ワイモバイルのアドバンスモードとは?|通信量無制限のWiFi!メリット・料金は?

Y!mobile(ワイモバイル)のアドバンスモードは、Pocket WiFi プラン2にオプションを付けることで7GBを超えてもそのまま高速データ通信が使える便利な機能です。メリット・デメリット、対応プランや機種、契約前に知っておきたいことをまとめました!WiMAXとの比較もしているので迷っている方必見です。
この記事の目次
ワイモバイルの「アドバンスモード」について解説!この機能はモバイルWiFiルーター向けに提供されている機能で、Pocket WiFiプラン2と専用のオプションを申し込んで設定をオンにすれば対応エリアで使えます。
アドバンスモードではプラン既定の7GBを超えても高速データ通信がそのまま使えるようになるんです。もちろん3日間のデータ利用量による速度制限など注意点もあるので、今回はアドバンスモードを利用する上で、知っておきたいことをまとめました。
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ワイモバイルのアドバンスモードとは
ワイモバイルのアドバンスモードとは、Pocket WiFiプラン2の対象機種で使える「アドバンスオプション」の通信モードです。おさえておきたいポイントはこちら。
- ココがおすすめ!
- オプション申し込みでアドバンスモード通信時の月間データ容量が無制限
- 3カ月無料キャンペーン
- ココに注意!
- エリアが標準モードよりも狭い
- 3日間に約10GB以上インターネットを使うと通信制御あり
では、それぞれのメリットやデメリットを簡単に説明します。
ワイモバイルアドバンスモードのメリット
アドバンスモードのメリット①:7GB制限を回避できる
- オプションなし
- 当月の利用データ通信量が7GBを超えると当月末まで送受信最大128Kbpsに低速化
- オプションあり
(月額739円) - 当月7GBを超えてもアドバンスモードで高速通信が使える
Pocket WiFiプラン2は月間7GBの高速データ容量ですが、アドバンスオプションを申し込んだ状態で対象機種の本体設定をアドバンスモードに切り替えると、月間7GBのデータ容量を超えてもそのまま高速通信が使えます。
- アドバンスモードなら月間データ容量は無制限となるのがメリットです。
アドバンスモードのメリット②:3カ月無料キャンペーンがある
アドバンスオプションは、加入月から3カ月間の月額料(月額739円×3=2,217円)が無料となるキャンペーンがあります。無料期間中に途中でオプションをやめることもできるので、アドバンスモードがどんなものか試せます。
キャンペーン期間:2017年4月11日〜終了時期未定
ワイモバイルアドバンスモードのデメリット
アドバンスモードのデメリット①:対応エリアが狭い
出典:ワイモバイル Pocket WiFi 801HWの対応エリア
月間データ容量制限なしで使えるアドバンスモードは魅力的ですが、その反面いくつかデメリットもあります。1つ目は、対応エリアが標準モードより狭い点です。
上記は2019年1月時点のPocket WiFi 801HWにおける対応エリア表です。
- 赤:高速通信 4G 対応エリア
- 紫:アドバンスモード対応エリア
赤色と比較して紫色の範囲は狭く、標準モードで使えるエリアと比較すると限定されているのが分かります。
都市部を中心にカバーしているエリアも多いですが、利用したい地域が対応エリアとなっているかあらかじめ確認しておくのが無難でしょう。
アドバンスモードのデメリット②:3日間10GB以上使用で通信制御
対象プランにて3日間で約10GB以上インターネットを使うと通信制御を行うことがあります。Pocket WiFiプラン2のケースでは「アドバンスモード」と「標準モード」の利用通信量を合算して3日間に約10GBを超えたときに制御対象になります。
対応機器でアドバンスモードを使えば月間7GBを超えたときの速度制限は回避できますが、3日10GB利用時の通信制御は回避できないので注意しておきましょう。
速度制限 | 通信制御 | |
---|---|---|
対象 | プラン既定の月間データ容量を越える | 前日までの3日間の利用通信量が8,389万パケット(約10GB)以上 |
