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iPadが使えるおすすめ格安SIM・キャリア比較|セット購入できる?

更新日:2023.09.22

iPadを格安SIMで使うなら、料金プランとサービス内容を含めコスパのよいサービスを選ぶ必要があります。本記事では、iPadが使える格安SIMを10社紹介。格安SIMのメリット・デメリット・選び方も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

「iPadを安い格安SIM回線で使いたい」と考えている人も多いでしょう。

iPadは、スマホよりも大きな画面で動画を見たりゲームをプレイしたりできる端末。使い方にもよりますが、動画を視聴する目的ならデータ容量が多く、低価格の料金プランがある格安SIMを利用したいですよね。

そこで今回は、iPadが使用できるおすすめの格安SIMを10社紹介します。

iPadの回線として格安SIMを選ぶメリット・デメリットや選び方も解説するので、本記事を自分の使用状況に適した格安SIM選びにぜひ役立ててくださいね。

記事のかんたんまとめ

  • データ無制限で使用したいなら「楽天モバイル」、大容量で安定した回線を使いたいなら「ahamo」がおすすめ
  • 対象サービスがデータ無制限で使用できる独自オプションを活用すれば、よりリーズナブルに回線を使える場合がある
  • iPadは音声通話・SMSができないので、基本料金が安い「データ通信専用プラン」で契約すると通信費を節約できる
  • 格安SIMを契約する前には、必ず各社の「動作確認済み端末」に使いたいiPadモデルが含まれているかを確認する
  • 格安SIM回線を使えるiPadは「Wi-Fi+Cellularモデル」。「Wi-Fiモデル」は使えないので注意が必要

iPadが使えるおすすめ格安SIM・キャリア比較

iPadが使える格安SIM・キャリアを10社厳選し、各社の最もデータ容量の多い料金プランで1GBあたりの料金を算出し表を作成しました。

なお、データ通信専用プランがある場合は、データ通信専用プランの金額を参考に算出しています。

格安SIM1GBあたりの月額料金
(税込)
おすすめポイント
楽天モバイルデータ無制限のため
算出不可
楽天回線を利用している限り月額3,278円(税込)でデータ無制限
ahamo49.5円安定したドコモ回線を、100GB月額4,950円(税込)で利用可能
IIJmio82.5円データSIMプランなら5G通信が可能
mineo96.25円月額385円(税込)の「パケット放題 Plus」の加入で、低速ならデータ無制限で使用可能
QTモバイル99円全プランに「端末補償サービス」が無料付帯
イオンモバイル100.76円アプリで高速通信をオフにすれば、データ使用量の節約も可能
UQモバイル153.12円最新iPadが、購入元関係なく使用可能
OCNモバイルONE162.8円「容量シェア」で最大5回線とデータを分け合える
ワイモバイル166.32円iPadを2回線目にすれば、月額1,188円の割引が適用
BIGLOBEモバイル247.5円「エンタメフリー・オプション」に加入すれば、21のサービスがデータ無制限で使用可能

※本記事内の「最新iPad」とは、次の5機種を指します。

最新iPad

  • 12.9インチiPad Pro(第6世代)
  • 11インチiPad Pro(第4世代)
  • iPad(第10世代)
  • iPad Air(第5世代)
  • iPad mini(第6世代)

楽天モバイル

楽天モバイル
出典:楽天モバイル

おすすめポイント

  • 月額3,278円(税込)でデータ無制限
  • 動作確認済み端末に「11インチiPad Pro(第4世代)」「iPad(第10世代)」などがある
  • 楽天ポイントが貯まる・使える

楽天モバイルは、楽天回線を使用している限りデータ無制限でiPadを使えるキャリアです。

料金プランは「Rakuten 最強プラン」のみで、月のデータ使用量により3段階の料金帯があります。あまり使わなかった月は月額料金が自動で安くなるので、無駄がありません。

