1. 格安SIM比較サイト SIMチェンジ
  2. softbankのMVNO参入をLTEバンド事情から紐解いてみる。
 

softbankのMVNO参入をLTEバンド事情から紐解いてみる。

softbank mvno
SIM

ついにソフトバンクがMVNO市場に参入するという噂が入りました。今回はそのニュースと共に「海外の通信業界事情」と照らし合せながら、SBが格安SIM事業で成功しそうな理由をいつくか並べていこうと思います。softbankのプラチナバンドである、LTE「band8」がSIMフリーとの相性のキーワードになるかも!?

ついにソフトバンクがMVNO市場に参入するという噂が入りました。今回はそのニュースと共に「海外の通信業界事情」と照らし合せながら、SBが格安SIM事業で成功しそうな理由をいつくか並べていこうと思います。

softbank mvno

softbankがMVNO事業に参入発表

まずは目先のニュースから確認します。ソフトバンクモバイルは2015年6月30日、MVNO推進子会社「SBパートナーズ株式会社」を設立し、MVNO事業の拡大を図る旨を発表しました。

MVNO事業をソフトバンクが推進

いよいよsoftbankがMVNOに進出ということですね。ドコモやauに比べると少し出遅れた感はありますが、巻き返せる要素はかなり多いです。

同社はすでに低価格ブランド(最近はNexus6/Surface3など高い端末も扱ってますが)の「Y!mobile」をグループ企業に持っていますが、ワイモバイル自体は回線を保持しているので「MNO(mobile network operator)」に当たります。

MVNO MNO

今回はこれとは別に、保有している通信網を貸りて自社のブランドでサービスを提供する通信業者「MVNO(mobile virtual network operator)」に、回線を貸すサービスを始める訳ですね。

SBパートナーズを設立

子会社の「SBパートナーズ」という会社を設立し、事業を推し進めていくようです。SBが100%出資の企業です。

SBパートナーズ株式会社

事業開始は7月1日とのことなので、もう会社自体は設立しているはずです。代表取締役社長は元ワイモバイルのCOO寺尾洋幸氏が務めます。

同氏はウィルコム時代に「だれとでも定額」を発案した立役者だという噂なので、その実行力に期待したいところですね。

いつ始まる?

ソフトバンクがMVNO事業に本格参入する時期は、まだ未定です。しかしながら、softbankはMVNOに提供していた「10Mbpsあたりの接続料」を300万円→135万円まで下げています。これは「もうすぐ始めるよ」という現れなのではないでしょうか。

そしてドコモが約95万、auが約115万なので、このまま行けば、SIMを出す場合にそこそこの業界標準料金になるんじゃないか?と予想しています。

回線の貸し値 10Mbps
Docomo 約95万
au 約115万
SB 約135万

例えば、au系の「UQ mobile」ですが、こちらはデータ専用プランが3GBが980円/月なので、ソフトバンクも月額1,000円以下2GBくらいで推移するんでないかと予想ができるわけですね。(あくまで予想です。)

料金はともかく、同社が格安SIMを出した場合料金よりも「SIMフリースマホの使いやすさ」にメリットがあるのでないかと思ってます。これは次の章で確認します。

ポイント

  • 100%出資子会社「SBパートナーズ株式会社」が推進
  • いつ始まるかは未定

MVNOに有利なソフトバンクの「プラチナバンド8」?

ここからはLTEプラチナバンドである「band 8」の優位性について語っていきたいと思います。結論から申し上げると「sofbankはSIMフリーと相性が良い」ということです。

海外のLTEバンド事情

先ほど言った「sofbankはSIMフリーと相性が良い」ですが、これを知る上で確認しておくべき点があります。それは海外のLTEバンド市場の動向です。

ITU region 出典:Wikipedia

上の図はITU(International Telecommunication Union/国際電気通信連合)の分布ですが、地域ごとに1,2,3と分かれています。次にこちら下の文面をみましょう。

国際ローミング 出典:List of LTE networks

英語で申し訳ないのですが、この英文を訳すとこうなります。

  • “LTEバンド1/3/7/28/38/40は、ITUの1/2/3の地域で将来的な国際ローミングに適しています。”
  • “LTEバンド8は長い目で見ると,ITUの1/2/3の地域で国際ローミングできるかもしれません。”

と、こんな感じですね。ITU1,2,3というのは世界の各地域のことを言っていますから、簡単に言い換えると「国際的に使い易いLTEバンドはコレだよ」と示唆しているようなものです。海外で国際ローミングができるのも、海外の電波が日本のSIMに適応しているからですよね。

