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コンビニやホームセンターで買える格安スマホ「Fastfone」登場!

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SIMフリースマホ

電化製品や雑貨のプライベートブランド商品の企画・開発・販売等を手掛ける株式会社ドウシシャは、2015年7月下旬よりコンビニやホームセンター、ディスカウントストアなどの店頭でスマートフォンと格安SIMカードをセットにした「FastFone(ファストフォン)」2機種を発売すると発表しました。

電化製品や雑貨のプライベートブランド商品の企画・開発・販売等を手掛ける株式会社ドウシシャは、2015年7月下旬よりコンビニやホームセンター、ディスカウントストアなどの店頭でスマートフォンと格安SIMカードをセットにした「FastFone(ファストフォン)」2機種を発売すると発表しました。

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そこで今回はファストフォンの概要と、今回格安SIMカードとセットで販売される2つの端末についてご紹介していきます。

ファストフォンの概要

「ファーストフード感覚」で「手軽に」

ファストフォンの最大の特徴はコンビニやホームセンター、ディスカウントストアといった身近にあるお店で購入出来るということです。

 ファストフォン
出典:DOSHISYA CORPORATION

現在MVNOの格安SIMを入手しようとすると、MVNOのサイトやアマゾンなどのネットを通じて購入するか、大手家電量販店、わずかではありますがMVNO各社が独自に出店しているショップで購入するかのいずれかになります。

しかしネットで購入する場合はパソコンやインターネットにある程度精通している必要がありますし、大手家電量販店やMVNOのショップは大都市圏にしかありません。「格安SIMとやらを使えば毎月の携帯電話料金が安くなるのはわかるけど、難しいしどこで買えるのかもよくわからない」という人は意外に多いと思われます。

このような人たちにとって、全国にあまねく出店しているコンビニはもちろん日々日用品などを買いに出かけるホームセンターやディスカウントストアの店頭で買える、というのはとてもわかりやすく、買いやすい形といえます。今まで二の足を踏んでいたスマホ初心者層や高齢者層が格安SIMや格安スマホを購入するきっかけになるかもしれません。

料金プランが超シンプル

ファストフォンの料金プランは超シンプルで、「データ通信専用SIMのみ」「高速データ通信は月3GBのプランのみ」となっています。従って料金プランを選ぶ際に(良くも悪くも)迷うことが一切ありません。音声通話プランはありませんので、電話を多用する人は注意が必要です。ただし050で始まる電話番号が付与されるIP電話アプリが提供されますので、音声通話の発着信自体は可能となっています。

ちなみに料金はSMS機能付きで月1512円となっています。通信速度は下り150Mbps、上り37.5Mbpsとなっており、月3GBを超えると200Kbpsに速度制限されます。

格安なSIMフリースマホとセット販売

ファストフォンはSIM単体での販売は行わず、SIMフリースマホとのセット販売という形になります。

現在セット販売される端末として発表されているのはコヴィアの「FLEAZ F4S」とZTEの「Blade Vec 4G」の2機種です(端末の詳細は後述)。

 ファストフォン
出典:DOSHISYA CORPORATION

この「SIMカードと端末のセット販売」というのはまさにドコモやauといった既存のキャリアの販売手法と全く同じなわけで、格安SIMやSIMフリースマホに詳しくない人や初心者にとっては違和感なく受け入れられるスタイルと見ることも出来ます。   

ファストフォンはどんな人にお勧めなのか

これはずばり「高いキャリアの料金が嫌で格安SIMが使えるMVNOに乗り換えたいけど、難しいことはよくわからないからとりあえず安くなれば何でもいい」という人です。

料金プランは一択、使える機種は二択なのでほとんど何も悩む必要はありません。

冒頭にも触れたように身近なコンビニやホームセンターで購入することが可能なので「とりあえず格安SIM(格安スマホ)を使ってみたい」という人にとってのファーストチョイスにはピッタリでしょう。最低利用期間や違約金の規定もないので、まずは数か月使ってみて、不満な点があった場合はそれを解消してくれる他のMVNOの格安SIMに乗り換える、というのもアリだと思います。その場合でもセットで購入した端末は手元に残るので、他社の格安SIMを入れて使うことが出来ます。

ただし料金は正直なところ割高です。

参考までに現在月3GBで最安値なのはDMM mobile(DMMモバイル) で、データ通信専用SIM+SMSオプションで月額850円+150円=1000円です。楽天モバイル (月3.1GB)は月額900円+120円=1020円、IIJmio(みおふぉん) は月額900円+140円=1040円となっていますので、500円弱高い計算になります。1円でも安い料金で使いたい人にとってファストフォンは選択肢から外れることになるでしょう。

音声通話プランがない点は、電話を多用する人にとってネックになるかもしれません。IP電話のアプリが使えるので音声通話自体は可能ですが、通話品質の点や使い勝手の点などで090や080で始まる電話と全く同じように使えるわけではありません。「とりあえず使える」という程度で考えておいた方が無難と言えます。

