楽天モバイルにキャリアメールができた?楽メールの設定方法は?
楽天モバイルのSIMを契約すると、無料で使える楽メールとRメールというメールサービスがあります。そんな楽メールとRメールのサービス内容から登録方法・設定まで紹介します。楽天モバイルにするとキャリアメールが使えなくなると心配だった方へ朗報です。
この記事の目次
楽天モバイルには、格安SIMを契約している人が無料で使える「楽メール」と「Rメール」サービスがあります。
以前までは、Rメールが楽天メールとして利用できましたが、新たに楽メールが利用できるようになりました。
この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。本記事では、楽天モバイルのメールについて紹介します。
この記事でわかること
楽天モバイルのメールは2種類ある
楽天モバイルには、2種類のメールがあります。
楽天モバイルの2種類のメール
- 楽メール|@rakumail.jp
- Rメール|@rakuten.jp
楽メール|@rakumail.jp
楽天モバイル公式のメールサービスを楽メールといい、ドメインは「@rakumail.jp」です。
Rakuten Linkのアプリ内でメールサービスを無料で利用できます。セキュリティ対策も充実していて、安心して利用できるでしょう。
Rメール|@rakuten.jp
Rメールも無料で利用できるのがポイントです。メールアドレスは「@rakuten.jp」が1つ使えます。
登録も簡単で専用アプリも用意しているので、簡単に利用できるでしょう。
以前は楽天メールという名前でしたが、Rメールという名前に変更されました。ただし、現在Rメールの新規受付は終了しています。
楽メールの特徴
楽メールにはどのような特徴があるのか見ていきましょう。
楽メールでできること
- メールの送受信、下書きの作成
- メール削除と復元
- プライバシー対策及びメールフィルター
- 差出人、受信者又は件名でメールを検索
- 重要メールはスターを付けて、すぐに検索
- 新たなメールを受信するたびに通知
- メールに添付されたファイルや写真の保存
楽メールの機能
楽メールの機能は以下の通りです。
機能 | 内容 |
---|---|
メール削除と復元 | 30日経過すると自動で削除 |
バウンス通知 | 迷惑メールフィルターなどメールが受信できないことその際、送信者側にメールが受信されなかったことが通知される |
メール送受信の容量 | メール受信:最大50MBメール送信:最大25MB |
最大メール件数 | 50万件 |
迷惑メールフィルター完備
楽メールは、「迷惑メールフィルター」機能を完備しています。迷惑メールの可能性があるメールを受信した場合、迷惑メール専用フォルダに振り分けて保存されます。
メールの振り分けは、楽天モバイルが推奨する7段階のフィルタ設定から自分で選べます。
初期設定は「おすすめフィルタ設定(強)」なので、フィルタが強すぎるなどと感じた場合は、随時設定を変更可能です。
受信リスト | 受信したいメールアドレスやドメインを個別設定可能 |
---|---|
拒否リスト | 拒否したいメールアドレスやドメインを個別設定可能 |
携帯/Webメール拒否設定 | 携帯/Webメールを受信するか設定が可能 |
URLリンクメールフィルター | URLが含まれるメールを自動的に迷惑メールフォルダーに保存設定可能 |
なりすましメールフィルター | なりすましメールを受信しないように設定可能 |
大量送信者フィルター | 大量送信者のメールを迷惑メールフォルダーに保存設定可能 |
ウイルスメールフィルター | ウイルスに感染しているメールを自動的に迷惑メールフォルダーに保存設定可能 |
Rメールの特徴
楽天モバイルでは、契約者が無料で利用できる「Rメール」サービスがあります。
ほかのMVNOが提供しているEメールオプションと比較して保存容量が多いのが特徴で、専用のメールアプリも用意しているおすすめサービスです。ただし、現在Rメールの新規受付は終了しています。
Rメールの特徴
- 保存容量が多い
- Rメールからキャリアメールにも送信可能
- メールアプリがある
Rメールの保存容量
格安SIMとセットで利用できる無料メールサービスとしては、15GBという大容量のメールボックスを用意しています。
保存容量の少ないメールサービスとは違うので、主要メアドとしても十分に利用できるサイズとなっているのが特徴です。
GoogleのGmailがGoogle系サービス共用で15GBに対し、Rメールはメール容量だけで15GBです。
Rメールからキャリアメールにも送信可能
相手方の受信設定にもよりますが、Rメールはキャリアメール宛てにも送信できます。