大画面で動画の視聴やゲームのプレイをしたいと考えているなら、データ使用量の上限がない楽天モバイルは非常にコスパがよいといえるでしょう。

動作確認済みのiPad端末には「11インチiPad Pro(第4世代)」「iPad(第10世代)」が含まれており、比較的新しい端末も使用可能です。

容量価格(税込)
0~3GB1,078円
3~20GB2,178円
20GB~無制限3,278円

ahamo

2.ahamo出典:ahamo

おすすめポイント

  • 大盛りオプション100GBなら1GBあたり49.5円(税込)
  • ドコモ販売端末なら最新iPadも動作確認済み
  • 海外でも申込不要で使える

ahamoは、高品質のドコモ回線を低価格で使用できるドコモの格安ブランドです。データ容量20GBで月額2,970円(税込)の料金プランのみで、プラン選びに困る心配がありません。

月額1,980円(税込)で+80GBの大盛りオプションに加入すると、100GBで4,950円(税込)で回線を使用できます。

100GBあれば、高画質な動画でも約85時間も視聴可能です。毎日2.5時間程度の映画やアニメを見る人にとっても、十分な容量といえます。

ドコモで販売していたiPad端末に限られますが、安定したドコモ回線でiPadを使いたい人におすすめです。

容量料金(税込)
20GB2,970円

IIJmio

出典:IIJmio

おすすめポイント

  • 20GB・eSIMなら1GBあたり82.5円(税込)
  • 最新のiPad(SIMフリー版)が動作確認済み
  • スマホと併用でデータシェアが可能

IIJmioは、最新のiPad(SIMフリー版)が使用できる格安SIMです。

「データSIM」プランなら「iPad(第10世代)」「12.9インチiPad Pro(第6世代)」など、5G通信が可能なモデルもあります。

料金は「データeSIM」が最も安く、20GBで1,650円(税込)です。ただし、データeSIMでは5G通信はできません。もし5G通信で遅延なくゲームを楽しみたい人や映画をスムーズにダウンロードしたいなら「データSIM」プランを選びましょう。

スマホとセット(同一mio ID)でiPadを契約すれば、スマホで使いきれなかったデータ容量をiPadとシェアできます。データ容量が足りなくなったら、最大20GBまで1GBあたり220円(税込)で追加も可能です。

プラン(税込)音声SIM/eSIMデータeSIMデータSIMデータSIM(SMS付)
2GB850円440円740円820円
5GB990円660円900円970円
10GB1,500円1,100円1,400円1,470円
15GB1,800円1,430円1,730円1,780円
20GB2,000円1,650円1,950円1,980円
30GB2,700円2,340円2,640円2,680円
40GB3,300円2,940円3,240円3,280円
50GB3,900円3,540円3,840円3,880円

mineo

出典:mineo

おすすめポイント

  • マイピタの20GB・データのみなら1GBあたり96.25円(税込)
  • 最新iPadがSIMフリー版・au版・ドコモ版・ソフトバンク版の全てで利用可能
  • 「パケット放題 Plus」でデータ容量の節約が可能

mineoは、独自のサービスを多く展開している格安SIMです。

料金プランは、高速通信が可能な「マイピタ」と、速度制限があるもののデータ無制限で使用できる「マイそく」の2種類あります。

マイピタはデータ容量により月額料金が異なり、データ通信のみなら20GBの月額料金は1,925円(税込)と他社と比較しても安めの設定です。

「通信速度は最大3Mbpsあれば十分」という場合には、マイそくの「プレミアム」がおすすめ。月額2,200円(税込)でデータ無制限で使用できます。

「高速通信ができないと困る時がある」という場合には、マイピタに月額385円(税込)の「パケット放題 Plus」を追加するとよいでしょう。mineoスイッチをONにするだけで、最大1.5Mbpsでの通信が可能になり、データ容量は消費しなくなります。

mineoなら、自分の使用状況に適したプランとオプションで、安く快適に通信ができるでしょう。

マイピタ通話+データ通信
(税込)
データ通信
(税込)
1GB1,298円880円
5GB1,518円1,265円
10GB1,958円1,705円
20GB2,178円1,925円

