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hi-ho LTE typeD エントリーは2GB月額770円!

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SIM

hi-hoが2015年5月1日から新たに「エントリープラン」をスタートさせます。これは月額770円で2GBの高速データ通信が可能なプランです。MVNO各社は、近年高速データ通信容量を拡大する手法でサービスの拡充を図ってきましたが「機能を縮小して料金を安くする」という考え方は「ありそうでなかった」ものと言えます。

MVNOブランド「hi-ho」を運営する株式会社ハイホーは、同社が展開する格安SIMサービス「hi-ho LTE typeDサービス」で新たな料金プラン「hi-ho LTE typeD エントリー」の提供を開始する、と発表しました。この料金プランは月2GBまでの高速データ通信を月額770円で利用出来る、というものです。

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hi-ho新料金プランの概要

それではまず今回発表された「hi-ho LTE typeD(ハイホー) エントリー」の概要とその意味について見ていきましょう。

2GBで月額770円

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出典:hi-ho Inc.

今回新たに追加される料金プラン「hi-ho LTE typeD エントリー」は、月2GBまでの高速データ通信を月額770円で利用することが出来るものです。SMS機能をつける場合はプラス140円の月額910円、音声通話機能をつける場合はプラス700円の月額1470円となります。

なお、音声通話料金はhi-hoの他の料金プランや他のMVNO同様20円/30秒となっており、1年間の最低利用期間が設定されています。

これにより、hi-hoの料金プランは以下のようなラインナップになります。



hi-ho料金プラン(2015年5月1日改訂予定)
プラン名
エントリー
ミニマム
スタート
ミニマム
スタート
1年パック割
アソート
ファミリー
シェア
高速データ通信容量2GB3GB3GB3GB10GB
データ通信専用SIM(SMS機能なし)770円933円10000円1409円2838円
データ通信専用SIM(SMS機能つき910円1073円月140円1549円2978円
音声通話対応SIM1470円1633円月700円2109円3538円
通信速度下り最大225Mbps/上り最大50Mbp下り最大225Mbps/上り最大50Mbp下り最大225Mbps/上り最大50Mbp下り最大225Mbps/上り最大50Mbp下り最大225Mbps/上り最大50Mbp

「そこそこ使えて少しでも安く」を望む人にはお勧め

ここ最近、MVNOの料金やサービス内容の競争は過熱の一途にあります。特に2015年4月は多くのMVNOが料金やサービス内容の改訂に踏み切り、データ通信専用SIMで「3GB月額900円」というのが各社の概ね平均的なプランになりつつあります。

MVNOのサービス内容の改訂は、これまで「料金を安くする」という方向よりも「高速データ通信量を多くする」という方向で進められてきました。「3GB月額900円」という平均的なプランも、その前は「2GB月額900円」、その半年ほど前は「1GB月額900円」だったのです。

これは「本当はもっとたくさん使いたいのに、通信速度が落ちるのが嫌だから節約しながら使っていた」というユーザーにとっては好ましい状況でしょう。約1年前に比べると、今では月に可能な高速データ通信量が3倍にもなっているわけです。

しかし一方で「1GBですら使い切れない」「2GBもいらない」「だったら料金を安くして欲しい」というユーザーがいるのもまた事実です。MVNOはキャリアの半分から3分の1程度の月額コストで運用出来ることから「スマホはそんなに使わないけど、とにかく少しでも安く使いたい」というユーザーは常に一定数はいることが考えられますが、そのようなユーザーがやや置き去りにされてきた感がありました。料金だけを考えれば更に安い料金プランを持つMVNOはありますが、そのようなプランでは高速データ通信が出来ないものがほとんどです(下り最大200Kbpsなど)。「安い方がいい」「けどネットはサクサク見たい」というユーザーにとっては現実的なプランとは言えませんでした。

hi-hoは2015年4月にサービス内容を改定していますが、その際は2GB月額933円の「ミニマムスタートプラン」を3GBに増量しました。今回2GB月額770円の「エントリープラン」が登場したことで、hi-hoは旧ミニマムスタートプランを中心に「料金はそのままで高速データ通信容量を増やす」という選択肢と、「高速データ通信容量はそのままで料金を安くする」という選択肢の2つをユーザーに提供した、という見方も出来るわけです。これは高速データ通信容量の拡大一辺倒だったMVNOのサービス改訂に一石を投じることになるかもしれません。

他社のサービスとの比較

次に「hi-ho LTE typeD エントリー」と比較検討の対象になると思われる他社の料金プランを考えてみたいと思います。

DMM mobileは「ほぼ同額」

 DMM mobile
出典:DMM

DMM mobile(DMMモバイル) は2015年3月26日にサービス内容を改訂し、即日実施に踏み切りました。この時の目玉となったのが「全プラン業界最安値」というものでした。今後他社に抜かれた場合でも、更に安い料金プランの提案に挑戦する、と宣言しています(基本料金のみを対象にし、原価割れをする場合は除く)。

そしてこのサービス改訂時に新たに登場したのが2GBの料金プランでした。

DMM mobileの2GBのプランはデータ通信専専用プランで月額770円と、今回hi-hoから発表された「エントリープラン」と全く同額になります。音声通話対応プランも月額1470円とこれまた全く同額です。ただし、データ通信専用SIMにSMS機能をつけた場合のみ、DMMmobileはhi-hoよりも10円高い月額920円となってしまいます。これはSMS機能を追加する際の料金がhi-hoでは140円なのに対して、DMMmobileでは150円と10円高いことが原因です。

