするメリット・デメリット
Bluetoothはイヤホンなどの音楽機器と接続する際に利用することも多く、短距離の接続に向いています。
iPhoneと接続機器を無線でつなぐのはWiFiと同じですが、Bluetoothは機器同士の接続なためWiFiよりも安全性は高いです。
しかし、接続できる距離が短いだけでなく、通信速度もWiFiよりも遅くなってしまいます。
接続するデバイスがiPhoneに近い場合や速度は必要ないという方には、Bluetoothでのテザリングがおすすめです。
WiFiでテザリングするメリット・デメリット
WiFiはBluetoothでのテザリングと違い、複数の機器と接続できて通信速度も速いという特徴があります。
通信速度も速く接続できる範囲も広いためバッテリーの消費が早く、利用しているWiFiを他の人に悪用される危険性もあるため、安全性はBluetoothに劣ります。
接続デバイスが1台ではなく2台以上の方や通信速度も速いものが良いという方には、WiFiでのテザリングがおすすめです。
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テザリングはUSBでもできる
iPhoneのテザリングには、BluetoothとWiFi以外ににUSBでも接続できます。
USBのテザリングは有線接続のため、専用のケーブルを準備する必要があります。USBでの接続は通信速度が速く、充電しながらの利用となるためバッテリーの消費も少なく利用できます。
また、WiFiのように他人から悪用される危険性もないため安全性も高く、USBテザリングはBluetoothとWiFiのメリットを網羅しています。
しかし、USBでテザリングできるのは1台のみで、利用時にケーブルを携帯しなければならない手間がかかることがデメリットとして挙げられます。
iPhoneのバッテリーの消費を少なく通信速度も速くしたい方には、USBテザリングがおすすめです。
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BluetoothとWiFiでの各接続方法
手順はどちらも似ていますが、Bluetoothのテザリングには認証コードが表示されるのに対し、WiFiでのテザリングにはパスワードが必要です。


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Bluetoothでの接続手順
- 「設定」もしくは「コントロールセンター」から「Bluetooth」を有効にする
- 「インターネット共有」を有効にし、「Bluetooth」もオンにする
- iPhoneと接続機器をペアリングする
- iPhoneでペアリングボタンを押す
- パソコンに表示されている認証コードをiPhoneに入力する
一度設定すると、2回目からはBluetoothの設定のみで接続できます。
Bluetoothでのテザリングは、WiFi自体をオフにしておくと不要なWiFiへの接続等を防ぐことができ、バッテリーの消費も抑えられるためおすすめです。
WiFi
- 「設定」もしくは「コントロールセンター」から「WiFi」を有効にする
- 「インターネット共有」を有効にし、「WiFiのパスワード」を選ぶ
- 独自のパスワードを設定し、「ほかの人の接続を許可」を有効にする
- 接続機器で「ネットワーク名」と「パスワード」を確認・設定する
WiFiでのテザリングは最初の設定が少々複雑ですが、Bluetooth同様2回目からはWiFiを有効にするだけで接続が可能になります。
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大手キャリアの契約条件
iPhoneのテザリングは、利用しているキャリアによって事前に契約が必要であったり、そのキャリアによって料金等も異なります。
ここでは、「au」「ドコモ」「ソフトバンク」「楽天」のテザリングを使用する際の各条件を比較しながら紹介します。
au | 必要(500円) |
---|---|
ドコモ | 不要 |
ソフトバンク | 必要(500円) |
楽天 | 不要 |
au
auを利用している方は、テザリングを利用する際に別途申し込みが必要です。
既に契約しているプランによってはテザリングの料金が含まれており、別途申込みのみで月額料金を支払わなくてよいプランが多数あります。
テザリングの月額料金が必要なプランは一律500円で、プランによっては月額料金と500メガバイトプラスされるものもあります。
auのユーザーでテザリングの利用申し込みを検討中の方は、まず公式ページから契約しているプランが無料でテザリングの申込みができるかどうか事前にチェックしてみましょう。
ドコモ
ドコモを利用している方はテザリングを利用する際、別途申し込みが不要なだけでなく、月額料金もかかりません。
ドコモのユーザーでテザリングの利用を考えている方は、設定手順のみですぐに利用できるようになります。
ソフトバンク
ソフトバンクを利用している方は、別途データ定額サービスへの申し込みが必要です。
既に加入しているプランによってはテザリングの料金が含まれているものもあるため、申込みのみでテザリングが利用できます。月額料金がかかるプランも一律500円で利用できます。
ソフトバンクのユーザーでこれからテザリングの利用を考えている方は、ソフトバンク公式ページから既に利用中のプランとテザリング条件を事前に確認しておきましょう。
楽天
楽天モバイルのiPhoneでテザリングを利用する条件を紹介します。楽天のキャリアを利用している方は、テザリングを利用する際に別途申込みは不要です。
テザリングの利用も無料でできるため、楽天のユーザーからは高い人気を得ています。
しかし、ドコモと違ってすべての機種に対応しているというわけではないので、楽天モバイルの公式ページから確認しておきましょう。
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格安SIMを利用している場合
格安SIMでのテザリングの利用は可能ですが、バッテリhttps://ccd.cloud/ーの消費が速いことや契約している通信量からテザリングの通信量が消費されるため、利用時は使いすぎないようにしましょう。
また、対応している格安SIMの全機種がテザリング可能というわけではないため、今利用している格安SIMがテザリングに対応しているか、その機種がテザリングに対応しているかを確認しましょう。
人気の格安SIM会社でテザリングに対応している会社を一覧にしました。
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iPhoneでテザリングがうまくいかないときの対処法
iPhoneのテザリングがうまくいかない時の対処法を、予想される原因と一緒に紹介します。
テザリングをする前に接続デバイスの稼働時間が長く、複数のアプリが起動されていたり機器自体が熱くなっている場合はテザリングがうまくいかないことがあります。
そのようなときは、一度電源を切って再起動させるとよいでしょう。
また、接続機器のソフトウェアが古くテザリングするiPhoneが最新だと、デバイス同士のソフトウェアが合わずテザリングがうまくいかない原因となります。
そのため、接続機器のソフトウェアが最新であることを確認し、もしも古いバージョンだった場合はアップデート後に再度テザリングしてみましょう。
もしこれらの方法を試してもうまくいかない場合はどちらかの機器の故障も考えられるため、利用しているキャリアのショップに行き確認してもらうのがおすすめです。
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iPhoneのテザリングは使いすぎないように注意しよう
iPhoneのテザリング方法には、主に「Bluetooth」と「WiFi」の2種類があり、専用ケーブルを用意すれば「USB」での接続も可能です。
各テザリング方法にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、利用する用途や頻度によって自分に合った方法を選ぶのがおすすめです。
また、どの方法を利用してもテザリングにはデータ量やバッテリーの消費があるため、使いすぎには注意しましょう。