SIMフリースマホの主な特徴と選び方|おすすめ端末についても紹介

スマホには大手キャリアの端末を購入する方法と、simフリーの端末を利用する方法があります。将来的simフリーを利用したいという人が気になる「simフリースマホの概要」や「メリット・デメリット」「おすすめのスマホ」などについてご紹介します。
この記事の目次
長年大手キャリアのスマホを使っていて、なんとなくそのまま契約を継続しているけれども、今のスマホのプランよりもよいものがないかどうかを知りたいという人も多いのではないでしょうか。
また、最近増えてきている「SIMフリースマホ」に興味があるけれども、その内容がよくわからないので詳しく知りたいと思い、情報を集めているという人も多いと思います。
そして、多くの人が「自分の使い方に合った会社やプランがあれば、乗り換えも検討したい」と思っていることでしょう。
今回は、SIMフリースマホについて詳しくご紹介します。SIMフリースマホの基本的な情報や、メリット・デメリット、そしてどのような人に向いているのか、などをみていきます。
さらに、キャリアのスマホのSIMロックを解除する方法、2019年12月時点のおすすめのスマホ機種などについても解説しますので、ぜひチェックしてみましょう。
SIMフリーとは
「SIMフリー」という用語は多くの人が聞いたことがあるのではないでしょうか。ここでは、SIMフリーの意味や、どのような特徴があるのか、などについて解説します。
最初にSIMフリーの仕組みについて理解しておきましょう。
SIMフリーは業者を自由に選べるスマホのこと
「SIMフリー」とは、ドコモやau、ソフトバンクなどの大手キャリアとの契約に縛られず、自分で通信業者を選んで契約が可能ということです。
スマホには必ずスロットの中にSIMカードが挿入されていますが、キャリアで購入したスマホは、そのキャリア間でのみ使用できるようにロックがかかっており、これを「SIMロック」といいます。
SIMカードにはそれぞれに固有のID番号があります。SIMカードが入っていないと、そのスマホからはデータ通信や電話ができない仕組みになっています。
SIMフリーには2通りある
SIMフリーのスマホは、大きく分けて2通りのものがあります。
最初からSIMロックがかかっていないSIMフリースマホと、主に最初はキャリアで販売されていて後からSIMロックを解除したスマホです。
ここではこの2つの主な特徴について解説します。
SIMフリーの状態で販売されているスマホ
SIMフリースマホと呼ばれるスマホの中には、最初から特定のキャリアのSIMロックがかかっていない状態で販売されているものがあります。
SIMフリースマホを提供している会社は「MVNO」と呼ばれ、OCN、BIGLOBEや楽天などが代表的な会社です。大手携帯キャリアではない業者が販売しています。
MVNOのサービスは、大手キャリアから電波のインフラを借用し通信サービスを営んでいます。特徴として、大手キャリアよりもより安くサービスを提供していることが挙げられます。
MVNOが提供しているスマホやSIMカードは、「格安スマホ」または「格安SIM」とも呼びます。キャリアからのSIMロックがかかっていないスマホで、日本国内で使用する目的で販売されています。
SIMフリースマホのその他の特徴は以下の通りです。
なお、海外で使用するときには、対応バンドを確認する必要がありますので、注意が必要です。
SIMロックを解除したスマホ
SIMフリースマホには、ドコモショップなどのキャリアショップで購入した後、SIMロックを解除してもらいSIMフリーの状態にしたものもあります。
以前は、キャリアの契約を解除してもスマホのSIMロックはそのままの状態でした。
2015年5月よりSIMロック解除の義務化がスタートし、総務省によって「SIMロック解除に関するガイドライン」が制定されました。
この義務化により、大手通信キャリアで購入した携帯やスマホについては、ユーザーが希望すればロックを解除しなければならないことになり、SIMフリーのスマホの注目度が一気にアップしたのです。
そして、今までキャリアのスマホを使用していて通信契約を解約しても、そのまま同じスマホを使って格安SIMに乗り換えることが可能となり、スマホの選択範囲が広がりました。
このタイプのスマホのメリットとして、「ワンセグ・おサイフケータイなどの機能がそのまま使えることが多い」「国内版SIMフリーのようにキャリアの縛りがなくSIMカードが使える」などがあります。
一方で注意したいのは、キャリアで初期設定されたプリインストールのアプリがあり、不要なものでも削除ができないことがある点です。
