スマホを紛失したときに探す方法・対処法|スマホを探すアプリも紹介
スマホを紛失したときにスマホを探す機能があると知っていますか。GPSを使ったスマホを探す機能を万が一のときに使えるように、今からできる対策をしっかり準備しておきましょう。スマホが見つからないときすぐにとるべき対応についても考えます。
この記事の目次
スマホを探す機能は、大事なスマホをなくしたときの重要な救済策です。スマホの端末そのものが高価であるというだけでなく、連絡先やクレジットカードの情報など、重要な個人情報がスマホの中に収められています。
大切なスマホを取り戻すためにスマホを探す機能を活用しましょう。
スマホをなくしたとき、探す機能はどう役立つでしょうか。スマホがどうしても見つからないときの対処法はあるのでしょうか。
スマホが紛失したときの対処法と、今から準備しておくべき対策について調べておきましょう。
スマホをなくしたときにやること
気づいたらスマホが見当たらない!そんなヒヤッとする状況でも、慌てずに冷静に対処すれば、大切なスマホはすぐに手元に帰ってくるかもしれません。まずは、紛失した可能性のある場所をよく思い返してみて、その場所に連絡したり問い合わせたりしてみましょう。
落とし物センターに持っていくか、警察に届けるか、人や状況によって遺失物への対応が違うかもしれないので紛失先や遺失物保管所、警察など複数に尋ねてみる必要があります。
スマホを紛失した直後ならバッテリーが残っていて通話できる状態かもしれません。
なくした場所が特定できるなら、そこへ行って電話をかけ、電話の音が鳴るか確かめてみるのもいいでしょう。人によっては電話に出てくれる可能性もあります。
頭や足を使って紛失したスマホを探すのも重要なステップですが、何より心強い助けになるのは、ほとんどのスマホに備わっているスマホを探す機能です。なくしたスマホを探す機能を活用して、スマホの居場所を特定する方法を記事の続く部分で考えていきましょう。
紛失したスマホは探すことが可能
AndroidのスマホにもiOSのスマホにも、GPSの位置情報を使って自分の居場所を教える機能が備わっています。スマホを落としたりなくしたりしたときに、このスマホを探す機能をどう活用できるか、見ていきましょう。
【Android】スマートフォンを探すを使う
Androidスマホを探すには、Googleアカウントで「スマートフォンを探す」という機能を利用しましょう。
Googleアカウントで「スマートフォンを探す」
- Googleで「スマートフォンを探す」と検索する
- Googleアカウントにログインする
- 同じGoogleアカウントを利用している端末の一覧が表示される
- Google再度ログインが求められたら、パスワードを入力する
- 「端末を探す」を選択して位置情報を取得する
- 探したい端末をタップする
スマホを遠隔操作でロックする
なくしたスマホから情報を盗まれたり悪用されたりするのを防ぐため、遠隔操作でスマホにロックをかけましょう。
「スマートフォンを探す」の機能では、スマホの位置情報を得るだけでなく、手元にスマホがなくても端末にロックをかけられます。
「スマートフォンを探す」でロックする方法
- Googleで「スマートフォンを探す」と検索する
- 探したい端末をタップする
- Google再度ログインが求められたら、パスワードを入力する
- 「スマートフォンをロック」を選択する
- ロックのパスワード・ロック中画面に表示するメッセージ・発見者に連絡してもらう電話番号を入力する
- 「ロック」をタップするとロックが完了する
Googleアカウントにログイン済みの場合、同じGoogleアカウントを利用している端末の一覧が表示される
【iPhone】探すを使う
iPhoneの場合はスマホを探すための「探す」アプリを使って、紛失したiPhoneを探し出しましょう。以前は「iPhoneを探す」という名称のアプリで、iCloudに登録済み端末を探すことに特化したアプリでした。
この「iPhoneを探す」機能と、「友達を探す」アプリを1つにして便利になった「探す」アプリを通して、紛失したiPhoneの居場所を特定できます。
「探す」アプリで探す方法
- 「探す」アプリを起動する
- サインインが求められたらIDとパスワードを入力しサインインする
- 「デバイスを探す」のタブに端末の一覧と地図が表示される
- 探したい端末をタップして位置情報を取得する
紛失モードにする
iPhoneの紛失モードとは、遠隔で紛失したiPhoneにロックをかけ、紛失したiPhoneの画面に発見者に連絡を促すメッセージを表示させる機能のことです。
居場所のわからないiPhoneを遠隔で紛失モードにすると、そのiPhoneでのApple Payなどのサービスを停止でき悪用も防げます。
「探す」アプリで紛失モードにする方法
- 「探す」アプリを起動する