月3GBの高速データ通信容量があれば「メールやLINEのメッセージ、天気予報やニュースチェック、たまに動画試聴やゲーム」といった程度の使い方なら十分足りると思います。より効率良く使いたい場合は自宅のWi-Fiと組み合わせて使用するとなお良いでしょう。   

ファストフォンで販売される格安スマホ

FLEAZ F4s

まず最初は「FLEAZ F4s」、これは株式会社コヴィアが「Covia」というブランドで出している格安SIMフリースマホです。

 FLEAZ F4S
出典:DOSHISYA CORPORATION

格安SIMフリースマホは中国のメーカーが作ったものが多いですが、コヴィアは横浜に本社を置くれっきとした日本のメーカーです。生産自体は海外の工場に委託していますが、商品企画は日本で行っているために製品のクオリティは非常に高いといわれています。

ファストフォンのサイトでは「FLEAZ F4s」を「手頃なやさしいスマホ」称していますが、「必要最低限な機能のみに絞ったシンプルなスマホ」と呼ぶのが妥当なところでしょう。

OSこそAndroid4.4に対応していますが、対応している通信方式は3GのみでLTE通信は出来ません。ファストフォンのSIMは下り最大150Mbpsの速度に対応していますが、3G通信ではどんなに早くても14Mbps程度しか出ません。メールの送受信やサイトの閲覧程度であれば問題はありませんが、大容量の動画の再生がスムーズにいかなかったり、ゲームデータのダウンロードに時間がかかったりする場合があります。

メモリも512MBしかありませんので、一度に複数のアプリを起動させるとスマホの動きが非常に重たくなったりフリーズしてしまうことがあります。

メールをする、テキストや画像を主体としたサイトを閲覧する、LINEのメッセージをやり取りする、といった一般的な使い方をしている分には全く問題ありませんが、動画をダウンロードする裏でゲームをするような「スマホをバリバリに使いこなしたい」という人にとって「FLEAZ F4s」は向いていません。

しかし「FLEAZ F4s」の「コンパクトさ」は特筆すべきものがあります。

「FLEAZ F4s」の画面は大きさが4インチしかありません。最近のスマホは画面の大型化が進んでいますが、画面が大きくなるということは端末自体も大きくなり、ひいては持ちにくい、ということに繋がります。子供や手の小さな大人、握力の小さい女性やお年寄りにとって「FLEAZ F4s」はとても持ちやすい仕上がりとなっています。

男性のスーツやワイシャツの胸ポケットにすっぽりと収まってしまうという点もポイントです。

本稿執筆時点で端末価格は未発表ですが、恐らく2万円を切る価格で登場するものと思われます。格安スマホとは言えこの価格帯のものはあまりないため、貴重な存在と言えます。   

ZTE Blade Vec 4G

もう1つが中国のZTE社製の「ZTE Blade Vec 4G」です。中国製のスマホというと最も有名なのがファーウェイですが、ZTEはファーウェイと並ぶ大手通信機器メーカーです。

 Blade Vec 4G
出典:DOSHISYA CORPORATION

ファストフォンのサイトでは「ZTE Blade Vec 4G」を「機能もしっかりスマホ」と称していますが、これはあくまでも「FLEAZ F4s」と比較すれば、という意味です。

「ZTE Blade Vec 4G」は発売されたのは2014年8月当時でも決してハイエンドモデルというわけではありませんでしたし、今となってはどちらかと言えばエントリーモデルに近いスペックになります。「FLEAZ F4s」をあと2年使うのは厳しいかもしれませんが、「ZTE Blade Vec 4G」であれば何とか大丈夫です。長く使いたい人はこちらを選ぶべきでしょう。

「FLEAZ F4s」は3G専用モデルでしたが、「ZTE Blade Vec 4G」はLTE対応なので高速データ通信を存分に利用することが出来ます。スペックの割には非常に完成度が高いモデルと言われており、そこそこのヘビーユースにも十分耐えうる作りと考えて大丈夫です。

端末のデザインは角の丸みが少ない直線的なスタイルで、好き嫌いがあまり分かれることはないでしょう。画面の大きさは5インチと比較的大きめですが、決して持ちにくいということはありません。その理由は重量バランスが取れているので持っていても手にかかる負荷が均等に分散されること、端末の薄さが7.8mmと「薄すぎず厚すぎない」数字に収まっているということによります。

アマゾン等では22000円前後で売られていることが多いので、ファストフォンでも同じくらいの値段になることが予想されます。3万円以下のこの価格帯の格安スマホは3Gにしか対応していないことが多く、LTE対応でこの値段は安いと言えます。

Fastfone(ファストフォン)のまとめ

2015年5月のSIMフリー原則義務化をきっかけとしてかつてない脚光を浴びているMVNOの格安SIMですが、まだまだ「一部の限られた人たちだけが使っている」という感は否めません。

しかしファストフォンの登場でこの状況に風穴が開く可能性があります。これをきっかけに格安SIMや格安スマホの認知度がより広がり、ユーザーにとって望ましい状況になることが期待されます。