SIMフリースマホのメリットとデメリット
近年、キャリア以外のSIMフリータイプのスマホが大変人気です。
キャリアのスマホから乗り換えをする前に、まずはSIMフリースマホのメリットとデメリットについて理解しておくことが大切です。
また、自分のスマホの使い方に合うかどうかもチェックしてみましょう。
SIMフリースマホのメリット
SIMフリースマホに乗り換えで感じるメリットについて、意見の多いものをご紹介します。
端末の種類の豊富さやSIMカードの価格が手頃なこと、また海外でも利用可能などのメリットがあります。
好きな端末を選べる
SIMフリースマホに乗り換えるときには、新たに端末も買い替える人も多いのではないでしょうか。SIMフリーのスマホは機種が多く、自分好みのスマホの選択肢が広がります。
キャリアで契約したスマホの場合は同キャリア間でしか端末を選べず、選択肢があまりない場合が多いことを考えると、たくさんの端末の中から自由に選べるというメリットがあります。
SIMフリースマホなら、価格も10,000円以下の安いスマホから最新のiPhoneまで様々な機種を選ぶことができます。
格安SIMで月額料金を安くできる
SIMフリースマホはスマホ本体のみを自分で準備し、通信をするためのSIMカードを単独で契約することが可能です。
SIMフリースマホのスロットに格安SIMを挿して通信や通話をすることで、通信料を大きく節約できます。
特に、データ容量が小さいプランを契約すると、キャリアの半分以下の料金になることもあるのです。
このように、SIMフリースマホと格安SIMの組み合わせで、月々の通信料金を大きく節約できる点が最大のメリットです。
通信料金をより節約したい人には、このような使い方がおすすめです。
海外でも利用できる
大半のSIMフリースマホは、日本国外でもSIMカードを挿して使うことができます。プリペイド型のSIMを購入して、必要な期間のみスマホで通信ができるのでとても便利です。
ただし、この際は海外での通信キャリアと通信方式などが合っていないと使用できませので、注意が必要です。
海外出張や長期の海外旅行をするときに、キャリアスマホの「データローミング機能」や「海外オプション」なども利用できますが、かなり割高になってしまいます。
しかし、現地でSIMカードを購入し、自分のSIMフリースマホに挿して使うとかなりの節約になります。
さらにスマホがDSDS(デュアルシムデュアルスタンバイ)対応であれば、2枚のSIMカードを同時に挿し込むことができるので、とても便利です。
日本で使っているSIMと海外で購入したSIMを2枚同時に挿入して使うことも可能です。
SIMフリースマホのデメリット
SIMフリースマホのデメリットとはどのような点があるのでしょうか。
ここでは「SIMフリースマホのサポート体制」「おサイフケータイ機能の有無」「通話機能・テザリング機能の有無」などについてみていきます。
サポート体制が弱い
格安SIMのスマホやSIMフリーのスマホなどは、大手キャリアのスマホのように故障時に対応してもらえるショップが少ない点がデメリットといえます。
また、キャリアスマホであれば通常1年間のメーカー保証がありますが、SIMフリースマホは破損・紛失の補償サービスの有無は契約する業者によって違います。
スマホが故障したときには、自分でメーカーに問い合わせをして機種を配送する必要が出てくるなど、手続きを自分で行う必要があります。
オプションサービスで修理の項目がなければ、スマホごと交換・もしくは新しく買い替えるなどのケースもあるのです。
さらに、電話やメールで行うサポート体制にも違いがあります。
「問い合わせの電話番号があるが、細かいサポートがない」「キャリアメールがないことで故障時に不便だった」など、問題点に後で気がつくこともあるようです。
通信規格が違うと通話や通信ができない
総務省が各キャリアにそれぞれの周波数帯を割り当てていて、通信機器の電波は、周波数帯(バンド)で分類されています。
大手キャリアで購入したスマホやケータイなどの端末は、キャリアによって使用できる通信規格が異なる仕組みです。
そのため、キャリアのスマホをそのまま格安SIMのSIMカードを挿して使う(SIMカードだけ契約する)場合には、SIMロックを解除するだけでは不十分な場合があります。
持っているスマホと同じ通信規格ではないSIMカードを選んでしまうと、通話や通信ができなくなったり、通信速度が遅くなるなどの問題が発生します。
最初に、使用するスマホと回線の対応周波数帯を確認しておくことをおすすめします。
