【イオンモバイル】「10分かけ放題」「050かけ放題」を解説|料金は?解約方法は?

イオンモバイル(イオンスマホ)の「050かけ放題」は2016年7月26日より開始。格安SIMの中でも格安プランを提供するイオンモバイル(イオンスマホ)の050かけ放題は、IP電話だからといって侮れない!実際に使ってみたらコスパが抜群なんです。050かけ放題のメリット・デメリットを詳しくレビューします。
この記事の目次
格安SIMの中でも格安プランを提供するイオンモバイル。MVNOでかけ放題・通話定額プランが続々と登場する中、イオンモバイルのウィークポイントだった通話サービスへの挑戦は見逃せません!
実際に数カ月間イオンモバイルの「050かけ放題」オプションを利用してみたので、プラン内容とともにレビューを詳しくご紹介します。
サムネイル画像の出典:shop.aeondigitalworld.com
イオンモバイルのかけ放題プランとは?
出典:イオンモバイル公式サイト
イオンモバイルにはかけ放題プランが2つ用意されています。「イオンでんわ 10分かけ放題」と「050かけ放題」プランのことです。
イオンモバイルのかけ放題プランの料金
「イオンでんわ 10分かけ放題」と「050かけ放題」の料金をそれぞれ確認してみましょう。
- イオンでんわ 10分かけ放題:月額935円(税込)
- イオンでんわの10分かけ放題は、月額935円(税込)で利用可能な通話定額サービスです。国内通話なら固定電話や携帯電話に何回掛けても10分以内は無料、10分を過ぎても11円(税込)/30秒と通常の半額で済むためとてもお得になっています。
- イオンでんわ 050かけ放題:月額1,078円(税込)
- 050かけ放題は月額1,078円(税込)で24時間回数無制限となっています。050の番号が貰えるIP電話となりますが、他の会社とは違い回数と時間に制限がないことが特徴です。申し込む時に事務手数料として1,100円(税込)かかります。
イオンモバイルの「050かけ放題」
2016年7月25日に発表された、イオンモバイルの「050かけ放題」オプションについて、詳細を確認しましょう。
月額1,078円(税込)でかけ放題の050サービス
イオンモバイルの「050かけ放題」オプションは、月額1,078円(税込)で24時間国内回数無制限のサービス。その名のとおり、050の番号が付与されるIP電話のサービスですが、ほかの格安SIMの通話し放題とは違い、回数や時間に制限が設けられていない全くのかけ放題サービスというところが魅力です。
オプションに申し込む際、登録事務手数料1,100円(税込)がかかります。
- 050の番号を利用するIP電話サービス
- 国内電話なら24時間無制限で通話可能
- 5時間以上連続通話は不可能
- 音声プラン、データプラン、シェア音声プランに利用できる
- 初回登録事務手数料:1,100円(税込)
- 月額:1,078円(税込)
イオンモバイルの「050かけ放題」の魅力
多くの格安SIMが力を入れ始めているかけ放題ですが、イオンモバイルの場合、どんな点が魅力ポイントなのでしょうか?イオンモバイルと他のMVNOのサービスを比較しながら、このオプションのメリットを掘り下げていきます。
イオンモバイルのかけ放題の魅力1:無制限通話
イオンモバイルのかけ放題の魅力はやはり国内通話完全無制限という点です。早い段階から通話し放題オプションを提供し始めた楽天モバイルなどは、1回5分までの通話が無料になるなどの時間・回数制限がありますが、イオンモバイルでは制限は一切ありません。
格安SIMのかけ放題は時間制限があるものが主流で、完全に無制限でかけ放題になるイオンモバイルのこのオプションは非常に貴重です。2019年8月現在、時間制限のないかけ放題のオプションを提供しているのはワイモバイルとイオンモバイル、X-mobileだけ。
かけ放題オプションを提供するMVNO
- 時間制限なし
- イオンモバイル
- ワイモバイル(「スーパーだれとでも定額」オプション)
- X-mobile(エックスモバイル/旧:もしもシークス)
- 1カ月TOP3無制限
- OCN モバイル ONE
- 10分以内
- ワイモバイル
- DTI SIM
- NifMo
- 楽天モバイル
- 1カ月60分以内
- BIGLOBEモバイル
かけ放題のオプション価格を比較してみましょう。価格を見るとイオンモバイルは割高に感じるかもしれませんが、無制限の通話であることや、イオンモバイルの基本プランが他社より安いことを考えると、遜色ないオプション設定だと言えます。
オプション価格比較表
事業者名 | オプション名 | 月額(税込) | 時間 | 回数 |
---|---|---|---|---|
イオンモバイル | 050かけ放題 | 1,782円 | 制限なし | 制限なし |
Y!mobile | スーパーだれとでも定額 (スマホプラン) | 1,188円 | 制限なし | 制限なし |
X-mobile | かけたい放題フル | 2,732円 | 制限なし | 制限なし |
OCN モバイル ONE | トップ3かけ放題 | 935円 | 月の国内通話料 上位3番号の 通話料が0円 | 制限なし |
DTI SIM | おとくコール10 | 974円 | 10分以内 | 制限なし |
NifMo | NifMo 10分かけ放題 | 985円 | 10分以内 | 制限なし |
楽天モバイル | 楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル | 935円 | 10分以内 | 制限なし |
BIGLOBEモバイル | 通話パック60 | 712円 | BIGLOBEでんわで1,100円分 (最大60分)の 国内通話が利用可能 | ー |
▼SIMチェンジではかけ放題が使えるおすすめの格安SIMをご紹介しています。ぜひご一読ください。
イオンモバイルのかけ放題の魅力2:データSIMでも利用可能
050のIP電話というところに難色を示すユーザーも多いはず。090・080の番号ではこのかけ放題は利用できません。しかし、050の番号だからできることがあります。それは、データSIMを契約していても通話機能が使えるということ!