- サインインが求められたらIDとパスワードを入力しサインインする
- 「デバイスを探す」のタブに端末の一覧と地図が表示される
- 探したい端末をタップして「紛失としてマーク」というタブで「有効にする」とタップする
- 「紛失としてマークしますか?」の表示が出たら「続ける」とタップする
- 任意で連絡先の電話番号を入力する
- 発見者にあてたメッセージを入力する(文面は任意で編集できる)
- 画面右上の「有効にする」をタップして紛失モードをONにする
紛失したiPhoneには、入力した電話番号やメッセージがロック画面に表示されます。
紛失モードをオフにするときも、同じ「探す」アプリの「紛失としてマーク」のタブから「有効化済み」の端末をタップします。「紛失としてマークをオフにする」をタップすれば、紛失モードが解除されます。
電話番号で探す
通話を受け取れる電話番号をAndroidの遠隔ロックの際や、iPhoneの紛失モードの設定の際に登録しておけば、電話番号で探せます。
電話番号を画面に提示して、発見者に電話番号で連絡してもらえます。
スマホを紛失したときのための対策
万が一スマホを紛失してしまったときに備えて、事前に対策をとっておきましょう。大事なスマホが行方不明になる前に今からできることがあります。
紛失時だけでなく盗難にあったときにも役立つので、自分の端末で対策済みかどうかチェックしてみてください。
スマホのパスコードを設定する
スマホにパスコードを設定して、簡単にはロック解除できないようにしましょう。指紋認証やFace IDなどの生体認証のシステムも活用すれば、紛失してもロック解除されて悪用されるリスクが減少します。
iPhoneのパスコードは、英数字を組み合わせたコードも設定可能です。
生年月日や名前など容易に知られてしまうものは避け、複雑な組み合わせにすればよりセキュリティ度がアップするでしょう。10回間違えたらそのiPhoneの全データを一括消去するという設定も任意でオンにできます。
スマホの中の情報をしっかり守りたいなら、パスコードでセキュリティ対策をしておくのがおすすめです。
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スマホを探す機能をオンにする
紛失してもスマホを探す機能があるので便利ですが、機能がオフになっていていざというときに使えない可能性もあります。スマホを探す機能がオンになっているか確認しましょう。
Androidでは「端末を探す」機能、iPhoneでは「iPhoneを探す」機能がオフになっていると、遠隔で居場所を確認したりロックをかけたりする機能を利用できないので要注意です。
スマホに何かあったときのために事前にオンにしておくのを忘れないようにしましょう。
Androidの設定方法
- 端末の「設定」を開く
- 「セキュリティ」を開く
- 「端末を探す」をオンにする
Androidでは端末機種によって探す機能設定方法が異なります。
iPhoneの設定方法
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 設定画面の最上部の自分の名前をタップする
- 「探す」をタップする
- 「iPhoneを探す」をタップする
- 「iPhoneを探す」、「オフラインのデバイスを探すを有効にする」、「最後の位置情報を送信」の各タブがオンになっているか確認する
「iPhoneを探す」がオンになっていれば、他のデバイスから所在場所の確認と遠隔ロックが可能です。
さらに他の2つの設定をオンにしておけば、紛失したiPhoneが機内モードなどオフラインになっていても探す機能が作動し、電池切れで電源が入っていなかったりしても最後に確認できた場所の位置情報を取得できます。
GPSアプリをインストールする
GPSアプリをスマホにインストールしておくのも大切なステップです。iPhoneでは「探す」アプリがプリインストールされていますが、Androidではストアから自分でインストールする必要があります。
さらに、モバイルセキュリティに付属したGPS位置情報確認サービスもあります。自分のニーズに合わせて選ぶといいでしょう。
【iPhone・Android】Lookout:モバイルセキュリティ
アンチウィルスのモバイル版アプリを入れておけば、紛失したときの端末検出機能に加えてセキュリティ対策とウイルス対策もプラスでき、スマホの安全性を強化できます。
無料版とプレミアム版があり、紛失時のデバイス検索は無料で利用可能です。データのバックアップや遠隔ロックなどは有料となりますが、月々360円から始められるプランもありリーズナブル。
もしものことを考えてより手厚いサポートをつけたい方はプレミアム版の検討もおすすめです。
【Android】端末を探す
なくしたAndroidを探すためには、探したい端末に事前に「端末を探す」アプリをインストールしておく必要があります。