ドコモ,ソフトバンクではLTEバンド1,3の国際バンドに対応しています。auは1のみです。

また、2015年開以降導入予定のバンドband28と今後来るであろうband42については3社導入の予定があります。

ただ、現状電波を語る上で重要なのが「プラチナバンド」です。ようは繋がり易い電波のことですね。

ドコモがband19,auがband18の800MHz帯を利用していますが、このバンドが世界的にレアなバンド(特に18)なので、グローバル版SIMフリー端末ではたまにサポートされなかったりします。

したがって、アジア・中南米・欧州などで幅広く利用されているLTE Band 8はSIMフリー端末でもサポートされやすいので、ソフトバンクは有利なんじゃないか?と言えるわけです。

band8の900MHz帯は国際派

softbankグループが保有するband8のLTE(900MHz)は、現在の情報だけでも、韓国(KT),台湾(中華電信),や中南米・欧州など幅広く世界中で利用されているLTEバンドです。

国際的な利用が多いbandということは「GlobalのSIMフリーモデルで対応し易い」ということにも繋がります。

格安SIMではSIMフリー端末が人気を集めているので「多くのLTEバンドに対応することで、より多くの人気機種をソフトバンクのMVNOで利用できる」ことにつながるわけです。

LTE band8のポイント

  • 「プラチナバンド+国際バンド」はsoftbankの強み
  • グルーバル版端末でサポートされる可能性が高い。

softbank回線とSIMフリー市場の関係

次はグローバル版やSIMフリー版端末の電波対応を見ていきます。これを見れば、ソフトバンクMVNO進出の優位性が見えるかもしれません。

iPhoneやiPad

iPhone・iPadはSIMフリーがApple Storeで手に入るので、日本発売のSIMフリー版を確認しましょう。

iphone6 出典:Apple

iOS端末はもうほとんどの電波を掴めると言って良いです。

機種名
iPhone 6
iPhone 6 Plus

iPad Air 2
 
 
LTEバンド1、2、3、4、5、7、8、13、17、18、19、20、25、26、28、29、38、39、40、41)バンド1、2、3、4、5、7、8、13、17、18、19、20、25、26、28、29、38、39、40、41)

ドコモではBand1,3,19,28。au系MVNOでは使えないので飛ばすとして、softbankではバンド1,3,8,28に対応しています。ここはプラチナバンドに各社対応しているので、詳しい説明は割愛します。「iPhoneすごい!」ということは分かりました。

SIMフリーiPhone6のLTE対応
Docomo band1/3/19/28
au iOS8以降現状非対応
SB 1/3/8/28/41

ちなみに筆者のいるカナダで使う場合、iPhone6 Plusが3.5GのHSPA+に対応していないそうでmobilicityという会社では通信が激遅です。海外で使う場合はこういうこともあるので注意しておきましょう。

Nexusシリーズ

世界の人気を集めるGoogleブランドのnexusですが、調査するのは最新モデル「Nexus6」のグローバル版です。

nexus6 出典:Google

Nexus6グローバル版は対応LTEがband1/3/5/7/8/9/19/20/28/41です。なので大手キャリア対応はこのような表になります↓

グローバルモデルNexus6のLTE対応
Docomo band1/3/19/28
au 1/28/41(UQ)
SB 1/3/8/28/41

肝心のauプラチナバンド18が入ってません。エリアも広い周波数帯なので、これがつかめなくなると少し厳しくなります。au一人負けですね。

一方docomoとSBはプラチナバンド対応です。国内版ではないのでしっかりと掴めるか分かりませんが、仕様上は掴めるといって良いでしょう。

また、ソフトバンクのすごいところはプラチナバンド8だけでなく、国際バンド1,3も対応してるので、SIMフリー対応端末とは何かと相性が良いと言えるのではないでしょうか。

今回差が確認出来たのはNexus6グローバル版だけですが、samsungの「Galaxy s6」グローバルモデルも1,3,8,41に対応しているので、他機種で調べてみても同じような結果になります。一刻も早くのMVNO進出が待たれますね。

SoftbankがMVNO参入のまとめ

LTEバンドをみていくと、今後ソフトバンクはSIMフリー端末との相性◎で、ユーザーを伸ばしていく期待感が持てます。また、MNO3グループが全て事業に乗り出すことで、回線提供価格の値下げ→格安SIM値下げにつながることも期待しましょう。

現在提供可能な格安SIMカードのプランは、下記の「SIMチェンジプラン診断」から探せます。携帯料金に悩んでいる方は、ぜひトライしてみましょう!↓