音声通話プランではなくデータプランであればSIM料金はかなり節約できますし、MNPしなくても050の番号を付与されます。さらに最低利用期間の縛りも一切かからないというメリットがあります。
イオンモバイルでは最低利用期間は音声プラン、データプランともに存在しませんが、契約後180日以内にMNP転出する場合は8,800円(税込)の手数料が必要です。
この部分で比較したい格安SIMはワイモバイル。格安SIMのかけ放題は基本的に音声通話にオプションとして付帯できるサービスです。時間制限のないかけ放題という面ではワイモバイルとイオンモバイルは同じメリットがありますが、ワイモバイルの「スーパーだれとでも定額」はスマホプラン、つまり音声通話SIMの契約者だけがこのオプションを利用できる、という条件があります。
- データプラン+かけ放題という組み合わせが可能になるのは、今のところイオンモバイルだけということになりますね。
イオンモバイルのかけ放題の魅力3:海外でもWiFiがあれば通話できる
さらなる魅力は、海外であってもWiFi経由であれば、発着信が可能という点です。ほかのMVNOでは国際ローミングはできてもかけ放題の対象にはなりませんが、イオンモバイルの場合、海外から国内への発信はかけ放題オプションの対象になります。
日本以外の国へは発信できません。
複数の端末から使える
イオンモバイルの050かけ放題は複数の端末を使い分けている場合でも同じ番号から発信が可能です。またこの050かけ放題は家族でシェアすることも可能です。発信専用の番号として利用すれば家族での通話も無料となります。
こちらの記事は、イオンモバイルのおすすめ端末を紹介しているので、ぜひご覧ください。
イオンモバイルの「050かけ放題」を使ってみた!
イオンモバイルの050かけ放題を契約したのでレビューとともに、メリット・デメリットをご紹介します。
イオンモバイルの050かけ放題の良かった点
2018年始めから050かけ放題オプションを利用して約4カ月。電話番号を変えたくなかったのでMNP転入をしましたが、電話をかけるときには必ず050サービスを利用しています。感想をひと言で言うと、非常に満足!通話サービスのある他の格安SIMと迷いましたが、イオンモバイルにしてよかった!と思えます。
イオンモバイルのメリット
- 時間を気にせず通話できる
- SIMプランが安い
- 家族で共有して発信専用にできる
とてもシンプルでイオンモバイルの050かけ放題の良いところ、それは本物のかけ放題だという点に尽きます。通話時間や通話料金を気にせず好きなだけかけられるのは、本当に便利でストレスがありません。
短い簡単な電話で済む用事も確かにありますが、10分かけ放題月額935円(税込)のOCN モバイル ONEと比較すると、イオンモバイルの050かけ放題との差額はたったの143円(税込)。
SIMプランもバリエーションがあるので使い方に合わせられるのも高ポイントでした。今回はiPhoneとiPadの共有SIMにしたかったので、シェアできるプランがあるのも良かったです。
さらに強調したいメリットは、家族間で1つの番号を共有できること。別のスマホでも同じ050かけ放題の番号が共有できるので、家族の発信専用電話番号として使えるのです。
例えば3人家族で家族のスマホそれぞれをかけ放題にすると3倍の費用になり、935円(税込)のかけ放題であれば3人全員で2,805円(税込)のコストですが、イオンモバイルのかけ放題なら1,078円(税込)。かけ放題を共有できることを考えると、コスパはどの格安SIMより良くなるのでは?!
家族みんながかけ放題を利用しようと考えている場合には、ぜひともイオンモバイルのかけ放題をおすすめしたいです!