マイそく料金(税込)
スタンダード
(最大1.5Mbps)
990円
プレミアム
(最大3Mbps)
2,200円
ライト
(最大300kbps)
660円
スーパーライト
(最大32kbps)
250円
※デュアルタイプのみ
24時間データ
使い放題
198円/回

※月~金の12時台は最大32kbps。混雑回避のための速度制限(3日間で10GB以上利用時)および通信最適化が適用される。

QTモバイル

出典:QTモバイル

おすすめポイント

  • データコース30GBなら1GBあたり99円(税込)
  • ドコモ回線なら最新iPadが利用可能
  • 無料の端末補償サービスが全プランに付帯

QTモバイルは、九電グループ「QTnet」が提供する格安SIMです。

九州にある全店舗でデータ移行サポートを無料で受けられますが、九州に住んでいない人もオンラインのビデオ通話で相談できます。

全プランに「端末補償サービス」が無料付帯しているのも特徴のひとつ。修理時には15,000円(税込)まで、交換時には7,500円(税込)まで、自己負担金3,000円(税込)で対応してもらえます。

料金プランは、au・ドコモ回線のデータコース30GBで2,970円(税込)です。ただし、ソフトバンク回線は料金が6,820円(税込)と高額で、多くのiPad端末が使えません。auかドコモ回線での契約がおすすめです。

ドコモ回線なら最新iPadが全て動作確認済みなので、回線にこだわりがないならドコモ回線を選びましょう。

プラン名データ容量月額料金
(税込)
データコース
(ドコモ・au回線の場合)
2GB770円
4GB990円
6GB1,430円
10GB1,650円
20GB1,870円
30GB2,970円

イオンモバイル

イオンモバイル
出典:イオンモバイル

おすすめポイント

  • データプラン50GBなら1GBあたり100.76円(税込)
  • 回線タイプ「タイプ2」を選べば一部iPadで5G通信が可能
  • 10GBまで1GB単位の料金プランを選択可能

イオンモバイルは、データ容量10GBまで1GB単位で料金プランが用意されている格安SIMです。10GB以上では、20GB〜50GBまで10GB単位で料金プランを選べます。

回線タイプとして「タイプ2(ドコモ回線)」を選べば、一部のiPadで5G通信が可能です。大容量データのダウンロードや低遅延の回線を使いたいなら、申し込み時に「タイプ2」を選びましょう。

「自分で初期設定できるか不安」という人も、全国200店舗以上のイオンで申し込みやプラン変更、データ移行のサポートを受けられます。高速通信オン・オフ機能もあり、高速通信をオフにすれば、データ使用量の節約も可能です。

自分に最適な料金プランを選べるのは、イオンモバイルの大きなメリットといえるでしょう。

容量データプラン
(税込)
1GB528円
3GB858円
5GB1,078円
8GB1,408円
10GB1,628円
20GB1,738円
30GB2,838円
40GB3,938円
50GB5,038円

※料金プランの一部を記載しています。

UQモバイル

UQモバイル202403出典:UQモバイル

おすすめポイント

  • 25GBコースなら1GBあたり153.12円(税込)
  • 最新iPadが、購入元関係なく使用可能
  • 「増量オプションⅡ」に加入すれば+550円(税込)で容量追加可能

UQモバイルは、繋がりやすいau回線を安く利用できるauのサブブランドです。最新のiPadが購入した場所に関係なく使用可能で、5G対応端末なら5G通信もできます。

データ容量が最も大きいプランは「くりこしプランL+5G」の25GBですが、「増量オプションⅡ」に加入すれば+550円(税込)で5GB追加できます。

現在「増量オプションⅡ」が7ヶ月間無料になるキャンペーンを終了日未定で開催中なので、半年以上お得に回線を利用できるでしょう。

また「くりこしプランL+5G」なら、データ容量を使い切ったあとも最大1Mbpsの速度で使い続けられます。最大1Mbpsは、SNSの利用や音楽のストリーミング再生なら利用可能な速度です。

