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Google「Pixel/Pixel XL」発表。スペックと注目ポイントまとめ

更新日:2020.02.28

Googleが新モデルのスマートフォン「Pixel」と「Pixel XL」を発表。Snapdragon 821を搭載したハイスペックなハードウェア、新たに実装された「Google Assistant」などソフトウェアにも注目です。Pixelシリーズの日本国内発売は未定。

現地時間の2016年10月4日、Googleのリファレンス・スマートフォンである5インチの「Pixel」と、5.5インチの「Pixel XL」が発表されました。最高峰のカメラ性能やSnapdragon 821を搭載したハイスペック端末で、Google Assistantの初搭載、VRプラットフォーム「Daydream」への対応など、注目の新機能や端末に対応しています。

発表時点で日本発売は未定となっていますが、発売された時に備えてスペックや注目ポイントを確認しておきましょう。

※2016年の記事です。PixelとPixel XLは日本での発売はありませんが、Amazonなどで並行輸入品が販売されています。
2018年にはPixel 3とPixel 3 XLがdocomoとSoftBankより日本で発売されました。
また2019年10月24日にはPixel 4とPixel 4 XLがGoogleストア、SoftBankから発売されます。

サムネイル画像の出典:madeby.google.com

Google Pixel/Pixel XL発表

現地時間の2016年10月4日、Googleは新スマートフォン「Pixel」と「Pixel XL」を発表しました。Nexusブランドから一新した新端末はHTC製となっており、Snapdragon 821、高性能カメラなどを搭載。価格は649ドルから。


出典:Google

ハードウェア・ソフトウェアともに注目の新モデルを、簡単にまとめてみました。

Google Pixel/Pixel XLのスペック

まずはGoogle Pixel / Pixel XLのスペック(基本性能)の部分から見てみましょう。

モデルPixelPixel XL
OSAndroid 7.1 Nougat
2年間のOSアップデート
3年間のセキュリティアップデート
ディスプレイ5.0 インチ AMOLED フルHD(1920x1080)441 ppi
アスペクト比 16:9
Corning Gorilla Glass 4
撥油コーティング
5.5 インチ AMOLED QHD(2560x1440)534 ppi
アスペクト比 16:9
Corning Gorilla Glass 4
撥油コーティング
背面カメラ12.3MP, 、1.55 μm、 f/2.0
像面位相差オートフォーカス(PDAF)
レーザー オートフォーカス(LDAF)
4K(30fps)の動画撮影
HD 240fps(8x)、フルHD 120fps(4x)のスロー モーション動画
CRI-90 デュアル LED フラッシュ
フロントカメラ8MP、1.4µm、f/2.4
フルHD(30fps)動画撮影
プロセッサQualcomm Snapdragon 821
2.15GHz + 1.6GHzのクアッドコアCPU
Adreno 530 GPU
メモリ4GB LPDDR4 RAM
ストレージ32GB / 128GB
(※Pixel スマートフォンで撮影した写真や動画のバックアップはオンライン ストレージにて無制限)
サイズと重量長さ: 143.84 mm
幅: 69.54 mm
高さ: 下部 7.31 mm、上部 8.58 mm
重量: 143 g
長さ: 154.72 mm
幅: 75.74 mm
高さ: 下部 7.31 mm、上部 8.58 mm
重量: 168 g
カラーVery Silver、Really Blue、Quite Black
(日本サイトは「シルバー/ブラックのみ記載」)
メディア底部シングル スピーカー
アダプティブ オーディオ アンプ
ノイズキャンセル機能付きマイクx3(前面 2、背面 1)
バッテリー2,770mAh
スタンバイ時: 最長 456 時間
通話時: 最長 26 時間
インターネット使用時(Wi-Fi): 最長 13 時間
インターネット使用時(LTE): 最長 13 時間
動画再生: 最長 13 時間
オーディオ再生時: 最長 110 時間
急速充電: わずか 15 分の充電で最長 7 時間使用可能
3,450mAh
スタンバイ時: 最長 552 時間
通話時: 最長 32 時間
インターネット使用時(Wi-Fi): 最長 14 時間
インターネット使用時(LTE): 最長 14 時間
動画再生: 最長 14 時間
オーディオ再生時: 最長 130 時間
急速充電: わずか 15 分の充電で最長 7 時間使用可能
無線と位置情報3帯域のキャリアアグリゲーション(CA)による 4G LTE
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac 2x2 MIMO、デュアルバンド(2.4 GHz、5.0 GHz)
Bluetooth 4.2
NFCによるモバイル決済とデータ共有
GPS、GLONASS、デジタルコンパス
ネットワーク(SIMフリー仕様)
GSM: クワッドバンド GSM
UMTS / WCDMA: B 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 9 / 19
CDMA: BC0
TDS-CDMA: B 34/39
FDD LTE: B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 26 / 28 / 32
TDD LTE: B 38 / 39 / 40 / 41
LTE 2xCA: B1+B3、B1+B5、B1+B7、B1+B8、B1+B18、B1+B19、B1+B20、B1+B21、B1+B26、B1+B41、B3+B3、B3+B5、B3+B7、B3+B8、B3+B19、B3+B20、B3+B28、B5+B7、B7+B7、B7+B8、B7+B20、B7+B28、B19+B21、B20+B32、B38+B38、B39+B39、B39+B41、B40+B40、B41+B41
LTE 3xCA: B1+B3+B3、B1+B3+B5、B1+B3+B8、B1+B3+B20、B1+B5+B7、B1+B19+B21、B1+B41+B41、B3+B3+B5、B3+B3+B7、B3+B3+B8、B3+B7+B7、B3+B7+B8、B3+B7+B20、B3+B7+B28、B7+B7+B28
センサー高速指紋認証センサー、Pixel Imprint、加速度計、ジャイロスコープ、磁力計、気圧計、近接センサー、周囲光センサー、ホールセンサー、Android センサーハブ
ポートリバーシブルなシングル USB-C
Nano SIM スロット
3.5 mm 標準オーディオ ジャック
USB 3.0 によるデータ転送
材質耐久性に優れたアルマイト
高い耐久性を誇る Corning® Gorilla® Glass 4
通知ランプRGB LED 通知ランプ(設定可能)
付属品PixelもしくはPixel XL本体、USB-PD 対応 USB-C 18 W アダプター、USB-C - USB-C ケーブル、USB-C - USB Standard-A プラグケーブル、SIM ツール、OTG ドングル、安全と保証に関する情報、クイック スタート ガイド、Google Play Music プロモーション カード、Google アシスタント カード
Google ソーシャル プロモーション カード
価格32GBモデル:649ドル
128GBモデル:749ドル
32GBモデル:769ドル
128GBモデル:869ドル
発表時点での発売国アメリカ、カナダ、オーストラリア、ドイツ、イギリス、インド
備考※スペックはGoogle日本語サイト、本体カラーと価格は英語サイトを参考にしています。実際に発売される場合の仕様は異なる可能性があります。
両機種の主な違い
ディスプレイサイズ・本体サイズと解像度
バッテリー容量と持続時間
販売価格

