1. 格安SIM比較サイト SIMチェンジ
  2. 「LINE Out Free」の使い方・注意点|無料通話との違い・使えない時の対処法

「LINE Out Free」の使い方・注意点|無料通話との違い・使えない時の対処法

更新日:2021.03.17

LINE Out Freeの使い方・電話のかけ方を徹底解説!LINEの「無料通話」「LINE Out」「LINE Out Free」の違いや料金、通話音質、注意点をまとめました。LINE電話を使って通話料金を安くしたい方、LINE Out Freeで他回線に電話をかけたい方必見です。

LINEアプリで使える有料の電話サービス、「LINE Out」が無料で使えるようになりました。これが、完全無料で電話ができる「LINE Out Free」です。

LINE Out Freeはどうすれば無料になるのか、実際の使い勝手はどうなのかを紹介します。

「LINE Out」と「LINE Out Free」とは?

実は、LINEには3つの通話方法があるということをご存知でしょうか。

LINE Out Freeの解説をする前に、LINEで使える3つの通話方法の違いと特徴から見ていきましょう。

無料通話LINE OutLINE Out Free
通話できる相手LINEの友だち電話番号がわかる相手電話番号がわかる相手
発着信両方可能発信のみ発信のみ
音質普通良好良好
料金無料固定電話:3円/分
携帯電話:14円/分
無料
(固定電話:最大3分/回
携帯電話:最大1分/回)
通話時間無制限コールクレジット購入分に応じて変わる固定電話:最大3分/回
携帯電話:最大1分/回

「無料通話」はLINEの友だち同士で使える電話

  • LINEの友だち同士なら電話できる
  • ネット回線を使うので電話番号不要

「無料通話」は、LINEでおなじみの通話方法です。LINEで電話をかけるといえば、一般的にはこの無料通話のことを指します。

無料通話の特徴は、LINEの友だち同士であれば電話番号を知らなくても通話できるという点です。電話回線ではなくインターネット回線を使っているため、逆にいえば電話番号を使いません。

格安SIMには電話回線を使った電話ができない「データSIM」プランがありますが、LINEの無料通話であればデータSIMプランでも電話をかけることが可能です。

電話回線を使った電話よりも音質が低いと言われていますが、現在は音質がかなり改善され、普通の通話と変わらずに利用できます。

「LINE Out」は電話番号でかけられる有料電話

  • 電話番号を使った有料通話
  • 発信専用で着信はできない

「LINE Out」は電話番号を使って通話する、有料の電話サービスです。LINE無料通話と違い、電話回線を使って通話します。

LINE無料通話は、友だち登録されている人にのみ無料で電話がかけられますが、LINE OutはLINEの友だち登録がない人にも電話がかけられます。

さらに、大体の通話料金は30秒ごとに20円なので、1分で40円かかりますが、LINE Outは1分で3円(携帯電話なら14円)と格安です。電話番号を使って電話するなら、LINE Outを使った方が断然安く済みます。

普通の電話と違うのは、発信のみで着信できない、つまり電話を受けることができない点です。また、電話番号認証をしていないと、着信した相手側に「非通知電話」として通知されてしまいます。普通の電話より安い分、やや使い勝手は悪いといえるでしょう。

LINE Outの料金

LINE Outの料金プランは、大きく分けてコールクレジット30日プランの2種類があります。

コールクレジットはプリペイド(前払い)式の料金プランで、電子マネーのようなイメージです。必要な料金をあらかじめチャージておけば、その金額分だけ通話することができます。

コールクレジットでチャージできる料金は、120円~6,100円まで幅広いです。チャージ方法も、使い切ったらその都度チャージする方法と、オートリチャージする方法とがあります。

▼コールクレジット

発信元1分あたりの料金1,000円で話せる時間
固定電話3円333分(5.5時間)
携帯電話14円71分(1.18時間)

▼30日プランの料金

発信元最大通話時間料金1分あたりの料金
固定電話60分120円2円
固定電話・携帯電話120分720円6円
注目!
注目!
格安SIMに切り替えると
どのくらいおトクなの?
現在、月々のスマホ代が だとしたら
格安SIMに替えると
月々0,000円もおトク!
3GBプランの安値上位10社の平均値
をもとに算出
さっそくあなたにぴったりな
プランをみつけよう

「LINE Out Free」は広告宣伝付き無料電話

  • 通話の仕組みはLINE Outと同じ
  • 広告を見るため無料で使える
  • 1日5回まで使用可能
  • 発信専用で着信はできない

LINE Out Freeは、LINE Outの無料版のようなものです。電話をかける前に15秒~30秒程度の広告が自動で流れることで、一定時間無料で電話ができます。

無料で電話できる時間は電話先によって異なり、固定電話なら最大3分、携帯電話なら最大1分使用可能です。さらに使用回数にも上限があり、LINE Out Freeは1日最大5回まで使えます。

電話をかけるためにはインターネット通信を使うので、通信速度がある程度確保できる通信環境が必要です。無料時間が終了する20秒前にシグナルが鳴り、無料時間が終了すると電話自体も強制終了されます。