UQモバイルは、全国2,700店舗以上でスタッフによるサポートが受けられます。iPadの初期設定ができるか不安という人は、来店予約をして店舗に行きましょう。

プラン名容量料金(税込)
トクトクプラン1GB990円
15GB2,178円
コミコミプラン20GB+10分以内の通話3,278円
ミニミニプラン4GB1,078円

OCNモバイルONE

出典:OCNモバイルONE

OCNモバイルONEは、2023年6月26日(月)をもって、新規申し込みおよびSIMの追加申し込みの受付を終了しました。

おすすめポイント

  • データ通信専用SIMカード10GBなら1GBあたり162.8円(税込)
  • 最新iPad(SIMフリー版)が動作確認済み
  • 「容量シェア」で最大5回線とデータを分け合える

OCNモバイルONEは、ドコモ回線を利用している主要MVNO6社で4期連続・総合1位評価を獲得した実績のある格安SIMです。オンライン以外に、全国のドコモショップでも申し込めます。

SIMフリー版の最新iPadが全て動作確認済みなので、購入したばかりの端末も使用可能です。

スマホとiPadをOCNモバイルONEで契約すれば、データ容量を分け合える「容量シェア」を活用して無駄なく使用できるでしょう。

契約時の料金プランは、データ通信専用SIMカードで10GBが最大容量です。「OCN アプリ経由」で手続きすれば、1GBあたり550円(税込)で容量を追加できます。

データ容量音声SIMSMS対応SIMデータSIM
500MB550円--
1GB770円--
3GB990円990円858円
6GB1,320円1,320円1,188円
10GB1,760円1,760円1,628円

ワイモバイル

ワイモバイル
出典:ワイモバイル

おすすめポイント

  • 25GBのシンプルLプランなら1GBあたり166.32円(税込)
  • 「12.9インチiPad Pro(第5世代)」「iPad Air(第5世代)」などが5G通信で使用可能
  • 2回線目は月額1,188円割引でお得

ワイモバイルは、品質のよいソフトバンク回線を使用できるソフトバンクのサブブランド。

25GBのシンプルLプランは月額4,158円(税込)ですが、スマホの副回線としてiPadの回線契約をするなら、月額2,970円(税込)で利用できます。

最新の「12.9インチiPad Pro(第6世代)」「iPad(第10世代)」は動作確認済みではありませんが、それぞれ1世代前の機種は使用可能です。

購入元に限らず、どのiPadも利用できるので、他社で購入したiPadを所有している場合でも乗り換えやすいでしょう。

なお、ワイモバイルでは全国にある約2,600店舗での申し込みが可能です。有料ですがデータ移行サポートも受けられるので、操作に不安がある人にも向いているでしょう。

プラン シンプル2 S シンプル2 M シンプル2 L
データ容量 4GB 20GB 30GB
月額料金
(税込)
2,365円 4,015円 5,115円
おうち割光セット(A) -1,100円 -1,650円 -1,650円
PayPayカード割 -187円 -187円 -187円
割引適用後料金 1,078円 2,178円 3,278円
総データ利用量が
1GB/月以下の場合
- 1,078円 1,078円

注目!
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格安SIMに切り替えると
どのくらいおトクなの?
現在、月々のスマホ代が だとしたら
格安SIMに替えると
月々0,000円もおトク!
3GBプランの安値上位10社の平均値
をもとに算出
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BIGLOBEモバイル

出典:BIGLOBEモバイル

おすすめポイント

  • データプラン30GBなら1GBあたり247.5円(税込)
  • 使用状況によっては通信費をより安くできる
  • 現行モデル「11インチiPad Pro(第4世代)」「iPad(第10世代)」も動作確認済み