上記スペック表の黄色でマーカーを引いてある部分が主な相違点で、Pixelは5インチのフルHD、Pixel XLは大型5.5インチのQHD解像度となっています。ディスプレイサイズの違い同様「本体サイズ」「重量」「バッテリーサイズ・持続時間」が異なり、またスペック自体はPixel XLの方が高いので、もちろん価格も異なっています。

iPhoneの無印モデルとPlusの関係をイメージすると分かりやすいかもしれません。

Android 7.1 Nougat搭載、アップデート対応

オペレーション・システム(OS)は、最新のAndroid 7.1 Nougat(ヌガー)を標準搭載。Googleのリファレンス端末と言えばNexus時代からソフトウェア・アップデートにいち早く対応するのも特徴で、今回のPixelシリーズも「2年間のOSアップデート」と「3年間のセキュリティアップデート」を発表しています。これだけでもPixelを購入する価値はありますね。なおOSは自動アップデートにも対応します。

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Qualcomm「Snapdragon 821」搭載

クアルコムの高性能プロセッサ「Snapdragon 821」を搭載。高いクロックスピードのクアッドコアCPUとAdreno 530 GPUがセットになったSoCは、発表時点でモバイル向け最高峰のフラグシップ機に搭載されるモデルです。

メモリも標準で4GB LRDDR4 RAMを採用しており、Googleが提供するフラグシップ・スマートフォンとしては、その名に恥じないハイスペック仕様となっています。

スマートフォン最高峰のカメラ性能


出典:Google

発表会で注目を浴びていたのは「カメラ機能」。Google Pixelシリーズはカメラの画質などクウォリティを総合的に評価する「DxOMark」にすでに登場しており、そのスコアは驚異の「89」をマークしています。

実はこちらのスコア、なんとスマートフォン向けでテストされたものでNo.1。iPhone 7や以前のNexus 6Pよりも高得点。つまり、カメラやレンズの専門サイトが評価して最高峰の画質というわけです。

実際に撮影されている写真の幾つかは上記引用URLのDxOMarkの記事から閲覧することが可能です。Galaxy S7やHTC 10、Xperia X Performanceとの比較もあるので、気になる方は確認してみましょう。

充電は15分で7時間分

Google Pixelシリーズは駆動時間もスペック公称値で十分長持ちとしていますが、今回は「充電時間」に注目です。なんと7時間駆動の充電をわずか15分で可能としています。