制限内容 | 送受信時最大128kbpsに低速化 | 制御後の最大通信速度は約1Mbps |
制限期間 | 請求月末まで | 当日18時から翌日1時まで |
アドバンスモードあり | 回避可能 7GBを超えても高速のまま使える | 回避不可 |
ただし3日間の通信量による制御は翌日1時に解除されますし、制御後の最大通信速度も約1Mbpsです。
- 128Kbps低速化と比較すると、制限内容はそこまで厳しくないですよ。
アドバンスモード・オプションの対象プラン
アドバンスオプションに加入できるのはPocket WiFiプラン2です。
ワイモバイルのモバイルWiFiルーター向けプランには「Pocket WiFiプラン2 ライト(5GB)」もありますが、アドバンスオプションは使えないので注意しておきましょう。
Pocket WiFiプラン2の月額料金
Pocket WiFiプラン2は月7GBまで高速データ通信が使えるプランで、契約種別によって月額料金が違います。長い定期契約で申し込んだ場合は安くなる仕組みです。
例えば、3年単位で自動更新となる「さんねん」なら、3,992円/月と、期間の定めのないベーシックより安く使えます。バリューセットやバリューセットライトはタブレットやパソコンをセットで購入する場合に、3年間の長期契約をすることで購入時の支払額が安くなる契約です。長期契約では更新月以外の解約、途中解約をすると契約解除料がかかります。
ワイモバイル Pocket WiFiプラン2の月額料金表
契約種別 | 基本料 | アドバンスオプションあり |
---|---|---|
さんねん | 3,992円/月 | 4,731円/月 |
バリューセット | 5,141円/月 | 5,880円/月 |
バリューセットライト | 4,763円/月 | 5,502円/月 |
ベーシック | 6,152円/月 | 6,891円/月 |
- オプション追加後の月額料金は4,730円~。これでアドバンスモード通信時の月間データ容量制限は無くなります!
Pocket WiFi海外データ定額ありの月額料金
「Pocket WiFi海外データ定額」は、Pocket WiFiプラン2に海外データ定額がついたサービス。海外で利用時は90円/日(免税)が加算されます。
2019年4月時点ではPocket WiFi 701UC専用で海外利用も想定したプランです。
Pocket WiFi 701UCもアドバンスオプションに対応しているので、オプションを付けた場合は日本国内でのみ月間データ容量制限なしでアドバンスモードが使えます。ただし、海外利用時は標準モードで上限7GBです。
契約種別 | 基本料 | アドバンスオプションあり |
---|---|---|
さんねん | 4,299円/月 | 5,037円/月 |
バリューセット | 5,448円/月 | 6,186円/月 |
バリューセットライト | 5,070円/月 | 5,808円/月 |
ベーシック | 6,459円/月 | 7,197円/月 |
※海外利用料 | 90円/日(免税) |
- モバイルWiFiルーターを海外でも使いたいなら、検討しておきたいプランです。
おうち割 光セット(A)で540円割引
出典:ワイモバイル おうち割
Pocket WiFiプラン2は、SoftBank AirやSoftbank 光をセットで契約していると「おうち割 光セット(A)」の割引に申し込めます。毎月540円割引されるので、SoftBank系でネットサービスをまとめているとお得です。
- おうち割はPocket WiFiプラン2だけでなく、ワイモバイルのスマホプランを利用していればそちらも割引対象です。もし自宅ネット用にSoftBank 光/Airを契約しているなら、スマホやモバイルWiFiルーターはワイモバイルでまとめるとさらに安いのがポイントです。
【比較】ワイモバイルのアドバンスモードとWiMAX 2+どちらがお得?
モバイルWiFiルーターの通信サービスでよく比較されるのがUQコミュニケーションズのWiMAX。プランによってはWiMAX 2+回線が月間データ容量制限なしで使い放題ですが、どちらがお得なのでしょうか?
料金プランや速度は?