BIGLOBEモバイルは、使用状況によっては非常に安く回線を使用できる格安SIMです。

通常の料金プランは、データ容量30GBで月額7,425円(税込)ですが、50GBで月額2,728円(税込)の「donedone」も選べます。

donedoneのプランは、いつでも通信速度が最大3Mbpsに制限されるものと、選んだ3つの対象アプリのみ速度制限なしで利用できるプランの2種類。

「速度制限されるのは困る」「対象アプリ3つは少ない」と感じるなら、通常のデータプランに「エンタメフリー・オプション」を追加する方法がおすすめです。月額1,078円(税込)で全21種類の対象サービスが、どれだけ使用しても通信量がノーカウントになります。

YouTubeやSpotify、U-NEXTなど、自分がよく利用するものが対象サービスに含まれていれば、よりお得にiPadを利用できるでしょう。

データ容量月額料金
(税込)
データプラン
(データ通信のみ)
3GB990円
6GB1,595円
12GB2,970円
20GB4,950円
30GB7,425円
donedone(ドネドネ)50GB2,728円
エンタメフリー・オプションデータSIMの場合1,078円

iPadを格安SIMにするメリット・デメリット

格安SIMでiPadを使う場合、メリットだけでなくデメリットもあります。プラス面・マイナス面を把握して、総合的に格安SIMでiPadを使うか検討しましょう。

メリット

格安SIMでiPadを使うメリットは、主に3つあります。

格安SIMでiPadを使うメリット

  • 通信費を抑えられる
  • iPad単体でデータ通信ができる
  • 独自のオプション・サービスが利用できる

メリット1.通信費を抑えられる

大手キャリアと比較すると、iPadの回線を格安SIM・ブランドで契約したほうが毎月の通信費を安く抑えられます。

たとえば、auの「タブレットプラン50 5G/4G」は、50GBで月額5,280円(税込)なので1GBあたり105.6円(税込)となる計算です。一方、楽天モバイルならデータ無制限で月額3,278円(税込)なので、データ容量を気にせず低価格で回線が使用できます。

1GBあたりの金額が格安SIMのほうが高い場合でも、使用状況に合わせたデータ容量で契約できるので、多くの場合で格安SIMのほうがお得です。

どの通信業者と契約しようか迷ったら、まずはデータ通信量を節約できる仕組みがないかを確認してください。次に、オプション料金と自分に適したデータ容量プラン料金を合計して、比較しましょう。

メリット2.iPad単体でデータ通信ができる

iPad端末で格安SIM・キャリア回線を契約すれば、iPad単体で回線を使用できるようになります。WiFiやスマホのテザリング機能を使用する必要がなくなるので、使いやすくなるでしょう。

特にスマホのテザリング機能を使用していると、スマホのバッテリー残量が減りやすくなったり、通信速度が遅くなったりするデメリットがあります。

今までWiFiで接続していた場合もWiFiスポットを探す必要がなくなるので、iPadで回線契約をしたほうが利便性が高くなるでしょう。

メリット3.独自のオプション・サービスが利用できる

格安SIMでは、多くの独自サービスを用意しています。たとえば、本記事で紹介した「UQモバイル」「イオンモバイル」などでは、高速通信のON/OFFが切り替えられるサービスが利用可能です。

低速モードで使用している限りデータ容量を消費しないので、場合によってはワンランク下のデータ容量プランで契約できるでしょう。

また「BIGLOBEモバイル」には、対象サービスが使い放題になる「エンタメフリー・オプション」があります。iPadで対象サービスを主に使う場合には「エンタメフリー・オプション」への加入で通信費の節約が可能です。

スマホとセットで2回線目の月額料金が割引になるサービスもあるので、活用すれば大手キャリアよりも安くiPad回線を使用できるでしょう。

デメリット

メリットが非常に魅力的な格安SIMですが、デメリットもあります。

格安SIMでiPadを使うデメリット

  • iPadを購入できない場合が多い
  • 全てのiPadが動作確認済みとは限らない
  • SIMロックを解除する必要がある

デメリット1.iPadを購入できない場合が多い

格安SIMでは、iPad端末を販売していない場合が多いです。販売している場合でも、最新端末の購入は難しいと考えてよいでしょう。回線と同時にiPad端末の購入ができないのは、デメリットといえます。

