格安SIMもほとんどLTE回線を使える!対応状況やプランについて解説
格安SIMを利用するにあたって、最も気になるポイントは回線速度ですよね。現在は、日本で提供されているほぼ全ての格安SIM回線はLTEとなっています。 この記事では、そもそもLTEとは何か、LTEの回線速度、対応端末、そしてプランといったことについて解説していきたいと思います。
この記事の目次
格安SIMを利用するにあたって、最も気になるポイントは回線速度ですよね。現在は、日本で提供されているほぼ全ての格安SIM回線はLTEとなっています。
この記事では、そもそもLTEとは何か、LTEの回線速度、対応端末、そしてプランといったことについて解説していきたいと思います。
LTEについて詳しく知りたいという方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
携帯電話のLTE回線とは?
LTE回線とは何か、わからない方のために説明していきたいと思います。
LTE回線は3G回線よりも速度が速い
LTE回線とは、ロング・ターム・エボリューションの略称です。その特徴は一言で説明すると、「通信速度が速い」ことです。
LTEはデータの受信速度が最大150Mbpsという速さで、2012年頃までの主流だった3Gと較べてなんと15倍も速度が速いことがメリットです。
かつてはLTEが使える範囲に限りがありましたが、現在は電波が入るところであれば多くがLTEで繋がるようになっています。
格安SIMもLTEが主流となっており、3G回線だけを使えるプランを提供しているのは@モバイルくん。くらいとなっています。
公式サイト:@モバイルくん。
なお、4Gというものも聞いたことがあるのではないでしょうか。スマホの画面に「LTE」ではなく、「4G」と表示される場合もありますよね。
4Gは、LTEも含めての高速通信規格の名称となっています。LTEは、4Gの一種ということですね。
つまり、4GもLTEもどちらも同じように高速の回線ということになります。
どのくらいおトクなの?
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プランをみつけよう
LTEは対応している端末でしか利用できない
LTEは、LTEに対応している端末でしか利用することができません。3Gにのみ対応しているスマホにLTE回線で契約しているSIMカードを挿入しても、3Gでしか通信を行うことができませんので注意しましょう。
また、現在販売されているスマホの中にも3G回線にしか対応していないものが稀に存在します。そのため、LTEで通信を行いたいという方は必ずスマホを購入する前に確認しましょう。
LTEだから常に通信速度が速いというわけではない
LTE回線が使えるプランを契約しているのに、速度が遅いと感じられる方もいらっしゃるでしょう。次項で詳しく解説しますが、特に格安SIMを利用している場合はそれが顕著ではないでしょうか。
LTE回線は、確かに上限が3G回線よりも高速です。しかし、だからといって最高速度がどこでも出るわけではありません。電波状況によっても変わってきますし、場所そのものによっても変わります。
その周辺にいる人の人数によっても、大きく変わってくるのが通信速度です。
基本的に、キャリアや格安SIMが謳っている「下り最高速度」が出ることはありません。速いことは間違いないLTE回線ですが、スペック通りに使えるわけではないということに注意しましょう。
LTE回線を格安SIMで使うとどうなる?
LTE回線を格安SIMで使うと、どうなるのかを解説していきます。
格安SIMのLTE回線はMVNOによって大きく速度が異なる
格安SIMのLTE回線は、MVNOごとに速度にばらつきがあります。
格安SIMの回線はdocomoやauから借りているものですが、それぞれ借りている回線の容量が決まっているため、同時に使用する人数が増えれば増えるほど回線は混雑してしまい、遅くなってしまうのです。
そして混雑していない時間帯であっても、速度に違いはあります。
そのため、契約する際は速度がその時点で速いとされているものを選ぶか、遅くても今後設備増強などで改善される可能性があるものを選ぶことをおすすめします。
格安SIMのLTEは、速度が出る深夜などであればまさにLTE!といった20Mbps以上の速度が出るのですが、昼間だと2~10Mbps程度と、3G時代とあまり変わらない速度しか出ない場合も多いです。
代わりに月額料金は大幅に安くなりますので、格安SIMにして安さを取るか、キャリアに残って速度を取るかは悩みどころですね。
格安SIMのLTE回線は昼間と夕方以降に混雑する
格安SIMには混雑しやすい時間帯があり、それはどこのMVNOでもほぼ共通しています。
例えば、12時を過ぎた頃から14時頃まではお昼時ですので、会社員の方は自由時間となりますよね。その結果として、スマホを使う人が多くなるため、回線が混雑してしまいがちです。
帰宅する人が多い夕方の17時~22時頃も、やはり混雑してしまうことが多いという特徴があります。
また、朝の通勤・通学の時間帯も混むことがありますね。
混雑してしまう時間帯ですと、速度がLTEでも1Mbpsにさえ届かないことがあるのが格安SIMの大きな弱点となります。
なかなかページが読み込まれなかったり、動画が途中で止まってしまったりするため、スマホの利用にストレスを感じてしまうことが多くなります。1日中LTEの高速通信の恩恵を受けたいという人には、あまり格安SIMは向いていません。
わざと速度を抑えているプランが存在する
格安SIMの中には、速度をわざと遅くしている代わりに別にメリットを得られるプランがいくつか存在しています。
例えばUQモバイルの無制限プランは、最大速度が500kbpsである代わりに「使い放題」で、通信量に制限がありません。
格安SIMに限らず、LTE回線の時代になってからスマホの通信量は細かく設定され、使い切らないように気をつけながら利用しなければいけなくなりました。
しかし、こういった使い放題プランならば、速度は遅くなってしまうもののいくらでも通信を行うことができます。速度が500kbps出れば、WEBページやSNSは問題なく閲覧することができます。
速度だけを気にする時代ではない現代。LTEの高速通信という恩恵を捨てて、代わりに安心して通信をいくらでもおこなえるというメリットを得るという方法もあるのですね。
まとめ – 格安SIMのLTE回線は時間帯で速度が変わる!
格安SIMのLTE回線はほぼ全てのMVNOが提供していますが、必ずしも速いわけではありません。高速であることの恩恵を受けたいのであれば、混雑していない時間帯に通信を行う必要があります。