Y!mobile Pocket WiFiプラン2(さんねん) ※アドバンスオプションあり | UQ Flatツープラス ギガ放題(3年) | |
---|---|---|
月額料金 | 4,731円/月 | 4,731円/月 |
データ容量 | 標準モード:7GB/月 アドバンスモード:上限なし | LTE:7GB/月 WiMAX 2+:上限なし |
3日制限 | 3日間で約10GB以上利用 制限後:最大約1Mbps | 3日間で10GB以上利用 制限後:概ね1Mbps |
料金について
3年契約で料金を比較すると月額費用や条件はほぼ同じ。UQコミュニケーションズのUQ Flatツープラスギガ放題は、3年プランであればau 4G LTEの利用追加料金は無料なので月額費用は同じになりますし、WiMAX 2+に関しては月間上限なしの部分も、アドバンスモードの月間データ上限なしと似ています。
▼ワイモバイルの料金については以下記事で解説しています。
速度について
通信速度の制限については若干違いがあります。3日間で約10GB以上データを使用すると1Mbpsへ制限される点はほぼ同じですが、UQ Flatツープラス ギガ放題は「ハイスピードプラスエリアモードで月7GBを越えると、LTEとWiMAX 2+の両方が128Kbpsまで制限される」のが異なる部分です。
つまり、au 4G LTEも使えるモードで7GBを越えると、本来月間データ上限がなかったWiMAX 2+の通信まで、128Kbpsに低速化してしまいます。しかも速度制限は当月末まで継続するので、こういった制限がない点でいえば、ワイモバイル Pocket WiFiプラン2のほうがおすすめでしょう。
無制限通信の対応エリアは?
今回の比較でいえばワイモバイルがアドバンスモード対応エリア、UQコミュニケーションズはWiMAX 2+対応エリアが月間データ制限なしで使える範囲です。例えば関東のエリアを確認すると、全体的にWiMAX 2+のほうが公式で表示しているエリアが広いようにもみえます。
出典:UQコミュニケーションズ サービスエリア(WiMAX 2+)マップ画像は2019年6月10日時点
月間無制限通信の対応エリアについては「使いたい地域が対応エリアになっているかどうか」が重要なので、一概にどちらが良いとは言い切ることができません。ワイモバイル、UQコミュニケーションズともに対応エリアは公式サイトに掲載しているので、申し込み前に、使えるエリアになっているか確認しておくのがおすすめです。
端末価格や割引キャンペーンによっても、お得度は変化する可能性があります。さらにWiMAXはプランを提供している会社がたくさんあるので、比較しておくべきでしょう。
ワイモバイルアドバンスモードに対応したWiFiルーター
ここまではアドバンスモードが使える場合の月額料金やWiMAXとの比較を紹介しましたが、次は実際にアドバンスモードに対応している機種を紹介します。
2019年6月10日時点、ワイモバイルオンラインストアで販売されている機種です。
- Pocket WiFi 801HW
- Pocket WiFi 701UC
- Pocket WiFi 603HW
- Pocket WiFi 502HW
「Pocket WiFi 701UC」でアドバンスモードを使う場合、ソフトウェアの更新が必要
申し込み前にそれぞれのスペックや特徴も確認してきましょう。
Pocket WiFi 801HW
Pocket WiFi 801HWは、2019年3月7日に発売されたHUAWEI製のモバイルWiFiルーター。キャリアアグリケーション、4×4 MIMO、256QAMといった技術を搭載し、USBケーブル接続では下り最大972Mbpsを実現しているのが特徴です。Massive MIMO対応で、混雑する一部対応エリアでも快適に通信できるように設計されています。
発売時点でワイモバイルが提供するモバイルWiFiルーターとしては最大速度のもっとも高速な端末で、WiFi対応機器との接続は16台まで対応。QRコードを使ってかんたんに接続設定ができるのもおすすめポイントです。
機種名 | Pocket WiFi 801HW |
---|---|
発売日 | 2019年3月7日 |
製造メーカー | HUAWEI |
サイズ | 約128.4×65.6×13.8mm |
重さ | 約145g |
バッテリー | 3,000mAh |
連続通信時間 | 約8時間(省電力設定OFF時) 約10時間(省電力設定ON時) ※キャリアアグリケーション非適用時 |
連続待受時間 | 約900時間 ※無線LANOFF時 |
無線LAN | a/b/g/n/ac |
同時接続可能台数 | 16台 |
PC接続インターフェース | Type-C |
データ通信方式 | FDD-LTE/AXGP/TDD-LTE |