無料通話のためあまり文句は言えないのですが、携帯電話で最大1分しか電話できないことを考えるとやや不便です。

LINE Out Freeの使い方・かけ方

この項では、具体的なLINE Out・LINE Out Freeの使い方と電話のかけ方をご紹介します。

まず、LINEの画面下から「ウォレット」タブを開きます。様々なサービスの中から、「その他のサービス」を開くと、「LINE Out Free」という項目が出てきます。


ウォレット>その他のサービス>LINE Out Free

ここを押すと、「LINE Out」と「LINE Out Free」を選ぶ画面が出てきます。後は、連絡先から電話する相手を選ぶか、ダイヤルパッドで直接電話番号を入力すれば通話可能です。

LINE Out Freeの注意点

無料で電話できるというお得なLINE Out Freeですが、いくつかの注意点もあります。一緒に見ていきましょう。

LINE Outを使うには電話番号認証が必要

前述の通り、LINE Out・LINE Out Freeを使うには電話番号認証が必要です。

電話番号認証とは、LINE運営側が電話番号宛にショートメッセージ(SMS)を送り、電話番号の本人確認を行うことを指します。

格安SIMの中には音声通話ができない「データSIM」がありますが、このプランだとSMSを送受信する機能がないため、電話番号認証ができません。

LINEモバイルでSMSが使用できるのかを解説した記事もありますので、あわせてお読みくださいね。

LINE Outは一部電話番号が使えない

LINE Out・LINE Out Freeには、通話ができない電話番号があります。例えば、110番や119番といった緊急電話や、0120のフリーダイヤル等がこれにあたります。

そこまで頻繁に使う電話番号ではないものの、緊急時の通話方法については一度考えておくべきかもしれません。

LINE Outを使ってみた口コミ・評判

LINE Out Freeは使い物になるのかどうか、使ってみたりした結果を紹介します。

mineoで使ってみた

筆者は格安SIMのmineoを使っているため、お昼の12時にmineoAプランでLINE Out Freeを使ってみました。

mineo Aプランで12時15分頃、おそらく一番インターネットが混雑しだすくらいの時間の速度です。通信速度は0.6Mbps。遅いですね。この1Mbpsを下回る速度で、LINE Out Freeを使ってみます。

速度テストmineo

LINE Out Freeは電話をかける前に広告が流れるのですが、広告動画は通信速度が遅すぎて止まるというようなことはありませんでした。0.6Mbpsくらいでも順調です。

ガラケーと通話をしましたが、音質が悪くて聞き取れないというようなことはありませんでした。ただし、会話に若干のタイムラグが発生します。およそ0.3秒程度のタイムラグなので気になって仕方ないということはありません。

次に、mineo Aプランで今度は速度コントロールし、200Kbps程度の低速通信時の場合にLINE Out Freeを使ってみます。通信速度を落とした場合は0.2Mbps前後の速度になります。

0.2Mbps程度の速度では、広告動画自体がなかなか再生されません。動画を見ないことには電話をかけることができません。動画が再生されるのに約10秒ほど時間が必要でした。

音質やタイムラグは通信速度コントロールをする前と変わりはなく、音質も聞き取れる程度は確保されていますし、タイムラグの0.3秒ほどでした。動画が流れるまでの時間が長いのが使いづらいと思います。

かけ放題サービスの代わりにはならない?

LINE Out Freeは回線がインターネットであるIP電話サービスです。つまり、音声電話回線を使った電話サービスではないので電話音質は不安定です。

電話をかけるたびに音質が変化することもあれば、電話中に音質が変化することもあります。音質が劣化すれば当然聞き取れない言葉が発生するので、聞き直す回数も増え、実際に通話時間が増えてしまうでしょう。

また、携帯電話宛は1分しか通話できないので、伝えきれなかった内容をもとに電話をかけ直すと電話の容を少し繰り返すことになると思います。

ちょっとだけ電話をする場合に使うことはできますが、携帯電話宛のちょっとした内容であればSMSでも可能ではないのかと思います。

固定電話宛であれば3分間電話できますし、それなりに使えるように思います。ただ、数分で電話が切れてしまうことを相手が知っていないと、失礼に当たる場合もあるので気を付けましょう。

▼1分や3分では足りないという方は、格安SIMで使えるかけ放題プランを検討してみるのも良いかもしれません。

LINE Outが無料で使えるLINE Out Freeはお得?

LINE Out Freeは固定電話向けに電話する場合に使うのが良さそうです。

通信速度が低速であっても電話はできそうですが、CMが再生されるまでに時間がかかるので急ぎの電話の場合は使えません。電話番号も表示されないので電話を取ってもらえないことも考えて利用しましょう。

LINEがお得に使えるLINEモバイルのメリットやデメリットをまとめていますので、気になる方はあわせてお読みくださいね。

自分にあった格安SIMを診断してみる!

SHARE!!

あわせて読みたい