ただし販売している場合には、大手キャリアよりも安く購入できることも珍しくありません。端末購入と同時に回線申し込みをしたい場合には、安くiPadが購入できる格安SIMを探してみるのもよいでしょう。

デメリット2.全てのiPadが動作確認済みとは限らない

格安SIMでは、全てのiPad端末が使用できるとは限りません。最新モデルや古い機種、購入した場所によって、動作確認ができていない端末があります。

手持ちのiPadやこれから購入するモデルが、契約しようとしている格安SIMで動作確認済み端末に含まれているか、必ず確認しましょう。

動作確認済み端末は、各格安SIM・キャリアの公式ページで確認できます。

デメリット3.SIMロックを解除する必要がある

ドコモ・au・ソフトバンクで購入したiPadは、SIMロックがかかっている場合があります。

SIMロックとは、端末を購入した回線しか通信できないようにする制限のこと。もし購入したiPadにSIMロックがかかっているなら、SIMロック解除手続きをする必要があります。

SIMロック解除は、購入したキャリアのマイページにアクセスすれば無料でのオンライン手続きが可能です。

自分での操作が難しい場合には、各キャリアの店舗でスタッフによる解除もできます。ただし、各キャリアで手数料が3,300円(税込)発生するので注意しましょう。

iPadを格安SIMにするのはおすすめ?

iPadの回線を格安SIMで契約するのは、多くの場合でおすすめです。ただし、全ての人に向いているわけではありません。

ここでは、格安SIMの利用をおすすめする人とおすすめしない人の特徴を紹介します。

おすすめする人

次の3つにひとつでも当てはまるなら、iPadの回線を格安SIMで契約するとよいでしょう。

おすすめする人の特徴

  • なるべく通信費を抑えたい人
  • サポートがなくても端末操作ができる人
  • 自分にぴったりのデータ容量で契約したい人

格安SIMのほうが大手キャリアよりも月額料金が安いので、通信費を節約できるでしょう。使用状況によっては、独自オプション・サービスを活用することで、少ないデータ容量プランで契約できます。

サービス内容と月額料金を比較すれば、自分にとって最もお得にiPadを利用できる格安SIMを選べます。

ただし、大手キャリアのような手厚いサポートは期待できません。実店舗が少なかったり、店舗スタッフのサポートが受けられなかったりする場合もあるので、注意が必要です。

もし申し込み手続きやiPadの初期設定操作に不安があるなら、実店舗でサポートしてもらえるキャリアや一部格安SIMを選びましょう。

データ容量が細かく設定されている格安SIMでは、無駄のないデータ容量を選びやすい点もメリットです。iPadの通信量に応じて、最適なプランの用意がある格安SIMを選びましょう。

おすすめしない人

次の3つにひとつでも当てはまるなら、iPadの回線を格安SIMで契約するのはおすすめできません。

おすすめしない人の特徴

  • 安定した回線速度を求めている人
  • 端末購入と同時に回線契約したい人
  • 手厚いサポートを受けたい人

格安SIMでは、大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しています。格安SIMによって一度に流せるデータ量が決まっており、回線が混雑する時間帯は大手キャリアよりも回線速度が落ちるので注意が必要です。

いつでも安定した速度で回線を使用したいなら、格安SIMよりも大手キャリアで契約したほうがよいでしょう。

また、多くの格安SIMではiPadを販売していません。販売していても最新モデルは購入できないケースが多いので、端末購入と同時に回線を契約したい人も、大手キャリアを利用しましょう。

手厚いサポートを受けたい人も、大手キャリアでの契約がおすすめ。全国の実店舗でスタッフに教えてもらいながら、申し込み手続きや初期設定が可能です。

iPadで使う格安SIMの選び方

iPadで使う格安SIMを選ぶ際には、次の3点に着目すると大きな失敗を防げるでしょう。

iPadで使う格安SIMの選び方

  • コスパがよいか
  • 自分にとって使いやすいか
  • 機種が動作確認済みか

選び方1.コスパがよいか

iPadの回線をなるべく安く抑えたいと格安SIMでの契約を検討しているなら、コスパのよさで選びましょう。単純に価格が安いだけでなく、通信速度やサービス内容も含めて判断する必要があります。