イオンモバイルの050かけ放題の注意点
もちろん使ってみて不便だと感じた点もあります。
デメリット
- 通話の品質が音声通話と比べて劣る
- アプリ起動中でないと待ち受けできない
- 家族で050アプリを共有しているとどの端末で着信するかわからない
- データ容量を消費してしまう
- 緊急通報などが出来ない
- 5時間連続して通話すると通話が終わる
一番気になったデメリットは、IP電話のサービスなので通話が不安定になるときがあるという点です。ザワザワ、ザーザーといった雑音が入ったり、ネットワークが不安定だとかけなおさないといけない状態になることもありました。
ただ確かに音声通話と比べると品質は劣りますが、家族とゆっくり話をするときは自宅WiFiなどにつなげてかけられるので、割と安定して通話できています。
しかし、どれだけ掛けても無料とはなっていますが、5時間連続して通話をすると強制的に通話が終わります。強制的に終わってしまいますがその後すぐにかけ直すことは可能です。
そして使ってみて初めて知ったのが、待ち受けができないという点です。待ち受けができないと言うと語弊があるのですが、050かけ放題専用のアプリを起動させた状態でないと着信できず、発信者には「通信できない状態にあります」というガイダンスが流れます。
実際に使っていると、スマホの画面上で050アプリを表示させているときには必ず着信できますが、別の画面を操作している状態でバックグラウンドで050アプリを起動しているときには、着信できたりできなかったりしました。
また、家族とかけ放題アプリを共有していると、家族のどのスマホに着信するかがわからないというのはかなり不便でした。必ずこの端末に着信させるということが難しいので、発信専用として使うのがいいようです。
着信する端末を確実に選びたい場合は、ほかの端末の050アプリを終了した後、着信したい端末で050アプリを再起動する必要があると公式サイトで述べられていました。折り返しの電話などが来ることもあるので、気を遣う点ですね。
その他に、イオンモバイルのものに限らず、IP電話は110番、119番などの緊急通報がかけられません。緊急通報は何度も使うものではありませんが、いざという時に使えないというのは気を付けないといけません。
イオンモバイルの「050かけ放題」の使い方
イオンモバイルの050かけ放題の使い方をレビューしていきたいと思います。知っておくと便利な機能などもあるので要チェックです!
「050IP電話アプリ」をインストール
イオンモバイルの050かけ放題を使い始めるところから。
- 「050IP電話アプリ」をインストールする
- アカウント設定をする
- アカウント設定画面で、050かけ放題の契約書に書かれている内容を入力する
・サービスコード
・050番号
・ユーザーID
・パスワード - 認証完了すると通話が可能になる
050かけ放題オプションのユーザーIDやパスワードは、イオンモバイルのお客様IDなどとは異なるので注意してください。
- 050かけ放題のパスワードはイオンモバイルサービス申し込み完了通知書の3枚目に載っています。
050かけ放題の電話のかけ方
電話のかけ方は通常の通話アプリとそれほど差異はありません。
電話の発信方法
- キーパッドで電話番号を入力
- 連絡帳と連動した電話帳から選択
- お気に入りに追加した連絡先から選択
お気に入りは050アプリ電話帳の画面右上の星印をタップすると現れます。
発信したのち、次のような画面になります。「オーディオソース」をタップするとスピーカーホンが出てくるので、ハンズフリーにもできます。
050かけ放題の電話の受け取り方
デメリットポイントで触れたように、アプリを起動していないと着信できません。050アプリをバックグラウンドで起動している場合、画面上にポップアップで着信するので、このポップアップをタップすれば着信待ち受け画面に移動でき、すぐに応答が可能です。
応答中も発信画面と同じように「オーディオソース」の選択ができるので、スピーカーで通話できます。
「イオンでんわ 10分かけ放題」の特徴
他の会社のかけ放題プランとの違いを参考に、「イオンでんわ 10分かけ放題」の特徴を紹介します。
特徴:音質の良い通常の電話回線を利用
通常の電話回線を利用しているため、IP電話のような音質の劣化がありません。そのため、声が聞き取れない、ラグがひどいなどのトラブルに巻き込まれる可能性が低く快適に通話できます。
「イオンでんわ 10分かけ放題」の2つの注意点
「イオンでんわ 10分かけ放題」の2つの注意点を紹介します。
注意点①:割引対象外の国際電話
国内電話は10分かけ放題の対象ですが、国際電話は対象になりません。10分超過後の11円(税込)/30秒の料金も適用がないため、国際電話を掛ける際は別サービスの利用を検討しましょう。
注意点②:料金の日割り計算はなし
契約日、解約日に基づく日割り計算はありません。契約や解約が月途中であっても、満額(10分以内の通話定額料金935円(税込)+10分超過分の料金)が請求されます。そのため、月初に契約、月末に解約すると最もお得にイオンモバイルを利用できます。
イオンモバイルの050かけ放題をおすすめする理由
イオンモバイルの050かけ放題を使ってみた感想をご紹介してきましたが、最後に050かけ放題オプションのメリットと格安プランの魅力をまとめましょう。
イオンモバイルのかけ放題オプションのメリットまとめ
- 回数制限も通話時間制限も一切ない
- データSIMでも利用できるから超格安!この組み合わせができるのはイオンだけ
- 海外でもWiFi経由なら国内への発信はかけ放題適用
- 家族間で共有できて何台でも1つのかけ放題オプションが適用できる
イオンモバイルにしかできないオプション内容であるのがお分かりいただけたでしょうか?
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