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WiMAXは新幹線でも使える?通信速度・接続・設定方法を徹底解説

更新日:2023.04.24

この記事では新幹線でも快適な通信環境にするためのWiMAXの接続、設定方法を紹介しています。とくに接続のポイントや注意点を詳しく解説しています。おすすめのプロバイダも紹介しているので新幹線をよく利用していてモバイルWi-Fiを検討している人は必見です。

新幹線は数ある陸上交通機関の中でも特別です。高速で移動すること、路線の多くは山間部の割合が高く、長いトンネルもたくさんあるからです。

これらはすべて通信環境に大きく影響する要素です。

この記事ではWiMAXは新幹線で今どのように利用できるのか、快適な環境にするためにはどのような方法があるのかを紹介します。

とくに接続のポイントや注意点を詳しく解説しています。

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WiMAXの端末で接続できる新幹線の路線

エリアも広く通信速度も速くリーズナブルなWiMAXは、日頃の生活圏だけでなく新幹線による移動中にもそのニーズはあるはずです。WiMAXは新幹線でどのくらい使えるのでしょうか。

WiMAX2+での接続は東京より北がメイン

新幹線はとりわけ山間部を通過することが多い路線です。トンネルも多くWiMAX2+に限らず大手キャリアの4G LTE電波は非常に受信しにくくなり、距離が長ければ途切れてしまうことも当然あります。

とくにWiMAXでいうと、使えるのは国内新幹線全路線のうち東京より北の路線がメインとなっています。

次の表は各路線の、コンコース・ホームでのWiMAX接続が可能な駅の数を表しています。すなわちそれぞれのWiMAXの使いやすさを表しています。

路線名ホーム・コンコースで利用できる駅の数
東北新幹線東京駅〜新青森駅まで23駅
上越新幹線東京駅〜新潟駅まで12駅
山形新幹線山形駅、東京駅〜福島駅までの一部
長野新幹線東京駅〜長野駅まで11駅
秋田新幹線秋田駅

東海道新幹線はWi2で接続できる

東海道新幹線は、N700系(東京〜新大阪間)車内と新幹線待合室で利用できる公衆無線LAN「Wi2」サービスもあります。UQ WiMAXであれば、WiMAX2+料金プランのオプションとして無料でWi2を利用できます。

Wi2の正式名称は「Wi2 300」といい、高速Wi-Fi接続規格「11ac」を使った全国最大規模のエリアを誇る公衆無線LANサービスです。Wi2はWiMAXと比較すると、次のような違いがあります。

Wi2 300WiMAX
アクセスポイントあたり通信エリア数メートル〜数十メートル程度〜数キロメートル程度
接続可能エリア全国のカフェなど7,000ヶ所の周辺屋外を含む人口カバー率99%以上
下り最大速度300Mbps40Mbps

WiMAX2+のエリア外はLTEで接続可能

WiMAX2+サービスをより広いエリアで利用できる有料オプション「ハイスピードプラスエリアモード」であれば、WiMAX2+エリア外のau 4G LTE回線で接続できます。

au 4G LTEが利用できる新幹線の路線はおよそ次の通りです。

路線名利用できる区間
北海道新幹線新青森駅~新函館北斗駅
東北新幹線東京駅~新青森駅
秋田新幹線東京駅~秋田駅
山形新幹線東京駅~新庄駅
上越新幹線東京駅~新潟駅
北陸新幹線東京駅~金沢駅
東海道新幹線東京駅~新大阪駅
山陽新幹線新大阪駅~博多駅
九州新幹線博多駅~鹿児島中央駅

ただ、ハイスピードプラスエリアモードでの通信は、WiMAX通信によるデータ消費とは別にカウントされるため、上限を超えてしまい速度が制限されないようにしなければなりません。

WiMAXの新幹線での接続方法

実際に新幹線ではどのようにWiMAXを利用するのかを解説しましょう。基本は「そのまま」ですが、そのほかの機能を利用する場合はそれぞれ設定や切替作業が必要です。

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基本はWiMAX2+やLTEに自動で接続

WiMAX2+なら、いつも通り端末の電源を入れた状態のままであれば利用できます。走行中でもサービスエリア内であれば接続でき、区間をカバーするWiMAXアクセスポイント(基地局)が多いほど途切れにくくなります。

