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MNP(ナンバーポータビリティ)の仕組みはどうなってるの?

更新日:2020.03.03

MNP(ナンバーポータビリティ)の仕組みや注意点、手続きの方法を紹介します。今では格安SIMへのMNPが増えてきましたので特に注意点についてはよく知っておいてもらいたいと思います。

MNP(ナンバーポータビリティ)の仕組みは10年ほど前にできました。このMNPの仕組みはどうなっているのか詳しく解説したいと思います。また、格安SIM特有のMNP注意点や手続き上の注意点についても紹介します。


MNP(ナンバーポータビリティ)の仕組み

MNPの仕組みを紹介します。MNPは2006年に始まりました。それまでMNPはできず、別の携帯会社に乗り換える時は電話番号が変わっていました。その不便から解放され10年近くが経ちます。そのMNPの仕組みを紹介しましょう。

MNP(ナンバーポータビリティ)とは

MNPというのは「Mobile Number Portability(モバイルナンバーポタビリティ)」の略称です。Mobileは携帯、Numberは番号、Portabilityは移動を表します。MNPは携帯電話番号を維持したまま他社に移動をするところからつけられた名称です。

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MNP(ナンバーポータビリティ)はなぜできたの?

MNPの仕組みが出来上がるまで他社に乗り換える方法は解約して新規契約をするという方法だけで常に電話番号は変更されてしまう不便な方法でした。携帯電話番号は解約されると半年ほど停止させられます。すぐに別の人がその番号を使うことも元々その番号を使っていた方が他の番号で他社を契約することもできませんでした。

それは一旦携帯電話番号を停止することで間違い電話等を防ぐ必要があったからです。このルールが電話会社で設けられていたため別の会社で同じ番号を使うということはできませんでした。

しかし、仕事、商売、その他の面で電話番号が変わるということは名刺や案内を全部変えなくてはなりません。そうなると企業に取っても個人にとってもデメリットが発生してしまいます。電話番号が変わってしまい、デメリットが多く発生してしまう場合、一旦契約した携帯会社から乗り換えようとする人はいなくなってしまいます。そうなると携帯電話市場が停滞してしまい健全性が失われることになるため、それを防ぐためにMNPは生まれました。

格安SIMとMNP(ナンバーポータビリティ)の詳しい仕組み

MNPの仕組みは契約している携帯電話会社がお客の要望に応じてMNPによる解約を受け付け移転先の携帯電話会社に電話番号情報を渡すことから始まります。

MNPを申し出た契約者の携帯電話番号と氏名等を元にMNP予約番号を発行します。その予約番号を乗り換え予定の携帯電話会社に渡すと予約番号を元に乗り換え先の携帯電話会社は携帯電話番号と氏名等を確認します。情報に相違がなければ乗り換え手続きが可能になります。


出典:総務省

この仕組みは格安SIMでも同じように扱われますが、格安SIMの場合は手続きとSIMカードの発行日時がずれるためすぐに新しい契約で使うということができません。携帯ショップのような店舗が使える場合はすぐに新しい契約で使うということができるのですが、格安SIMは店舗が少ないのでSIMカードの配達というタイムロスが発生します。

また、格安SIMの場合グループ会社というシステムがあるため格安SIMの場合は自由に乗り換えできない場合もあります。

MNP(ナンバーポータビリティ)の注意点

MNPの注意点はいくつかありますが、ここではあまり知られていないMNPの仕組みによる注意点を紹介します。

格安SIMのMNPタイムロス

格安SIMの場合、MNP乗り換えにタイムロスが発生すると紹介しました。これはセンターの方で一旦SIMカード内に契約情報を書き込んでからお客にSIMカードを渡すためタイムロスが発生するのです。

SIMカードは3日程度で届くようになりましたが、到着したばかりのSIMカードはまだ利用開始手続きが済んではいません。本来なら利用開始手続きまで全て完了して届くのが理想なのですが、それを行うと現状で使っているSIMカードがすぐに使えなくなり電話が一切出来なくなってしまうため、かなりの不便が発生するのを防ぐためです。

MNP(ナンバーポータビリティ)の手続きと予約番号の有効期限

MNPの手続きはMNP予約番号を取得することから始まります。予約番号を取得後に格安SIMやキャリアで契約手続きをします。その場でSIMカードを発行して貰える場合、後日配達でSIMカードが届く場合がありますが、MNP予約番号は取得したらすぐに契約手続きをしましょう。MNP予約番号には15日という短い有効期限があるためです。

格安SIMの場合タイムロスにより発行したSIMカードがMNPの有効期限切れで使えなくなってしまうこともあります。

格安SIM同士のMNPはMVNEに注意

格安SIMの場合グループ会社というシステムでMNPできないことがあると紹介しました。例えばMNPできないのはNTTコミュニケーションズ内の格安SIM同士です。例えばLINEモバイルからOCNモバイルONEやNifMoに乗り換えすることはできません。これはLINEモバイル、OCNモバイルONE、NifMoが同じMVNEであるNTTコミュニケーションズで扱っているため、契約する会社は別でも取り扱っている親会社が同じため移動ができない場合があるのです。

これはMVNEが一緒である格安SIM同士はMNPできない場合があることを示しています。IIJmio(みおふぉん)のIIJモバイル サポートサイトではこう記載があります。

株式会社ハイホーや株式会社DMM.comなど、特定の事業者からのMNP転入は受け付けできない場合があります。(法人の場合)

出典:IIJモバイル サポートサイト

LINEモバイルの場合はこういう記載があります。

下記のMVNO事業者からのMNP(ナンバーポータビリティ)の場合、お申し込みいただけない場合があります。その際はLINEモバイルカスタマーセンターよりご連絡させていただきます。

出典:LINEモバイル

ただ、MVNEは問い合わせても明確に示すことはできないと断られてしまうため、MNPで乗り換え先を決める前に今使っている格安SIMから乗り換えできるのか確認する必要があります。

格安SIMの場合はMNP(ナンバーポータビリティ)の仕組みによる乗り換え不可に注意

格安SIM同士でMNPをする場合はMVNEという仕組みにより自由に乗り換えできない場合があることはあまり知られていません。MNPできない格安SIMがあることを知らずに乗り換え先を決め先にSIMカードパッケージを買ってしまったりすると無駄な出費になってしまいます。

MNP(ナンバーポータビリティ)で乗り換える場合、その乗り換え先にMNPは可能なのか確かめて準備を始めましょう。

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