「BIC SIM タイプA」au回線に対応した格安SIMが登場

「BIC SIM タイプA」ビックカメラから、au回線に対応した格安SIMが提供開始。IIJmio(みおふぉん)とコラボしたSIMパッケージとなっており、データ通信・SMS対応SIMだけでなく、音声通話機能付きプランにも対応します。無料Wi-Fiが使える点にも注目!
この記事の目次
ビックカメラから、au回線に対応した格安SIM「BIC SIM タイプA」が提供開始。IIJ(インターネットイニシアティブ)とコラボしたSIMパッケージとなっており、データ通信・SMS対応SIMだけでなく、音声通話機能付きSIMプランにも対応します。
IIJmioがau回線に対応したことで実現したビックカメラのau回線プラン。月額料金と注目ポイントを確認しておきましょう。
BIC SIM タイプA、au回線に対応した格安SIMプランが登場
ビックカメラはIIJとコラボした格安SIM「BIC SIM(ビックシム)」を提供していますが、本家IIJmioのタイプA(au回線)提供開始に伴い、ビックカメラもau VoLTEに対応した新プラン「BIC SIM タイプA」の提供を開始しています。
出典:ビックカメラ
すでに提供中のdocomo回線同様、プランの月額料金や内容はIIJmioとほぼ同等となっていますが、ビックカメラのSIMカード独自の特徴である「Wi2 300」の公衆無線LANが使える特典あり。まずは概要を確認していきましょう。
BIC SIM タイプAはau回線・VoLTE対応のマルチSIM
BIC SIM タイプAは、au回線を利用した格安SIMサービスです。よって利用出来るエリアはauのLTE通信エリアと同じです。
SIMカードのタイプはマルチSIMとなっており、購入時にSIMサイズを確認しなくても外し方で標準・micro・nano SIMサイズに対応します。ちなみに他社MVNOへ提供されている格安SIM同様に、通話はau VoLTEに対応した端末で通話が可能です。


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BIC SIM タイプAのプラン・月額料金
BIC SIM タイプAの月額料金は、IIJmioのau回線プランと同じです。データ通信SIMにはすでにSMS機能が付属しているほか、音声通話機能付きSIMカードにも対応。最大通信速度は下りが最大788Mbps、上りが最大50Mbpsとdocomo回線(タイプD)と同等の速さで、SIMカード複数枚での高速データ容量シェアにも対応しています。
IIJmio タイプA | 月額料金 データ通信専用SIM | 月額料金 SMS機能付きSIM | 月額料金 音声機能付きSIM ※キャンペーン中 | 高速通信容量 | 通信速度 | SIM枚数 |
---|---|---|---|---|---|---|
ミニマムスタートプラン | - | 900円 | 300円 | 3GB/月 | 下り最大958Mbps、 上り最大112.5Mbps | 2枚 |
ライトスタートプラン | - | 1,520円 | 920円 | 6GB/月 | 下り最大958Mbps、 上り最大112.5Mbps | 2枚 |
ファミリーシェアプラン | - | 2,560円 | 1,960 | 12GB/月 | 下り最大958Mbps、 上り最大112.5Mbps | 最大10枚 |
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docomo回線プランとの大きな違いは「通信速度制限」の部分。タイプDの場合には高速データ通信容量(クーポン)利用時には通信速度が制限されませんが、au回線のタイプAに関してはクーポンの利用/未利用問わず、直近3日間で6GB以上のモバイルデータ通信利用があった場合に速度制限の対象になります。
プランの高速通信容量の最大がファミリーシェアプランの10GB/月なので3日間で6GBというと動画ストリーミングや大容量のファイルダウンロードなどを行わない限りは問題無いですが、docomo回線のプランとは3日制限の内容が少し異なるという部分は覚えておくべきでしょう。
Wi2 300の公衆無線LAN(WiFi)に対応
BIC SIMシリーズ最大の特徴が「Wi2 300」の公衆無線LAN(WiFiスポット)が使える特典ですが、ビックカメラが提供するタイプAプランにもWiFi利用権は無料で付属しています。こちらがIIJmioの本家SIMカードと比較して最大のメリットと言えます。
出典:Wi2 300
外出が多く、WiFiスポットを利用したい方はBIC SIMを選ぶと良いかもしれません。
対応機種・端末・格安スマホ
タイプAはau回線のマルチSIMですが、IIJmioの仕様と同じで、以下の2点が重要です。
- BIC SIM タイプAの対応端末
- 技術基準に適合したVoLTE対応SIMフリー端末
- au VoLTE対応端末
基本はau VoLTE対応機種でないと使えないので注意しておきましょう。またauで購入したVoLTE対応端末に関しては「SIMロック解除」が必要です。この辺りも他のau系MVNOとほぼ同じですね。
BIC SIM タイプAの注意点は?
無料で公衆無線LANスポットが使えてお得なBIC SIM(ビックシム)ですが、使いたいサービスによっては注意点もあります。例えばIIJmio本家のサービスにはANAマイレージモール経由で「月額払いでマイルが貯まる」というサービスがありますが、これらはビックカメラのパッケージ経由から契約では使えません。
またキャンペーンに関しても、以前は「for イオン」のコラボSIMパッケージから契約したユーザーは特典対象外となっていたこともありました(10月には対象に変更されていました)。こういった側面もあるため、コラボSIMを契約する場合には「本当に本家IIJの格安SIMよりもお得か?」という部分を、キャンペーン内容などを見てチェックしておくのが重要と言えます。
au回線の格安SIM「BIC SIM タイプA」まとめ
「IIJmioのタイプAプランに公衆無線LANサービスが付いてくる」部分が魅力のBIC SIM タイプA。キャンペーンや申し込み時のサービス適用可否など細かい部分は異なるので、まずは本家のサービスを確認しておきましょう。