最大通信速度 | FDD-LTE:下り最大954Mbps/上り最大37.5Mbps AXGP+TDD-LTE:下り最大972Mbps/上り最大26Mbps ※無線LAN接続時は下り最大588Mbps程度 |
Massive MIMO | 対応 |
Pocket WiFi 701UC
Pocket WiFi 701UCは、2018年4月24日に発売開始のuCloudlink製のモバイルWiFiルーター。この701UCが「Pocket WiFi 海外データ定額」に対応しています。クラウドSIM技術を搭載し、ワンタッチで海外利用・国内利用の切り替えができる点にも注目。
701UCはアドバンスモードに対応していますが、月間無制限で使えるのは日本国内のみです。アドバンスオプションに申し込んでも、海外で使う際のデータ容量上限は7GBなので注意しておきましょう。
大容量5,350mAhのバッテリーで、現在ワイモバイルが取り扱っているモバイルWiFiルーターとしては最長の約18時間連続通信を実現。海外向けプランを選択する予定ならこちらを選びましょう。
機種名 | Pocket WiFi 603HW |
---|---|
発売日 | 2017年2月16日 |
製造メーカー | uCloudlink |
サイズ | 約126.5×65×19mm |
重さ | 240g |
バッテリー | 5,350mAh |
連続通信時間 | 約18時間 |
連続待受時間 | 約1,070時間 |
無線LAN | b/g/n |
同時接続可能台数 | 5台 |
PC接続インターフェース | USB2.0 |
データ通信方式 | FDD/AXGP/TDD |
最大通信速度 | FDD-LTE:下り最大72Mbps/上り最大37.5Mbps |
Pocket WiFi 603HW
Pocket WiFi 603HWは、2017年2月に発売されたHUAWEI製のモバイルWiFiルーター。通信は下り最大612Mbpsの高速通信をサポートしています。電源を入れてから待受画面が表示されるまで、約5秒の高速起動にも対応しています。
機種名 | Pocket WiFi 603HW |
---|---|
発売日 | 2017年2月16日 |
製造メーカー | HUAWEI |
サイズ | 約109.9×65.1×15.5mm |
重さ | 約135g |
バッテリー | 2,400mAh |
連続通信時間 | 約6時間(省電力設定OFF時) 約8.5時間(省電力設定ON時) ※キャリアアグリケーション非適用時 |
連続待受時間 | 約850時間 |
無線LAN | a/b/g/n/ac |
同時接続可能台数 | 14台 |
PC接続インターフェース | Type-C USB3.0 |
データ通信方式 | FDD-LTE/AXGP/TDD-LTE |
最大通信速度 | FDD-LTE:下り最大350Mbps/上り最大37.5Mbps AXGP+TDD-LTE:下り最大612Mbps/上り最大13Mbps ※無線LAN接続時は下り最大588Mbps程度 |
Pocket WiFi 502HW
Pocket WiFi 502HWは発売が2015年10月と少し古いですが、テレビチューナーを内蔵しているのが大きな特長。テレビ機能を搭載していないスマートフォンやタブレットに専用アプリをインストールして設定することで、フルセグ・ワンセグ放送を視聴可能です。
機種名 | Pocket WiFi 502HW |
---|---|
発売日 | 2015年10月9日 |
製造メーカー | HUAWEI |
サイズ | 約104×60×18.3mm |
重さ | 約150g |
バッテリー | 3,000mAh |
連続通信時間 | 約10時間 ※キャリアアグリケーション非適用時 |
連続待受時間 | 約850時間 |
無線LAN | a/b/g/n/ac |
同時接続可能台数 | 10台 |
PC接続インターフェース | USB2.0 |
データ通信方式 | FDD-LTE/AXGP |
最大通信速度 | FDD-LTE:下り最大187.5Mbps/上り最大37.5Mbps AXGP:下り最大165Mbps/上り最大10Mbps |
ワイモバイルのアドバンスモードで月間データ無制限の高速通信を楽しもう!
Pocket WiFi プラン2には通常7GBの月間データ容量があるので、より多くの高速データ通信を使いたいなら、ワイモバイルのアドバンスモードがおすすめです。
対応エリアが通常より少し狭く通信制御もありますが、規定容量を超えても高速通信ができるのはヘビーユーザーにとって魅力的でしょう。また、ワイモバイルでスマホやネット回線もまとめるとお得になります。
アドバンスオプション3カ月無料オプションもあるので、詳しい内容は公式サイトで確認してみましょう。