また、自分にとって有効なオプションに加入すれば、最も安いデータ容量プランでの契約も可能です。オプションやサービスを活用すればより、安く回線を利用できるでしょう。

選び方2.自分にとって使いやすいか

使い勝手も、格安SIMを選ぶ上で重要なポイントです。

たとえば「mineo」には「マイネ王」というmineoユーザーと交流できるサービスがあり、不明点を掲示板で質問できます。

また、データ容量を使い切っても通信速度制限時の速度が最大1Mbpsなら、低速時でもインターネットやSNSの閲覧が可能です。

低速ならデータ容量を消費しないサービスがある場合、高速・低速を簡単に切り替えられると、手間なくデータ容量の節約ができるでしょう。

選び方3.機種が動作確認済みか

格安SIMによって、動作確認ができていないiPadのモデルがあります。所有しているiPadが、契約しようとしている格安SIMで使用できるか、必ず契約前に確認しましょう。

動作確認済み端末は、各格安SIMの公式ページの「よくある質問」を検索すると、該当ページに誘導してくれるケースが多い傾向です。

iPadを格安SIMで使う方法

格安SIMでiPadを使う手順は、大きく3ステップです。

格安SIMでiPadを使う手順

  1. iPadを用意する
  2. 格安SIMと契約する
  3. 初期設定をする

手順1.iPadを用意する

格安SIMと回線契約をする前に、iPadを用意しましょう。すでに所有している場合は、所有端末が格安SIMの動作確認済み端末に含まれているかを、必ず確認してください。

これから購入する場合は「Wi-Fi+Cellularモデル」を選ぶ必要があります。「Wi-Fiモデル」のほうが本体価格は安いものの、格安SIM回線を使用できません。

また、できれば「SIMフリー版」の購入がおすすめです。SIMフリー版は、Apple Storeや家電量販店で購入できます。

新たに購入した場合も、各格安SIMの公式ページで動作確認済み端末であることを必ず確認してください。

手順2.格安SIMと契約する

iPadを購入し、動作確認済み端末であることを確認したら、格安SIMと回線契約をしましょう。

ほとんどの格安SIMでは、簡単にオンラインでの回線契約が可能です。各格安SIMの公式ページにアクセスし、申し込みボタンから画面の案内に沿って手続きを進めましょう。

契約時には「本人確認書類」と「支払い先情報」が必要です。使用できる本人確認書類や支払い方法は格安SIMによって異なります。申し込み前に準備しておくと、スムーズに手続きできるでしょう。

手順3.初期設定をする

申し込み手続きが完了すると、数日後にSIMカードが届きます。初期設定をする前に、届いたSIMカードをiPadに挿入しましょう。

SIMカードは、端末の側面にあるSIMトレイをSIMピンを使って引き出して挿入します。挿入する際は、端末の電源を切ってください。

SIMカードをセットできたら、端末の電源を入れてからWiFiに接続し、初期設定をしましょう。

まず、回線契約をした格安SIMから共有される「APN構成プロファイル」をダウンロードします。ダウンロードした「APN構成プロファイル」を、端末の指示に従ってインストールすれば、初期設定は完了です。

初期設定が完了したら、端末を再起動し、インターネットに接続できるか確認しましょう。もし接続できなければ、電源を切ってSIMカードの抜き差し後、再度接続できるか確認してみてください。

iPadを格安SIMで使う際の注意点

iPadを格安SIM回線で使う際、次の3点に注意しましょう。

注意点

  • 「Wi-Fi+Cellularモデル」を購入する
  • 動作確認済み端末であることを確認する
  • データ通信専用プランを選ぶ

注意点1.「Wi-Fi+Cellularモデル」を購入する

iPadには「Wi-Fi+Cellularモデル」と「Wi-Fiモデル」の2種類あります。

「Wi-Fiモデル」のほうが安いのですが、契約した格安SIM回線を使えません。必ず格安SIM回線が利用できる「Wi-Fi+Cellularモデル」を選んでください。

