auを解約するための手順・乗り換え方法と合わせて詳しく解説
auを解約するには、完全に解約する方法とMNP転出を利用して解約する方法の2種類あります。それぞれの方法や手順、必要なものについて確認しておきましょう。また、解約する上での注意点や事前にやっておきたいことについても解説します。
この記事の目次
家族とキャリアを揃えたい、格安SIMに乗り換えたいなどの理由でauを解約したいと考えている方もいるでしょう。
auを解約する場合、完全に解約してしまうのか、あるいはMNP転出をするのかによって手順が異なります。それぞれの手順や注意事項について解説します。
また、格安SIMを検討しているけれど自分に合うものが分からないという方は、画面右上の「格安SIM診断」「格安スマホ比較診断」の利用がおすすめです。合わせて確認しておきましょう。
auを解約する方法と手順
auを完全に解約する場合には直接ショップに行く必要があります。MNP転出する場合には電話での手続きがおすすめです。
解約する場合、あるいはMNP転出する場合の注意事項や知っておくと便利なことについて解説します。
乗り換えをせずに解約だけする場合
乗り換えをせずに解約だけをする場合、auショップやトヨタau取扱店に行く必要があります。また、契約者本人が直接来店しなければなりません。
契約者が小学生以下の場合は親権者と同伴が必要です。その他にやっておきたいことや契約者本人が直接来店できない場合の対処法について解説します。
来店前に事前予約を取っておくのが便利
なるべくスムーズに手続きしたい方は、来店前に事前予約をしておきましょう。特に、新商品が発売された直後やキャンペーン直後などは混雑しやすい時期です。
予約せずに店舗へ行くと、2~3時間は待たされるケースもあります。「au STAR」という会員サービスに入っている方であれば、ウェブ上で来店予約できるのでしておきましょう。
会員でない方は、auお客さまセンターに電話して事前予約を取るとよいです。auの携帯電話から「157」に発信、または一般電話から「0077-7-111」に発信するとauお客さまセンターに繋がります。
事前予約を利用した際は、予約時間に間に合うよう店舗に向かいます。店舗によって、1分の遅刻でも予約が解消されてしまうケースもあるので気をつけましょう。
代理人による解約も可能
契約者本人がどうしても来店できない場合、代理人による解約も可能です。代理人とは、親権者、未成年後見人、成年後見人、契約者の家族、施設関係者のみ当てはまります。
契約者からの委任状が用意できる場合、必要なものは以下の通りです。
委任状は公式サイトからダウンロードしましょう。必須ではありませんが、契約者が現在利用しているau携帯電話かau ICカードを持っていくと手続きがスムーズに行えます。
契約者からの委任状が用意できない場合、以下のものを用意しましょう。
契約者本人がどうしても直接来店できない場合は、代理人による解約を検討しましょう。
MNPで他社に転出する場合
解約ではなくMNPで他社に転出しようと考えている場合、事前にMNP予約番号を入手しておかなければなりません。auショップに行った場合でも発行してもらえますが時間がかかります。
短時間でMNP予約番号を入手する方法や手続きにおける注意点について、以下を参考にしてください。
MNP予約番号の入手方法
MNP予約番号の入手したい場合、電話をかけて行うと時短に繋がります。9:00~20:00までにau携帯電話から「157」に発信、または一般電話から「0077-7-5470」に発信しましょう。
ナビダイヤルに従って操作し、オペレーターに繋がったらMNP予約番号を発行したいと伝えます。あとは契約者情報(氏名、生年月日、電話番号など)を確認されます。
MNP予約番号には有効期限があり、発行してから15日間までです。有効期限が切れても同じ手続きをすれば再発行できますが、二度手間を省くためにも期限までに手続きを済ませられるようにしましょう。
MNP転出には手数料が発生する
MNP転出する場合「MNP転出手数料」が発生し、3,000円かかります。他にも契約解除料(9,500円)や転出先での事務手数料(3,000円)がかかる場合もあります。
ただし、契約解除料は契約更新期間内であれば発生しません。転出先での事務手数料もキャンペーンによって無料になっている場合があります。
引き止めポイントを提案されることもある
MNP予約番号を発行してもらうために電話手続きをしていると、引き止めポイントを提案される場合があります。非公開のポイントであるため、MNP手続きの電話をしなければ教えてもらえる可能性はありません。
最大で30,000ポイントもらえますが、ポイント数やもらえる基準は不明です。基本的に電話でMNP予約番号の発行手続きをしている最中に提案され、付与されたポイントは次の機種変更の機種代金に充てられます。
ただし、引き止めポイントが必ずしも提案されるわけではありませんから、もしかしたらあるかもしれないくらいに思っておきましょう。
auの解約に必要なもの
auの解約に必要なものは、契約者の印鑑と本人確認書類、現在利用中のau携帯の3点です。それぞれの補足や優位事項について解説します。
契約者の印鑑
auを解約するには契約者の印鑑が必要です。法人の場合は法人印が必要ですから、あらかじめ用意しておきましょう。
どのくらいおトクなの?