アプリがインストールされていないと位置情報の確認や遠隔ロックはできないので、前もって「端末を探す」アプリをインストールしておきましょう。インストールしたら、Googleアカウントでログインし、位置情報をオンにしておきます。
どのGoogleアカウントでログインしたかを覚えておくのも重要です。複数のアカウントを持っている場合、探したい端末のアカウントでログインして探す必要があります。
【Android】電話発見
電話発見アプリを端末にインストールしておけば、後で他の端末の同じアプリから位置情報を検索できます。
アプリをインストールできる他のデバイスがない場合も、ウェブサイトを利用して検索できます。家族の端末も登録でき、子どもや高齢の家族を見守るのにも最適です。
バックアップをとっておく
紛失して万が一見つからなかったときのため、スマホの重要なデータをバックアップしておきましょう。スマホ本体は再購入できますが、データはバックアップがなければ取り戻せません。
紛失・盗難時にスマホの情報を守るために遠隔操作でデータを全消去することもできますが、その場合もバックアップがなければデータ復旧が不可能になってしまいます。何かのためにこまめにバックアップしておくと安心です。
Androidではバックアップ用のアプリやSDカードを使ってバックアップを保存しましょう。iPhoneでは、iCloudやiTunesを使ったバックアップがあります。
iPhoneのバックアップ方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
SIMカードをロックする
SIMカードを悪用されたり転売されたりしないように、SIMカードにPINコードを設定してロックをかけましょう。コードを3回間違えるとSIMカードにロックがかかり、そのカードは使えなくなります。
自分でコードを設定する際にも初期登録されているコードを入力する必要があるので、間違って自分でロックをかけてしまわないよう気をつけましょう。
初期登録されているコードはSIMがついていたカードに記載されています。番号が確かでないときは、キャリアに連絡して確認してください。
すぐに見つからなかったときにするべきこと
スマホをすぐに見つけられないときは、悪用される危険が高いのですぐに画面のロックやPay機能の停止などをして、スマホの安全を守ってください。
紛失時に冷静にやるべきことを判断するのは難しいかもしれないので、前もって紛失・盗難時に悪用防止の方法を知っておくとよいでしょう。スマホを探すと同時に、スマホの情報を守るための対策を確認しましょう。
キャッシュレス決済に関する機能を停止する
今やスマホはお財布代わりとなる時代なので、スマホをなくしたときに最も防ぎたい悪用の1つはキャッシュレス決済機能でしょう。
Suicaや楽天Edy、Paypayなどあらゆる種類のキャッシュレス決済がありますが、遠隔ロックができなかった場合、各窓口でサービス停止の手続きをとる必要があります。
iPhoneの紛失モードになっていれば、Apple Payは使われる心配はありません。
電源が切れているなどの理由でロックが掛けられないなら、クレジットカード情報が盗まれないよう、WebブラウザからiCloudへログインしてApple Payのクレジットカードの情報を削除しましょう。
メールやSNSのID・パスワードを変更する
スマホに生体認証やパスコードなどのロックをかけておらず、紛失モードのロックもかけられない場合、メールやSNSなどの情報も悪用されないよう、IDやパスワードをすぐに変更しましょう。
中でもGoogleアカウントやApple IDはかなり重要度の高い情報なので、IDやパスワードが盗まれないよう直ちに対策をとりましょう。
キャリアの補償サービスを利用する
スマホがどうしても見つからないとしても、スマホなしで生活するのは考えられないのではないでしょうか。新しいスマホをまた高額で買うことを考えると、憂鬱になってしまうかも。
しかし、キャリアには紛失時に携帯を探してくれるサービスだけでなく、なくしてしまった端末を補償してくれるサービスもあります。
月々数百円のコストはかかりますが、新機種を安く割り引いて購入したり交換したりできるので、もしものことを考えて手厚いサポートがほしい人にはおすすめです。
大事なスマホをなくしても探す機能で見つけ出そう
スマホがなくすというのは一大事ですが、スマホを探す機能を活用すれば、無事に無傷で戻ってくるかもしれません。紛失時のために前もって準備しておかないと探す機能も十分に発揮されないので、防災感覚で今からきちんと対策を行いましょう。
自分は紛失のリスクが高いタイプだと思うなら、キャリアの補償サービスや有料アプリを利用するのもよい選択かもしれません。もしものときのために、大切なスマホを守る準備をしておきましょう。