各社がそれぞれ対応するスマホの一覧をWebサイトなどを通して掲載しています。SIMカードを契約する前に、規格の確認を忘れずに行いましょう。
おサイフケータイなどの機能が使えない
海外製SIMフリーのスマホは、低価格でハイスペック、そして高性能のカメラが搭載されているなどのメリットがあります。
しかし、日本メーカー製のスマホが標準搭載している機能が使えないケースがあります。
たとえば、日本独自のおサイフケータイ機能や防水防塵機能がない、ワンセグ・フルセグが搭載されていない、緊急地震速報を通知する機能がない、などが挙げられます。
このような日本独自の機能を使用したいという場合には、海外製のSIMフリースマホはあまり向かないかもしれません。
これを解決する方法は、大手キャリアのスマホをSIMロック解除して使用する方法があります。
また、SIMフリーでおサイフケータイが使える端末も多く存在するので、使用したい場合は対応している機種を購入しましょう。
テザリングが利用できない場合がある
スマホの機能で便利なテザリングという機能がありますが、これはスマホからWiFiを飛ばしてタブレットやパソコンなどで通信を行えるものです。
SIMフリースマホとSIMカードの組み合わせによってはテザリングが可能なのですが、そもそもSIMフリーのスマホの中にはこれに対応していない機種もあります。
テザリング対応の機種かどうかを確認するには、各MVNOが公式ホームページなどで公表している「動作確認済み端末一覧」から自分が使いたい機種を最初にチェックする方法があります。


どのくらいおトクなの?
をもとに算出
プランをみつけよう
キャリアスマホのSIMロックを解除する方法
日本で販売されているスマホの本体は、そのほとんどが大手キャリア3社から販売されています。
キャリアのスマホを使っていて、通信契約を解約するとSIMロックがかかった状態になっています。ここでは、SIMロックを解除する方法についてご紹介します。
SIMロック解除には条件がある
キャリアで販売されているロックがかかったスマホのSIMロックを解除するには、一定の条件があります。
詳しい条件は、各キャリアの公式ホームページに掲載されていますが、共通している事柄は次の通りです。
- 2015年5月以降に販売された機種であること(auは4月23日以降)
- 端末購入から100日経過していること(101日以降)
- ネットワーク利用制限やおまかせロックなどのロックがかかっていないこと
なお、2015年4月以前に販売されたスマホでも、SIMロック解除が可能なことがありますので、各キャリアの窓口に問い合わせてみましょう。
SIMロック解除が不要な場合もある
格安SIMに乗り換える際、今までのキャリアで購入したスマホをそのまま使うという場合、必ずしもSIMロック解除が必要ではないことを知っておきましょう。
たとえば、ドコモの端末をそのままドコモ回線の格安SIMに乗り換えるときには、同じ回線への乗り換えになりSIMロック解除は不要となります。au、ソフトバンクのスマホの場合も同様です。
基本的に同回線の格安SIMへの乗り換えには、ロック解除は必要がありません。
しかし、機種によっては格安SIMに対応していないこともまれにありますので、自分のスマホが契約する格安SIMに対応しているかどうかを公式ホームページなどで確認しておきましょう。
各キャリアの店頭で解除をする
大手キャリアのスマホは、各ショップの店頭窓口でロック解除の手続きができます。また、ドコモはサポートセンターに電話をしても解除することができます。
解除に伴う手数料ですが、店頭で行うとき・電話で解除するときの両方とも3,000円のロック解除の手数料がかかります。
店頭に行くことや電話で連絡する以外の解除方法ですが、2019年11月現在では、大手キャリアの全てでは公式ページにアクセスしての手続きは行っていません。
契約解除をするとともにSIMロックを解除したいという場合は、店頭で全て手続きをすると解約とSIMロック解除が一度にできます。
インターネットから自分で解除をする
各キャリアの窓口で解除してもらわずに、自分でインターネットから解除するときの方法と手順についてご紹介します。
大手キャリアの場合は、基本的にインターネット上でSIMロックの解除ができませんが、機種によってはできる場合があります。
端末の製造番号を調べる
自分でSIMロック解除の手続きをするには、端末固有の15桁の製造番号(IMEI番号)を確認する必要があります。
