ファクトリーアンロックとは?iPhoneをSIMロック解除

iPhoneをSIMロック解除できるサービス「ファクトリーアンロック」はどんなものか調査しました。裏ワザ的な方法ですが、古いiPhoneを格安SIMで利用したいという人は利用してみるのも一つの手ですね。
この記事の目次
iPhone 6s以降、SIMロック解除対応になってiPhoneユーザーは大喜びですが、古いiPhoneも格安SIMで利用したい、そう考える人は非常に多くいます。
そこでiPhoneをSIMロック解除できるサービスファクトリーアンロックはどんなものか調査しました。
iPhoneのファクトリーアンロック
キャリアのSIMロックがかかったiPhoneのSIMロックを解除するファクトリーアンロックサービス、本当に使えるのでしょうか?
ファクトリーアンロックとは
ファクトリーアンロックとは購入した携帯キャリアに頼らず、業者さんにお願いして非公式にSIMロックを解除してもらうサービスです。
「IMEI」と呼ばれるiPhoneの製造番号を業者に伝えてSIMロックを解除してもらう仕組みとなっています。現在日本では、表立ってこのサービスをすることは難しいようです。
つまり公式にSIMロックを解除できるサービスではなく、非公式なルートで業者に交渉してiPhoneをSIMロック解除してもらうということになります。法的には問題ありませんが、メーカー推奨のサービスではありません。
iPhoneをSIMロック解除するには?
現在iPhoneをSIMロック解除する方法は3通りと言われています。
まず1つめが、先程ご紹介したファクトリーアンロックサービスです。このファクトリーアンロックをするとほぼ100%でiPhoneがSIMロックフリーとなり、他社SIMカード、格安SIM、海外SIMカードが利用可能になります。
2つめがSIMロック解除アダプタの導入です。SIMロック解除アダプタはSIMカードの下に小さな基板を乗せてiPhoneのSIMカード認識を誤認識させる仕組みになっています。
SIM解除アダプタは値段が安く試しやすいのですが、iPhoneのバージョンやiOSのバーション、ファームウェアと呼ばれるプログラムのバージョンにより使えない場合もあります。
SIMロック解除したいiPhoneに合わせたSIMロック解除アダプタを選別するのが難しいためなかなか全てのiPhoneユーザーが手を出すには敷居が高くなっています。
3つめがキャリアのSIMロック解除サービスです。このサービスが導入されたのは2015年5月で、このサービスが利用できるiPhoneはiPhone 6S以降となっています。
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iPhoneのファクトリーアンロックの注意点
iPhoneのファクトリーアンロックサービスは申し込めば「必ず」SIMロックが解除されるサービスではありません。
iPhoneのファクトリーアンロックには注意すべきことがある
iPhoneのファクトリーアンロックには注意すべき点が多々あります。もしファクトリーアンロックサービスを利用したいと思っても、以下の事には重々気をつけなければいけません。


どのくらいおトクなの?
をもとに算出
プランをみつけよう
ネットワーク制限のチェック
まずネットワーク制限のチェックが必要です。
ネットワーク制限のチェックをするとそのiPhoneが不正に手に入れられたものではないか、購入支払いは済んでいるか等のステータスが分かります。
上記の画像のように結果が表示されます。×になっている場合はファクトリーアンロックはできません。△の場合は支払い途中のため、支払いが滞ると携帯キャリアによるSIMロックが発生します。
新規購入端末は、不正契約等の調査を実施するため購入から一定期間のみ「△」表示となるようです
SIMロック解除後はiOSバージョンアップするとまたロックされる?