ちなみにRメールアドレスは楽天カード・楽天証券・楽天Edyなどの認証にも対応している記載があるので、グループ内サービスとは相性がよいでしょう。
相手が迷惑メール対策で「PCからのメールを受信拒否」してたり、メール送信元が制限(ドメイン指定受信等)されていたりすると、相手に届かないこともあるので、注意が必要です。
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Rメールアプリ
専用の「Rメールアプリ」をAndroid用のGoogle playストアからダウンロード可能です。現状はAndroidのみ対応になっています。
Windows OS(VAIO Phone Biz)、iOS(iPhone)ではRメールアプリは使えません。
またデコメール、絵文字にも無料で対応しているので、今まで利用していたキャリアメールのような感覚で利用できます。
「@gol.com」について
以前は楽天モバイル・楽天ブロードバンドで使える最大10個の無料Eメール「@gol.com」というサービスがありました。
楽天モバイルのメールサービスをGoogle検索するといくつか使えるという記事が出てきますが、Rメールへサービス移行したため現在は登録できません。公式サイトでも案内されていますので注意しておきましょう。
楽メールのメリット・デメリット
楽メールを使ううえでメリットもデメリットもあります。
メリット
- セキュリティ機能が充実している
- Rakuten Linkアプリで一括管理できる
- 最大50MBのメールを受信可能
デメリット
- Rakuten Linkのアプリでしか利用できない
- 迷惑メールと認識される可能性がある
メリット1.セキュリティ機能が充実している
楽メールでは、セキュリティ機能が充実しており、安心して利用できます。
セキュリティ機能
- 受信や拒否したいメールアドレスやドメインを個別に設定
- 迷惑メールフィルタのレベルを自分で選択できる
- 事業者ごとにメールの拒否設定ができる
- URLつきのメールを自動的に迷惑メールフォルダに保存
- なりすましメールを受信拒否に設定できる
- スパムメールを自動的に迷惑メールフォルダに保存
メリット2.Rakuten Linkアプリで一括管理できる
楽メールはRakuten Linkアプリ内で利用できます。
Rakuten Linkアプリは元々通話やSMSの利用ができるものでしたが、メールも対応可能となりました。そのため、複数のアプリを起動しなくても一括で管理をできます。
メリット3.最大50MBのメールを受信可能
楽メールの受信最大容量は50MBもあるため、大容量の添付ファイルでも問題なく受信できます。送信時にも最大25MBのメールを送ることができるので、ファイルサイズについて困ることはないでしょう。
デメリット1.Rakuten Linkのアプリでしか利用できない
他社のキャリアメールであれば、Gmailなど他のメールアプリにも対応していることが多いです。しかし、楽メールの場合は現状ではRakuten Linkアプリにのみ対応しています。
他のメールアプリでは利用できません。メールアドレスを併用している人は不便かもしれません。
デメリット2.迷惑メールと認識される可能性がある
楽メールを送信した際に、相手方のメールソフトで迷惑メールと認識されることがあります。
楽メールのドメインは、2022年7月1日からはじまった新しいサービスであるため、メールサービスによっては迷惑メール扱いされてしまうことがあるのです。
Rメールのメリット・デメリット
Rメールのメリット・デメリットについて解説します。
メリット
- 月額使用料が無料
- メールアドレスの変更が可能
- 専用メールアプリで設定が簡単
- メールボックスが15GBと大容量
デメリット
- PCメールなので受信拒否されることがある
メリット1.月額使用料が無料
docomo、au、Softbankなど大手3キャリアのEメールサービスは、WEB接続サービス(docomoの「spモード」やauの「LTE NET」など)に加入していれば基本使用料が無料ですが、格安SIMで提供されているメールサービスは有料であることも多いです。
たとえば、UQモバイルのメールサービスは月額220円(税込)、IIJmioは月額330円(税込)の基本料金がかかります。
Rメールは基本使用料が無料なので、インターネット環境さえあれば無料でEメールを送受信できるメリットがあります。モバイルデータ通信を利用した場合、高速データ通信容量は消費します。
メリット2.メールアドレスの変更が可能
楽天モバイル・Rメールのメールアドレスは、月1回まで変更が可能です。
当月25日までに変更した場合は翌月1日から適用、当月26日以降に変更した場合は、翌々月1日から変更が適用されます。
メリット3.専用メールアプリで設定が簡単