出典:Google

持続時間の公表値も長時間となっていますし、充電も高速。Android 6 Marshmallowからは「Doze」に対応するなどOSレベルでバッテリー関連の部分はかなり改善されていることもあり、電池持ちで困ることはなさそうです。

iPhoneからのデータ移行、乗り換えも簡単に

iPhoneからの乗り換えも便利になります。Pixel/Pixel XLには「Quick Switch Adapter」が付属しており、クラウドなどを介さずとも「連絡先・写真・動画・音楽・テキストメッセージ・カレンダーのイベント・iMessages」などのデータが簡単に転送可能に。


出典:google(Switch)

以前Appleは「Move to iOS」というアプリを発表してAndroid端末からiPhoneへの乗り換えを促進しましたが、Switch機能はGoogleのカウンターパンチといったところでしょうか。もちろんGoogleアカウントによってある程度のデータはクラウドで紐付けできますが、有線の直繋ぎ・分かりやすい形でデータを移行できるのは魅力的です。

「Google Assistant」モバイルファーストからAIファーストへ

今回のPixel発表ではハードウェアはもちろん、ソフトウェアの新機能搭載がより注目された発表会でした。時代はモバイルファーストから「AIファースト」となる中、Pixelシリーズに初めてビルドインされるのが「Google Assistant(Google アシスタント)」です。

以前からGoogleの音声認識アシスタントはありましたが、人工知能を活かし、コンテクスト=文脈を理解して「より人間らしい文章」で返答したり、メッセージや画面に表示されている情報を理解して必要な情報を提供してくれたり、といったことがより使い易くなります。英語ですがCEOのサンダー・ピチャイ氏がGoogle AssistantのディープラーニングやAIの部分について語っているので、気になる方はこちらも確認してみましょう。

スマートフォンはいつも手元にあるものですが、Google Assistantの実装は万能な「アシスタント」機能をソフトウェアで実現するという未来感が満載です。ハードウェアももちろんそうですが、今回の発表会ではソフトウェアの部分がより大きな注目ポイントだったように思います。

VRプラットフォーム「Daydream」対応。新端末も


出典:Daydream View

すでに発表されていたVRプラットフォーム「Daydream Ready」にはもちろん対応。またVR用端末も「Daydream View」として新たに発表されました。限りなく簡単に使えるように設計されており、スマートフォンはすぐに装着できるようになっていますし、服飾デザイナーと設計したというデザインや素材も、今までのVRヘッドセットのような機械的な見た目とは一線を画します。

センサーを搭載しており、スマートフォンとVRヘッドセットは無線で自動接続されます。有線接続する必要もないので、とにかく使いやすさを重視している部分がデモからはひしひしと伝わってきます。

コントローラーも付属します。現地のレビュー動画を確認するとこちらの小さなコントローラーも正確に動いているようで、Daydream View対応のコンテンツが増えてくると面白いことになりそうです。価格は79ドル。

Google Home/WiFi、Chromecast Ultraは4K対応


出典:Google Home

噂になっていた「Google Home」も、当日発表されました。先述の「Google Assistant」はPixelスマートフォンだけでなく、こちらのGoogle Homeにも実装されます。音声認識でChromecastを操作したり、電気を点けたり消したり、今日の予定や天気を聞いたり。とにかく様々なことが可能で、家のITハブとして機能します。Hi-Fiスピーカー搭載、家置き型にベストなシンプルデザインも見逃せないポイント。Amazon Echoの対抗馬として期待の高い製品ですが、価格は129ドルとなっています。

Google WiFi」も新たに発表されました。「ネットワークアシスト」機能がネットワークを最適化して接続を強化し、スマートフォンでの接続制御も可能です。価格は単体で129ドル、大型の家用に3-pack(3つの本体セット)も提供される予定で、こちらは299ドル。

Chromeキャストにも新モデル「Chromecast Ultra」が登場。4K Ultra HDとHDRの映像をストリーミングが可能になっており、前作同様HDMI端子で差し込んで利用するストリーミングデバイスなので、配線も美しく場所もとりません。こちらは日本でも「近日発売」とGoogle公式サイト内で発表されており、価格は9,720円。

Google Pixel・Pixel XLの日本発売は?

Pixelシリーズは、日本が一次販売国のリストに含まれていません。10月4日に発表されたハードウェア製品で当日に日本発売が決定したのはChromecast Ultraのみなので、残りの製品は期待して待ちましょう。

Google Pixel/Pixel XL発表と新端末まとめ

ハードウェア、ソフトウェア両面でGoogleのリファレンス端末として期待させてくれる内容となったPixelシリーズの発表会。Google Assistantの組み込みは特に注目で、もう少し先にあると思っていた未来感のある生活をGoogleがすぐに実現してくれるところまで来ているのかもしれませんね。

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