なお、DMMmobileの全プラン業界最安値宣言はあくまでも基本料金についてのものなので、現時点で2GBのプランで業界最安値なのは動きません。そしてhi-hoのエントリープランはそれに並んでいる、ということになります。単純に料金だけを比較した場合、どちらを選んでも問題はなさそうです。

しかし音声通話対応プランの利用を考えている方は1つだけ注意が必要なことがあります。それは「最低利用期間」と「違約金」です。

MVNOの音声通話対応プランの多くは、「契約したら最低でもこれだけの期間は使って下さい」という「最低利用期間」が設定されています。そしてその期間になる前に解約する場合、各社によって表現は異なりますが、「違約金」を支払う必要があります。

この条件はMVNOによってまちまちですが、最低利用期間はhi-hoが「1年」、DMMmobileが「12か月」となっています(事実上同じ)。違約金ですが、hi-hoは「解約手数料」という名目で「利用残月数×1,000円」が徴収されるのに対して、DMM mobileは同じく名目は「解約手数料」で金額が「9000円」となっています。

このことから、3か月以内に解約する場合はDMM mobileの方が有利で、それ以降に解約する場合はhi-hoの方が有利、ということが言えます。極端な話し、12か月目に入ったところで解約した場合、hi-hoは1000円で済むのに対してDMMmobileはなお9000円かかる、ということです。

即解約する前提で音声通話対応プランを契約する、ということはそうそうないと思われますが、「実際に使ってみてダメだったら解約しよう」というつもりで契約する場合は少々注意が必要な点と言えます。

楽天モバイルの「ベーシックプラン」の方が安いが・・・

高速データ通信量ではなく月額料金にフォーカスして考えてみると、hi-hoのエントリープランを下回る安さで使えるものはいくつか存在します。

その1つが例えば楽天モバイル の「ベーシックプラン」です。

 楽天モバイル
出典:Fusion Communications Corp.

このプランはデータ通信専用プランで月額525円、SMS機能をつけると月額645円、音声通話機能をつけても月額1250円と、hi-hoに比べると約200円から250円程度安い料金で利用することが出来ます。

ただしデータ通信速度が最大で200Kbpsです。

hi-hoは下り最大225Mbpsなので、文字通り「桁が違う」ということになります。その代わり楽天モバイルのベーシックプランは月間のデータ通信容量の上限がありません。つまり事実上「使い放題」ということになります。

「桁違いの遅さなのであれば意味ないじゃん」という声が聞こえてきそうですが、よくよく利用状況を振り返った上で考えると必ずしもそうとは言い切れません。

例えばネットの利用がメールやSNS(ツイッターやフェイスブック等)の利用、あるいはサイトの閲覧等に限られている場合、楽天モバイルの200Kbpsという通信速度で利用してもそれほど大きな問題はないはずです。もちろんhi-hoのような高速データ通信対応のSIMで利用した方が快適なのは言うまでもありませんが、そうそう我慢出来ないほど遅いということはありません。「多少速度が遅くても安い方がいい」という向きには十分検討の余地があると言えます。

「スマホ(携帯)は一応持っているだけ」「電話もメールも受信が専門」のような、ほとんどスマホを使わない音声通話対応SIM利用者の方も楽天モバイルは候補の1つとして考えておくべきです。そもそも通信をほとんど行わないのであれば、通信速度の速い遅いは関係ありませんし、いざという時に電話が使える状態にしておくためにMVNOの格安SIMを利用するのであれば少しでも安い方が良いでしょう。

逆に、安いからといって安易に楽天モバイルに飛びついてはいけないのが「Youtubeのような動画サイトやゲームを頻繁に利用する」という方です。200Kbpsという速度でYoutubeを見ると、ほぼ確実に再生中に動画が何度も止まります。スムーズに視聴することは非常に難しいと考えた方が良いでしょう。ゲームについては、プレイ中に大量のデータ通信を行うものとそうでないものがありますので一概には言えませんが、少なくともアプリのダウンロードや、初期設定に伴って行われるデータのダウンロード等には大容量の通信が発生することが多いので、色々と支障が出てきます。動画やゲームを利用する機会が多い方は、数百円の負担増にはなってもhi-hoのエントリープランを選択した方が無難であると言えます。

最近は自宅や会社等にWi-Fi環境が整っているという方も多いと思いますので、これらも上手に組み合わせればより一層快適に使うことが出来ると思います。これはhi-hoのエントリープラン、楽天モバイルのベーシックプランに限らず、全てのMVNOユーザーに言えることでしょう。

hi-ho LTE typeD エントリー まとめ

今回発表されたhi-hoのエントリープランは「高速データ通信は使いたいけど、それほど頻繁に使うわけではない」というライトユーザーにお勧めのプランと言うことが出来るでしょう。あえて高速データ通信量を少なくして料金を下げるという手法は、ユーザーのニーズが多様化しつつあるMVNO業界にとっては1つの流れになる可能性があり、ユーザーとしても様々な選択肢が増えるので非常に好ましい状況と言えるのではないでしょうか。