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【Lenovo PHAB2 Proレビュー】スペックを紹介!ARのTango対応スマホ

更新日:2020.03.31

レノボ・ジャパンは、Lenovoブランドの最新スマートフォン「PHAB2 Pro」の日本国内発売を発表しました。Android搭載のSIMフリースマホとして発売予定で、特殊なカメラ・センサーと「Tango」テクノロジーによって、手軽にAR体験を楽しめる以上の機能に注目。予定直販価格は5万円弱です。

レノボ・ジャパンは、Lenovoブランドの最新スマートフォン「PHAB2 Pro」の日本国内発売を発表。Android OSを搭載したSIMフリースマホとして発売予定で、特殊なカメラセンサーとGoogleのソフトウェアを備えた「Tango」テクノロジーによって、モバイル端末でもAR体験を楽しめる新機種です。

2016年9月の記事です。

サムネイル画像の出典:lenovo.com

Lenovo PHAB2 ProがSIMフリー仕様で日本発売へ

Googleの「Tango」対応スマートフォン「PHAB2 Pro」が、レノボ・ジャパンより日本国内でも発売することが発表されました。Android OSを搭載したSIMフリー仕様のスマートフォンとして、2016年11月下旬より予約販売が開始される予定です。


出典:レノボ

Project Tango(現在はTangoのみ)と言えば拡張現実=AR(Augmented Reality)をモバイル端末で手軽に楽しめる手段として注目を集めていましたが、このTangoテクノロジーを世界初搭載した一般販売モデルがLenovoのPHAB2 Proです。

Lenovo PHAB2 Proのスペック

PHAB2 ProはAndroid 6.0 Marshmallowを搭載したSIMフリースマホ。高解像度2560×1440の6.4インチ大型ディスプレイを採用しており、サイズ感でいうとスマートフォンというより「ファブレット」の部類に入ります(もともとLenovoの”PHAB”シリーズは、大画面のファブレットです。)。

機種名PHAB2 Pro
ブランドLenovo
OSAndroid 6.0 Marshmallow
ディスプレイ6.4インチ IPS液晶 (2560×1440ドット) ,Assertive Display対応、2.5D曲面ガラス
タッチパネルマルチタッチ対応(10点)
プロセッサQualcomm Snapdragon 652 MSM8976 オクタコアCPU(Google Tango Edition)
メモリ4GB RAM(LPDDR3)
ストレージ64GB ROM
インターフェースUSBポート:Micro USB 2.0ポート(OTG機能付き)
マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック
Wi-Fi802.11ac/a/b/g/n
Bluetoothv4.0
WWANLTE(受信時最大150Mbps/送信時最大50Mbps)、
3G(受信時最大14Mbps/送信時最大5.7Mbps)対応
対応バンドFDD LTE:band 1/3/5/8
TDD LTE:band 38/41
W-CDMA(HSPA+):band 1/5/8
スピーカーモノラルスピーカー、ドルビーアトモス対応
マイクロフォンマイクロホンアレー(マイクロフォン×3)、ドルビーオーディオキャプチャー5.1対応、ノイズキャンセリング対応
microSDスロット
SIMスロットnanoSIM×2
背面カメラ11600万画素RGBカメラ、デュアルカラーLEDフラッシュライト、像面位相差オートフォーカス(PDAF)対応
背面カメラ2深度カメラ (TOF方式)
背面カメラ3モーショントラッキングカメラ (DFOV:166°)
前面カメラ800万画素カメラ、固定フォーカス(FF)対応
センサージャイロセンサー、デジタルコンパス、光センサー、加速度センサー、近接センサー、GPS、A-GPS、GLONASS、BEIDOU、指紋認証
その他機能Google TangoテクノロジーによるAR機能、防滴機能(IPX2)
本体カラーガンメタルグレー/ シャンパンゴールド
本体サイズ約 88.57x179.83x(6.96-10.7)mm
重さ約259g
バッテリー4,050mAh リチウムポリマーバッテリー
付属品JBLイヤホン、ACアダプター、USBケーブル、マニュアル類
保証期間1年間

プロセッサーにはQualcommのMSM8976「Snapdragon 652」のオクタコアCPUを搭載していますが、こちらのSoCは「Google Tangoエディション」というTangoアプリ用にチューニングされた特別仕様になっているようです。メモリはLPDDR3の4GB RAMと大容量で、内部ストレージは64GB ROMを搭載。microSDスロットにも対応しています。