スマホの製造番号(IMEI番号)とは、全ての携帯電話やスマホに付けられている世界共通の個体識別番号です。IMEIは、「International Mobile Equipment Identity」の頭文字を取った略称です。
スマホのIMEI番号には様々な情報が記録されていて、随時更新されています。
iPhoneのスマホとAndroidのスマホのIME番号を確認する方法は、以下の通りです。
【iPhoneの場合】
- 「ホーム」画面の「設定」アイコンをタップします
- 表示された画面の「一般」をタップします
- 次の画面の「情報」をタップします
「IMEI」に表示されているのが製造番号(IMEI番号)です
【Androidの場合】
- 「ホーム」画面の「設定」アイコンをタップします
- 表示された画面の「端末情報」をタップします
- 次の画面の「端末の状態(電話番号、電波状態など)」をタップします
- 「IMEI情報」に書かれているのが製造番号(IMEI番号)です
各キャリアのホームページにログインする
各キャリアのホームページのマイページ上で、SIMロックの解除が可能かどうかをまず確認してから、OKな場合に解除する手順を紹介します。
【ドコモの場合】
- マイページにログインする(アカウントがない場合は新規登録をする)
- 「ドコモオンライン手続き」「その他」「SIMロック解除」の順にタップします
- 機種を選択し(iPhoneかAndroid)、IMEI番号を入力します
- 「SIMロック解除を申し込む」のチェックボックスにチェックを入れます
- 受信確認メールの送信先を入力します
- 手続き内容を確認し「手続きを完了する」ボタンを押します
【auの場合】
- 「au」「My au」で『SIMロック解除の可否判定』のページを開きます。
- 製造番号を入力し「判定」をタップします。
- 判定結果が「○」の場合、そのままSIMロック解除の手続きへと進みます。
- My auに、契約時に設定した暗証番号を入力してログインします。
- 手順に従い入力し、最後に「この内容で申し込む」をタップします。
- 手続きが完了です。
【ソフトバンクの場合】
- 「ソフトバンク」「My Softbank」にログインし、右上のメニューをタップします。
- 「契約・オプション管理」「オプション」「SIMロック解除手続き」の順にタップします。
- 製造番号を入力して「解除手続きをする」をタップします。
- 手続き完了です。
SIMフリースマホを選ぶポイント
SIMカードを本体のスロットに差し込んで通信ができるSIMフリースマホですが、本体を購入するときにはどのような点に注目して選ぶべきかどうかがよくわからない、という人も多いようです。
ここではSIMフリースマホの選択方法について「価格面」「本体の性能面」に焦点を当ててみていきます。
価格を参考に選ぶ
スマホの購入を検討する場合、価格は決定するときの大切な要素の一つです。
SIMフリースマホの価格は、10,000円以下のお手軽モデルから40,000円以上の高級モデルまで幅広い価格があります。価格が安いスマホは、性能が低いものが多く使いこなすことが難しいかもしれません。
また、60,000円以上の高価格のスマホを使うのであれば、わざわざSIMフリーを選ぶ必要がなく、キャリアのスマホを選ぶでしょう。
これらを総合すると、中間の価格の30,000円~60,000万円のミドルレンジモデルの機種がおすすめといえるでしょう。
ミドルレンジモデルのスマホは価格と性能のバランスがとれていて、初心者でも使いやすいからです。
ストレージ容量で選ぶ
ストレージ容量とは、画像や写真、音楽などの様々なデータ類を保存しておく場所のことを表します。容量が大きくなればなるほど、より多くのデータを保存することができます。
ストレージ容量が32GB以上であれば、アプリや写真、動画、音楽などであれば比較的保存ができます。
しかし、動画や画像など容量が大きいものをたくさん保存したいという場合には、余裕をもって64GB以上のストレージを選ぶことをおすすめします。アプリやゲームなども楽しみたい場合は、さらに大きい128GB以上を基準にして選びましょう。
なお、SIMフリースマホの機種にはmicroSDカードやnanoSDカードに対応した製品もあります。
この場合外部のストレージにデータを移して保存が可能ですので、スマホ本体のストレージ容量を気にせずスマホを楽しむことができます。
また、外部ストレージに保存すると、他の端末やメディアでも中の写真や音楽、動画などを見たり聴いたりが可能でとても便利です。最初に外部ストレージについてもチェックしておきましょう。