また、ハイスピードプラスエリアモードを利用するなら、比較的新しい対応の端末で契約しておく必要があります。さらに自動的にデータ量を消費しないよう通信モードを自分で切り替えて利用します。

切り替えるには、例えば「Speed Wi-Fi NEXT W06 」であれば次の手順で行います。

  1. ホーム画面の通信モードアイコンが「HS」であることを確認
  2. ホーム画面で「通信モード自動切替」をタップし「ON」に切り替える
  3. 各項目を設定しチェックマークをタップ
  4. ホーム画面の通信モードアイコンが「HS+A」となっていれば成功

手順「3」では、最大データ通信量やハイスピードモードに切り替える条件を設定できるので、使い方に応じて細かく設定しておきましょう。

Wi2での接続にはIDとパスワード

UQ Wi-Fiプレミアムは、WiMAX2+の契約1件ごとに1契約を申し込めます。申し込むとWi-Fi接続設定に必要な「SSID」と「セキュリティキー」、および「ログインID」「パスワード」が発行されます。

実際の利用には、端末ごとに用意された専用接続ユーティリティ「UQ Wi-Fiコネクト」を使うか、Webブラウザでログインします。

UQ Wi-Fiプレミアムに加入する手順

UQ Wi-Fiプレミアムに加入するには、契約ごとに設けられたユーザーページ「my UQ WiMAX」から手続きします。ログイン後は次の手順で操作します。

  1. 「UQ Wi-Fi」タブをクリック
  2. 「UQ Wi-Fiプレミアム申し込み」をクリック
  3. 「UQ Wi-Fiプレミアム」のパスワードを設定
  4. 約款に同意し「申し込みする」を選択
  5. 画面に「ログインID」が表示される

最後の手順では手順「3」で設定したパスワードは表示されませんが、これはセキュリティの都合で表示されないためなので慌てる必要はありません。

WiMAXの新幹線での通信速度

WiMAX電波は、新幹線ほどの高速になればサービスエリアを一瞬で通り過ぎたり突然接続できなくなることも十分あり得ます。実際はどのくらいの速度で通信できるのでしょうか。

新幹線に乗車中のWiMAXの最高速度

もともとWiMAXは無線通信から発展したLTEの一種です。高い周波数帯の電波を使うため、電話通信から発展したドコモXiやau 4G LTEよりも高速で通信が可能とされています。

さらに2015年にはWiMAX2+に切り替えるなどして通信速度は上がっており、利用機器やエリアによっては理論上下り最大758Mbpsでの通信が可能となっています。

440Mbpsエリアも順次全国に拡大しているため、新幹線路線でも通常のWiMAX2+エリアであれば高速通信ができます。

UQ Wi-FiプレミアムによるWi2であれば、走行中山間部のWiMAX2+エリア外でも理論上の速度2Mbpsで通信できます。これは比較的データ量が少ないWeb検索やメールの送受信が十分利用できるレベルです。

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高速での移動とトンネルで通信速度は不安定

新幹線の走行中はWiMAX2+が利用できれば高速通信できますが、山間部やトンネルに入るとどうしても接続が途切れたり、不安定になってしまいます。

これはハイスピードプラスエリアモードのLTE通信でも同様で、WiMAX2+より比較的安定しているもののやはり圏外表示も頻繁に見られます。

まとめると走行中の新幹線では、次の3種類の接続を使い分けることになります。

  • WiMAX2+エリア:そのまま高速通信が可能
  • LTEエリア:やや遅いハイスピードプラスエリアモードに切り替える
  • LTEエリア:圏外なら低速だがWi2を利用する

新幹線で快適にWeb接続をするポイント

新幹線で快適により安定したウェブ接続を利用するには、抑えておきたいポイントがあります。次のような接続方法も知っておけばきっと役立つでしょう。

安定した接続に新幹線車内無料Wi-Fiサービス

新幹線の車両は閉鎖空間となるため公衆LANを設けることも可能です。

2020年2月から、JT東海・JR西日本・JR九州の3社は、東海道・山陽・九州新幹線車内に無料のWi-Fiサービスの提供を開始しました。

「Shinkansen Free Wi-Fi」と呼ばれるこのサービスは、メールアドレスかSNSアカウントで認証できれば誰にでも、1回30分以内ですが1日に何度でも接続できます。

