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QTnetがau格安SIM「BBIQスマホSIM a」でマルチキャリアに!

更新日:2021.02.08

QTnet(九州通信ネットワーク株式会社)は、au系の格安SIMプラン「BBIQスマホSIM a」を発表!同社はドコモ系MVNOとしてシムカードを既に提供しており、mineoと同じマルチキャリアとなります。今回はマルチキャリアMVNOの特徴やプランを比較も、評価をしていきます!

QTnet(九州通信ネットワーク株式会社)は、au系の格安SIMプラン「BBIQスマホSIM a」を発表しました。同社はドコモ系MVNOとしてシムカードを既に提供しており、mineoと同じマルチキャリアとして新しく生まれ変わります!

※QTnetが提供していた「BBIQスマホ」は「QTモバイル」にリニューアルし、現在はdocomo, au, SoftBankの3回線の格安SIMを提供するマルチキャリアMVNOとなっています。

au系格安SIM「BBIQスマホSIM a」をQTnetが発売

QTnet(九州通信ネットワーク株式会社)は、NTTドコモ系の格安SIMカードに加えてau系の格安SIMを発売することで「マルチキャリア」となります。では今回発表されたSIMとQTネットのプランを確認していきましょう。

BBIQスマホSIM a

BBIQスマホSIM aはau系の格安SIMカードです。料金プランは3GBと5GBプランのみで非常にシンプル。音声通話SIMに対応し、他社から番号そのまま乗り換えるMNP(モバイルナンバーポータビリティ)も可能です。

プラン名回線種類月額料金(SMS機能付き)音声通話契約最大受信速度高速通信量制限時の最大速度SIM枚数
BBIQスマホSIM a (3GB)au980円1,590円150Mbps3GB/月200Kbps1枚
BBIQスマホSIM a (5GB)au1,580円2,190円150Mbps5GB/月200Kbps1枚
  • 転送電話/割込み電話着信/ボイスメール/番号通知リクエスト⇒ 無料
  • 国際ローミング⇒ KDDI/au料金に従う
  • 国際電話⇒ KDDI/au料金に従う
  • 迷惑電話ストップ⇒ 100円/月
  • 留守番電話⇒ 300円/月
  • 三者電話⇒ 200円/月
  • アドレス帳移行サービス⇒ 無料

他社au系MVNOと比較すると、月額料金はmineo(マイネオ)UQモバイルのプランとほとんど変わりません。SMS機能が月額無料で付属する点も同じですね。

通話系オプションサービスが充実していることと、アドレス帳移行サービスが無料なのは魅了的と言えるでしょう。

端末のセット購入も可能でKDDIとつながりの深い京セラのスマートフォン「KYOCERA LUCE」と、業界最軽量のWiFiルーターを謳う「Aterm MR03LE」を用意しています。au系MVNOでしっかり動作する端末を扱っているのはメリットが高いです。

また最低利用期間は基本的にありませんが、音声プランは「MNPでの転出」をする場合に解約金(MNP転出手数料)が発生します。こちらには注意が必要です。

  • 利用開始月含む13ヵ月以内: 11,500円/1電話番号
  • 利用開始月含む14ヵ月以降: 2,000円/1電話番号

BBIQスマホSIM d


出典:BBIQスマホSIM d

BBIQスマホSIM dはドコモ系の格安SIMカードです。同時購入出来る端末が多く、月額プランもMVNO他社に引けを取らない金額となっています。

プラン名回線種類月額料金SMS機能SMS機能+音声通話最大受信速度高速通信量制限時の最大速度SIM枚数
BBIQスマホSIM d(3GB)NTTドコモ900円+140円+700円150Mbps3GB/月200Kbps1枚
BBIQスマホSIM d (5GB)NTTドコモ1,520円+140円+700円150Mbps5GB/月200Kbps1枚
BBIQスマホSIM d (10GB)NTTドコモ2,560円+140円+700円150Mbps10GB/月200Kbps1枚
  • 転送電話/迷惑電話ストップ⇒ 無料
  • 国際ローミング⇒ NTTドコモ料金に従う
  • 国際電話⇒ NTTドコモ料金に従う
  • 留守番電話⇒ 300円/月
  • 割込み電話着信⇒200円/月
  • アドレス帳移行サービス⇒ 無料

3GB900円プランは、MVNOの中では比較的割安。音声通話機能にも対応していて、MNPも可能です。こちらはセット購入出来る端末が多いのが特徴で、2015年8月13日現在以下の端末が選べます。

  • ASUS ZenFone 2
  • ARROWS M01
  • 京セラ TORQUE SKT01
  • HUAWEI scend G602S
  • HUAWEI Media Pad M1
  • HUAWEI Asecend Mate 7
  • HUAWEI Media Pad X1

全体的にHUAWEI機種が多いですが、国内メーカーの富士通や京セラのスマートフォンも取り揃えています。スマホが初めての方でも、セット購入できる機種が多いのがQTnetのメリットと言えそうです。

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UQ mobile

QTnetではau系回線を利用したMVNO「UQ mobile」のSIMカードも提供しています。こちらは「申し込みの窓口」的な意味合いが強く、月額料金・プランやオプションなどはUQ mobileそのままです。