搭載機能で選ぶ
スマホにはブラウザでインターネットをしたり電話をするだけではなく、様々な機能が搭載されているものが多くあります。
とくに日本メーカー製のスマホには、防水機能・防塵機能・指紋認証機能などの便利な機能がたくさんついています。
一方で、SIMフリースマホは海外製が多いとても多く、これらの便利な機能はほとんど搭載されていません。
これは機種によっても違いますので、自分の日々のスマホの使い方でどの機能が必要なのかを知っておくことが大切でしょう。
友達同士で連絡先を交換することが多い人は、赤外線機能があるスマホがおすすめです。また外出先でもテレビを見るという人は、ワンセグ・フルセグが搭載されたスマホがよいでしょう。
そして、外出先で地図やナビを利用することが多いのであればGPS機能が使えるスマホ、出張先や外出先でタブレットやパソコン操作をする人はテザリング機能付きのスマホ、という選び方です。
このように用途に合わせてスマホを選んでみましょう。
カメラ性能で選ぶ
SIMフリースマホに搭載されているカメラの性能は機種ごとで大きく異なります。
スマホのカメラ性能にもこだわりたいという人は、画質に関わるメインカメラとサブカメラの画素数をチェックしておきましょう。
また、カメラのレンズ性能も重要なチェックポイントです。カメラの画素数だけでなく、レンズの明るさを決めるF値にも注目することも大事です。
レンズのF値が小さいカメラほど、背景がボケやすく暗所でもクリアな画質で撮影することができます。
さらに、レンズを2基以上搭載した「デュアルレンズ」を搭載したスマホのモデルもあります。
焦点距離に関しては、数値が小さいほどより広範囲を映し、大きいとより遠くの被写体を撮影することができます。最近発売されているスマホは、カメラ機能もより高性能になっています。
デジカメ並みのスペックがあるスマホも発売されていますので、写真や動画を撮ることが多く、より上質の撮影をしたいという人は、スマホのカメラ機能を細かくチェックしてみましょう。
おすすめのSIMフリースマホ
SIMフリースマホをこれから購入するときに参考にしておきたいのが、現在評判が高くおすすめのスマホの情報です。
ここでは、2019年販売モデルのスマホで搭載機能・カメラ性能に注目してみました。2019年のおすすめ4選を取り上げます。
ASUS ZenFone 6
出典:ZenFone 6
ASUS社のSIMフリースマホ「ASUS ZenFone 6」は2019年夏に日本で発売されたモデルです。
特徴としては、顔認証や指紋認証ができることとテザリング機能がついていることなどが挙げられます。
ディスプレイは、従来のノッチ付きのディスプレイから約92%の画面占有率の「オールスクリーンナノエッジディスプレイ」に大きく変化しています。
プロセッサは「Snapdragon 855」を採用していて、本体のメモリも8GB搭載という高スペックのスマホです。
また、バッテリーは5,000mAhの超大容量で電池の持ちが従来よりも格段にアップしています。
カメラ機能は、角度を180℃回転できる「フリップカメラ」が搭載され、メインカメラで4,800万画素・サブカメラで1,300万画素です。
値段は約70,000円で購入可能なハイエンドモデルのスマホです。LINEモバイルでも取り扱いがあります。
HUAWEI P30 lite
https://item.rakuten.co.jp/superdeal/10033huaweip30lite190805/
「HUAWEI P30 lite」のSIMフリー・スマホは、2019年春に日本で発売されたモデルです。
主な機能の特徴は、顔認証や指紋認証の機能が付いていることとテザリング機能があることなどです。
指紋認証の使い方は、背面にある丸い形のセンサーに指をあてるだけです。休止モードからすぐに起動し、移動中でもすぐに使うことができます。
スマホのディスプレイは6.15インチの大きなサイズです。そしてスクリーンは枠ギリギリの部分まで液晶画面になっていることで、端末自体の大きさをあまり感じさせない作りとなっています。
バッテリーの容量は3,340mAhです。カメラの画素数は2,400万画素と800万画素、200万画素のトリプルカメラが搭載されています。
そして、HUAWEI P30 liteの魅力はその価格にもあります。約30,000円で購入できるミドルレンジモデルで、スマホ本体の購入価格を抑えたい人にピッタリです。こちらもLINEモバイルで取り扱いがあります。
LINEモバイルでHUAWEI P30 liteを契約する!