をもとに算出
プランをみつけよう
本人を確認できる書類の原本
auを解約するために、以下のような氏名・生年月日・現住所が記載された有効期限内の原本が必要です。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- パスポート
- 身体障害者手帳または療育手帳または精神障害者保健福祉手帳
- 特別永住者証明書
- 在留カード+外国発行パスポート
- マイナンバーカード
- 住民基本台帳カード
- 健康保険証
住民基本台帳カードと健康保険証は、以下の補助書類も必要になる場合があります。
- 公共料金領収証
- 住民票
- 届出避難場所証明書
場合によっては複数の本人確認書類の提出が求められる時もあるため、2種類以上用意しておくと安心です。
現在利用しているauの携帯電話
auの解約手続きを行う際には、現在利用しているauの携帯電話も持っていきましょう。ICカード対応機の場合はauICカードも含みます。
念のため、保存しておきたいデータがある場合には事前にバックアップを取っておきましょう。
auの契約解除料について
au携帯を2年ごとの契約で利用している方は、契約解除料といって違約金がかかってしまう場合があります。利用者にしてみれば無駄な費用になってしまうため、できれば払わずにすむ方法を知っておきたいところです。
契約解除料がどの程度かかるのかや、契約解除料が発生しないタイミングや条件について解説します。
プランによって解除料が異なる
auの契約解除料(違約金)はプランによって異なります。通常の2年契約のもので9,500円、2年契約Nで1,000円です。ただし、2019年10月1日よりすべてのプランが2年契約Nに移行しています。
自分がどちらのプランなのか気になる方は、「My au TOP(WEB)」で確認するといいです。
更新月に解約すれば違約金が発生しない
更新月に解約すれば違約金が発生しないため、更新月を狙って解約するのも手です。2年契約であれば更新月は24カ月後から3か月間あります。
また、「My au TOP(WEB)」からも更新月を確認可能です。手順は以下のように行います。
- 「更新期間」を確認したい契約のau IDでログインします。
- 「スマートフォン・携帯電話」を選択します。
- 「ご契約内容 / 手続き」を選択します。
- 「ご契約情報」を選択します。
- 「次回更新年月」を確認します。
画像はスマホから操作した場合のものですが、パソコンからでも確認できます。契約しているau携帯電話の更新月がいつか、あらかじめ確認しておきましょう。
契約者が死亡した場合は発生しない
もし契約者が死亡してしまった場合、更新月以外の解約であっても契約解除料は発生しません。近くのauショップに行って手続きを行いましょう。必要なものは以下の通りです。
- au電話機本体(auICカード対応機であれば本体+auICカード)
- 来店者の認印(ゴム印以外)
- 来店者本人の確認書類(原本)
- 契約者が亡くなったことを証明できる書類(契約者のフルネームが確認できる原本)
契約者が亡くなったことを証明できる書類には、「死亡届」や「除籍謄本」などが当てはまります。書類の原本提出が難しい場合にはコピーでも問題ありません。用意したうえで手続きをすませましょう。
auを解約するときの注意点
auを解約すると、auを利用していた時のメリットを失ってしまいます。それだけでなく、他社に乗り換えた方が得だと思って解約したのに、むしろ損してしまったというケースも起こりうるのです。
そこでauを解約する上での注意点と対策について解説します。
auポイントは全て失効してしまう
au利用者であれば「au WALLETポイント」が貯まっているはずです。解約すると今まで貯めていた「au WALLETポイント」は全て消失します。
自分がどれだけポイントを持っているかは、「My au」や「au WALLET サイト」、「au WALLET アプリ」から確認可能です。解約する前にあらかじめ「au WALLETポイント」を使い切っておきましょう。
解約前のauポイントの使い道
「au WALLETポイント」は、「au WALLET」プリペイドカードへチャージしたり、Amazonギフト券と交換したり、auが提携している他社のポイントに交換したりできます。
「au WALLET」プリペイドカードは、解約後でもチャージした分は使用可能です。ただし再チャージはできません。100円単位から、月に最大20,000円までチャージできます。
Amazonギフト券と「au WALLETポイント」の交換は少し割高です。具体的にいうと、1,000円のAmazonギフト券への交換には「au WALLETポイント」が1,200ポイント必要です。
auが提携している他社のポイントに交換する場合、1ポイント当たり約1円として交換できます。スターバックスやマツモトキヨシ、ACCORDIA GOLFの中から自分がよく利用するところに交換しましょう。
機種代金の残金は払い続ける必要がある
機種代金の残金がある場合、解約後も支払い続けなければいけません。また毎月割を利用していた場合、解約すると前月利用分を持って毎月割が終了します。
毎月割がなくなると残った機種代金分がさらにかかってしまうため、機種代金を払い終えているかどうか確認しておきましょう。払い終わっていない場合は、その状況でも解約した方が得かどうかを確認しておくといいです。
auのキャリアメールが使えなくなる
格安SIMなどへの乗り換えでauスマホをそのまま使う場合でも、「@ezweb.ne.jp」などのau独自のキャリアメールが使えなくなります。
他にもキャリアメールの履歴もすべて消えてしまうので気をつけましょう。残しておきたいメールは、自分の他のメールアドレスに転送しておくといいです。
また、代わりのフリーメールアドレスなどを取得する必要があります。事前にGmailやHotmailなど、自分にとって利用しやすいものを見つけて取得しておきましょう。
解約をする前に契約状況を確認しよう
解約の手続きを行う前に、機種代金を払い終えているかどうかや契約プランが何か、更新月がいつなのかといった自分の契約状況を必ず確認しましょう。思わぬ出費を防げるようになります。
また、「au WALLETポイント」といった解約すると消えてしまうポイントなどは解約前に使いきっておくのがおすすめです。本記事を参考に自分の利用したいサービスのポイントなどに交換しておきましょう。
場合によってフリーメールアドレスを取得する必要もあるので、そういった事前準備も済ませておくとよいでしょう。
解約手続きをする前に、必ず自分の契約状況を確認して無駄な出費を抑えられるようにしましょう。