ただし、利用者が多いと通信が遅くなったり接続しにくくなることがあり、OSアップデートやアプリダウンロードなどの大容量通信は制限される場合があるとされています。

あくまで誰もが利用できる公衆LANであることを踏まえ、常識的な範囲の利用に留めるべきだといえるでしょう。

場所を選ばないWiMAXでのLTE通信

新幹線は高速で走行するため、サービスエリアも目まぐるしく変わったり接続が途切れることもよく起こります。そんな面倒をできるだけ抑えるため、最初からハイスピードプラスエリアモードにする方法もあります。

WiMAX2+電波よりau 4G LTE電波が受信しやすい路線では、作業が中断される確率が低いため快適に利用できるのです。

LTE接続は速度制限に注意

ハイスピードプラスエリアモードで心配なのは、月あたりのデータ利用量に上限が設けられていることです。7GBを超えると以降月末まで最大128kbps(0.128Mbps)に制限されてしまうからです。

切り替えの手間がない分、通信量そのものを節約することが求められます。作業の内容や手順などを工夫しておくとよいでしょう。

WiMAX端末を通信機器と有線接続

WiMAX端末はWi-Fiで接続するしかないわけではありません。端末とパソコンやタブレットをケーブルで接続すれば、通信品質が安定したり速度が改善したりしやすくなります。

有線接続は無線電波を使わないので盗聴される危険が非常に低い、Wi-Fiのように同時接続数に上限もないので利用しやすいといったメリットがあります。

ただし、利用にはWiMAX端末と接続端末に合う端子のケーブルを常に携帯する必要があります。また、2台以上の同時接続もできませんので、一部使い方を選ぶ方法でしょう。

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新幹線でおすすめのWiMAXプロバイダ3選

WiMAX端末を販売しているプロバイダはたくさんあるので、いざ契約するとなるとどうしても迷ってしまいます。

ここではおすすめのWiMAXプロバイダのデータ利用量無制限プランを3つ紹介します。

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※カシモWiMAXは当サイトを運営している株式会社マーケットエンタープライズの子会社であるMEモバイルが運営しています。

カシモWiMAXは、WiMAXプロバイダの中でも最安級の月額料金で高い人気があります。

Webサイトからの申し込みしかできないこと、テレビコマーシャルをしないなど削減したコストを料金に反映させていることで最安級のサービスを提供しています。

新幹線で活躍するハイスピードプラスエリアモードの月額料金1,005円が無料になるのもうれしいポイントです。

月額料金は、初月・1ヶ月目が最も安い1,380円で、2ヶ月目〜24ヶ月目までは3,580円、25ヶ月目以降が4,079円のため、割安な24ヶ月目まで利用するのがおすすめです。

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UQ WiMAX

uqwimax出典:UQWiMAX

新幹線でWiMAXを利用する選択肢の1つ「Wi2」を無料で利用できるのは、「UQ Wi-Fiプレミアム」オプションがあるUQ WiMAXだけ、とくに東海道新幹線の東京〜新大阪で利用するユーザーにはおすすめです。

月額料金はデータ通信量無制限プラン料金3,880円に、ハイスピードプラスエリアモードの月額料金1,005円を加えた4,885円です。

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Broad WiMAX


出典:BroadWiMAX

Broad WiMAXは、全機種ハイスピードプラスエリアモードが無料です。

月額料金は初月が2,726円の日割り料金、1ヶ月目・2ヶ月目が2,726円、3ヶ月目〜24ヶ月目が3,411円、25ヶ月目以降が4,011円です。

特殊な割引として、UQモバイルのスマホと同時利用で、月額料金から500円割引するセット割があります。また、クレジットカード払いのほか、金融機関の口座引き落としが利用できるという特徴もあります。

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WiMAXの端末を使い新幹線で快適なネット環境を

WiMAXのサービスエリアは人口カバー率から見るとかなり広く使えますが、新幹線路線は山間部も多くすべてをカバーすることはできません。

そこでおすすめしたいのは、より広いエリアをカバーするau 4G LTEを使ったハイスピードプラスエリアモードや、UQ WiMAXなら無料で利用できるWi2とうまく組み合わせての利用です。

一部路線では、新幹線車内で使える無料の公衆LANサービスも始まっています。これらの接続サービスのメリットとデメリットを正しく理解し、状況に応じて使い分けられるよう備えておきましょう。

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