OPPO Reno A
https://item.rakuten.co.jp/hikaritv/2010053411/
「OPPO Reno A」は、2019年秋に日本で発売開始したモデルです。主な特徴は、指紋認証機能・顔認証機能付きで、テザリングも可能ということです。
また、キャッシュレス決済に必要なおサイフケータイ機能も付いています。さらに、防塵防水機能もあり、アウトドア活動の際にも安心です。
海外メーカーのスマホの場合、おサイフケータイ機能が付いていないことが多いのですが、こちらの商品は珍しく搭載しています。
カメラ機能に関しては、アウトカメラのメインで約1,600万画素・サブで約200万画素となっています。また、インカメラでは2,500万画素です。
最新式らしくAI機能が搭載していて写真や動画がきれいに撮れます。スペックはモバイルゲームが快適にプレイできるCPUとメモリが装備されています。
価格は40,000円台で購入できるミドルレンジモデルのSIMフリー・スマホです。楽天モバイルなどに取り扱いがあります。
MOTOROLA moto g7 power
https://item.rakuten.co.jp/dtc/4582239431689/
MOTOROLA社のSIMフリー・スマホの「MOTOROLA moto g7 power」は、2019年夏に日本で発売されたモデルです。
主な特徴は5,000mAhの大容量バッテリーを搭載していて、約60時間という驚異的な電池の持ちです。長時間のゲームプレイや動画視聴をする際も安心のバッテリーの持ちです。
指紋認証機能や顔認証機能が付いていて、テザリングにも対応しています。また、付属の充電器で充電する場合、急速充電ができます。90%くらいまでは高速で充電することができます。
ディスプレイは6.2インチの大画面で見やすいスマホです。また、カメラ性能に関しては、画面解像度がやや低いので、性能的にはここがデメリットといえます。
価格は20,000円台でエントリーモデルとしておすすめです。BIGLOBEモバイルに取り扱いがあります。
自分に合ったSIMフリースマホを選ぼう
SIMフリースマホの人気はここ数年で高まり、多くの人がキャリアのスマホからSIMフリースマホへ乗り換えています。
「現在キャリアの携帯やスマホを使っているけれども、SIMフリーのスマホに興味があり情報が知りたい」と思っている人もたくさんいるのではないでしょうか。
SIMフリースマホで通信・通話をするためには、端末とは別にSIMカードを取り扱うMVNOと契約する必要があります。
通信や通話が可能なSIMカードを使うことで、月額料金が安くなるメリットや他のSIMカードに変更したいときには、違約金(解約金)がかからない、などのメリットがあります。
また同時に、SIMフリーのスマホにはデメリットもあります。
キャリアスマホとは違い、SIMフリー専用のスマホは、会社のサポートがほとんどない・おサイフケータイ機能やテザリング機能がない機種が多いなどのデメリットもあるため、しっかりと考えて購入しましょう。
SIMフリースマホは、今よりも安くスマホを使いたい人や、必要な機能のみ契約してスマホを使いたい、など感じる人におすすめのスマホです。
まずは自分のスマホの使用状況を知り、SIMフリースマホを使った方がよいかどうかのチェックをしてみてはいかがでしょうか。