注意点2.動作確認済み端末であることを確認する

格安SIMでは、全てのiPadモデルが利用できるわけではありません。

最新のiPadや古いモデルは使えない場合があるので、回線契約したいiPadが動作確認済み端末かを契約前に確認しておきましょう。

注意点3.データ通信専用プランを選ぶ

iPadを回線契約すると電話番号が付与されますが、iPadの電話番号に発信しても通話はできません。電話番号を利用した「SMS」も非対応です。

iPad単体では通話ができないので、音声通話ができるプランとデータ通信専用プランが分かれている場合、データ通信専用プランを選びましょう。

音声通話ができるプランとデータ通信専用プランを比較すると、データ通信専用プランのほうが月額料金が安いので、通信費を節約できます。

iPadを格安SIMで使う際のQ&A

iPadを格安SIM回線で使う際に、多くの人が感じる疑問を3つピックアップしました。格安SIMを契約する前に、不明点は解消しておきましょう。

Q.iPadで音声通話やSMSは利用できる?

iPad単体では、音声通話やSMSでのメッセージのやりとりはできません。

iPadを回線契約すると電話番号が付与されますが、付与された電話番号に発信しても、iPadでは着信できないので注意しましょう。

音声通話つきプランより安い「データ通信専用プラン」がある場合には、通信費を節約できる「データ通信専用プラン」での契約がおすすめです。

Q.どのiPadでも格安SIM回線を使える?

格安SIMによって、所有しているiPadモデルが動作確認済み端末に含まれていないケースがあります。回線契約する前に、格安SIMの公式ページに掲載されている動作確認済み端末を確認しましょう。

また、動作確認済み端末に含まれていても「Wi-Fiモデル」では回線を使用できません。これからiPadを購入する場合には必ず「Wi-Fi+Cellularモデル」を選びましょう。

Q.iPadにSIMトレイが見つからない

iPadのSIMトレイは、本体の側面にあります。トレイの横には丸い小さな穴があり、この穴にiPad購入時に付属していたSIMピンを差し込めばSIMトレイの引き出しが可能です。

どんなに探してもSIMトレイが見つからない場合、所有しているiPadが「Wi-Fiモデル」の可能性があります。「Wi-Fiモデル」にはSIMカードの差し込み口がなく、格安SIM回線は使用できません。

iPadの格安SIM利用のまとめ

今回は、iPadで回線契約する際におすすめの格安SIMと、iPadで格安SIM回線を利用するメリット・デメリットなどを詳しく解説しました。

この記事でわかったこと

  • データ上限を気にせずiPadを使いたいなら「楽天モバイル」がおすすめ
  • iPadを販売している格安SIMは少ない
  • 回線契約前に各社の「動作確認済み端末」を確認する必要がある
  • 「Wi-Fi+Cellularモデル」でないと回線を使用できない

データ使用量を気にせず動画を視聴したりゲームをプレイしたりしたいなら、データ無制限の「楽天モバイル」がおすすめです。安定した回線でたっぷりデータを使用したいなら、大盛りオプションを追加した「ahamo」も安く回線を使用できます。

格安SIM各社でiPadの動作確認済み状況が異なるので、契約前には必ず所有している端末がその格安SIMで使用できるか確認しましょう。

これからiPadを購入するなら、回線を使用できる「Wi-Fi+Cellularモデル」を選んでください。Apple Storeや家電量販店で購入できる「SIMフリー版」なら、スムーズに格安SIM回線を使用できます。

格安SIMによってサービス内容やオプションが異なるので、iPadの使用状況に応じて自分にとって最もコスパのよい格安SIMを選びましょう。

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