メタルユニボディ素材の本体には4,050mAhのバッテリーが内蔵されており、大画面ならではスピーカーがDOLBY ATMOSに対応、JBLイヤホンが付属するなどメディア機器としてPHAB2 Proならではといった部分も多く見受けられます。

上記スペック表はLenovo直販モデルを参考にしていますが、SIMフリー機ですが対応バンドは格安SIMで人気のNTTドコモ回線などに合わせて対応しているとは言い難い状況です。band 8に対応しているので、もしかするとSoftbank系の回線の方が使い易いかもしれません。

スペックはとにかく、今回の注目ポイントは、Googleの「Tango」テクノロジーに対応している部分。こちらをもう少し詳しく確認してみましょう。

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Tangoとは

「Project Tango(プロジェクト・タンゴ:現”Tango:タンゴ”)」としてGoogleで始まったこちらは、3Dカメラとセンサーでスマートフォンが空間を認識するというもの。難しい話を抜きにすると「スマートフォンが人間の視覚のような動作と空間の認識能力を持つこと」としており、これらのテクノロジーやプラットフォームを利用することで、開発者は全く新しいアプリケーションの開発ができることを期待されています。

少し前に公開されたGoogleの動画ですが、こちらを観た方がイメージがしやすいかもしれません。

スマートフォンに搭載されるセンサーやカメラが情報を集め、位置のトラッキングなど空間把握を可能にするそうな。つまりはこれがAR=拡張現実にも活かされるというわけです。

以前公開されたPHAB2 Proのデモ動画も興味深いものになっています。

PHAB2 Proは3種類の背面カメラを搭載

Lenovo PHAB2 Proは3種類のカメラが背面に設置されており、それぞれのカメラやセンサーがTangoテクノロジーを実現する上で重要な要素になっているようです。


出典:Lenovo

Tangoテクノロジーでは先述のようにモーショントラッキングや奥行き認識、また領域学習によって空間位置情報を記録します。先ほどのデモ動画を見るとディスプレイに映っている恐竜などは、実際のサイズでその場にいるかのような描写を実現している=AR・拡張現実をリアルタイムで映しだしているのがわかります。


出典:Youtube

またこういった技術を活用して物体の大きさを測定したりもできるようです。


出典:Lenovo

これらを活かしていくと、ARと言ってもゲームのみならず多くのことができるようになるとしています。


出典:Youtube

「ポケモンGO」のARモードも注目されましたが、ポケモンGOではモンスターを捕まえる時に少し使えるだけです。PHAB2 Proに関してはTangoアプリ用に設計されているので、ゲームのみならず多くの革新的なアプリケーションが生まれるかもしれません。

これだけの機能が入って直販予定価格は‭4万9,800円‬となっているので、Tangoアプリのリファレンス端末として開発者にも注目されそうな予感です。

「単純なSIMフリースマホ」としてのPHAB2 Proはどう?

Tangoアプリへの対応は魅力的ですが、普段利用する端末としての魅力はどこにあるのでしょうか。

まずは6.4インチの大画面と、高解像度2560×1440のディスプレイを挙げることができます。Androidファブレット機としてのディスプレイ性能はこれだけで最上級クラスになっており、Tango系アプリだけでなく、動画視聴や細かい作業の部分でも役に立ちそうです。


出典:Lenovo Tango

ゲームプレイにおいてもTango対応アプリが増えればかなり面白いことに。室内を仮想空間にして敵を倒すゲームなど、よりAR的な体験を楽しむことができるようになります。現実の中に映し出された仮想物体でプレイするシューティングゲームなどは、より臨場感のある体験ができそうですね。

オーディオ環境にも幾つか注目ポイントがあります。PHAB2 ProはスピーカーがDOLBY ATMOSに対応しており臨場感のある体験を実現するだけでなく、録音面でも「DOLBY AUDIO CAPTURE 5.1」にスマホで世界初対応しています。「DOLBY AUDIO CAPTURE 5.1」とはオーディオを5.1chでリアルタイムに録音できる機能で、動画撮影などはもちろん、今後Tango対応アプリでも活用されそうな仕様です。


出典:Youtube

Lenovo PHAB2 Pro、SIMフリーで日本発売決定まとめ

Google × Lenovoのタッグで凄まじい未来感を感じることのできるスマートフォンがSIMフリー仕様で‭4万9,800‬円ということを考えると、お得な価格設定とも言えるのかもしれません。予約販売開始は11月下旬ということでもう少し先ですが、気になる方は性能や特徴を確認しておきましょう。

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