出典:楽天モバイル Rメール
Rメールには専用アプリが提供されており、こちらを利用してスマホからメッセージアプリ形式でメールを閲覧できます。また絵文字やデコメも使えます。
専用アプリでは登録したメールアドレスとパスワード(初期パスワードはメンバーズステーションへのログインパスワードと同じ)でログインするだけで利用可能なので、簡単に使えることも特徴です。
メリット4.メールボックスが15GBと大容量
楽天モバイル・Rメールのメールボックスは15GBと大容量です。格安SIMで提供されているメールサービスの中では容量が多い方なので、たくさんのメールを保存しておけます。
例えばフリーメールのGmailであってもGoogleドライブの容量を含めて無料分は15GBなので、既存の無料で使えるメールサービスと比較しても遜色ありません。
デメリット1.PCメールなので受信拒否されることがある
楽天モバイルの@rakuten.jpのEメールアドレスは、いわゆる「PCメール」であることがデメリットとして挙げられます。
例えばdocomo、au、SoftBankのメールサービスでは、「PCからのメールを受信拒否」するような設定があります。Eメールを送信する相手がこの拒否設定を有効にしていると、楽天モバイルの@rakuten.jpはPCメールと判断されて受信拒否される可能性があります。
対策として、メールを送りたい相手にあらかじめ自分の@rakuten.jpのEメールアドレス/ドメインを個別受信設定に登録してもらうか、もしくはPCメールの受信拒否設定を解除してもらうことが挙げられます。
自分がRメールを使い送る相手が拒否設定をしている場合は、あらかじめメールアドレスを変更したことを伝えておくといいでしょう。
もちろん同じことはフリーメールでも起こり得ます。キャリアメールとして判定されないEメールアドレスを利用する場合は、連絡頻度が多い相手には伝えておきましょう。
楽天モバイルのメール登録・設定方法
楽天モバイルのメールの登録・設定の手順も確認していきましょう。
楽メールの設定方法
楽メールの初期設定方法について、「メールアドレスの設定」と「楽メールのアクセス方法」にわけて解説していきます。
メールアドレスの設定
楽メールを使うには、まず以下の手順でメールアドレスを設定します。
楽メールのメールアドレス設定方法
- 「my 楽天モバイル」アプリを立ち上げる
- ホーム画面上部の「メールアドレス設定」をタップ
- メールアドレス設定ルールを確認
- 好きなメールアドレスを入力して「確認画面へ進む」をタップ
- 設定内容を確認しチェックボックスにチェックを入れて「設定を完了する」をタップ
メールアドレスの設定ルール
- 1~30文字まで
- 半角英数字と一部の記号(-._)のみ利用可能
- 「.(ドット)」の連続使用・アドレス最後の「.(ドット)」の使用は不可
- 1つ目の文字はアルファベットまたは数字のみ
楽メールのアクセス方法
メールアドレスの設定が終わったら、楽メールにアクセスします。
楽メールのアクセス方法
- Rakuten Linkアプリを立ち上げる
- 画面下部のメールアイコンをタップ
- 規約などの確認を行い「同意してはじめる」をタップ
- メール画面が表示されたら完了
これで、初期設定は完了です。以降はRakuten Linkアプリを起動してメールを利用できます。
Rメールの設定方法
Rメールの設定方法について解説します。
Rメールにメールアドレスを登録
「@rakuten.jp」のメールアドレスを登録するところから始めましょう。
楽天モバイル公式サイトから「メンバーズステーション」にログインします。その後「Rメールご登録」をクリック。
画面下のほうに「メールアドレス」という項目があるので、希望するユーザーIDを入力。完了したら「お申込みへ」をクリック。
申し込み内容の確認画面が表示されるので、希望のユーザーIDに間違いがなければ「お申込み」をクリックします。修正が必要なら「戻る」を選択して入力し直しましょう。
申し込みが完了すると登録終了。これでメールアドレスの作成は完了しました。
Rメールアプリの設定方法
@rakuten.jpのメールアドレス登録が終わったら、次に専用アプリをダウンロードして設定が必要です。こちらが完了すると、Eメールサービスが利用できるようになります。
Rメールの設定方法
- Google playストアよりアプリのインストールをする
- アプリを立ち上げたら、「Rメール」をタップ
- メンバーズステーションで登録した情報を入力
・メールアドレス:先ほど登録したユーザーID
・パスワード:メンバーズステーションの初期パスワード - 設定終了
Rメールアプリがうまく設定できない場合は、楽天モバイルに問い合わせてみましょう。
楽天モバイルのメールを使うべき?