ファクトリーアンロックサービスを利用してSIMロックを解除しても、iOSのバージョンによってはアップデートすると再びSIMロックが発生する場合があります。
全部のiPhoneがiOSアップデートをしても再ロックとなるわけでは無いようですが、一部のiPhoneでは発生しているようです。
不具合発生してAppleで交換した物はsimロック解除できない?
iPhoneの初期不良や故障でiPhoneを本体交換してもらった場合、ファクトリーアンロックができないようです。
購入したiPhoneのIMEIと交換後のIMEIが正しく置き換わっていない場合に発生するようです。iPhoneを交換手続きしたことがある人はファクトリーアンロックは避けるべきかもしれません。
IMEI入力を間違えると大失敗
ファクトリーアンロックサービスを利用する時にIMEIを入力する必要があります。そのIMEIを間違えて入力してしまうともちろんSIMロックは解除できません。
しかもIMEI入力間違いによるサービスの不履行は申込者のミスで発生するため、返金も受けられなくなります。
Paypalの利用がおすすめ
ファクトリーアンロックサービスを利用する場合、支払いの多くはPaypal送金サービスを利用することになります。
また、サービス側の不都合でSIMロックが解除できない場合には返金を受ける必要があるのですが、Paypalだと返金もスムーズに行く事が多いようです。
日数がかかる
ファクトリーアンロックは申請して直ぐにSIMロックが解除されるサービスではありません。およそ30日以上の日数が必要となる場合が多いですし、長い場合は半年かかる場合もあるようです。
その間にサービス会社に問い合わせたりしなければなりませんが、海外の会社も多く、問い合わせに英語が必要になるケースも。
SIMロック解除アダプタの方が良いかもしれない
ファクトリーアンロックには様々な敷居の高さがあるためその難しさとコストのリスクを考えるとSIMロック解除アダプタの方が良いかもしれません。
SIMロック解除アダプタも上記で書いた通り、敷居は高いですが、ぴったりの物が見つかれば1,000円前後でSIMロック解除ができ、格安SIMを利用することが可能となります。
しかし、SIMロック解除アダプタの場合はiOSのバージョンアップをしてしまうと使えなくなったり、再起動などが発生すると始めからSIMロック解除しなおさなければ行けない事、不安定な電波の受け方をすることもあるので注意してください。
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iPhoneファクトリーアンロックサービスのサイト
ファクトリーアンロックサービスをしているサイトを調べました。しかし、端末などによって必ずファクトリーアンロックを行ってくれるわけではないので、申し込む場合は自己責任で行って下さい。
小龍茶館
小龍茶館はファクトリーアンロックサービスの中では有名です。ファクトリーアンロックの料金は10,000円〜25,000円近く必要です。
ドコモ、au、ソフトバンクのiPhoneに対してファクトリーアンロックが可能なようです。日本語で説明があり、FAQも充実しているので分かりやすいです。
MyimeiUnlock
MyimeiUnlockは英語サイトですが、ドコモ、au、ソフトバンクのiPhoneをファクトリーアンロックしてくれます。ただし、SIMロック解除ができない場合も多々あるようで、不安定ということでサービスが止まっている事もあるようです。
もしここでSIMロック解除できると費用は10,000円前後〜となり安く解除ができます。価格はドルですので、為替レートによって変動があります。
フラッシュエージェント
フラッシュエージェントはスマホ修理を行っている国内企業で、2016年6月からファクトリーアンロックサービスを始めています。
2017年5月時点では、au、ソフトバンクのiPhoneのみファクトリーアンロックが可能となっているようです。費用は約12,000円~30,000円と、小龍茶館よりも少し高いですね。
とはいえ国内企業なので安心ですし、もしSIMロック解除できなければ、返金時の振込手数料以外は全額返金してくれるのがうれしいポイントです!
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古いiPhoneをSIMフリーで運用したい人はファクトリーアンロックも1つの手
iPhoneファクトリーアンロックについてまとめました。
ファクトリーアンロックサービスはiPhoneユーザーにとっても嬉しいサービスではあるのですが、やはり本当に可能なのか、騙されたりしないのかと不安が多くなります。
こういったサービスの利用はすべて自己責任になり、問題が発生しても自分で解決できる能力が必要になります。
また、海外サービスの場合は英語で問題解決の話し合いをすることになりますが、言葉の違い、文化の違いが大きく連絡が取れなくなったり、不親切に感じてしまったりしますのでストレスにもなります。
こういったサービスを使う場合は覚悟を決めなければならないので、お試し気分では使わないようにしましょう。
SIMロックをもしも解除できた場合は下記から格安SIM診断を行うと生活スタイルにあった格安激安のSIMカードを探すことができますので利用してみてください。