UQモバイル月額基本料基本データ容量
スマホプランS1,980円3GB/月
スマホプランR2,980円10GB/月

最大通信速度500Kbpsが使い放題のプランが特徴です。無制限プランを提供しているau系MVNOはUQモバイルくらいなので、au端末を再利用したいユーザーなどには重宝されそうですね。セット購入端末にはLGの5.5インチスマホ「LG G3 Beat(D722)」など他社にはない端末が購入できるのも特徴です。

BBIQ光インターネット

出典:BBIQ光インターネット

QTnetではモバイル端末用のSIMカードの他に、自宅の固定インターネット回線「BBIQ光インターネット」を提供しています。九州地域では非常に契約が多く、馴染みのある方もいらっしゃるかもしれません。

戸建て1Gbps(ギガコース)が4,700円から、マンションタイプも3,800円からと比較的安いのがメリットです。

また、「au携帯電話+ネット+固定電話」の組み合わせで条件を満たすと「auスマートバリュー」が適用され、セットで安く使えるのも特徴的です。この辺りから推測するに、KDDI系のサービスとは元々つながりが強いことが伺えますね。

ちなみに「BBIQモバイル」ブランドではWiMAX 2+やYM(ワイモバイル系回線)とモバイルWiFiルーターのセット販売も提供しています。固定回線・モバイル回線の両方を提供しているMVNOでは、同じく地域ISP(インターネットサービスプロバイダー)の流れを組むTikiTiki(Tikimo)とプラン構成が似ているかもしれませんね。

BBIQスマホSIMとmineo・マルチキャリアMVNO比較

九州通信ネットワーク株式会社(QTnet)は今回の格安SIM発表により、ドコモ系とau系の回線を両方提供する「マルチキャリアMVNO」となりました。そこで同じく両回線を販売している「mineo(マイネオ)」と比較していきたいと思います。

月額料金・プラン

まずはau系回線のSIMカードの月額料金を比べていきます。下に表を作ってみましたが、データ容量に対する月額料金は全く同じという結果になりました。

プラン名回線種類月額料金音声通話契約最大受信速度高速通信量制限時の最大速度SIM枚数
BBIQスマホSIM a 3GBau980円1,590円150Mbps3GB/月200Kbps1枚
mineo シングルタイプ3GBau980円1,590円(デュアルタイプ)150Mbps3GB/月200Kbps1枚
BBIQスマホSIM a (5GB)au1,580円2,190円150Mbps5GB/月200Kbps1枚
mineo シングルタイプ5GBau1,580円2,190円(デュアルタイプ)150Mbps5GB/月200Kbps1枚

ただmineoの回線に関しては、上記プランの他にも多くの月次プランを提供しています。この辺りは大手MVNOのメリットと言えそうです。

  • 500MBプラン 700円/月〜
  • 1GBプラン 850円/月〜

料金には差がないので、後は「オプションサービスの違い」が決め手になりそうです。オプションサービスの違いですが、以下のようになっています。

格安SIMBBIQスマホSIM a
(QTnet)
mineo
容量チャージ150円/100MB150円/100MB
容量シェアなし無料
メールアドレスなし無料提供
メールウイルスチェックなし200円/月
セキュリティ300円/月
(スマホ安心サポート)
270円/月(ウイルスバスターモバイル)
アドレス帳移行サービス無料(30日間)なし

ウイルスバスターやメールアドレス付与はmineo独自のサービスなので、この辺りは大手通信キャリア(auやドコモ)から乗り換える際に、格安SIMの不安を解消してくれるオプションとして評価は高いです。

ただしBBIQも独自サービス「スマホ安心サポート」を提供していて、遠隔操作/電話サポート・遠隔/ロック初期化・バックアップ/復元などが利用出来ます。対象OSはAndroidのみなので注意しましょう。(現状iPhoneはau回線で使えないのであまり関係ないですが)

「アドレス帳移行サービス」アプリを提供しているのもQTnet格安SIMの特徴です。アドレス帳移行に関しては無料で利用出来るアプリが既に幾つかあるのでいらないといえばいらないですが、公式アプリとして提携して売っているのは安心してデータ移行が出来るポイントです。

その他テザリングが使える点・音声通話のオプションなどは一緒ですが、IP電話アプリ「LaLa Call」が無料で使える点なども比較すると、プラン全体はmineoが優れているように見えます。

パケットシェア

マルチキャリアとなる予定のmineoでは、余ったパケット(データ通信容量)を、ドコモ↔auの回線で分け合うことが可能です。これに対してQTnetのSIMではシェア機能自体がありません。

別回線間でのパケットもシェア可能にすることで、au・ドコモどちらの回線を利用しても無駄無く使える環境があります。

パケットギフト

パケットシェアはau↔ドコモ回線間でデータ容量をシェア出来るサービスでしたが、これに対し「家族以外にもデータ通信容量をあげることができる」のがmineoの「パケットギフト」です。こちらもQTネットは現状対応していません。

mineo パケットシェア
出典:king.mineo.jp

他社にもパケットをあげることが出来るので、友人間でのデータ容量やり取りも盛んになるでしょう。

mineoではこのように「キャリア間・家族間の境目をなくす」といった本当の意味でのマルチキャリアになる予定です。それに対しQTnetは現状シェアに対応しておらず、今後期待をしたい部分ですね。

QTnetがBBIQスマホSIM a発売のまとめ

今回の「BBIQスマホSIM a」発表で、au系回線が増えたのはとても嬉しいいことですね。iPhone利用にもIIJの独自調査で改善の兆しが見えていますし、これからもマルチキャリアが増えていって欲しいところです。

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