ここまでは楽メールとRメールの設定方法とおすすめポイントを紹介してきましたが、果たして本当に楽天モバイルのメールを使うべきなのでしょうか。
楽天モバイルのメール vs. Gmail
スマートフォンを利用している方はほとんどが利用しているといっても過言ではないほど有名な無料メールサービス「Gmail」。
Androidのスマートフォンだけでなく、iPhoneやiPad、パソコンのブラウザーから利用可能で、なおかつ15GBという大容量がメリットです。GmailはGoogleのアカウントがあれば誰でも使えるのがメリットで、特に何かを有料で登録するといった必要もありません。
その点、楽メールとRメールは楽天モバイルのユーザーが使えるサービスなので、解約した場合などは困るかもしれません。
よって、楽天モバイルのメールを完全メインのメールアドレスとして運用するよりは、「Gmailの容量が足りなくなりそうな時に使う」や「2つめのアドレスとして使う」といった利用方法がおすすめです。
ただしGmailのデフォルトアプリではデコメが使いにくかったり、RメールアプリはUIがキャリアメールの仕様に少し近かったりとそれぞれメリットがあるので、うまく使い分けをしていきたいところです。
楽天モバイルに関するQ&A
楽天モバイルのメールについて、よくある質問を紹介します。
Q.楽天モバイルはいつからメールアドレスが付与される?
2022年7月1日(金)より、楽天モバイルは「Rakuten UN-LIMIT VII」の契約者を対象として、「Rakuten Link」でメールが利用開始されています。
Q.今までの楽天メールを引き継ぐことはできますか?
今までの楽天メール(Rメール)から楽メールへの移行は2通りの方法があります。
【Webでの移行】
「メンバーズステーション」から移行手続きを行うと、移行後もRメールのドメイン(@rakuten.jp)が利用できます。
【楽天モバイルショップでの移行】
「メンバーズステーション」からQRコードを発行し、楽天モバイルショップで移行手続きを行うと、移行後もRメールのドメイン(@rakuten.jp)が利用できます。
Q.楽天モバイルの契約時のメールアドレスの確認・変更方法は?
楽天モバイルで契約時に登録したメールアドレスは、my 楽天モバイルで確認・変更の手続きができます。
メールアドレスの確認・変更方法
- my 楽天モバイルにログインする
- メニューから「契約者情報」を選択する
- 「連絡先情報」欄から、メールアドレスを確認
- メールアドレスを変更する場合、「変更」を選択
- 変更したいメールアドレスを入力し「変更する」を選択
- 新規で設定したメールアドレスに「手続き完了のお知らせメール」が届く
楽天モバイルではキャリアメールを利用できる
この記事でわかったこと
- 楽天モバイルには「楽メール」と「Rメール」がある
- 「楽メール」と「Rメール」どちらも無料で利用できる
- アプリからメールを開くことができる
2022年から新しく「楽メール」が利用できるようになりました。また、以前までの「楽天メール」は「Rメール」に代わりましたが、変更なく利用できます。
楽メールは非常にセキュリティに優れたメールです。楽メールを利用することで安心してメールを利用できるでしょう。
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